パート7完璧化対策
帰郷予定を明日に伸ばし、「模試特急」の原稿に追われていたTEX加藤です。年内の予定分はほぼ書き終わりました。同時に上級者向けのTOEIC本も書き進めていて、こちらも順調に進んでいます。まあ、パート6の空欄が3箇所ではなくて6箇所で、解くのに異常に頭を使うとか、パート5で簡単な問題が全然ないとか、相当変態向けの内容ですが(笑)

昨日の記事で、パート5・6、特にパート5は迷うことがよくある、と書きましたが、私の場合、パート7は比較的迷うことが少ないです。答えが全て本文の中にあるからですね。ですから、もし間違うとしたら、迷うことなく勘違いして間違うパターンでしょう。設問の主語の人物を勘違いしていて間違いそうになったり、うっかり読み間違って引っかけにはまりそうになり、見直しで修正したことは何度もあります。TOEICの問題って、嫌らしいくらい、上級者もうまく引っかかるように作ってありますよね。かなり性格が悪くないと良問は作れないかもしれません。え、それならあんたは大丈夫だって?

仮に満点を目指すのであれば、パート7は1問も落としたくありませんよね。で、上級者が意外に陥りがちなのが、設問をさっと読んでしまって勘違いして間違ってしまうパターンだと思います。つまり、ちゃんと問題文を読めば解けたのに、しっかり読んでいなかったためにミスしてしまうケースです。TOEICの問題はよくできていて、ちゃんと読んでいないと間違ってしまうような罠が仕掛けられています。

たとえば、加藤さんという担当者からのインターンシップの案内と、それに対する応募者の学生からのメールというダブルパッセージで、こういう問題があったとします。

What information is not included in the e-mail although requested by Mr. Kato?

下のメールの出し手がメールに添付しなかったものを問う問題です。で、メールには、大学の成績証明書が間に合わなかったので、今回は送れません。後で送ります、って書いてあったとします。

選択肢を見ると、うまい具合にcollege transcript(大学の成績証明書)があります。ですが、これは正解でしょうか?

問題文を最後までよく読むと、although requested by Mr. Kato? とあります。ということは、加藤さんがもし成績証明書の提出を求めていなかったら、この答えは誤答ということになります。ですから、加藤さんがはたして成績証明書を求めているのかを、上の案内でチェックしなければ正解と判定できません。

ポイントは、設問や選択肢は最初から最後まで丁寧に読む、ということです。簡単そうに見える問題に限って落とし穴があったりしますから、そういう問題こそ慎重に解いた方が良いと思います。もちろん、時間制限がある中ではなかなか難しいことですが、ミスを減らすためには必要なことです。

あ、せっかく昨日の記事はいい締めだったのに、記事を一個追加してしまいました。ということで無理やりですが、皆さん良いお年を! 今度こそ帰郷します(笑)


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11月TOEIC結果&年間まとめ
本日、11月TOEICのAMが戻って来て、200問全問正解でした。イエイ(死語)!
TOEIC神拳秘伝究極奥儀TOEIC美解拳の前にはETSも無力だったようだな。フッ(←誰)

今年3回目の全問正解でしたが、やはり嬉しいですね。パート7はついに年間パーフェクト達成です。いやあ、オジサン頑張ったなあ。

ということで、今年のTOEIC公開テスト全8回の成績は以下の通りでした。

990 6回 
980 1回(3月)
975 1回(5月)

前日に昼寝をして夜眠れず、リスニングで英語脳が死んでしまった5月の結果に奮起して、その後はIPを含め、現在6回連続990継続中です。12月に受けたIPの結果はまだ分かりませんが、こうなったら10回連続990を目指したいですね(単なるマニア)。

振り返ってみて、自分として頑張ったなあと思うのは、リーディングですね。全8回の公開試験の結果をパート別にまとめると以下の通りです(とリスニングは都合よく掲載しない)。

パート5 319/320(10月1問ミス→advocateの悪夢)
パート6 94/96(3月2問ミス→集中力&気合不足)
パート7 384/384(コ、コーチ、私、やりました)
リーディング計 797/800

こうやって結果だけを見ると、完璧に近いように見えますが、毎回本当にギリギリです。「どっちかな?」と特にパート5では考えてしまう問題もあります。そういう時は、適当に答えないようにして、もし間違っていたとしても、「こうだからこれを選ぶ」と考えて答えを選ぶように心がけています。ただ、将棋の羽生さんではありませんが、意外と第一感が合っているケースも多く、考えすぎると間違ってしまうケースもありますから、感覚とロジックのバランスは今でも難しいです。

TOEIC受験で毎回感じるのは、集中力と体調管理の大切さですね。3月のTOEICでは集中力を欠き、パート6で「なんとなく」選んだ2問を間違ってしまい、5月のTOEICは体調管理に失敗し、リスニングで惨敗しました。こうした反省を元に、体調を整え、200問1問1問を集中して解くことだけを考えたのが、後半の好結果につながったのかもしれません。また、講師を始めたことで、緊張感が増し、たくさんのことを授業から学んだこともプラスになりました。

今年一年、いろいろとありましたが、読者の皆さん、お付き合い頂きありがとうございました。
私自身は脱サラしたばかりで、今後の人生も山あり谷ありでしょうが、TOEICの問題を1問1問丁寧に解くように、着実に一歩ずつ前に進みたいなと思っています。

明日から帰省のため、しばらくブログの運営はお休みします。

皆様良い年末年始をお過ごしください。


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11月AM分析(フォーム26)
図1  図2


うみぶたきっくさんと、kiwiさん、minamiさんからのご報告で、マイナーフォームの分析も完成しました。ご報告ありがとうございました。フォーム26だった方はこちらをご参照ください。


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11月AM分析(フォーム25)
図2 図1

11月TOEICのメジャーフォーム(フォーム25)のAM正答数換算表をまとめました。ご報告、ありがとうございます。表は、左から、項目別問題数と誤答数の換算表です。それぞれクリックで拡大します。リスニングは、それぞれの項目から誤答数を差し引いた数が正答数ですが、リーディングは、複数項目で計上される問題が6問あったと思われますので、差し引いた数プラスアルファが正答数になる可能性があります。

今回、フォーム25のリスニングでは、10月に続き、97問正解までが495だったのではないかと推測されます。ちょっとミスするとリスニングでも満点が厳しいですね。Rに関しては、こちらも10月に続き、98問正解までが495だったのではないかと思われます。こちらは事前の皆さんの予想の通り、問題の難度が高かったため、比較的誤答数が多くても高得点が出やすかったのかもしれません。

なお、個々の誤答数の計算方法につきましては、お手数ですが、9月時の記事、AMの項目の見方についてはこちらの記事をご覧ください。


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イベント音声UP
神崎さんのブログにUPされたファン感謝デーの音声を聞いて、自分のしゃべりの下手さに愕然としたTEX加藤です。なんなんでしょう。あの早口とやたらにしゃしゃり出てくる間の悪さは(笑) 語尾も不明瞭な部分が多々ありますね。ゆっくり話す落ち着いた口調を身につけるか、いっそのこと聞き手の緊張感を高めるべくマシンガントークで攻めるか、でしょうか。いずれにせよ、テンポや口調の強弱をつけて、聞き手にストレスのない話し方を練習しないといけません。

それに比べて他の先生方はさすがです。ネイティブのダンは除いても、神崎さんの声はすごく聞きやすくて明瞭ですね。森鉄さんの理路整然とした話し方や、花田さんの流れるような説明を聞いても、私はまだまだ努力せねばと思います。いや、こうして自分の話口調を聞く機会ってないので、すごく勉強になりました。今後の授業に生かしたいです。しかしあんなに早口だとはなあ(汗) 短時間でできるだけ多くの情報を提供したいという熱意と、イベント自体の経験が浅いので、気負っていた、ということでご容赦頂ければと思います。

11月TOEICのAM、昨日は届きませんでしたね。今日あたり届くでしょうか。届きましたら、こちらの記事にご報告いただけると助かります。

さて、昨日、大学のレポートの合間に、「別冊宝島 羽生善治 考える力」という新刊のムック本を読みました。一冊羽生さんに焦点が当てられたなかなかの力作です。将棋ファン、羽生ファンは必読ですね。TOEICや英語学習とつながりそうな、印象に残った部分を少しご紹介します。

いろいろ試そうとすると、選択肢も広がって、“指し手を選ぶ怖さ”が増えるんです。その怖さを克服することがいちばん大事なんだと思います。

羽生さんによると、将棋は、悪手は駒を置いた瞬間に気付くそうです。TOEICもそうだったりしますよね。試験が終わった瞬間に、「あ、あれ、Bだよ」って。まあでもそこが面白いところなんですよね。英語の勉強法もそうでしょう。いろんな勉強法の中から、これだ、と決めたらそれをとにかくやってみる、って大切なことです。それには他の方法をその時間あきらめる勇気が必要ですよね。

不利なときに変わった指し方をすると、さらに傷口を深めちゃうんですよ。
有効な手がないとき、あまり駒を大きく動かしてはいけない。

これ、TOEICでも同じです。典型的なのは語彙問題ですね。分からないからといって、思い切って見たこともないような単語を選ぶと、ほとんどの場合間違いです。間違いの選択肢には、かなりレベルの高い語彙が入っている場合があります。最近だと、reciprocate(報いる)やadmonish(とがめる)、contingency(不慮の出来事)みたいな単語が間違いの選択肢に入っていたことがあります。ですが、これはまずトラップです。意外とやさしい単語が正解のケースの方が多いと思います。これはまた解法自体にも言えることです。本番でいきなり普段やったことのない解き方で解こうとすると、間違いなくスコアは下がります。

一局の中で、直観によってパッと一目見て「これが一番いいだろう」と閃いた手のほぼ7割は、正しい選択をしている。

TOEICでいうと、究極的には、感覚的に正しい答えを選んでも満点近くのレベルに達するのが理想でしょう。まずは基本的な文法ルールを覚える→たくさんの英語に触れる→ルールが感覚になる、というサイクルができれば素晴らしいですね。

