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「考える」
泣きながら、つくーった問題、てのひらに眺めーてみるーの、と、『あの日にかえりたい』のメロディーで口ずさみながら問題作成に励む中年男、TEX加藤です。

皆さんも年末年始にいろいろと本を読まれたかと思いますが、私も英語の参考書をメインに、ビジネス書やドキュメントなどを読みました。昨日に続き、その中からのご紹介です。

語りかける中学数学(高橋一雄著 ベレ出版)

語り口調で書かれているユニークな参考書で、単著の参考にしたいと思って購入しました。数学の部分は流し読みしたのですが(意味ない)、英語学習にとって幾つか参考になる部分がありました。800ページ近くある分厚さに、アマゾンから本が届いた瞬間、「キャッ」と思わずつぶやいてしまいましたが、本当に読者に対して語りかけてくるような熱意が伝わってくる本ですから、数学が好きな方は一読の価値ありです。私も3の倍数と4の倍数の見分け方を懐かしく思い出しました(皆さん、覚えていますか?)

以下部分抜粋です。

できるだけ具体例をあげ、自分の言葉で相手に考えを伝える。この「自分の頭で考え、自分の言葉で!」ということを面倒がる傾向が最近強く感じられます。“考える”という習慣は意識しないとなかなか身につきません。

これ、英語学習でもすごく大切です。TOEICの問題を解く際、ただ解いて解説を眺めて次に進むのと、「なんでなのかな?」と考えて解くのとでは身に付き方が違うと思います。その際、自分なりに自分の言葉で考えてみる、ということも大事です。例えば品詞問題を解く際、「えっと、動詞は前置詞の後ろには置けないでしょ、副詞も空欄の後ろがコンマだからだめだわ。でも、後ろに形容詞と名詞が並んでいる形なら副詞もあり得るわね。動名詞か名詞が正解ね。あ、これは他動詞だから動名詞だと後ろに目的語が必要だわ。ということで正解は名詞ね」と、最初のうちは理詰めで考えるとよいと思います。もちろん、並行して英語感覚を磨けばこういう風に考えなくても正解が感覚で分かるようになります。

方程式を解くときだけでなく、数学の問題で難しいと思ったときは、「いったい何が難しく見せているのだろうか?」また、方針が立たないときは、「問題の中で何がわかっていれば簡単になるのだろうか?」を考えれば、方針が見つけやすくなります。

これも「考える」とつながる部分ですね。「なんでいつもこのタイプの問題を間違ってしまうんだろう」「どうすれば間違わないようになるだろう」と考えて、間違わないための方法論を考えないといけません。答えを丸暗記するのではなく、他の問題が出ても柔軟に対応できる方法論を身につけることが大切です。

“愚直”という言葉、ご存知ですか?正直すぎて気のきかないこと。馬鹿正直。こんな意味ですね。なんだか、あまり良いイメージはないかもしれませんが、私は好きな言葉です。勉強でもこの愚直の姿勢が大切だと思うんですよ。

昨日ご紹介した「外国語上達法」にも書かれていましたが、結局はこの「愚直」の姿勢が最も大切だと思います。どんな参考書でも、どんなやり方でも、一定期間しっかりやりきることが英語学習には最も大切なことでしょう。私も参考書を読んだり、英語のニュースを見たりすると、「あ、そうだったのか」と日々学ぶことばかりです。「なんでかな」という小さな疑問を普段から持っておかないと気付きもないので、日々英語学習において、問題意識を持つことを意識したいですね。


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