ボーゲン&パラレル
先日、ある出版社の方との会話の中で出た言葉でとても印象に残ったことがあります。

パート7って、ボーゲンでずっと滑っている人と、パラレルとボーゲンを使い分けている人の差って大きいと思うんですよね。

私はスキーをしないので分かりませんが、要は、最初から最後まで力を入れて精読し続けると、時間がかかるし、集中力も続かなくなるケースが多い、ということでしょう。パート7で最後まで終わる上級者は、必要に応じてパラレルとボーゲン、つまり速読と精読を使い分けているわけです。

私の場合は問題文はすべて読んでいますが、その中でも無意識に速読と精読を使い分けています。その思考を自分なりにまとめると、おおよそ以下の通りではと思います。

1. 問題文を読む(速読):受験者のレベルや問題内容に応じ、タイトルと最初の数行のみ、各パラグラフの最初の1文、全部さっと読む、等、30秒程度で全体の流れを把握します。

2. 設問・選択肢を読む(精読):設問をしっかりと読んで、問われているポイントを確認します。メールやレターの問題で、よく送信者と受信者を勘違いして問題文を読んでしまうケースがあるので、ここは速読してはいけません。また、設問が短くてキーワードがなく、選択肢が長めの文章になっている、漠然としたいわゆる「森問題」の場合は、選択肢を一つ読みます(精読)。

3. 問題文の必要個所を探す(速読):設問や選択肢に記載されているキーワード(人名、社名、日付等の具体的情報)を元に、文全体をキーワードサーチします。

4. 必要個所を見つけたら読む(精読):キーワードが見つかったら、該当箇所の文章や、必要ならその前後をしっかりと読みます。

5. 選択肢に戻り、得た情報と照らし合わせて答えを選びます。具体的情報を問う「木問題」の場合は正解がここで決まり、「森問題」の場合は、1つずつの選択肢で2~4の作業を繰り返します。その際、正解だと思われる選択肢がAだったら、B・C・Dは読む必要はありません。ただし、時間に余裕のある上級者は、100%の確信がない場合、念のためB・C・Dを読んだ方が精度は上がりますが、その分時間が犠牲になります。

パート7攻略のための一つの方法として、こうした「ボーゲン(精読)」と「パラレル(速読)」の使い分けはとても重要だと思いますので、パート7が終わらないとか、どうしても苦手な方は意識されるとよいのではと思います。

話は変わりますが、先日「AERA」を読んでいたら、鳩山一族の勉強法が掲載されていました。タイトルが、「ドラゴン鳩山一族の東大力」です。すごいタイトルですよね。何でも鳩山家は、5代続けて8人が東大だそうです。もちろん、鳩山首相も弟の邦夫氏も東大卒です。

私が意外だったのは、弟の邦夫氏が、大学入試直前の駿台模試で全国トップ、東大時代も教養課程の平均点がトップというスーパー秀才だったことです。本人は勉強嫌いで、大学受験の際も、遅くとも日が変わる前には勉強を終え、大学受験前に集中して勉強したら、急に勉強したので肩が凝って体調が悪くなったのだとか。うーむ。そんな秀才だったとは。あの迷言の数々は一体何だったんだろう。

この鳩山一族の記事の見出しで、「黒板勉強法」と書かれていたので、何だろうと思いつつ読んでみたら、現首相の由紀夫氏の勉強法について、以下の記述がありました。

「音羽御殿」の自室にも縦1メートル、横1.2メートルの黒板を置き、英単語に加え、数字の公式や歴史の年表など、書いては消しの繰り返しで覚えた。黒板は部屋を出入りする際も嫌でも目に入る。ノートではなく、黒板に大きな字で書くことで、吸収力も違ったという。

「縦1メートル、横1.2メートルの黒板」って… そんなの普通に買えるんですかね。なかなかユニークな勉強法のように感じます。この記事に興味をひかれたのと、昨日の授業で自分の板書に課題があることが改めて分かったので、黒板ではなくホワイトボードの購入を真剣に考えています。楽天で見つけたこの商品の購入を検討中なのですが、どうなんでしょうかね。


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昨日のエントリーにたくさんの拍手やコメントを頂き、ありがとうございます。人生一人では生きていけませんので、皆さんの応援は本当に励みになります。多謝!