棋士になる人は大体、子供の頃から理数系に強い人のようです。将棋は数学のようにはっきりと答えの出せるものですから。

おおっ。これは私のパート5方程式論に通じるものがあるかも(笑) つい今週に入ってからも、パート5の問題を「TEXファイル」を見ながら数百問分析していたのですが、ほぼパターン化できる印象があります。中学で習う基礎文法や、TOEICに必要な基礎単語を習得し、後はこうしたパターンに慣れてしまえば、パート5で毎回9割は解けるようになるのではと思います。機会があればまとめてみたいですね。

ということで、急に数学に興味が出たので、「語りかける中学数学」(高橋一雄著 ベレ出版)を買ってみました。すごい分厚さですね。方程式とかグラフを見るとくらくらしますが、隙間時間に読み進めてみたいです。


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TOEICを振り返って
クリスマスイブも27日までに提出しなければならない大学院のレポート作成に追われていた悲しき中年男TEX加藤です。30ページぐらい書く予定なのですが、何とか20ページまで来ました。後もうひと踏ん張りです。

さて、今年のTOEICも終了したので、ちょっと自分とTOEICの関係について振り返ってみようかなあと思います。

プロフィールにも書いてありますが、私が最初にTOEICを受けたのは、多分1991年です。記憶がおぼろげなのですが、最初は確か、入社前にまとめて新入社員全員でIPを受けさせられたと思います。当時はバブル全盛時で、私は一部上場企業に入社したので、新入社員だけで数百名いましたね。どこかの大きな会議室で受けさせられたのを覚えています。

当時は、英語の試験と言えば英検でした。TOEICって誰も知らなかったと思います。私のいた外大ですら、TOEICって言葉は聞いたことがありませんでしたね。ですから、皆英検を取ることに必死で、私も頑張って勉強して大学四年時に一級を取得しました。ところが、TOEICなんて聞いたこともなかったので、受験時も当然、リスニングとリーディングの試験で、マークシート方式だ、といった程度の知識しかありませんでした。

私が配属された国際本部では、2年以内に730を取らないと総合職になれない、という規定が確かあったのですが、まあどんなテストか分からんけど大丈夫だろう、という気持ちで受けて、1回目は875でした。で、規定の730を超えたので、TOEICに対しての興味もなくなったんですね。

次に受けたのがいつだったのかがほとんど思い出せないのですが、確か、半年後だか一年後だかに再度受けさせられました。その時の感想は、「え、またあの試験受けんの? もう730超えたんだからいいじゃん」といった感じで全然やる気なし(笑) 何もせずに受けたので、当然のごとくスコアも同じ875で、なぜかLとRのスコアが急上昇&急降下したのを覚えています。確かLが425→475 Rが450→400だったと思います。

それからはIPを受けさせられることもなく、TOEICについての興味もなくなったんですね。次に受けたのはそれから7年後の1999年11月です。その年の夏に内蔵の病気で1カ月入院して、退院後もしばらくはテニスができなくなったんですね。で、暇だから英語でも勉強するか、と思い立って、テニス仲間に誘われてTOEICを受けることにしたんです。この時は確か、石井辰哉さんの900点突破シリーズを解いてあまりの難しさに自信を喪失したのですが、旧TOEIC公式本等でちゃんと試験対策をしたせいか、本番では950が取れました。目標だった900を超えて、体調も回復したので、ここでまたTOEICへの興味は一旦なくなりました。

で、TOEIC受験を再開したのが、昨年の6月です。外資から純国産メーカーに転職したため、英語を使う機会が激減したこともあって、「これはいかん」と思い、英語を勉強し直すことにしたんです。海外のお客様を接客した際に、全然英語が出て来なくて愕然としたんですね。で、英語学習のペースメーカーにと、TOEICを受けることにして、4月から6月の受験時までに、通勤の車内や休みを利用して、1万問以上の問題を解きました。当初は年内に990が取れればいいなあといった気持だったのですが、予想に反して最初の6月に990が取得できて、それからTBRの皆さんとの出会いがあったりして、今に至っています。

と、まったくの個人的な振り返り記事で恐縮ですが、875からスタートして、ずっと国内にいても990は取れました。私もここでTOEIC対策の記事を書いたり、講師として教え始めたりしていますが、帰国子女などではなく、好きな英語学習を地味に継続してきたことで、それなりの形になりつつあるのだと思います。英語オタクなだけ、という気もしますが(汗) ということで、皆さんも楽しく英語学習を継続すると、きっといいことがありますよ、というまとめとさせて頂きます。

そろそろ郵便屋さんがAM届けに来るかなあ。200問全問正解できているといいのですが、まあ、そんなに甘くはないでしょうね。


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11月AM分析用エントリー
早ければ今日あたりから11月のTOEICのスコア表(AM=Abilities Measured)が届くと思いますので、正答数とスコアの関連を調べるAM分析を行いたく思います。この記事は、AMの報告用のエントリーです。以下の記入例にしたがってご報告を頂けると助かります。なお、フォームが違うとAMも異なりますので、必ずフォーム(今回はメジャーが25、マイナーが26)を明記ください。

なお、マイナーフォームは地方の方が多く、AMが届くのが来週になるケースが多いので、サンプル数の関係で、分析は来週になるかもしれません。予めご了承ください。

【お名前】トイッコ村民
【フォーム】4FIC25
【スコア】L410 R415 T825
【LAM】 76 95 86 83
【RAM】 80 100 88 72 92

また、以下あらかじめご確認ください。

(1)フォーム、スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、途中経過や結果をまとめたものを記事で報告させていただきます

よろしくお願いします。


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奥様のためのTOEIC講座1224
クリスマスイブに届いたあの人からの手紙。開けてみたらパート5のオリジナル問題でした。メリークリスマス。制限時間は40問で13分です。ケーキでも食べながら解いてください。その時でした。私が彼と別れようと心に決めたのは。

こんなしょうもない空想をしている寂しいアラフォー男のことはさて置いて、奥様方はいかがお過ごしでしょうか。私のクリスマスの思い出と言えば、子供の頃、買ってもらったケーキが嬉しくて、ケーキ屋からの帰り道、歩く手の振りが大きくなり、ケーキを袋ごと投げ去ってしまい、見事に崩れ去ったケーキを見て大泣きしたことぐらいでございます。

さて、今日は、レベルの高い奥様へのクリスマスプレゼントとして、難しい問題を出し、他人の幸せなクリスマスに悲しみを与えようとする姑息な記事であります。題材は、つい先日ヤンキースを離れた松井選手についての英文記事です。

松井選手と言えば、エンゼルスでの入団会見で、「エキサイティングしています」とおっしゃっていましたが、正しくは、「I’m excited.」ですね。奥様はゆめゆめ、「そうなのよ。私もうエキサイティングしちゃって」などとおっしゃることのないよう、注意してください。もしかすると松井選手はそんなことを見越していて、「I’m an exciting player.(私は人を興奮させる選手だ)」とおっしゃっていたのかもしれませんね。いや、きっとそうでしょう。

では、前置きが長くなりましたが、今日の問題です。

The Yankees have reportedly been ------- to bring Matsui back, citing ongoing knee problems and his inability to play the field.

(A) hesitated
(B) hesitant
(C) hesitantly
(D) hesitance

文の意味としては、「ヤンキースは、伝えられるところによると、抱えている膝の問題や守備ができないことを引き合いに出し、松井を引き留めることをためらっているようだ」でございます。reportedly「伝えられるところによると」はよくパート5で出題される重要な副詞です。また、ongoingはcontinuingの意味の形容詞です。合わせて覚えておきましょう。

さて、この問題、正解はどれでしょう? まず、副詞の(C)hesitantlyは文法的に入りませんね。副詞はSVCの形のC(補語)になることはできません。I am happily.みたいな「へっぴり腰」の文章はだめだと、山口先生も英文法講義の中でおっしゃっていますね。この形になるのは、奥様方もご存じの通り、通常形容詞か名詞です。それでも覚えられない方は、ジャスミン奥様のブログで紹介されていた「五文型の歌」を口ずさんでください。

ということで、残り三つの選択肢を見て行きます。まず、SVCでCが名詞になる場合は、S=Cでなくてはいけません。My husband is a businessman. のパターンですね。ここでは、「ヤンキースはためらいだ」とは言えませんから、(D)hesitance「ためらい」は入れられません。I am happy.とはいえても、I am happiness.といえないのと同じでございます。

さて、残った(A)hesitated (B)hesitantのどっちが正解でしょう? また、どちらかはなぜ間違いなのでしょう? この続きは年明けの記事で。というのはもちろん冗談です。この問題の正解は、(B)hesitantです。形容詞で、「ためらって」という意味で、be hesitant to do~という形でto不定詞を伴い、「~することをためらう」という意味になります。 My husband was hesitant to mention where he was that night. といった形ですね。

では、なぜ(A)hesitatedは間違いなんざんしょう。「ためらう」って良く考えると自分一人でできることですよね。つまりこれは自動詞なんですの。あら、そうなの、知らなかったわ。つまり、動詞hesitateは目的語を取らない自動詞ですから、They are hesitated.などと受身にすることは当然できません。They are hesitating.ならOKです。

では、最後に例文をどうぞ。

The Okusama was hesitant to eat the last piece of cake because she was on a diet.

hesitantは、「uncertain about what to do or say because you are nervous or unwilling」です。「美味しそうだけど、今ダイエット中だからどうしようかしら」と、奥様ご自身に主があることが分かりますね。日本語で考えてしまうと、「ためらわれる、だから・・・」となって、とETSの思う壺です。しっかりとした英語感覚を身につけましょう。

この問題を間違われた奥様が、暗い気持ちでクリスマスイブを過ごされますこと、陰ながらお祈りしております。ホホ。


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TOEICと数学
AERA English最新号の「あの人の単語増強法が知りたい!」に神崎さんが爽やかな笑顔と共に登場しています。神崎ファンは要チェックです。

さて、これはつい先日の都内某所での会話です。

A:TEXさん、11月のTOEICの後、パート7の○○について質問したじゃないですか。その時にそれは××だって言われて納得していたんですけど、他の満点レベルの高得点者の人たちにも聞いたら、××じゃなくて△△が答えだって皆に言われたんですけど。
私:え、いや、あの問題は××だよ。だって~だもん。
A:でも、ネイティブも△△を選んだって言うんですよ。
私:ま、まじかいな。うーん。自信あったんやけどなあ(なぜか関西弁)

ということで、私の年間パート7完全制覇の夢が破れるのか、はたまた私が正解していて見事に年間完全制覇を達成することができたのか、AMが届くのが楽しみです。それにしても、敵にネイティブまで加わったとは、これはにわかに冷たい逆風が吹いてきたのであります。まあ、私が間違っていたとしても、ブログで虚偽報告をすれば済む話ですね(おい)。

話は変わりますが、先日、「完全なる証明」(マーシャ・ガッセン著 文藝春秋)という本を読みました。アマゾンの本紹介は以下の通りです。

100万ドルの賞金がかけられた
数学の七つの難問のひとつ
「ポアンカレ予想」の証明。
今世紀中の解決は到底無理と言われたその証明が
2002年にインターネット上にアップされる。
だが、世紀の難問を解いたその男は、
フィールズ賞を拒否し、研究所も辞職、
数学界からも世間からもすべての連絡をたって消えた。

ペレルマンと同時代に旧ソ連で数学のエリート教育を
うけた著者だからこそ書けた傑作評伝ノンフィクション!

