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1日1問TOEIC1013
今日は久々に1日1問です。

TEX Consulting Firm helps small business owners ------- the best strategies for acquiring market share and defeating competitors.

(A) comfort
(B) identify
(C) result
(D) progress

何度か1日1問で出題したパターンの変形なので、楽に解答できた方も多いかもしれませんが、難度の高い問題です。今日はこの問題の解法を説明します。

まず、選択肢を見ると、すべて動詞です。しかもすべて原形なので、時制や、主語と述語の一致といった文法事項を問う問題ではなく、語法か語彙の問題であることが分かります。

次に、動詞問題の場合、大きな解答ポイントの一つは、空欄直後に名詞があるかないかです。ここでは、strategies(戦略)という名詞がありますね。ということは、後ろに動作の対象となる目的語を取る他動詞が入らないといけないということに気付きたいところです。自動詞なら直後が名詞ではなく、空欄直後に前置詞が入る出題パターンが多いですね。

その視点で見ると、Aのcomfort(慰める)は相手が必要な動作で他動詞ですが、「戦略を慰める」では意味が変です。続いてBのidentifyは、recognize, discover, distinguish(見分ける、見極める)の意味ですから、見分ける対象物が必要な他動詞です。しかも、「identify the best strategies(ベストな戦略を見極める)」は意味が通じますから、これが正解ではないかと推測できます。

念のため、Cを見ると、resultは典型的な自動詞です。TOEIC頻出表現の「result in結果」「result from原因」の違いはペアで押さえておきましょう。前置詞がペアであることからも自動詞であることが分かります。

Dのprogressは、日本語で考えてしまうと、「進行する」「はかどる」なので、「戦略を進める」で正解かな、と感じてしまいますが、to move over a period of time to a stronger, more advanced, or more desirable stateです。つまり、より望ましい状態になるよう自分で動く、というイメージですね。先日のエントリーでも書きましたが、自動詞を見分ける一つの方法は、自分一人でできる動作か、自然におこる動作かどうかです。その意味でもprogressは自動詞ですね。英語の試験ですから日本語で考えてはいけません。偉そうに書いていますが、私も日本語で考えて類似問題を間違えたことがあります(笑)

ということで、めでたくBのidentifyが正解であることが分かりました。

もし、他動詞が2個以上選択肢にあって、どっちも空欄の後を見るだけでは意味的にありえそうなら、さっと頭から文章を見ます。ただし、その場合も頭の中で和訳してはいけません。時間がかかるし、TOEICの引っかけ問題の罠にはまる可能性があります。できるだけ英語で考える感覚を身につけたいところです。

ここでは、主語がTEX Consulting Firmで、述語動詞がhelpsだと分かります。「え、ということは空欄にも動詞があるけど、動詞が2個?」と勘違いしてはいけません。「S+help+O(目的語)+原形不定詞」で、「Oが~するのをhelpする」の形です。helpはto不定詞でもOKですから、ここはto identifyでも正しい形です。つまり、TEX Consulting Firm(主語)は、small business ownersが、(market shareをacquireしcompetitorsをdefeatするための)best strategiesをidentifyするのをhelpします、ということです。長嶋茂雄さんのような文章になってしまいましたが、英語で考える、というイメージをつかんでください。

おさらいですが、今日の動詞問題のポイントは、

1. まず出題ポイントをidentify(時制、態、語法、主述の一致、語彙)
2. 続いて空欄直後の名詞の有無をチェック
3. 語法問題は和訳するとETSの思うツボ。英語で考えよう!

でした。

英語の動詞は、自動詞・他動詞両方の用例があるものが圧倒的に多いので、「自動詞」「他動詞」と区別して覚えるのではなく、できるだけたくさんの英文に触れて、コロケーションの感覚を身につけるのがよいと思います。


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