イチローのCM
NTT東日本のミスチルが主題歌のCM、ご存知でしょうか。イチロー選手が出てきて、父と子のつながりが印象に残るCM、といえば、「ああ、あれか」と気付く方もいらっしゃるでしょう。上記のリンクから、是非90秒バージョンをご覧ください。久しぶりにCMを見ていいなあと思ったのですが、見た瞬間に、誰が作ったのかが分かりました。一応前職でクリエイティブ業だったので(笑)

このCMを作ったのは、TUGBOATという4人の個人によるクリエイティブ集団です。元々大手広告代理店に勤務されていた方々が独立し、個人事務所を設立するという、広告業界では前例のないことにチャレンジされ、見事に成功を収められました。詳しく知りたい方は、代表の岡康道さんのインタビューをご参照ください。驚くほどたくさんの優れたCMを作り出しています。しかも超イケメン(笑)

TOEICに関しても、こういうクリエイティブ集団を作ることができたらすごいだろうなあとふと思います。TBRのメンバーや、ヒロ前田さん、TOEICに精通したネイティブスタッフを集めて、最強のチームを作れば、限りなく本番に近いマテリアルで、それでいて解説も受験者の立場に立った詳しいものにする、といったことが実現できるかもしれません。心の中の将来の夢リストに登録しておきましょう。

冒頭のCMに話を戻すと、このCMでは、イチロー選手に憧れるごく普通の野球少年と、そのお父さんの姿がリアルに、それでいて感動的に描かれています。「ぼく、イチローみたいになれるかな」という息子の問いかけに対し、「なろうと思ってなれるもんじゃないよ。でもな、なろうと思わなきゃ、何にもなれないよ」とお父さんが答えます。うーん。何回見ても感動するなあ(笑)

英語学習も(と無理やり英語学習にこじつける)、究極的には、地道に日々積み重ねるしかないと思います。どうやったらリスニングの力が付くだろう、どうやったらリーディングの力が付くだろう、英語がもっとうまく話せるようになりたい、英語が書けない、って悩みますよね。私も同じです。でも、結局は、毎日学習を継続するしかありません。日々の小さな発見や驚きが、明日の自分を向上させます。時には自分の成長しなさぶりにがっかりすることもありますが、仲間の励ましや、自分自身を鼓舞したり褒めたりすることで前に進めます。

たとえば、私には昨日、こんな発見がありました。「現代英文法講義」(安藤貞雄著 開拓社)にこういう記述があったんです。分詞の後位修飾(マニアックだなあ)についての説明です。

後位修飾(postmodification):名詞の「一時的な状態」を表す分詞は、修飾する名詞のあとに置かれる。

この説明の下に、以下の例文が掲載されています。

The people questioned (= who were questioned) gave very different opinions. (The questioned people) (質問された人々は、ひどく異なる意見を述べた)

なるほど。その人々は常に質問されているわけではなくて、その場で質問されたわけですから、「一時的な状態」を表しますよね。文脈から、questionedを前に置いてはいけないわけです。だからあのTOEICの問題も、この位置に過去分詞が置かれていたのかあ、とこの部分を読んだ瞬間に、頭の中の霧が晴れた気がしました。プチ「アハ」体験ですね。いや、英語って奥が深いなあ。

英語学習で、一つ大切ではないか、と私が思うことは、自分なりの考えや視点を持って学習をすることです。例えば、上記の例でも、私の中で、「なんで前に置かずにあえてこの位置に置かれるんだろう」という疑問があったので、この記述にたどり着いたわけです。何となく読んでいて、ふと見つけた、というわけではありません。

日々興味や疑問を持って、さまざまな素材に当たり、その中で見つけたことを積み重ねていくと、知らない間に英語の力が付くと思います。私もまだまだ修行中です。皆さん、共に楽しく、かつ地道に英語学習を続けましょう!


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