面白そうですよね。私自身は数学は学生時代は苦手科目だったのですが、この本は興味深く読み進めることができました。ちなみに、同じ数学者が主人公の「フェルマーの最終定理」(サイモン・シン著 新潮文庫)は感動モノです。数々の数学者が一生をささげても解けなかった数学界の超難問を、一人の天才数学者が苦闘の末に解き明かす過程は、数学が分からなくても間違いなく楽しめます。冬休みの読書にはお勧めの一冊です。

こんなことを感じるのは私だけかもしれませんが、TOEICの問題には、ある種数学的な美しさを感じるんです。限られた単語や表現、文字数や出題範囲の中で、世界一のテスト製作の専門家集団が、あらゆるスキルを駆使して練りに練って作り上げた問題には、数学の公式や方程式のような理路整然とした美しさがあるように思います。まあこんなこと試験中に考えている受験者はあまりいないでしょうが。

ですので、言葉にするのは難しいんですが、毎回試験を受けていて、特にパート5なんかは、選択肢の答えを入れると、とてもきれいな文ができあがるんですね。もちろん、それぞれの問題に間違いや正解の理由はあって、それが説明できないと講師は務まりませんが、一番美しい答えが正解なんです。問題文を読んで、選択肢を見たら、正解の選択肢が光って見えます(誇張あり)。

これは将棋と同じです。プロの棋譜は美しく、どういう思考過程でその局面に至ったかが見る人が見れば分かります。美術品や工芸品の真贋も同じですね。「姿がよくない」のは偽物だと一見して感覚的に分かると聞いたことがあります。TOEICに置きかえれば、英語感覚、と言えるかもしれません。英語感覚が磨かれれば、仮に目を閉じていても、TOEICレベルの問題は心の目で正解できます(さらに誇張あり)。

なお、この点に関し、より詳しく知りたい方は、拙著「TOEICと審美眼~美しき正解~」「美的感覚で覚えるTOEIC重要表現」「TOEIC TEST驚異の心眼解答法」(三冊共に民明書房刊)をご一読ください。


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トイッコ村空想記
ふと思ったのですが、TOEICへ向けて頑張っている学習者の皆さんが集まれるような場があればいいかもしれませんね。ネット上にHPを立ち上げて、TBRみたいな掲示板を設けます。運営費として、最初に¥1000を払うとTOEICの練習問題が数百問ダウンロードできるようになります。練習問題には答えのみが添付してあって、解説はありません。解いてみて、疑問に思った箇所は、掲示板に質問を書き込みます。その質問を見た他の学習者や講師が分かるようなら答えてあげます。「Yahoo知恵袋」の英語学習版ですね。

こういう場があれば、疑問に思った点をすぐに解決できますよね。また、誰かが既に同じような質問をしていたら、それを参考にすることもできます。自分が分からない部分だけを質問することができるので、効率よく勉強できますよね。ネットなら全国いつどこにいてもチェックできますし。問題の誤植等も、ネットなのでリアルタイムで修正できます。公式問題集等で分からない箇所も、掲示板で別スレッドを立てれば解決しそうです。

まあ、常時監視する管理人が必要だとか、「TOEIC」と謳うとどこかの団体がうるさいとか課題はありますね。「トイッコ村」とかいう名前にして、問題もTOEICとは謳わないようにしなければいけません。URLにもTOEICとは入れないようにします。これなら大丈夫でしょう。登録者には「トイッコ村」の村民証も発行します。運営費がかかるようなら、¥1000の登録費は1年間有効にして、1年後に更新したい方は¥1000を払うシステムです。その前に村民が何人集まるかという疑問もありますが・・・

などと、ちょっと空想してみました。なんだか楽しそうだなあ。あ、もちろんこれは私の単なる空想で、まったく企画の実現の予定はありません。とりあえず来る日に備えてパート5の問題を大量に作成する準備だけはしておきます。おっと、また神社ネタに続き、公式HPにネタを持って行かれるかもしれませんね(そんなわけない)


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11月TOEIC表彰式
現時点で52名の方々からスコアのご報告を頂きました。あら、すごい数だわ(奥様風に)。ありがとうございます! ご報告を頂いた皆さんの現時点での平均点は858点です。ハイレベルですね。結果発表にURLを残されている方はきっとブログをお持ちだと思いますので、皆さん、それぞれの方のブログを是非ご訪問ください。きっと英語学習を継続する際の刺激になるはずです。そうやって仲間の輪が広がっていくことがブログを運営している私の願いでもあります。

では、「第151回TOEIC勝手に表彰式」を行わせて頂きます。郵送等で後ほどご報告を頂いた方は、その都度追加させて頂きますのでご了承ください。


<第151回TOEIC勝手に表彰式>

自己ベスト大賞
ぶりさん


425→695と、何と1か月で270点アップ! ま、まじですか。これはすごいですね。うーむ。TOEIC神社の御利益はすごいなあ、ではなく、ご本人が元々英語力をお持ちで、しっかりとTOEIC対策をされた結果でしょう。いや、素晴らしいジャンプアップでした。ますます英語力に磨きをかけてください! おめでとうございます! 


英語力UP賞(70点以上スコアアップされた方)
kiwiさん(+155)  英語舌さん(+150)  Takayukiさん(+115)  ymさん(+100)  Yasuchiさん(+95)  childmindさん(+90)  うみぶたきっくさん(+90)  ブラックペッパーさん(+75)


このスコアアップは、皆さんの日々の英語学習の賜物だと思います。ただ、これに安心していてはいけません。英語学習を継続しないと、せっかくの英語力が落ちてしまいますから、是非この結果を励みとしてさらに英語力に磨きをかけ、次なる飛躍につなげてください。おめでとうございます!


自己ベスト賞(自己ベストを更新された方)
HSRさん、MTさん、サンタさん、さとしさん、godspeedさん、こーたろーさん、2Pacさん、ぴあのさん、freemanさん、やすさん、Rabbitさん、maeheさん、Ryuukaiさん、yuriyuriさん、middleagerさん、りんごさん、カズさん、 ONちゃさん、まこちゃんさん、unknownさん、ゆきだるまさん、melissaさん、Andanteさん、saitoさん、KAYさん


皆さん、ベストスコア更新、おめでとうございます! この喜びを英語学習を継続する力に変えて、一歩一歩前に進んでいきましょう。英語学習を継続すると得られるものがきっとそれぞれにたくさんあるはずですので、マイペースでかつ着実に、「ぼちぼち」いきましょう!


今年一年のTOEIC公開テストが終わりました。皆さんにとって今年の英語学習やTOEICはいかがだったでしょうか。私にとっては、長年勤めていたサラリーマン生活から、TOEIC講師や執筆の仕事に転身する激動の一年でした。今後も自分にできることをしっかりと行っていきたいなあと思います。

2010年には新たな一年が始まります。年末年始は、今年一年を振り返りつつ、新たな一年に向けての展望を描くとても良い期間だと思いますので、しっかりと英気を養いつつ、忘年会・新年会の合間に、英語学習を継続しましょう!


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11月TOEIC結果発表
2009年のTOEIC公開テストの締め、第151回TOEICの結果がいよいよ本日正午ネットで発表されます。この結果がETSからのクリスマスプレゼントになるのか、はたまた「もっと頑張って英語を勉強しなさい」という叱咤激励になるのか、「テスト結果表示」のアイコンをクリックする緊張感がたまりませんね(笑) 画面のレイアウトがこれまでと大きく変わったので、ショックを受けないよう、受験者の皆さんは今のうちに画面をチェックされた方がよいかもしれません。

結果報告は、以下のテンプレートを使って頂けると助かります。書くのが面倒にならないよう、少しフォームを簡略化しました。

【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【感想】

記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【感想】フッ。これで6回連続990か。世界最高のテスト製作期間機関(か、漢字間違った)であるはずのETSもこの程度とはな。なんてのはもちろん冗談です。いやーよかったあ。これで良い年が越せそうです。今年はIP試験を含め、全9回中990が7回、980、975が各1回という戦績でした。来年も頑張るぞ!


上記のようなコメントを書いた後、結果がクリスマスプレゼントだった方は、喜びの気持ちを込めて、叱咤激励だった方は、お払いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。皆さんのコメントとブログランキングの一挙両得を狙っています(笑)


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昨日は夕方から特急シリーズ読者感謝イベントに参加し、今日は朝からエッセンスの授業の予行演習をして、授業を二コマ担当した後、学習者の皆さんの集いに参加してきました。

イベントは、熱心な学習者の皆さんのおかげでほぼ満席となり、滞りなく終了しました。皆さんの学習意欲の高さは、教える側の励みになります。まだまだ他の先輩講師の皆さんには及びませんが、少しでも皆さんの英語学習のモチベーションUPのお役に立つことができたらいいなと思っています。この場を借りまして、休日にわざわざ足を運んで頂いた皆さんに御礼申し上げます。ありがとうございました。

今日のエッセンスの授業でも、受講生の皆さんからたくさんの熱意を頂きました。その熱意に応えられるだけのものを提供できるよう、常に全力投球で頑張りたいですね。まだまだ至らぬ点は多く、試行錯誤は続いていますが。受講生の皆さんからの、「ありがとうございました」の声を励みにして、精進を続けなければと改めて思います。

夕方からの学習者会議でも、既に顔なじみの方も初めてお会いする方も、皆さん英語学習に対する意欲の高さが共通していることを強く感じました。こちらも楽しくかつ今後の励みになる機会を与えて頂いてありがたい限りです。幹事の方、参加者の皆さんに感謝です。

こうしてみると、英語って共通語だなあと改めて感じます。何か一つの目標に向かっている仲間がいるって素晴らしいことです。私も微力ながら、その仲間に還元できるものは全て還元したいですね。え、あんまり還元してほしくないって(汗)

最後に、イベントでサインなどを頼まれたので、びびりながら書いた言葉をご紹介します。

Seize the day.

