先日は、初中級者を主に対象にしたパート7の時間管理について書きましたが、今日は満点レベルを目指す方へのちょっとしたコツをご紹介します。どれも時間に余裕がないとできないことばかりなので、初中級者の方はまずは最後まで終わらせることを目標にしてください。
1. 間違いの選択肢も念のためチェックする
これは時間に余裕がないとできませんが、正解の根拠がやや弱い場合、間違いの選択肢が本当に間違いなのかをチェックすると、ケアレスミスが減ります。ただし、粘りすぎるのはよくないので、ある程度で見切りをつけ、「ちょっと怪しいな」と思った問題の解答用紙の問題番号に軽く印をつけておいて、200番まで終わって見直しをする際に、優先して見直します。一旦その問題から離れてからもう一回読むと、その時には気付かなかったミスに気づくことがあります。
2. 設問文と選択肢は丁寧に読む
これは意外と見落とされがちですが、何度も確認するくらい丁寧に読んだ方がいいです。受験者が設問文や選択肢の意味を取り違えるとミスしてしまうようにTOEICの問題は巧妙に作られているので、返り読みをしてもいいので、焦らずに最初から最後まで読んで、しっかり内容を把握することが大切です。私もバスの出発時刻を読み違えて間違えてしまった苦い経験があります。
3. 同義語問題をあなどらない
簡単だと思いきや、意外な落とし穴があります。この間のoverの同義語などは難しかったですよね。しっかりその語を本文に代入してみて、意味が通じるかを確認することが大切です。先入観で判断しないこと。
4. 正解の根拠は必ず本文にある
これは何度も書いているので細かい説明は割愛しますが、正解には正解の根拠となる部分が必ずあります。そうでないとテストの問題としては成立しません。それが見つからないのに、「なんとなく」答えを選んではいけません。また、1を併用するとミスが減ります。「これっぽいな。でも念のため他の選択肢もチェックしてみよう」というスタンスです。
と、こんな感じで精度を上げる工夫をすることが、上級者がさらにスコアアップするためには大切なのではと思います。
では、最後に一日一問です。先日の問題の復習です。
The news of the merger ------- in the skyrocketing stock price of Tex Corporation.
(A) have resulted
(B) resulted
(C) was resulted
(D) will be resulted
「覚えていますか~ resultが自動詞だってことを~」(マクロスのテーマのメロディーで)
はい。失礼しました。まず、resultはoccurのイメージですね。「生じる」わけですから、自動詞です。(C)や(D)の受け身を選んではいけません。(A)と(B)が残りますが、どっちが正解でしょうか。はたまたその理由は?
正解は、(B)です。正解を選ぶための根拠は、「主述の一致」です。この主語のThe newsは不可算名詞で常に単数扱いなので、has resultedならOKですが、have resultedはだめです。sが付くとなんでもかんでも複数形に見えたりするので、しっかり覚えておきましょう。
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