秘伝:副詞破り
昨日本屋で安河内哲也さんの「いますぐキャラを変えなさい」(小学館)を購入しようとレジに並んだら、隣の大学生風男子が、1月のTOEICの申込用紙をもらっていました。TOEICって身近な存在なんだなあということを実感しますね。

安河内さんの本では、ご本人の豪快な失敗談がいくつも掲載されていて、それを読むと勇気が出ます。一番すごいなあと私が思ったのは、ご自身がテレビ東京の「ワールドビジネスサテライト」に出演された時のエピソードです。

この番組で、英語ビジネスが取り上げられた際、安河内さんも授業風景を撮影されたそうです。で、番組の放送を見てみると、長時間の取材が編集され、よりによって、自分がたまたまある単語の発音を間違った部分だけが全国ネットで放送されたとのこと。

しかも、ご存知の方もいらっしゃると思いますが、あの番組には、コメンテーターとして、時折、日本語が堪能なリチャード・フェルドマンさんが登場されます。で、「あそこ、発音間違ってましたね」と例の独特の口調で指摘されたそうです。

これは相当恥ずかしいですよね。学校へ翌日通うと、微妙な空気が流れ、さすがの安河内さんも数日は落ち込んだそうですが、今では授業のネタにされているそうです。自分がミスをしたり、分からないところがあったら、それをごまかさないことが一番大切だと説いていらっしゃって、こうした部分も人気の理由なのだと感じました。

さて、今、授業のネタをせこせこと収集していて、TOEICの問題を解く際のコツとして、気づいたことが幾つかあります。今日はそんなネタの一つを簡単にご紹介します。

10月のTOEICで、Tex Corp. won a ------- award ~ といった形の問題で、正解としてnationalを選ばせる品詞問題が出ました。上級者の方ならまず間違いなく正解する問題ですが、初中級者の方で必ず見られる間違いが、副詞のnationallyを選んでしまうミスです。

ミスの原因としては、恐らく日本語で考えてしまい、なんとなくこれっぽいから、という理由で選んでしまっているのではと思います。ですが、このタイプのミスは、以下の鉄則さえ覚えてしまえば、絶対に避けることができます。

大前提として、副詞は、just, only, quiteなどの例外的なものを除いては、名詞を修飾することができません。つまり、「~ly」という形の副詞は、絶対に名詞の直前に置かれることがないのです。例外的に、nearly ten peopleと、nearlyはtenという数詞を修飾する形で使われますが、これも名詞を修飾しているわけではありません。また、friendly personやtimely mannerとはいいますが、これらは副詞ではなく、名詞にlyが付いた形容詞です。

ある程度のレベルに達すると、「冠詞+空欄+名詞」という形を見たら、反射的に副詞を正解の選択肢から外せるようになりますが、最初のうちは、“名詞の直前に空欄がある品詞問題では、何があっても副詞の「~ly」は選ばない”、ということを頭に入れておけば、この手の問題でのミスが減るはずです。

ちなみに、11月のTOEICでは、~in just two days. といった形のjustが狙われる可能性があるので、注意してください。「たった二日で」と「二日」を強調する副詞です。

こうしたスコアアップのための鉄則をまとめ、近日民明書房から刊行予定なのが、「TEX加藤の秘伝TOEIC神拳究極奥儀第一巻風の章」です。風林火山の全四章から構成されるこの奥儀書では、TOEICスコアアップのための鉄則や、ブログでは書けない裏情報などが満載。申し込みをされた方には、受験日に応じた厳選予想問題が茶封筒に血判付きで送付されてきます。

というのはもちろん冗談ですが、自分の考えを整理するためにも、こうしたポイントを自分なりにまとめていきたいと思っています。


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