直訳すると、「今日を掴め」ですね。元々この言葉はラテン語から来ていて、「今日を摘め、次の日に信を置いたりせずに」という意味だったそうです。美しい花が咲いている今その一瞬を摘むという刹那的なニュアンスと、そして、seizeには力強い「掴み取る」というニュアンスがあります。明日はどうなるか分からないから、今日という日を自分の持てる限りの力で逃さず掴み取れ、という強い決意の感じられる言葉です。日々の英語学習の中で、その一瞬一瞬を全力で取り組みましょう、という気持ちを込めて、この言葉を僭越ながら贈らせて頂きました。私もこの精神で精進したいなという自分への思いでもあります。

以上、手短ですが皆さんへの感謝の気持ちを込めた記事とさせて頂きます。

あ、明日はいよいよ11月のTOEICの結果発表ですね。結果発表神社を建立せねば。


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イベント
本日は下記読者イベントの準備のため、ブログはお休みとなります。ご来場いただける方、会場でお会いしましょう。残念ながらご来場いただくことができない方、神崎さんの音声ダウンロードでお楽しみください。

「特急シリーズ」ファン感謝デー
12月19日(土)
17:00開場、17:30開演、20:00終了予定、入場無料、事前登録不要
出演:神崎さん、花田さん、森鉄さん、TEX加藤、Daniel Warriner
予定:
17:30-18:00 「特急シリーズ」の使い方とTOEICに向けた学習アドバイス
18:00-19:15 ミニレッスン(読解、単語、文法各20分)
19:20-20:00 Q&A

場所:朝日新聞読者ホール(朝日新聞東京本社 本館2階)

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アクセス
都営地下鉄大江戸線築地市場駅「A2」出口すぐ
東京メトロ日比谷線東銀座駅、築地駅の各駅から徒歩約10分
JR新橋駅より徒歩約15分


イベント用に2問付の簡単なオリジナルSPを作りました。読解特急をテーマにした内容です。ブログでもイベント後にご紹介したいと思います。


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1日1問TOEIC1218
昨日飯田橋で神崎さんと食事をしたのですが、ふと目にとまった「ホイコーローの店」がにぎわっているので、打ち合わせ後に二人で入ったら、これがすごいボリュームでした。美味しかったですし、あれで660円とは特に学生さんにはお得ですが、神崎さんは最後まで食べるのがやっとだったようです。「食べても食べても終わんないんだもん」には笑いました。

さて、このところ前置詞問題を出題してきましたが、いわゆる「接続詞VS前置詞(despiteかalthoughか)」を除く純粋な前置詞問題は、TOEICのパート5では1回につき2~3問しか出題されません。最も多く出題されるのは、語彙問題で、12~3問程度出題されます。まあどこまでを語彙問題と考えるのは難しいところですが。この語彙問題に次いで多く出題されるのが、皆さんにはおなじみの品詞問題です。毎回10問強出題されます。

高得点者になるとあまりこの品詞問題では間違わなくなりますが、パート5で手っ取り早くスコアを伸ばしたい初心者の方は、この品詞問題の攻略がカギになります。そのためにはしっかりとそれぞれの品詞の持つ役割、特に、名詞・動詞・形容詞・副詞の「チーム品詞の1軍選手」の働きを覚えなければいけません。

ということで、今日は典型的な品詞問題です。

Sales records for Shinjuku, Shibuya, and Roppongi stores indicated a ------- rise in winter clothing purchases for September and October.
(A) noticing
(B) notice
(C) noticeable
(D) noticeably

この問題は意味が分からなくても解けます(もちろん分かった方がいいですけど)。品詞問題を解くポイントは、「文のS+Vを確認する」です。ここでは、Sales recordsがS、indicatedがVで、indicateには目的語が必要で、冠詞が付いていることから、riseが名詞で目的語です。SVOですね。

名詞のrise空欄の前後が、a ------- riseですから、空欄には、名詞を説明する飾り、つまり形容詞、の役割をする品詞が入ることになりますから、形容詞でeasy to noticeを意味する(C)noticeableが正解です。店の売上記録によると、9・10月の冬服の購入が顕著に伸びたことが分かる、ってことですね。「冬服の購買が顕著な上昇を示している」ということですから、「冬服の売り上げの伸びが目立つ」ということです。

(D)noticeablyは副詞なので不正解です。これは名詞を修飾することはできません。また、(B)noticeは名詞、もしくは動詞の原形です。名詞と考えれば「名詞→名詞」の複合名詞の可能性も文法上は考えられますが、「通知のための上昇」や「通知の上昇」では意味が通じませんから、これもだめですね。

(A) noticingは、動詞の現在分詞と考えれば、形容詞の役割をすることはできますが、「通知している上昇」、「気付いている上昇」では意味不明です。riseという名詞が何かに気づいたりすることはできませんよね。感覚で適当に(A)を選んではいけません。現在分詞が名詞を修飾する場合、名詞と分詞の間に能動の関係が発生するので、その関係をちょっと考えてみれば、「ん、普通何かに気づくのは人だよな、上昇が気づく、はおかしいぞ」と分かります。

まあ、こんな細かな文法事項を考えるのは基礎段階や講師には必要ですが、たくさん英語に触れることで、見た瞬間に深く考えることなく、「あ、ここはa noticeable rise、だな」と、すぱっと頭の中で文がつながって、正解を選べるようにしたいですね。



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魔法の英語学習法
Yesterday is history.
Tomorrow is a mystery.
Today is a gift, that’s why it's called the present!

「使える英語」が一気に身につく魔法の英語学習法(青春出版社)という本の著者の廣田和子さんが紹介された言葉です。この本、書店で見かけた時は正直、タイトルや、帯文の「遺伝子学の権威推薦!」という謳い文句からして怪しげな本かな、という印象を持ったのですが、立ち読みしたところよさそうだったので購入して読みました。

廣田さんは留学生を海外に送り出すためのNICという学校の代表を務められていて、7500人の学生を既に送り出してきた方です。学生が留学する際に必要な英語のアウトプットの力や、「クリティカル・シンキング」を養うために、廣田さんがこれまで実践されてきて、効果を上げてきた方法が掲載されています。

ライティング力をUPさせる「英語5行日記」や、リーディングは「量」ではなくて毎日読む「時間」を決めること、スピーキングやリスニングの力をUPさせるため、好きな歌をまねてみたり、ニュースよりも楽しいドラマを見る、等、シンプルですが、英語力UPに効果的な方法が紹介されています。そうした英語学習についてのノウハウを紹介される一方で、最後には、日本人としてのアイデンティティを持つことの大切さについても触れられていて、とても良い本だなと感じました。

私も普段TOEICを教えたり、ここで1日1問を出題していますが、皆さんの英語学習の目的が、TOEICのスコアアップだけではなくて、究極的には、TOEICのスコアアップが、皆さんの英語学習を継続するためのモチベーションUPにつながればいいなと思っています。

以前も書いたのですが、「TOEICは英語学習という車を走らせるための燃料の一つ」ではないかと思います。車は何か燃料がないと走り続けることはできませんよね。ですから、そういう燃料が必要になったら、TOEICという燃料を少し補給してあげればいいのではと思います。TOEICは開催回数も多いし、書店で手軽に申し込みができますし、そういう意味では手に入りやすい燃料ですよね。

英語学習を続ける目的って人それぞれです。仕事で必要な人もいるし、英語が話せると、ネイティブに限らず外国の人たちとコミュニケーションが取れるようになります。大学入試や、進級、就職のために英語を勉強せざるを得ない人もいるでしょう。そうした自分の夢なり目標なりをかなえるための手段として英語を勉強して、その継続のための一つのツールとしてTOEICを活用して頂きたいなと思うのです。

もちろん、TOEICで満点が取れてもそれ自体が高い英語力を保証するものでもありませんし、テスト勉強にばかり時間をかけるのではなく、是非うまくTOEICと付き合って頂きたいなと思います。

と、今日は本当は1日1問を出す予定で問題まで作ったのですが、冒頭の本が英語学習の意義について再確認する機会を与えてくれる良書でしたので、今日は本の紹介がてら、TOEICとの付き合い方についての記事にしてみました。


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1日1問TOEIC1216
ランチパックの意外なおいしさに今頃目覚めたTEX加藤です。低カロリーで種類が多いのも魅力ですね。時間のない時や朝食にも重宝しそうです。

昨日の夜の3時間のグラマーのテストは無事終了しました。学生時代を思いましたね。試験に向けて勉強したり、終わった時の安ど感も、なんか懐かしかったです。とはいえ、まだ後2つレポートが残っているので、しっかりと提出しなければいけません。

卒業には30単位必要ですが、このタームのクラスを2つとも取れたとしても6単位です。卒業までは、まだまだ遠い道のりですが、英語教授法について授業で学ぶことや、外国人の学生に交じって授業を受けるって本当に貴重な経験です。来期は1クラスにしようとは思っていますが、何とか継続して通学したいですね。その前に学費が必要ですが(汗)

では、今日の1日1問です。前置詞シリーズが続きます。難易度的にはやや難し目でしょうか。上級者ならぱっと見て正解したいところですが、初級者ならまず間違ってしまうレベルの問題です。

During the holiday season, customers can receive $100 gift certificates ------- every $1000 spent at Tex Gift Store.