先日ブログ記事にしたadvocateについて、いろいろとコメントを頂き、ありがとうございました。自分なりに昨日もカナダ人のネイティブに確認したのですが、やはり自動詞的なadvocate forは自然な表現とのことでした。「英語の旅人さん」からコメント頂いた通り、「ロングマン現代英英辞典」には以下の記載があります。

advocate for:American English
Those who advocate for doctor-assisted suicide say the terminally ill should not have to suffer.
(医師による自殺幇助の支持者は、末期症状の患者は苦しむべきではないと主張する)

また、ヒロ前田さんの指導者研修を受けた際、ロバート・ヒルキさんはこう述べていました

TOEIC uses different varieties of spoken English, but only American English for written text.

つまり、アメリカ英語では普通に使われる用法なので、パート5の問題として出題されたのだと思われます。この表現に関しては、「TOEIC原理主義」のYutaさんが素晴らしい記事を書かれているので、是非そちらをご参照ください。オバマ大統領がスピーチで使っているくらいフォーマルなシチュエーションでも使われる表現なんですね。文法事項にこだわり過ぎるのもよくないな、とこれは自分にとってもよい反省点となりました。

さて、タイトルに関してですが、昨日、初めて1時間のTOEICの授業を担当しました。生徒さんは30名強だったと思いますが、とにかく緊張して、自分が途中で何を話しているのか頭が真っ白でした。そうなることを予想して、事前に配るハンドアウトの方を丁寧に作ったので、何とかフォローできているといいのですが…

事前にかなり予行演習もしたのですが、やっぱり教えることって難しいです。もっともっと精進しなければ、と反省するところばかりです。ただ、それだけにとてもやり甲斐がある仕事ですね。とにかく最初は一生懸命取り組んで、その中で自分なりの教え方を確立したいなと思っています。もちろん、結果が求められる仕事ですから、ただ頑張るだけでなく、生徒さんに結果が伴わないといけません。


最後に、先日受けたTOEFL-iBTの結果がネットで発表になりましたので発表します。

R:27 L:27 S:23 W:25 Total:102

無勉で受けた割にはまずまずでしょうか。中途半端なスコアな気が(笑) TOEIC連続満点なら、110点以上は取らないといけない気もしますが、まあこれが実力ということでしょう。スピーキングはボロボロだったと思ったのですが、意外と悪くなかったですね(良くもありませんが)。とは言いつつ、やはりアウトプットの力が足りません。これは課題です。テンプルの授業でたくさん話して書いて鍛えるとします。

iBTのスコアについて、気になったので調べてみると、米国の大学に留学したければ、スーパーエリート大学でなければ、iBTで100あれば基本的には入学できるようです。うーむ。米国留学への道が開けてきたか(笑)

まずは当初の目的だった、テンプルで要求されているスコア90をクリアしたので、ほっと一安心です。念のため保険で申し込んだITPが土曜日にあるので、そっちもしっかりと受けてこようと思います。ちなみにさっきMorite2さんのTOEFL iBTのスコアを見たら、初受験で103だったようですね。1点負けた(笑) 

iBTの受験者の方がもしいらっしゃったら、リーディング以外の3セクションは、「読む、聴く、話す、書く」といった四つの技能のすべてが求められるので、特にスピーキングは慣れておいた方がいいと思います。受験料は決して安くはありませんが、会場の雰囲気、試験の進め方、PCやキーボードの操作等にも最初は戸惑うでしょうし、場馴れのためにもまず受けて、しっかり対策をしてまた受験するのがベストだと感じました。

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いろいろと
今日のトピックはTOEICとは無関係なプライベートな内容です(これってむしろブログっぽい?)。

つい昨日、新入社員時代の同期からメールが届きました。20年勤務した会社の業績不振に伴う希望退職に応募し、今は求職中だそうです。彼の場合は私と違って人生設計がしっかりしていて、奥さんと子供もいて、貯蓄もあるので、当面は暮らしには困らないようですが、同じタイミングで脱サラすることになったので、何か縁を感じます。今、彼の他にも自分の周りに同じようなケースが多々起きていて、時代の流れを感じています。

ということで、自分の考えの整理の意味も含め、以下で、今自分に起きていることを可能な範囲でまとめてみました。

<大学院>
テンプル大学の授業は、2コマ取っているのですが、2つ取ると結構予習復習やらプレゼンの準備やら提出物に追われます。クラスの中では脱落者も出ていますが、何せ50万円もの大金を払ったので、何とか単位を取るべく必死です。2年を目標にして卒業したいものです。教授、このブログ見ていたら単位くださいっ!

