151回TOEIC感想
打ち上げだけ参加したTBRの後、帰宅し、昨夜は一人解答速報で、リーディング99問を再現したTEX加藤です(念のため、問題に関してのご質問にはお答えできませんので、予めご了承のほどを。堅苦しくて嫌ですが、好きなTOEICが受けられなくなってしまうので致し方ありません)。こうした記憶の再現は自分にとっても学びになりますので、自分の中で継続し、法律に違反しない方法で、読者や生徒さんに還元したいですね。

さて、昨日のTOEIC、皆さんの出来はいかがだったでしょうか。これは個人的な感想ですが、「二面性がある」試験だったと思います。つまり、ある人にとってみればそれほど難しくはないけれども、ある人にとっては異常に難しく感じられる試験だったということです。これは特にリーディングセクションについて感じたことです。

なぜこうした事態が起こるかという一つの理由は、受験者の「背景知識」に差があるからです。つまり、パート5や6、7の問題文のテーマが、不動産、投資、合併、売上、銀行、在庫管理といった堅い内容のものが多かったため、そういう分野に全く知識のない人にとっては、問題文の背景のイメージが頭に浮かばず、理解するのに時間がかかってしまう、といった事態になります。その一方で、TOEICが主に対象にしていると思われるビジネスマンなど、比較的そうした事情に明るい方にとっては、さほど難しい試験に感じられなかったかもしれません。

特にパート7のスピードアップのためには、こうしたビジネスの背景知識を養っておくのも一つの手です。そうした知識のない方は、日本語で構わないので、ビジネス用語を説明した簡単な本を読んでみるとよいと思います。たとえば、日経新聞を題材にした文庫やビジネス書で、初心者向けのものが何冊も出ていますから、書店で手に取ってみて、自分で面白そうだと思ったものを読むといいのではないでしょうか。

試験全体としては、パート1の難化傾向はすっかり定着しましたね。今回は異常に難しい問題はなかったものの、比較的レベルの高い問題が揃っていて、全レベルの受験者がほぼ正解できる問題は2-3問だったのではないでしょうか。これは最近の傾向です。つまり、高得点者にとっても気が抜けないパート、ということです。現在進行形の受身なのか、それとも現在完了形の受身なのか、といった、注意して聞いていないと間違えてしまう細かな点が問われます。

パート2は、付加疑問文が目立ったように感じたのと、質問に対して質問で切り返したりと、ひねった受け答えも多くみられましたが、レベル的には標準かやや易だったと感じました。高得点を目指すには、対策書でこうしたひねった受け答えに慣れておくとよいでしょう。たとえばですが、「TOEIC弁当と上幕の内弁当、どっちをケータリングしたい?」といった質問に対して、「どっちでもいいわ」とか、「うーん。他に選択肢ないの」とか、「私は菜食主義者だから、肉が入っていなければどっちでも」とか、「安い方でいいよ」とか、「あなたが決めて」などなど、いくらでも答えが考えられますから、自分の中の、受け答えの想像の範囲を予め広く持っておくことがスコアアップにつながります。

パート3・4は特に目立った傾向は感じず、標準的な問題が多かったように感じました。

パート5は、難解な語彙は2-3問で、基本的な文法事項を問う問題が多かったですね。「動詞+人+to do」か「動詞+to do」、「動詞+人+that節」か「動詞+that節」、といった動詞の型を問う問題が印象に残りました。TOEIC定番の「自動詞VS他動詞」と並んで、こうした動詞についての基本的な使い方をしっかりと押さえることがスコアアップには大切です。動詞問題が苦手な方は、「イクフン本」など、動詞問題がまとまった演習書を解いて、不明な部分は「フォレスト」等の文法書をあたる、という方法で、集中して取り組んでみてください。基本さえ押さえればこの手の問題はほとんどすべて解けますから。

パート6は今回とても印象に残りました。最初から最後まで読まないと解けない問題が盛り込まれているのは新傾向なのではとひそかに思っています。空欄の前後だけや、その空欄が入った文の前後の文を読むだけでは正解が分からず、1番目の問題の答えのヒントが最後の方に出ていたり、その逆に、3番目の問題の答えのヒントが冒頭にあったりと、問題作成者の工夫が見られます。少なくとも高得点を狙う方は、100word程度の文なので、最初から最後まで読む、という意識で臨んだ方がよいと思います。

パート7は読ませる問題が多く、この長文化も最近の傾向でしょう。個人的に印象に残ったのは、ダブルパッセージの最初の2つにレターやメールなど、文字数を読ませる問題を配置し、後ろ2つに表など、比較的読む分量が少ない問題を配置する、というレイアウトです。時間がない受験者は、最初の2問で時間を使ってしまい、最後の2題を焦りながら解いてしまうので、ミスしてしまう、という悪循環に陥ってしまいます。これも一つの試験対策ですが、DPでは、ざっと4つにまず目を通し、例えば、どちらかのパッセージが表で、読む部分が少なさそうな問題を先に解くのも手です。

以上、第151回TOEIC雑感でした。前の席のミニスカートのうら若き女性が20問程度塗り絵だったように見えた(解答用紙の回収の際に目に入った)のが残念です。どこのどなたかは知りませんが、上記のアドバイスを胸に、次回頑張ってください。なんならオジサンが個人レッ(以下略)。


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