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1日1問TOEIC0122
さて、TOEICのパート5の定番と言えば、品詞問題です。まあ、「ひんし」と聞いて「品詞」を思い浮かべるのは受験生か英語の専門家ぐらいなものでしょう。「クイズ100人に聞きました」で質問したら、ほとんどの人が「瀕死」と書こうとして、やべ、漢字が書けないや、と思い直して「品詞」と書くかもしれませんが。

皆さんもご存じの通り、この品詞問題と言うのがTOEICでは毎回10-14問程度は出るわけです。かなり大きい配分比率ですよね。でもまあ私が思うに、上級者の方はほとんどこの品詞問題はミスしません。というのも、問われるのは、ほとんど名詞・動詞・形容詞・副詞だけだからです。まあそりゃたまに動名詞や不定詞、分詞が正解になることもありますが、これらを動詞や形容詞の一種と考えると、この品詞問題の四天王を倒せばいいわけです。

品詞は英語で、parts of speechですが、この四天王は、major parts of speechといって、いわば「チーム品詞」の一軍選手です。他の前置詞や関係代名詞や接続詞なんてのはminor parts of speechで二軍選手なんですね。まあそれだけ文中で重要な役割をするから一軍選手なわけですが、中でもTOEICによく登場するのが「副詞」です。

で、ふと思ったのですが、副詞のイメージって、「寅さん」ぽいんですよね。基本的には動詞を修飾するんだけど、気まぐれで形容詞を修飾したり、副詞を修飾したり、あるいは文全体を修飾したり、分詞を修飾したりもします。また、文頭に出たり、文中に出たり、文末に出たりと、どこに現れるかも神出鬼没です。「私は名詞しか修飾しないし、それ以外は補語にしかならないわ」という一途な形容詞とは大違いです。また、大抵の場合、文中になくても文章が成立してしまう、という悲しい存在でもあります。

なので、私の中では、基本的には「とらや」にいるんだけど、どこにいるのかも分からず、神出鬼没な「寅さん」のイメージとかぶります(こんなこと考えてる人いないだろうなあ)。家族としても、いたらいたで迷惑だったりするんだけど、いないと寂しい、ってところもますます「寅さん」に近いではありませんか(かなり強引なこじつけ)。

というどうでもいい雑談はさて置いて、今日の一日一問です。

Tex Moving Company does not present ------- over the phone but comes to your home to assess the job.
(A) estimates (B) estimated (C) estimate (D) estimating

残念ながら皆さんの予想に反し、選択肢に副詞はいません。旅に出ました。品詞問題もそうですが、こういう文法問題はまず文の構造を確認しなければいけません。主語が、Tex Moving Companyで、Vがdoes not present、空欄後が修飾語のover the phoneなので、空欄にはpresentの目的語となる名詞が必要です。ということは、名詞になれない(B)は不正解で、(D)は動名詞と考えても、estimateは基本的に他動詞なので、動名詞になるためには目的語が必要です。目的語がないと「どめいし」でございます(←しょーもなー)。

ということで、残る(A)と(C)は共に名詞になれますが、estimateは可算名詞なので、単数で使う場合は冠詞が必要です。空欄の前にanがあれば(C)が正解ですが、冠詞がないので複数形の(A)が正解となります。「Tex Moving Companyは、電話では見積もりを提示せず、どの程度の仕事量かをチェックするためにご自宅にお伺いします」が文意です。


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