(A) up
(B) in
(C) along
(D) for

クリスマスっぽい問題を自宅でせこせこ作っていると寂しいものがありますが、いかがだったでしょうか。語句としては、最初の「the holiday season」は重要語です。通常、the holiday seasonとtheをつけて特定すると、これはクリスマスから年末にかけての休みのことです。TOEICでこの感覚を問う問題が出たのを覚えていらっしゃる方もいらっしゃるでしょうか。weekendとイコールではありません。weekendは単に土日の休みです。holidayといえば学校や仕事が休みのことですが、当然、平日が祝日で休みならそれもholidayです。違いをしっかり覚えておきましょう。

他には、「gift certificate」は日本語でいうところの「商品券」あるいは「ギフトカード」のことです。これも覚えておきましょう。voucherの言い換えで登場したことがありますね。要は、何かそれを持って店に行くと、何かを買ったり交換できたり、食事が割引になったりするわけです。

もうひとつの重要表現は、「every+数詞+複数名詞」です。通常は、everyの後ろには単数名詞が置かれますよね。ですが、この形では、「~ごとに」の意味で複数名詞を置くことができます。The Olympic Games are held every four years.なら「オリンピックは四年ごとに開催される」です。ですので、every $1000はevery one thousand dollarsで「1000ドルごとに」です。

ということで、文全体では、「ホリデーシーズンには、お客様は、Texギフトショップで1000ドルお買い上げごとに、100ドルの商品券を受け取ることができる」という意味ですね。

ここで皆さんに思い浮かべてほしいのは、$1000のお買い上げと、100ドルの商品券が「交換」されるイメージです。

この問題の正解は、(D)forです。forの基本イメージは「方向」ですが、そこから意味が広がって、「交換」「対価」の意味で使われます。たとえば、I paid 780yen for TOEIC Reading Express.なら、780円と読解特急を交換した、つまり780円払って購入した、ということになります。I sold my PC for 10000yen.なら、1万円とPCを交換した、つまり、1万円でPCを売った、ということになります。I bought a glass of beer for 500yen.ならビール一杯と500円を交換した、つまり500円でビールを一杯買った、という意味です。Would you attend the meeting for me?なら、私と交換する訳ですから、「私の代わりにミーティングに出てくれませんか」という意味です。

ということで、今日のポイントは、forには「交換」「対価」の意味がある、ということでした。これもしっかりとイメージでつかんでおきましょう。うーむTOEIC重要語も学べるいい問題だったなあ(笑) こうやって、効率的にTOEIC重要語とパート5の問題演習をできる本、「TEX加藤のTOEIC Testお手軽3分クッキング」が近々民明書房から発刊予定です。気になる方はアマゾンでチェックしてみてください。というのはもちろん冗談です。


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開店休業
今日は夜の大学院の期末試験に備えての勉強のため、ブログはお休みです。代わりに店番を置いておきます。前置詞の用法を間違えると大変なことになるので、皆さんも気をつけましょう。

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もちろん正しくは、こうです。

Will-Work-for-Food.jpg


あ、私もこうならないように仕事をしっかりとしなければ(汗)


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フリー
昨日、書店のTOEICコーナーをチェックしていたら、制服姿の女子高生の二人組がやって来ました。

A「私、1月のTOEIC受けるんだけど、どれ買えばいいのかなあ」
B「え、TOEICって何? 英検みたいなの?」
A「英語のテストなんだけどさ、受けといた方がいいかなと思って」
B「ふーん。私もこういうの受けた方がいいのかなあ」
A「こんなに参考書あるんだ。どれ買っていいか全然分からないね」
T「特急シリーズを買いなさい(心の声)」
B「店員さんに聞いてみれば」
A「そうする。すみませーん」

以下、店員さんがA子さんに初心者向けのTOEIC本の売れ筋を何冊か紹介。総合対策本を何冊か紹介し、どれか一冊好きなのを選んで、一通り目を通してから、公式問題集を解くのがよいのでは、と説明されていました。まあこれは王道ですね。

B「どうだった」
A「うーん。これとこれとこれが売れてるんだって」
B「どれにすんの」
A「うーん。これはちょっと難しそうだから、これかこれにしようかな」
B「あ、なんか、こっちの表紙の色、ドラえもんぽくない」
A「ほんとだね。じゃあ、この青いのにするわ。私青好きだし」
T「え、そ、そんな決め方でいいの(心の声)」
B「こういうのってフィーリングだよね」
A「まあ、12月は全然勉強しなさそうなんだけどね」

と、最後の購入の決め手は「ドラえもん」だったようです。A子さんは2000円近くするそのTOEIC本をまったく躊躇せずに購入されました。まあ、私も持っている本で、初心者には良い本でしたから、彼女が目を通すことを祈るのみですが、最初の数ページを読んで挫折しそうな雰囲気が漂っていました(笑)

こうやって書店で読者のリアルな購買シーンを見るのはとても参考になりますね。TOEICをまったく受けたことのない学生さんの心の動きが感じられました。あまりにレベルに合わない本を買おうとしたらさすがにアドバイスしようと思ったのですが、店員さんのおかげで初心者向けの本を手にすることができたので、どこの誰だか分かりませんが、私の990点オーラを、てかった額から放射するだけにとどめておきました。

この件とは直接は関係がないのですが、今話題の「フリー<無料>からお金を生み出す新戦略」(クリス・アンダーソン著 NHK出版)を読んでいます。あ、表紙が同じ青だった(笑) グーグルに代表されるように、「無料」をベースにしたビジネスが、今や時代の一つの潮流を作っていて、それが今後も続くことは間違いありません。

TOEIC本の世界では、2000円前後でCD付、という本が多いのですが、そうではなくて、CD無で音声はネットでダウンロード、その分値段が安い、という本が出てきてもいいのではと思います。その方が、特に学生さんにとっては親切なのではないでしょうか。ダウンロードも普通の感覚ですからね。あるいは、本自体はペラペラでえらく安いんだけど、ダウンロードすると異常に問題数が多いとか。最近はプリンターのある家が普通ですから、家でプリントアウトすれば済みます。そうすれば書き込みも気楽にできますしね。

と、今日は全然英語学習とは関係のない話でした。明日、大学院の「ふぁいなるいぐざむ地獄のグラマー3時間の旅」が待っているので、これから勉強します。「関係代名詞を使い、二つの文章を一つにする場合の変換ルールについて、例文を挙げて説明せよ」みたいな課題をこれから20個やらなければいけません(涙)


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1日1問TOEIC1213
このブログでご紹介するのをうっかり忘れていましたが、神崎さん主催の読解特急キャンペーンが進行中です。ご興味のある方、是非ご応募ください。私も何か賞を出すことになっているのですが、何がいいでしょうかね。全問正解した時の私と神崎さんのアビメをコピーして、そこに何かメッセージを書き込んだものとか。私が950点から満点を目指していた時に愛用し、マーカーがあちこちに引かれた「FOREST」とか(いらねー)。既に応募された方もいらっしゃるようですが、あまり期待しないでください(笑)

「FOREST」といえば、第6版が出ましたね。書店にさっそく山積みになっています。高校生のための受験参考書ですが、私が学生時代に使っていたような堅い文法書のイメージとは違い、カラフルで絵も入っていて、とても読みやすく、それでいてTOEICで出題される分野の文法事項は網羅されています。私の場合は、サラリーマン時代、週末や夜の空き時間を利用して、公式問題集等の問題を1万問解きながら、間違ったところや疑問に思ったところを「FOREST」にあたることで、パート5・6のケアレスミスがほとんどなくなりました。ご興味のある方は、是非店頭で手に取ってご覧ください。

では、今日の1日1問です。前置詞シリーズが続きます。

Tex Kato told his team members to read the report about the new safety regulations -------- Thursday afternoon.

(A) with
(B) by
(C) toward
(D) between

「Tex Katoは、新しい安全規則についてのレポートを、木曜日の午後までに読むよう、チームメンバーに伝えた」が文意です。文中のsafety regulationsは重要語です。こうやって見ると別に疑問に思いませんが、safetyの部分が空欄になった途端、「あれ? safetyだっけ、safeだっけ、うーん。思い切ってsafelyでどうだ」などと間違ってしまう可能性があるので、しっかりと、前の名詞が後ろの名詞を説明するパターンの一つとして覚えておきましょう。safety standardsも合わせて押さえておきたい単語です。

問題に戻ると、皆さん正解できたとは思いますが、正解は(B)byです。「期限」や「締め切り時間」を表すイメージですね。元々のbyのコアイメージは、「そばに」です。パート1で良く出てきますよね。They are standing by the table.のパターンです。ですから、この問題では、木曜日の午後のそば、ですから、「レポートを読み終わる」という動作が、木曜日の午後の「そば」で起こるイメージの、「木曜日の午後までに」です。

(A) withや(D)betweenは外せたと思いますが、(C)towardはなぜだめなんでしょう? towardは文字通りの「方向」ですね。難し目のパート1風なら、A woman is standing with her back toward the door. ドアに対して背を向けて立っている、わけです。in the direction of のイメージですね。

towardは時を表す言葉と一緒に使われると、If something happens toward a particular time, it happens just before that time.です。良く例文で使われるのが、It began to rain toward evening. 「夕方近くに雨が降り出した」です。ですから、例文にこれを入れてしまうと、「木曜日の午後の直前に読むように言った」となって意味がおかしくなってしまいます。

と今日もごく基本的な前置詞の問題でしたが、TOEICの前置詞の用法って、こういう基礎的なものがほとんどです。大切なのは、それぞれの持つコアイメージをしっかりとつかみ、それを幅広く応用できる英語の運用能力を身につけることではと思います。とはいえ、私も前置詞を使う際はよく悩みます。これは日本人だから仕方ないことでしょう。感覚を磨いていくしかないですね。


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1日1問TOEIC1212
部屋で一人でクリスマスソングを聞きながら原稿を書く寂しいアラフォー男、TEX加藤です。さて、今日は所用でおでかけのため、神崎さんに音楽のご紹介と、簡単な1日1問です。

いろいろなCDを聞きながら仕事や勉強をしているのですが、昨日は懐かしい槇原敬之さんのCDを聞きました。我々世代には、「どんなときも」が一番有名でしょうか。SMAPに提供した「世界に一つだけの花」がきっと世間的には知られているのではと思います。槇原さんの数々の名曲の中で、私が個人的に一番好きな曲が、「僕が一番欲しかったもの」という曲です。そんなに売れた曲ではないんですけどね。昨日も久しぶりに聞いて、じーんとしてしまいました。

Youtubeにいろいろと動画が上がっているので、その中からいくつかご紹介です。

ご本人のPV(歌詞が確認できます。映像は正直いまいちな気が。最後の個人の方のPVの方が曲に合っているかも)
武道館でのライブ(圧巻の一言です)
結婚式で使われたPV(個人の方のものですね。すごい再生回数です)


では、最後に今日の一日一問です。前置詞が苦手な方が生徒さんにもこのブログの読者にも多いのではと思いますので、基本的な問題ですがどうぞ。

Leave your name and e-mail address with Tex Kato ------- the end of today’s workshop.