<講師>
TOEIC講師としての仕事は、こっちも必死です。冷や汗が流れた模擬授業を通じて、自分の教える能力がまだまだであることを痛感し、この1カ月、英文法書を10冊以上読みました。自分が持っている英語感覚を、生徒さんに教えるための分かりやすい言葉に落とし込むことってスキルだなと改めて感じています。こちらは日々「最強」を目指して精進するしかありません。講師にとって一番大切なものは「熱意」だと思っています。TOEICをガチンコで受け続けて常に満点を目指しつつ、教える方のスキルを磨かなければいけませんね。

<出版>
出版の方は、ありがたいことに来春に向けて2冊、来夏に向けて1冊が進みつつあります。ただ、自分のキャパ的に余裕がなく、読者へ提供する内容の質を上げるため、どれも共著になる予定です。読解特急に負けないクオリティの高いものにしたいですね。出版の流れに慣れて、いつか単著が出せるように頑張りたいです。

<企画>
企画の仕事の方は、激変が続いています。パートタイムサラリーマンになる予定だったのですが、この2カ月で、会社の業績悪化や人事異動などが相次ぎ、状況が一変しました。なので、これは英語の道で頑張れという神の思し召しではと考え、企画での定期収入は当て込まないようにしようと考えています。と言いつつも、実現性は不明ですが、2つ企画が進んでいるので、何とか形にしたいですね。そのうちの一つは、小学生の子供が楽しく遊びつつ英語の基本表現が身につく玩具、というものです。実現すれば素晴らしいなあと勝手に思っています。

ずっとサラリーマンだったので、自由と引き換えに定期収入がなくなることに不安がないと言えば嘘になりますが、自分が好きな英語学習や英語についてのスキル、企画で培ったノウハウなどを最大限に生かして、楽しくつつましく生きられればいいなあと思っています。まあ世の中厳しいので、そうは言いつつも一生懸命働かないといけませんよね。マイペースでしっかり進みたいです。


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TOEICを深める
今回のTOEICのパート7の問題文で、船橋市が登場したことに衝撃を受けたTEX加藤です。今年のTOEICのリスニングで川崎、という地名が出たことがあったのですが、まさか船橋が来るとは。次は一体どこでしょうかね。ETSの人がどのようにして地名を選んでいるのかを知りたいところです。

さて、先日、ヒロ前田さんと食事をする機会がありました。居酒屋に3時間くらいいたと思うのですが、そこでの会話の8割はTOEIC(笑) 支障のない範囲でご紹介すると、こんなことを話していました。

加:「パート5って、問題文にIって単語が出てきませんよね。youってありましたっけ?」
前:「個人を指すyouはないですけど、一般的な人を指す場合は出てきますよ。少ないですけど」
加:「なるほど。パート7の手紙文やレターって件名にreではなくsubjectが使われるって、そうなんですか?」
前:「理由は分かりませんが、TOEICでは僕の調べた限りsubjectが使われます」
加:「そうかあ。特急でre使っちゃったなあ」

と、こんな感じで、おそらく日本中のTOEIC受験者の99.9%の方にとってはどうでもいい超マニアックなことを延々と話し続けていました。しかしこれが楽しいのは、いったいどうしたことか(笑) こういう話題で話がはずむ前田さん、最高ですね。いや、TOEICっていろんな楽しみ方があるなあ(自分だけ?) うーむ。自分が結婚できない理由が分かってきた気がするぞ。

TOEICといえば、毎回毎回受ける度に気づきがあります。もちろん、TOEICを教える仕事に携わりつつあるので、毎回受験することは当然ですが、英語学習者としても、毎回学ぶ点が多々あるんです。今回のテストで気づきがあった問題の一つは、以下の問題です。

We predict that the board of directors ------- for 名詞(コト).
(A) have been advocated
(B) to be advocated
(C) will have been advocated
(D) will be advocating

まず、that節の中はS+Vでなければいけないので、(B)は不正解です。続いて、未来のことを予見する意味のpredictが使われているので、(A)も不正解です。残ったのは(C)(D)で、私の第一勘は(D)で、実際にマークしました。advocateはsupportの意味ですから、人が~を支持する、が自然です。ところが、マークした後で空欄の後を見ると、前置詞のforがあります。advocateは他動詞なので、目的語を取る際は、前置詞を取らず、直接目的語を取るはずです。前置詞が来るとしたら受身しか文法上はあり得ません。人がコトにadvocateされるというのは不自然感はありますが。

