さて気がつけば1月のTOEICの足音が近づいてきたので、今日は久々に1日1問です。
As part of the marketing study, customers were given samples of three different fruit juices with brand labels ------- concealed.
(A) purposeless
(B) purposing
(C) purposeful
(D) purposely
やや難し目の品詞問題ですが、品詞問題は文のS+Vをしっかり把握する事ができれば解けます。まず、カンマの前までは飾りで、これは文意を問う問題ではないので無視します。念のため、「マーケティング調査の一環として」の意味です。
カンマの後ろの冒頭のcustomersが主語、were givenが述語動詞ですね。「お客様は与えられた」です。何を与えられたのかという目的語がその次にあって、「3種類の異なるフルーツジュース」となっています。新製品の味の調査か何かでしょう。
ここまでで一旦文章は完結していますね。ですので、ここから先は補足情報です。Withを使って、より詳しい状況を付け加えているわけです。ここでのwithはいわゆる「付帯状況」を表しています。「with+目的語+分詞」の形ですね。
I can answer the TOEIC questions with my eyes closed.「目を閉じてもTOEICの問題を解くことができる」
の形です。なつかしいですね。with my legs crossedとか、with her hands waving「手を振りながら」といった形を皆さんもきっと習ったことがあるでしょう。「付帯状況」と聞くと難しそうですが、要は、「O(目的語)を~した状況で」という意味です。
ここでは、with brand labels concealedと、「ブランドのラベルが隠された状態で」という意味で空欄がなくても成立しています。つまり、どのように隠されているのか、という補足情報をさらに空欄部分が加えていることになりますね。concealedという分詞を説明しているわけです。
では、分詞を説明する言葉はどれでしょうか。って花田さんの読者感謝セミナーに参加された方はきっとここで答えが分かったでしょう。分詞は、「動詞から分かれた詞(言葉)」です。動詞が「現在分詞と過去分詞に分かれているわけです」。動詞を修飾する言葉は、そうでございます。副詞ですね。副詞は英語でadverbです。verb(動詞)に意味をaddするのが本来の用法です。
ということで、正解は、副詞の(D)purposely「故意に」です。on purposeあるいは難しい単語ですがdeliberatelyと同義です。「ブランドのラベルが意図的に隠された状態で」ということですね。よくブラインドテスト、なんていいますよね。
ちなみに(A)purposelessは形容詞で「目的のない、無益な」、(B)purposingは「目的とする」という動詞purposeの現在分詞、(C)purposefulは「目的が明確な」という形容詞でpurposelessの反意語です。形容詞が修飾するのは名詞、分詞は形容詞の役割をするので名詞を修飾します。ともに動詞は修飾できないのでここでは不正解です。
あ、12月に受験したIPテスト、990でございました。これで7連勝です。勝ち越しまで後一番かあ。でもこういう時に限って負けるんだよなあ(←縁起でもない) 12月のIPは、パート7の、特にダブルパッセージが鬼のように難しかったので、私もTOEIC神拳究極奥儀「気合」を繰り出して何とかしのぎました。新年の出だしが990とは良い年になりそうです。あ、去年も1月は990で3・5月と連敗したんだった(汗)
1月TOEICまで後3週間です。しっかり計画を立てて学習に励みましょう。
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