(A) in
(B) since
(C) at
(D) throughout

今日のワークショップの最後に、お名前とメールアドレスをテックス加藤さんに渡してください、ってことですね。leave~with人で「~を人に預ける」です。withは昨日記事にしましたが、「つながり」「方向」を表すんでしたね。出口の机にTEX加藤さんが座っていて、そこに名前とメールアドレスを書いたアンケート用紙を置いて帰るイメージです。自分の名前やメールアドレスが書かれた用紙がTEX加藤氏に対して渡されて、彼とつながるイメージを持ってください。

問題に戻ると、これは、「ワークショップの終わり」という1点を指していますよね。ですので、こういう時は「Point」つまり時や場所などの1点を指す前置詞atが使われます。「最後」という1点をイメージしてください。

昨日の復習になりますが、(A)inは広がりのイメージです。時と使われる場合は、週・月・季節・年など、幅広い長さを持った語と使われます。午後や午前にも使われますね。in the afternoonやin the morningという形です。ある程度の幅があるから使われているわけです。じゃあat nightはどうなんだ、と言われそうですが、なぜか分かりません(笑) 恐らく昔は、今と違って夜は寝るだけで何もできない時間だったのではないでしょうか。なのでひとまとめで「夜」という定点を指すatが使われているのかもしれません。

(B)since「~以来」は過去の起点と使われるんでしたね。ここでは先のことなのでだめです。(D)throughoutは時と使われると、from the beginning to end でしたね。「~の間中ずっと」のイメージです。いずれもここでは文意に合いません。

以上、昨日の前置詞の復習でした。


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イベントのお知らせ
シーンとした部屋で一人で作業をするのはえらく寂しいけれど、TVをつけると集中できず、どうしたものかと思っていたのですが、なんだ、CDをかけたらいいんじゃないか、ということに今更ながらに気付いたTEX加藤です。かつてレコード会社に勤務していた時代、職場の同僚がほぼ全員好きな音楽を聞きながら仕事をしているのを見て、静かな職場で常に仕事をしていた私は衝撃を受けたんですね。「こんなんで集中できるんかいな」と。ところが、慣れてくると、これが快適なんです。特にクリエイティブな作業にはMusic is a must.ですね。

さて、今日は、イベントのお知らせでございます。

「特急シリーズ」ファン感謝デー
12月19日(土)
17:00開場、17:30開演、20:00終了予定、入場無料、事前登録不要
出演:神崎さん、花田さん、森鉄さん、負傷不肖私、Daniel Warriner
予定:
17:30-18:00 「特急シリーズ」の使い方とTOEICに向けた学習アドバイス
18:00-19:15 ミニレッスン(読解、単語、文法各20分)
19:20-20:00 Q&A

場所:朝日新聞読者ホール(朝日新聞東京本社 本館2階)

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アクセス
都営地下鉄大江戸線築地市場駅「A2」出口すぐ
東京メトロ日比谷線東銀座駅、築地駅の各駅から徒歩約10分
JR新橋駅より徒歩約15分

ご興味がある方、いらっしゃいましたらどうぞご来場ください。そして、私が頭髪のさびしいうらぶれたオヤジなのを見て落胆してください。

では、このイベントで無理やり問題を作ってみましたので、どうぞ。

Asahi Shinbun Dokusya Hall in Tsukiji ------- for the December 19 Tokkyu Series reader appreciation event.

(A) reserves
(B) will have reserved
(C) has been reserved
(D) will be reserving

文意は、「築地の朝日新聞読者ホールは、12/19日の読解特急シリーズ読者感謝イベントのために予約された」ですよね。ホールは「予約される」ものであって、「予約する」ことはできませんから、正解は(C)has been reservedです。何気ない問題ですが、こういう問題はいかに素早く答えを見つけて次に進むかが肝心です。よく見ると受身形なのは(C)だけですよね。時制に惑わされてはいけません。また、reserveという単語は他動詞です。なのに後ろに目的語がありませんよね。ということはこれは受け身だ、と文法でも解ける問題でした。


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1日1問TOEIC1210
昨夜のプレゼンが無事終了し、何とか一つ目のクラスは終了しました。振り返ってみるとあっという間でしたね。この年で学生になるのは新鮮な気分で楽しいのですが、さすがにアサインメントの量が多いので、大変は大変です。残すところは来週の文法クラスの期末試験とレポート提出です。

期末試験は、「形容詞節」「主語」「動名詞」といった用語を定義する問題が20問、「名詞句」
の構成を説明せよ、といった句の構造を説明する問題が2問、「受動態を作る際のルールを説明せよ」といった文法ルールを説明する問題が3問、TOEFL ITPの文法問題を解いてそれを解説する問題が4問、文章を解析する問題が3問で計3時間の試験です。うーん。楽しそうだなあ(汗) まあ、気合で乗り切るしかありませんね。

では、今日の一日一問です。

Visitors to Tex Chemical Corporation are requested to observe the “No Smoking” signs ------- the laboratory.

(A) throughout
(B) among
(C) with
(D) together

前置詞の問題はTOEICでもよく出題されますよね。from 9 to 5、in the room、at 17:00、on Fridayといった超基礎的なものもありますが、中には先月のTOEICで出題されたoverのように、上級者でも間違えてしまうレベルのニュアンスが問われる問題もあります。前置詞については、大西泰斗さんの本ではありませんが、「ハートで感じる」のが一番よいと思います。正しいイメージを持つことができれば、幅広く応用できますしね。

この問題では、まず、主に副詞で使われる(D)togetherは文法的にだめです。文の構造を見ると、空欄の前で一旦文が完結していますよね。「Texケミカルへの訪問者は、禁煙の表示に従うよう求められる」です。つまり、空欄の後ろは補足情報です。副詞は飾りですぐに取れますから、このように名詞と文をつなぐことはできません。つなぎのパーツがすぐに外れたら大変ですよね。

残りの三つはいずれも前置詞なので、文法上は入れられます。ここからは英語感覚の勝負です。(B)amongは変だな、ってなんとなくわかりますよね。in or through the middle of a group of people or thingsですから、「同質のものに囲まれる」がコアなイメージです。laboratoryと単数名詞が後ろにありますから、これはだめですね。一つしかないものに囲まれることはできません。前置詞の問題でやってはいけないことは、頭の中で、「amongだと、研究所の間に、だから・・・」と和訳することです。これが前置詞問題で間違ってしまう大きな要因なので、和訳しないようにしましょう。

さて、残るは(A)か(C)ですが、それぞれの前置詞のイメージをしっかりとつかんで、和訳しなければ解けるはずです。正解は(A)throughoutです。in every part of (a place or object), from beginning to end of (an event or period of time)ですね。つまり、場所なら「あらゆるところで」、時間なら「ある期間最初から最後までずーっと」と、前置詞throughのイメージで「通り抜けた」「貫いた」イメージで覚えましょう。この問題では、「in every part of the laboratory」ですね。研究所の中はどこでも禁煙ですよ、ってことです。どこが禁煙なのかという「場所」のイメージがthroughoutで始まる前置詞句で補足されているわけです。

(C)withは幅広いイメージを持つ前置詞ですが、コアなイメージは「つながり」「方向」です。この問題では、動詞がobserve「遵守する」ですよね。「禁煙のサイン」を守って、それを研究所に対してつなげる、っていうのはイメージがつながりませんね。TOEICでよく出題される、provide A with B, supply A with B, present A with Bとかって、すべて「Aに対してBをつなげる」イメージがぴったりです。Aに対してBをどうぞ、と渡して、それがAのモノになるわけですね。この文でも、~ signs with care.「注意して」ならwithが使えそうです。禁煙サインを守る際に、「注意」という言葉がvisitorsに対して飛んで行ってつながっているイメージを思い浮かべましょう。

以上、「前置詞問題は和訳せずに英語のイメージで考えましょう」の巻でした。


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1日1問TOEIC1209
今日は、大学院のレポート提出と、夜はプレゼンがあるため、やさしめの一日一問の記事にします。何とかレポートは先ほどA4で15枚ほど書いて提出しました。残りはパワーポイントによる15分間のプレゼンで、それが終わればこのクラスは終了です。もう一つの文法クラスは、来週3時間のテストがあって、レポートの提出もあります。もうひと踏ん張りですね。

では問題です。

Customers of Tex990 PC are asked to call the service desk at 1-800-555-990 for ------- with any technical issues.