ところがここでまたやっかいなことに、(C)は未来形ではなく、未来完了形です。未来完了形ということは、問題文の中に、特定の期間を示す言葉がないといけませんが、はっきりとしたtense markerが見当たりません。なので、時制の視点では(C)は不正解です。

実際の正解は、(D)でしたが、私は、本番では、悩んだ末に文法ルールを優先して、(C)を選んでしまいました。冷静に考えると、「意味+時制>文法」でしたし、自然な英語を選ぶべきでしたね。

実際、辞書を調べてもadvocateに自動詞としての用法は出ていません。ところが、「will be advocating for」でググッて見ると、500万件以上ヒットします。つまり、この表現は一般的に正しい英語として受け入れられている、ということです。

ちなみに、昨日のテンプルの授業で、クラスメートの英国人にこの質問をしたら、「advocate forはちょっと違和感がある。間違いじゃないのか」と言っていましたが、「いや、でもググッたら500万件ヒットしたんだ」と言うと、「ふーん。それならOKなんだろう。数千じゃなくて数百万単位でヒットしたんだからね」とのことでした。

確かに、「will be advocating」でググると、「will be advocating for」と後ろにforがつく用法が目立ちます。もしかすると、直接目的語を取るよりも、少なくともこの時制ではforが付く方が多いのでしょうか。forがなければ間違いなく私も(D)を選んでいたので気になるところです。

これはあくまで私の推測ですが、advocateという単語は名詞で、「~の支持者」「~の提唱者」という意味で使われ、その際は、「advocate for」は普通に使われます。その用法が動詞での用例に転じて、advocate forが慣用句的に動詞で使われるようになったのではないでしょうか。

いや、TOEICって勉強になりますね。他にも辞書には他動詞として掲載されているのに、特定の前置詞を伴って自動詞的に使われる動詞ってあるんでしょうかね。いや、英語って奥が深いです。年間パート5完全制覇の夢が断たれました(涙)が、勉強になりました。


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TOEICを活用しよう
TOEIC受験された皆さん、お疲れさまでした。いよいよ年内は11月の試験でラストです。寒くなってきて体調管理も大変ですが、残り1カ月しっかりと対策を立てて、ベストのスコアで2009年を締めくくりましょう。

さて、特急本の編集者の方から、「今発売中のAERAのP95に広告が出ているのでよろしければ見てみてください」との連絡をいただき、近所のコンビニで購入してきました。家に帰って開いてみると、何とカラーで1/2以上のスペースの広告です。いやあ、ありがたいなあ。

広告には、「出る問題だけ」、「毎回受験の満点講師陣が初公開!」といった文字がでかでかと掲載され、その下にそれぞれの本と著者が紹介されています。

まず、Morite2さん
単語特急
東大大学院生・人気講師

ふむふむ。なるほど。東大で売れてるのも分かるなあ。

続いて花田さん
文法特急
人気・実力No.1スター講師

ひゃー。格好いい! 俺も少しでも近づけるよう頑張らないとなあ。

そして、最後が我々
読解特急
受験回数75回超え! TOEICオタクチーム

・・・

こ、このコピーははたして売りになるのだろうか。しかも、75回のうち60回は神崎さんなんですけど(笑) まあ他に書きようがないですよね。私が思いつくキャッチと言えば、「TOEIC界のちゃんばらトリオ」とか、「TOEIC界のレッツゴー三匹」とか、ええい、「TOEIC界のぴんからトリオ」でどうだあ。って我々の世代でないと分からないですね。

ちなみに私、親によると、5歳の時に、当時400万枚の大ヒットとなった、ぴんからトリオの「女のみち」を熱唱していたそうです。「あなた~のために~まもり~とおした~おんなのみさお~、いまさらひとに、ささげられないわ~」などといった歌詞だったのですが(笑) ドリフの全員集合でコントで加藤茶が歌いながら出てきていたので、子供心に脳裏に焼きついたんでしょうね。人前で歌われると親は困ったでしょうが。

と、どうでもいい個人の話をしてしまいましたが、今回のTOEIC、なかなか手ごわかったように感じました。パート1の難化傾向は昨年後半以降すっかり定着しましたし、パート2もひねった返しが増え、パート7は読む量が増えたように思います。高得点を取るためにはますます英語力を鍛える必要がありますね。そのための試験ですから、しっかり日頃から英語学習に励んでその成果を見せたいものです。

このTOEICの英語が、実際に使われる英語であることを、昨日、テンプルの指定教科書を読んでいてすごく感じた個所がありましたので、ちょっとご紹介します。出典は、「How Languages are Learned」(Patsy M. Lightbown & Nina Spada, Oxford 2006)です。

It has been observed countless times that, in the same foreign language class, some students progress rapidly while others struggle along making very slow progress.

