(続)秘伝:副詞破り
昨日の「奥様のためのTOEIC講座」の反響に、これはビジネスになるな、とほくそ笑んでいるTEX加藤です。というのは冗談としても、TOEICの受験者には主婦の方がたくさんいらっしゃいます。そういう奥様達が集まってお茶でも飲みながら楽しくTOEICの勉強をしたり、情報交換したり、時にはTOEICと関係のないご家庭の話をしたり、といった場があるといいですよね。

さて、今日は、先日記事にした「秘伝:副詞破り」について、もう少し簡単に説明してみたいと思います。内容はTOEIC初中級者の方を想定しています。

「~ly」の副詞は名詞の直前には置かれないので、TOEICで名詞の直前が空欄だったらlyを選ばない、という鉄則を先日ご紹介しました。注意点として、「~ly」でも、副詞ではなくて形容詞もありますから、そうした「~ly」は名詞の前に置かれます。代表的なものを挙げると、only, early, friendly, timelyなどです。ですので、「形容詞にlyが付いた副詞」は名詞の直前に置かれない、ということを念頭に入れてください。

恐らく、「動詞-------名詞」の形の出題で、本番で~lyを選んでしまう方は、この副詞がその前の動詞にかかる、と感じてこれを選ばれているのだと思います。英文にたくさん触れて英語感覚が身についてくると、この位置に副詞が来るとものすごく違和感を感じるようになりますが、初中級者の方は動詞にかかる、と感じられても不思議はないと思います。ですので、ちょっと例文を挙げて説明してみますね。

<目的語をともなう動詞と副詞の位置について>

私は、昨日のランチは時間がなくて駅でチョコパンを買って食べた(かなり美味しくなかった)のですが、「私は昼食を素早く済ませた」と言いたいとします。

I quickly finished my lunch.

となって、quicklyは動詞の前に置かれます。もしくは、

I finished my lunch quickly.

と文末に置くこともできます。どちらに置くかは、何を強調したいか、の微妙なニュアンスの違いであって、文法的にはどちらも正しい形です。

ところが、

×I finished quickly my lunch.

とは言いません。「なんで名詞の前に置かれないのよ(なぜか奥様風)」と言われるかもしれませんが、その理由を考えるよりも、正しい位置をルールとして覚えたほうがよいと思います。ly副詞で動詞を修飾したければ、「動詞 ly副詞 名詞」の語順ではなく、「ly副詞 動詞 名詞」の語順で、動詞の前に置けばいいことになります。

もちろん、このfinish自体は自動詞でも使われるので、

The game finished quickly.

と動詞の後ろにquicklyが来ることはありますが、後ろに目的語となる名詞は来ませんし、聞いている側も、finished quicklyの後に目的語が来ることを想定していません。

試しに上記のランチの例文で、「副詞が名詞の直前に置かれた誤文」をグーグルで“”を付けてフレーズ検索してみてください。ヒット件数はゼロです。もちろん、正しい位置に置かれた文章は多数Hitします。

今日は、TOEICの「動詞-------名詞」のパターンの品詞問題では、ly副詞を死んでも選ばない、という「秘伝:副詞破り」の続編でした。


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