(A) assisted
(B) assistant
(C) assisting
(D) assistance

これは毎回10問程度は出題される品詞問題なので確実に抑えたい問題です。念のため文意は、「TeX990 PCのお客様は、何か技術的な問題があれば、1-800-555-990のサービスデスクに電話してください」ってことですね。

ここでは、空欄前の前置詞forに着目します。前置詞の後ろには通常名詞や動名詞など、名詞の仲間が置かれます。また、この問題では、空欄直後が前置詞なので、空欄には一語で名詞の仲間になる単語を入れなければいけないことになりますね。

ということで、まず、形容詞の役割をする分詞の(A)assistedは不正解です。また、(C)assistingは、他動詞と考えると目的語がないのでだめですね。assistには自動詞の用法もありますが、それだと、「お客様が何か技術的な問題を助けるために」となって意味が通じません。

残ったのは(B)(D)ですが、(B)assistantは可算名詞ですから、冠詞無しで単数で使うことはできませんね。また、「何か技術的な問題をもったアシスタント」では意味も通じません。ということで正解は(D)assistanceです。assistanceはhelpやsupportという意味の不可算名詞です。品詞問題は、文法ルールで解くのが基本ですが、ハイレベルの方なら感覚で正解できるでしょうから、どちらで解くかは受験者のレベルにもよるでしょうね。

ということで、簡単な問題でも、一つ一つ間違いの理由を丁寧に考えてみることがスコアアップにつながりますから、時には頭の中で解説してみると気分転換にもいいですよ、という記事でした。

さ、プレゼン準備の最後の追い込みに入るとします。


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小さな疑問(その1)
昨日も一日中TOEICの問題作りや解説作業を引き込もってせこせこ行っていたTEX加藤です。夢の中にTOEICの問題が出てきました(笑)

さて、新コーナーというわけではありませんが、私が普段ちょっと疑問に思ったことを皆さんと共有しつつ、達人の皆さんから、いいアドバイスがあれば頂いてしまおう、というあつかましい企画です。

今日のテーマは、昨日ネットで見つけた面白い質問からです。

Those are (mostly, the most ,almost, most)business people。 という問題があったのですが、()の中のうち正解はmostlyです。しかしどれも意味が通る気がしています。なぜなのでしょうか。

まあ、TOEICでは出そうにないタイプの問題ですが、意外と深い気がします。正解文は、Those are mostly business people.「あの人たちはほとんどがビジネスピープルだ」って意味です。これはまあ、もし出題されたら正解できますよね。

次のthe mostは最上級の意味で、名詞を修飾することはあります。He won the most games in the tournament.といった形です。ところが、これは何かと比較して、more than any otherの意味なので、「あの人たちは他よりもっとビジネスピープルだ」となって意味が通じません。「ビジネスピープル度」は比べることができませんよね。例えば形容詞を前に置いて、「Those are the most capable business people.」なら、「一番能力の高いビジネスピープルだ」と、能力を比較しているのでこれはあり得る形です。

almostは、副詞で名詞を修飾できませんが、areにかかっていると解釈すれば、mostly同様入れられます。ところが、これは尺度を表すので、「ほとんどビジネスピープルだ」ってこれも変ですね。まあ、新入社員が頑張って働いていて、それを見守っている人たちが、「素人だった彼らも、今やほとんどビジネスピープルだな」っていう文脈ならあり得るでしょうか。どうなんでしょ?

最後のmostは、「ほとんどの」とか「大部分の」って意味で名詞の前に置かれますね。Most business people in Japan take the TOEIC test at least once a year. といった形で、business peopleの前に置くことは可能です。ところが、ここではすごく不自然に感じられます。「かれらはほとんどのビジネスピープルだ」って意味が通じません。そこで思ったのは、このmost+名詞という形は、補語として使われるケースはすごく少ないのではないか、ということです。They are ------- とか、They seem to be ------- の位置に、most+名詞を入れるとすごく不自然です。

ということで今日の疑問は、この「most+名詞」がはたして補語として普通に使われることはあるのか、あるいはあったとしたら、どういう条件があるのか、ということです。お便り募集しています(笑)

と、こんなマニアックなことばかり考えていて時間を浪費し、明日提出予定の大学院のレポートに追われています(泣)


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一歩深める
今、あるお仕事で、上級者向けの対策本を書いています。私はリーディングセクション担当なのですが、これまで13回連続(もうそんなになるのかあ)で受験した公開テストのデータを自分なりに分析し、上級者が間違いそうな問題を抽出し、まず、パターン化してみました。

そこで思ったのは、たとえばパート5では、語彙問題よりもむしろ、頭の中で和訳してしまうと間違ってしまう微妙なニュアンスであったり、感覚で解くと間違ってしまう文法のちょっとした細かな点を問う問題で差がつくケースが多いのではないか、ということです。

つまり、出題されている語彙レベル自体は高くないのに、高得点の受験者でも迷ってしまうような問題が巧みに作られていて、そこで間違ってしまう、というケースの方が、単語の意味が分からなくて解けない、というケースよりも、上級者の場合、圧倒的に多いのではないかと思うのです。

こうした問題に対しての一つの対策としては、ネイティブ並みの英語感覚の持ち主の方はこの限りではありませんが、正解以外の選択肢がなぜだめなのか、ということも突っ込んで考えてみると、基礎の幅や深さが広がって、本番ではミスの数が減るのではと思います。

たとえば、

The annual company picnic, which will be held in Tex Park next Sunday, is ------- to all employees and their families.

(A) intended
(B) next
(C) invited
(D) open

という問題があったとします。上級者の方なら、恐らく、正解の(D)openを素早く選べたと思います。be open to~で~に対して開かれている、の意味ですから、社員やその家族ならだれでもカンパニーピクニックに参加できる、ということですね。ですが、ここで終わらずに、ちょっと深く考えてみます。

(A)intendedがだめそうなのは分かるけど、なんでだめなんだろう。ちょっと調べてみよう。なるほど、be intended to do~、あるいは、be intended for ~の形なら使えるのか。ということは、Tex Kato is intended to take part in the company picnic with his family. という形なら使えるし、The company picnic is intended for all company employees. と、toではなくてforならこの問題でも入りそうだ。

(B)nextは、next toで隣、の意味だよな。besideが同義語だったはず。そういえばパート1でThey are sitting next to each other.ってあったな。each otherと代名詞を伴っているということは、このtoは前置詞だな。close toもそうかな、ちょっと調べてみよう。

(C) invitedは、招待されるのは人だから文意には合わないな。ということは、この問題でも、目的語の人が主語だったり、The company invited Tex Kato to the company picnic.という形なら使えそうだ。あ、そういえば、TOEICのパート7で、We cordially invite~って表現を見た気がするぞ。あのcordiallyってどんな意味だっけ。

(D)openは、be open toのtoを問う問題も出た気がするぞ。そういえば英作文で、「このお寺は一般開放されている」で、「This temple is open to the public.」って以前覚えたな。他にもopenの用例がないか調べてみよう。

といった形で、一つのTOEICの問題から、派生して考えてみると、英語力の幅も広がると思います。その際注意が必要なのは、公式問題集等の質の高い問題を使うことです。市販の教材では、微妙な選択肢が混ざっていることがありますからね。まあ、その場合も、著者の間違いを見つける、という楽しみができるかもしれませんが(笑) 私の教材で突っ込まれたらどうしよう(汗)


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批判的に読む
今日は、午前中から初授業でした。普段担当されている先生が奥様の産休のため、ピンチヒッターです。パート5・6・7対策の授業を行ったのですが、2時間15分の授業はあっという間でした。

授業中は感じませんでしたが、終わってみると、立ち仕事なので結構足が疲れますね。帰りの電車で寝過してしまいました(笑) 立ち仕事に慣れていないとはいえ、わずか一コマで足が疲れていてはいけません。普段講師で一日何コマも務めている先生方はすごいなあと改めて感じます。何コマ担当しても笑顔が爽やかな神崎さんを見習わないといけませんね。

とはいえ、授業後の疲れは、心地よい疲労感でした。普段担当されている先生の授業の足元にも及びませんが、今の自分にできるベストは尽くしました。教える仕事のやりがいを、少しではありますが、感じることができた気がします。生徒さんと一緒に自分も成長できるといいなと思います。

昨日の読書についての記事について、TOEIC征服日記のmasamasaさんが昨日本日と記事にされています。面白いので、是非読んでみてください。

読書においてもそうですが、TOEICの問題、特にパート7の問題を解く際には、「批判的に読む」という姿勢が大切ではと思います。ある設問に対し、「Aが正解だな」と思った時、初中級の方は、時間管理が最優先事項なので、取り急ぎマークして次に進む方が無難です。ですが、950点以上や満点を狙うのであれば、「本当にそうなのか」とここでちょっと疑ってみて、念のため、B・C・Dが間違いであることを確認することも時には必要です。もちろん、この作業をすると時間をロスしますし、確認したけれども結果的にAが正解だった、ということもあります。あくまで完璧を期すための超上級者向けのスキルです。

パート7の問題は、正解の選択肢は正解になる理由が本文のどこかに書かれていますし、間違いの選択肢は、間違いの理由が書かれているか、記述が一切ありません。つまり、AもBもどっちも正解っぽいけど、なんとなくAだな、ということはあり得ません。そうならないように緻密に計算されて問題は作られています。テスト製作のエキスパートであるETSの中の人はプロですからね。毎回感心するようなトリックが散りばめられています。

なので、どんな上級者にも、「Aが正解だ」と思ったけれども、実は良く読んでみるとBが正解だった、というケースはあります。そこで冷静かつ批判的な目で問題を見て軌道修正できるか、それとも思い込みで答えてしまうかで、微妙な差がつくケースが多いのではないかな、と思います。

本番ではそこまでの余裕はないよ、と言われてしまうかもしれませんが、超上級者の方は、時にはテスト中に、名探偵になったつもりで冷静に推理してみることも大切ではないのかなと感じます。よくできた推理小説だと、トリックに騙されますよね。TOEICはそういう意味では、ある意味、質の高い推理小説だと言えるかもしれません。


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まずは本を読む
サッカー日本代表の対戦相手が決まりましたね。優勝候補のオランダをはじめ、強敵ばかりですが、なんとか予選を勝ち抜いて、旋風を巻き起こしてほしいものです。

さて、今日は直接英語とは関係のないパート7対策「日本語の本を読む」ということについて書いてみたいと思います。これは当たり前のことですが、「日本語を速く読めない人は、英語も速く読めない」という点、意外と見過ごされている気がします。考えてみれば当然のことですよね。英語が母国語でない限り、普段日本語を読むスピードがえらく遅いのに、TOEICの英文になると急にすらすら読める、ということはあり得ません。

読者の皆さんのブログをひそかに巡回したり、また、お話したりしていて気付いたことが一つあるのですが、読書家の人には、TOEICのスコアの伸びが早かったり、リーディングスコアの高い方が多いように思います。つまり、元々の国語での読解スピードが速く、読解力が高い、ということです。

以前にオフ会で、1年で500点台から950点までスコアアップさせたトイッ子さんにお会いした際にも聞いてみたのですが、「学生時代は、現国が得意科目でした」とおっしゃっていました。また、試しに生徒さんに日本語でパート7のパッセージを解かせてみたら、全然できなくて愕然とした、というエピソードをある先生から聞いたこともあります。そりゃ、日本語で読んでわからないものは、英語で読んでも絶対に分からないですよね。

