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答えは本文の中にある!
自分の本が発売になったというのに、まだ現物を見ていないTEX加藤です。今日の午前中に本が届くようですが、台風なので心配です。後で書店の店頭をチェックしてきます。

共著者の神崎さんの誤植イベント(笑)は別として、ネットで読者の本の感想を見ていて、早くも反省点が見つかりました。それは、読者の幻想を破壊する中年ウスラ男の写真を掲載したこと、ではなく(それもあるけど)、本文中の重要単語の意味を別枠で掲載しなかった点です。「通勤電車で手軽に読解練習、と謳っておきながら、単語の意味を電車の中で辞書ひいて調べろっちゅうんか。われ」と自ら関西弁で突っ込みを入れさせて頂きます。

もちろん和訳は全文掲載してありますので、上級者なら訳と照らし合わせて単語の意味を理解することは可能ですが、初中級者には不親切ですね。狙われやすい派生語やコロケーションを含め、「重要表現・語彙」などとして掲載すべきでした。ご不便をおかけして申し訳ありません。今後(次があるかは分かりませんが)の改善点とさせて頂きたく思います。読者の皆さんは、もしこの本をご活用になる場合は、その点あらかじめご了承いただければありがたいです。一冊の本を作ることの難しさを改めて感じました。

さて、今日はこの本のテーマでもあるパート7対策についてです。私は、昨年までは、パート7で間違えることが何回もありましたが、今年に入ってまだ1問も間違えていません(と9月のスコア表が届いていない今のうちに書いておく)。この最大の要因は、「パート7の問題を解くヒントは必ず本文の中にある」という単純な原則を徹底して解くようにしたからです。

もちろん、解き終わった後に見直しをする、ケアレスミスに気をつけて、正解だと思っても他の選択肢を全部見直す、といった点も重要ですが、最も大切なのは前述の原則です。証拠が必ずありますから、それだけを手掛かりにして犯人を見つけなければいけません。現実世界でも話題になっていますが、勝手に証拠をでっちあげて、誤認逮捕してはいけないのです。

この点に関して、「英文法のナビゲーター<上>」(伊藤和夫著 研究社)で、受験の神様・伊藤和夫氏はこう記しています。

「問題文は、私たちとは無関係に他人が書いた文です。他人がその文を書く時、現在のことを言いたいと思っていたか、過去のことを言いたいと思っていたかを、その他人を探し出して直接に尋ねることはできないのです。それなのに試験問題が問題として成立する、つまり解答がひとつに決まって、それ以外の答がすべて誤りだと言えるとするなら、解答のカギになる部分、他人が時間をどう考えていたかを示す部分は、必ず問題文の中にあるはず。問題文がいかに短くても、そうなっているはずです。時制の文法問題を解くとは、問題文の中で、そのカギになっている部分を探すことなのです。」

ここでは時制問題について書かれていますが、これはTOEICのパート7全体に言えることです。当たり前の話ですが、ETSの人が作った問題の意図を、「どれなのよ、正解。もうっ。教えてくれたっていいじゃん。ちょっとぐらい。減るもんじゃなし」などと問題製作者ににじり寄って聞き出すことはできません。また、TOEICの問題は、正解の選択肢が100%正解で、それ以外の選択肢は100%不正解である、というのが大原則で、その論拠となるのは本文以外にありません。

たとえそれが、ある程度の推測が受検者側に求められる「What can be inferred about Tex Corporation?」といった難度の高い「infer」タイプの問題でも、必ず正解と判断するための情報が本文のどこかにあるのです。正解以外の選択肢は、本文に誤りであると判断できる情報があるか、記載が全くない、のどちらかです。どっちも正解と考えられるけど、6:4でBの方が確率が高いからBが正解、などということはありません。

典型的な間違いパターンとしては、私もよくあったのですが、「どっちもありそうだけど、なんとなくこっちっぽいかな、みたいな」といった曖昧な理由でマークしてしまうケースです。正解の論拠を探している時間がなかった、という場合は仕方ありませんが、時間に余裕があれば、必ず正解の根拠となる情報を本文の中に見つけることを徹底すべきです。逆に言うと、そこまでの作業を行っても時間内に解き終わるだけの読解力を身につけたいところです。


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