当初はパートタイムでサラリーマン勤務を続ける予定だったのですが、私の退社後に、なんと前職の会社に「大リストラの嵐」が吹き荒れるという緊急事態が発生! 私は座敷わらしだったのかもしれません(そんなわけない) ということで、やむなくサラリーマンの道は断念し、果たして生きていけるのかは不明ですが、何とかTOEICについてのマニアックな知識と頼りにならない企画力を頼みに生き延びる道を探らなければいけません。ひゃー(←危機感の欠如)
しかもです。当てにしていた退職金やら積み立てのお金は、「確定拠出年金」で60歳まで下ろせないことが今更ながらに発覚したんですのよ、奥さん。やんなるわよねえ、まったく(←さらに危機感の欠如)
ということで、超高額のTOEICセミナーをバンバン開き、帰りに参加者に過去問の入った菓子折を渡す、といった活動を行っていく所存です(あ、嘘です。TOEIC運営委員会の方、真に受けないでくださいね)
皆さん、今後ともよろしくお願いします。これを身につければTOEICの点数がUPする開運お守りとか、TOEIC満点が取れる壺とか数珠とか、サイン入りブロマイドとか売りますから、購入希望の方はどしどしメールにてご応募ください。
いやーしかし、世間の荒波は厳しいから頑張らないとなあ。まずは「ハローワーク」に行かないとだなあ。
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先日記事にした本が今朝届きました。お送り頂いたのは、某所にお住まいのTEX加藤ファンの麗しき女性、ではなく(笑)、ouch(アウチ)さんです。ありがとうございます!
この本、意外と分厚いですね。練習問題が約1500問もあります。この本は残念ながら絶版のようですが、恐らく競合でミリオンセラーの、桐原書店から出ている「全解説頻出英文法・語法問題1000」の陰に隠れてしまったんでしょうね。受験生としてはどうしても売れている方に流れるでしょうから。
私がこの本を欲しかった理由は、著者の綿貫先生の解説の明快さが、自分の授業の参考になるからです。「ロイヤル英文法」などを執筆されている先生ですから、膨大な英文法に関する知識をお持ちなわけですが、そのエッセンスをそれぞれの問題の解説に凝縮されていて、シンプルな解説の中に深さと気付きがあります。
たとえば、前置詞の項目の最初に、forとduringの違いについての説明があります。皆さんが先生だったとして、生徒さんに、I have been living in Canada ------- five years.で、なぜforが正解でduringがだめなんですか、と聞かれたら、ぱっと答えられるでしょうか。
「継続だから(自信なさげに)」って答えると、duringは継続では使えないんですか、Since Christmas, I have been sleeping during the day and working at night.って言えますよね、などとデキる生徒さんにさらに質問され、「そういう場合もあります」などと適当にごまかすのはまずいので、「えっと、そうですね。次までに調べておきます」となってしまうのであります。
綿貫先生はこの点に関し、こう書かれています。
five yearsというように、年月の長さを表す語句があれば、継続を表す「~間」はforで示す。during the summer vacation(夏休みの間)というように、theやthisがついた特定の期間を表す名詞の前ならduring。
なーるほど(ザ・ワールド←古すぎ) つまり先ほどの例文では、theやthisのような特定の期間を示す限定詞がなく、five yearsという特定の期間のみが示されているのでforを使う、ということになります。「duringを使う時は、後ろの名詞の前にtheとかthisとかがないとだめなんだよ。ここではfive yearsって年数だけが書かれているからforが使われているんだ。もしこれ以上知りたい場合は、先生の個室に放課後来なさい←危険」となって一安心です。
講師をしてみて分かったのは、「断言する」ためには、その裏には相当の知識がないといけない、ということです。「基本的にはそうです」「ほとんどの場合はそうです」とは言えても、「そうです」「例外はありません」などと言い切るのはとても難しいことなんです。ですから、綿貫先生が随所で「~の用法はない」「~はこの形を取らない」と断言されているこのシリウスシリーズは私にとって貴重な学びの場です。
本を提供頂いたouch(アウチ)さん、ありがとうございました。この本の解説を自分なりに吸収して、生徒さんやブログの読者の皆さんに還元できればと思います。
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先日中央線の車内で耳にした男子高校生二人の会話です。
A:「今日の試験どうだった」
B:「やべえよ。生存権の存って漢字間違った」
私:「懐かしいなあ。生存権って。何の事だか忘れたけど」
A:「え、まじ? なんて書いたの?」
B:「えーっと、存在の存って書いちゃったんだけど、存在の在だよね。子じゃなくて土でしょ」
私:「え?」
A:「存在の存であってんじゃん? だってさ、存在の在だったらセイザイケンになるじゃん」
B:「あ、そうか(さすがに恥ずかしげに吊革につかまってぶらぶらする)」
最後のセリフの後には、微妙な空気が二人の間に漂ったのでありました。
うーん。日本の明日は大丈夫なのでしょうか。
などと偉そうに書いているこの私も、先日のエッセンスの授業で、以下の事態が発生したのであります。
「はい。このmeasureという単語は、ここでは『測る』の意味ではなく、『対応策、対処』といった意味で使われています。TOEICで重要な表現が、take measuresで、これは『対応策を取る、対処する』という意味です。We have to take measures to deal with the problem.なら、問題に対処しなければいけない、という意味ですね」と例文を書きつつ口頭で説明をして、板書しようとしたその時、
あれ、対策の策ってどう書くんだったっけ?
今冷静になってみれば書けるのですが、さすがにその場では生徒さんの視線を感じ、さらに焦りもあり、漢字が出てきません。しかたなく書いたのが、
対サクする
と情けない板書になってしまったのであります。うっ。学生時代は漢字得意だったのに(涙)
講師は板書をしなければいけないので、漢字の書き取りドリルでも買ってきてまじめに練習した方がいいかもしれませんね。こりゃ英語以前の問題だなあ。自分の漢字能力の低下に慄然としたTEX加藤42歳の冬だったのであります。オススメの漢字ドリルがあったら教えてください。
うわ。英語学習と全然関係のない記事になったしまった(汗)
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