パート7では、ビジネスに関する背景知識があって、日本語の読解能力が高い方が圧倒的に有利です。書かれている内容やシチュエーションがイメージできますし、ストーリーが頭の中で追いやすいですから。私自身、サラリーマンとしての経験と、活字中毒者で読書スピードが普通の人と比べて恐らく相当速い、ということが、パート7を解く際の基礎になっています。ですから、パート7が苦手な方は、まず、日本語の本を読む、ということも、英語学習と並行して進められると良いと思います。

TOEIC、という視点で効率的なのは、ビジネス書を読むことです。ですが、「マーケティングの基礎知識」的な堅いものを読もうとすると、よほど興味がない限り挫折してしまいます。ですから、普段自分が興味を持っている事柄(物価高や、円高、事業仕分けとか)について初心者向けに書かれたものとか、人物伝などがお薦めです。また、自分が普段使っている商品を作っている会社(今旬のユニクロとか)の成功物語でもいいし、先日のイチローのCMではありませんが、感動したCMがあったら、そのCMを作っている人の本を読んでもいいでしょう。とにかく、自分が興味を持てそうなトピックについて書かれた、柔らか目のビジネス書を読む、ということが大切です。

それでも何から手をつけていいのかいまいちピンと来ない、という方は、ビジネス誌をまずは買って読んでみる、というのも一つの手です。初心者の方にお勧めなのは、「日経Associe(アソシエ)」「DIME」「日経TRENDY」です。内容が比較的やわらかいですし、トピックも身近で、本の紹介があったり、内容も多彩ですから、きっと自分なりに面白そうだな、と思う記事が見つかるはずです。そこを起点にして、次は文庫本なり単行本に進む、というのもよいのではないでしょうか。

その他の手段としては、文庫本で経済小説を読んでみる、という手もあります。幾つか文庫で手軽に読めるものを紹介させて頂きますので、ご興味があれば読んでみてください。

神様からひと言(荻原浩著 光文社文庫)
経済小説、というよりサラリーマン小説です。笑えて泣けます。

青年社長<上下巻>(高杉良著 角川文庫) 
TVなどにも登場するワタミの社長をモチーフにした成功ストーリーです。

戦略プロフェッショナル(三枝匡著 日経ビジネス人文庫)
企業再生を描いた迫真のストーリー。著者の三枝さんは東証一部上場企業のCEOです。

ハゲタカ<上下巻>(真山仁著 講談社文庫)
映画化もされた人気TV番組の原作です。私は読んでいませんが、ご興味あれば。

一勝九敗(柳井正著 新潮文庫)
小説ではありませんが、いわずとしれたユニクロの創業者が自ら語る自叙伝です。

明日の広告(佐藤尚之著 アスキー新書)
これも小説ではありませんが、広告の今、が感じられる読みやすい本です。


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第3回奥様のためのTOEIC講座
「天高く、奥様肥ゆる秋」が過ぎ、奥様が忙しくバーゲン会場を走り回る「師走」がやってまいりました。さて、このブログの読者の奥様は皆様お美しく、さらにはハイレベルの英語力の持ち主であることが分かってまいりました。そこで、今日は、今後のTOEICにも毎回1-2問は出現するのではないかと私がひそかに思っております(ここで書いたらひそかにじゃないけど)、上流マダムを振り分けるためのやや難し目の動詞の語法問題です。

Faced with a tough decision, Tex Kato was ------- to consult his predecessor.
(A) suggested
(B) forced
(C) offered
(D) explained

念のため、predecessorというのは、「前任者」という意味です。シュワちゃんが主人公の映画に出てきた怪物ではありません(それはpredator:捕食動物)。いくら私が困っても、そんな怪物に相談することはございません。相談する前に確実にやられます。

さて、上記の問題、どれが正解でしょう。そしてその理由は?

この問題の正解は、(B)forcedです。えー、なんなのよー、という奥様の嘆きの声がPCの画面の向こうから聞こえてきた気がします。まず、文意は、「難しい決断に直面したので、テックス加藤は前任者に相談せざるを得なかった」ですが、これは意味で解く問題ではございませんの。

ここで注目すべきは、空欄の入っている文が、人が主語の受身形でなおかつ直後にto不定詞が続いている、ということでございます。受身形というのは、本来目的語の位置にあったものが主語になっているわけです。ということは、これを能動態にすると、「主語 + 動詞 + 人 + to不定詞」という形にできる、ということになるのであります。奥様が旦那様に何かをすると、された方の旦那様が主語になって受身になるという構図でございます。

たとえば、

I asked my husband to wash the dishes.

という文を受身にすると、

My husband was asked to wash the dishes by me.

となります。能動態の目的語の位置にあったmy husbandが主語の位置に来て、受身になったわけです。普通は旦那様に後片付けをさせるのは奥様、と相場が決まっておりますから、このby meは省略されます。

ということで、問題に戻ると、正解になる動詞は、この「主語 + 動詞 + 人 + to不定詞」という形を取ることができるものでなくてはいけません。ところがです。この4つの選択肢の中で、唯一この形を取れるのが(B)forcedなんでございますの。ホホ。

まず、(A)suggestは、普通、that節か~ing形が直接後ろにきます。注意点としては、I suggested that my husband (should) do all the housework. の形では、that節の動詞が原形になる、でございます。仮定法現在というやつですね。また機会があればご説明いたしましょう。とにかく、suggestは、「目的語+不定詞」という構造にはなりませんので、当然それを受身にした形はあり得ません。

(C)のofferは、My husband offered to drive me home.のように不定詞を取りますし、目的語をうな丼ダブルで取れる(offer A BでAにBをオファーする)タイプの動詞なので、それを受身にした、My husband was offered a chance to work overseas. という形はあります。もともとは、They offered my husband a chance to work overseas.という形ですね。しかーし、残念ながら目的語の直後に不定詞は来ないのであります。そうなのよ、奥さん、「offer人to do」という「目的語+to不定詞」という形にならないんですって、まったく面倒よね。

最後の(D)explainも同じく「目的語+to不定詞」という形にはなりません。I explained my problem to my friends.(なぜか旦那様ではない)という形はOKですが、人を直後に置いて、I explained my friends my problem.という形は取らないんです。ですので、My friends were explained my problems.という形は間違いです。

A tough question forced Tex Kato to consult his predecessor. という形はOKでございますが、他の動詞は文法上NG、というとても難しい問題でございました。にわかに不安になってきた奥様、ご心配には及びません。この手のハイレベルの動詞問題は、出ても1-2問です。他の簡単な問題をしっかり正解すればOKでございます。こういうお高い商品もあるのね、と横目で見ながら特売の商品をしっかり買う、という姿勢で問題ございません。


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イチローのCM
NTT東日本のミスチルが主題歌のCM、ご存知でしょうか。イチロー選手が出てきて、父と子のつながりが印象に残るCM、といえば、「ああ、あれか」と気付く方もいらっしゃるでしょう。上記のリンクから、是非90秒バージョンをご覧ください。久しぶりにCMを見ていいなあと思ったのですが、見た瞬間に、誰が作ったのかが分かりました。一応前職でクリエイティブ業だったので(笑)

このCMを作ったのは、TUGBOATという4人の個人によるクリエイティブ集団です。元々大手広告代理店に勤務されていた方々が独立し、個人事務所を設立するという、広告業界では前例のないことにチャレンジされ、見事に成功を収められました。詳しく知りたい方は、代表の岡康道さんのインタビューをご参照ください。驚くほどたくさんの優れたCMを作り出しています。しかも超イケメン(笑)

TOEICに関しても、こういうクリエイティブ集団を作ることができたらすごいだろうなあとふと思います。TBRのメンバーや、ヒロ前田さん、TOEICに精通したネイティブスタッフを集めて、最強のチームを作れば、限りなく本番に近いマテリアルで、それでいて解説も受験者の立場に立った詳しいものにする、といったことが実現できるかもしれません。心の中の将来の夢リストに登録しておきましょう。

冒頭のCMに話を戻すと、このCMでは、イチロー選手に憧れるごく普通の野球少年と、そのお父さんの姿がリアルに、それでいて感動的に描かれています。「ぼく、イチローみたいになれるかな」という息子の問いかけに対し、「なろうと思ってなれるもんじゃないよ。でもな、なろうと思わなきゃ、何にもなれないよ」とお父さんが答えます。うーん。何回見ても感動するなあ(笑)

英語学習も(と無理やり英語学習にこじつける)、究極的には、地道に日々積み重ねるしかないと思います。どうやったらリスニングの力が付くだろう、どうやったらリーディングの力が付くだろう、英語がもっとうまく話せるようになりたい、英語が書けない、って悩みますよね。私も同じです。でも、結局は、毎日学習を継続するしかありません。日々の小さな発見や驚きが、明日の自分を向上させます。時には自分の成長しなさぶりにがっかりすることもありますが、仲間の励ましや、自分自身を鼓舞したり褒めたりすることで前に進めます。

たとえば、私には昨日、こんな発見がありました。「現代英文法講義」(安藤貞雄著 開拓社)にこういう記述があったんです。分詞の後位修飾(マニアックだなあ)についての説明です。

後位修飾(postmodification):名詞の「一時的な状態」を表す分詞は、修飾する名詞のあとに置かれる。

この説明の下に、以下の例文が掲載されています。

The people questioned (= who were questioned) gave very different opinions. (The questioned people) (質問された人々は、ひどく異なる意見を述べた)

なるほど。その人々は常に質問されているわけではなくて、その場で質問されたわけですから、「一時的な状態」を表しますよね。文脈から、questionedを前に置いてはいけないわけです。だからあのTOEICの問題も、この位置に過去分詞が置かれていたのかあ、とこの部分を読んだ瞬間に、頭の中の霧が晴れた気がしました。プチ「アハ」体験ですね。いや、英語って奥が深いなあ。

英語学習で、一つ大切ではないか、と私が思うことは、自分なりの考えや視点を持って学習をすることです。例えば、上記の例でも、私の中で、「なんで前に置かずにあえてこの位置に置かれるんだろう」という疑問があったので、この記述にたどり着いたわけです。何となく読んでいて、ふと見つけた、というわけではありません。

日々興味や疑問を持って、さまざまな素材に当たり、その中で見つけたことを積み重ねていくと、知らない間に英語の力が付くと思います。私もまだまだ修行中です。皆さん、共に楽しく、かつ地道に英語学習を続けましょう!


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