ちょっと耳の痛い文章ですね(笑) このうち、countless, struggleはもろに一昨日出題されましたし、progress, rapidly, whileもよくTOEICのリーディングセクションに登場します。この一文を見るだけでも、TOEICの英語は、ライティングの際に役立つことが分かりますよね。TOEICに登場する英語を使って文章を書く練習をすると、ライティング力が上がると思います。どこに出しても恥ずかしくないレベルの英語ですから、是非皆さんも、試験を受けるだけでなく、TOEICを活用しましょう。私はテンプルのレポート提出が毎週あるので、泣きそうになりながら活用しています。

TOEICのスコアアップを励みにしつつ、せっかくなので、使える英語を身につけたいですよね。「international communication」のための試験ですから。

PS:さっきアマゾンを見たら、TOEIC教材のコーナーで、特急シリーズが公式4・3に続き、3・4・5位を独占しています。いや、嬉しいですね。このブログの読者の皆さんにも感謝です。読解特急に5つ星レビューが1つ付いていたのに、なぜか消えてますね。なんでだろう。ひょっとしてETSの中の人から削除依頼が(そんなわけないと言いつつびびる)。


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TOEIC神社 in October
TOEFL iBTの砂漠をテーマにした講義で、「らくだ」の「camel」が聴き取れず、「canal? なぜに砂漠に運河が?」と見当違いのことを考えてしまったTEX加藤です。よく考えたら、強勢の位置そのものが違いますし(前者は前、後者は後)、砂漠とくれば「らくだ」ですよね。しまった。あの問題確実に落としたなあ(涙)

さて、明日はいよいよ秋のTOEIC3連戦の第2戦です。10月は行楽シーズンだからか、例年年間最小の受験者数のようですが、その行楽シーズンにあえて閉ざされた室内で2時間の英語の試験に臨む奇特な皆さん(笑)、よろしければ、試験にかける決意を表明しつつ、ベストスコア祈願をしてみませんか。

以下のテンプレートを使って決意表明して頂けるとありがたいです。日頃の努力と実力に加え、受験者のポジティブなエネルギーが集まればスコアアップの女神がきっとほほ笑むことでしょう(ほほ笑まなかった場合のクレームはご遠慮ください)。

【お名前】
【今回の目標スコア】 L R T
【過去最高点】
【前回受験日】
【コメント】

記入例
【お名前】 TEX加藤
【今回の目標スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【前回受験日】 2009年9月
【コメント】 試験&解答速報&TBRの3点セットで全力を尽くします。このブログの読者の皆さんの幸運をお祈りしています。Good luck!


上記のようなコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。クリックとともにお寺の鐘の音が鳴るような技術は持ち合わせておりませんので、それぞれの頭の中でイメージしてください。


↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。
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1日1問TOEIC1023
一旦売り切れた特急シリーズが再入荷しているのを楽しみにしつつ近所の本屋さんに行ったら、なぜか単語と文法は各3冊ずつ入荷しているのに、読解だけが未入荷だったので、一瞬その場に立ち尽くしたものの、気を取り直して、「入荷しますように」と心の中で手を合わせてその場を離れたTEX加藤です。

では、今日の一日一問です。

------- to the construction of the dam on the Daido River in Shiga Prefecture is growing among the governors of Osaka, Kyoto, Shiga and Mie.

(A) Opposition
(B) Opposing
(C) Oppositional
(D) Oppose

滋賀県大津市の大戸(だいど)川建設に関して、昨年4府県の知事の間で反対の機運が高まった時のニュースをアレンジしてみました。

実は、私は昨年の4月にTOEIC対策でしっかりと文法からやり直す以前は、この手の問題をよく間違えていました。当時のスコアは950だったのですが、あまり深く考えずに感覚で解いていて、なんとなく(B)を選んでいました。パート5で2-3問間違える際の典型的なミスのパターンの一つがこのタイプの問題だったんです。

まず、文型を見ると、冒頭が空欄で、その直後に前置詞があるので、この前置詞以下は冒頭の主語(名詞)を説明する飾りだと分かります。なので、述語動詞を探してみると、is growingが見つかり、これがVです。その後にamongという前置詞があるので、ここから先も飾りです。amongの前で切っても文章は完成していますね。

なので、飾りをすべて取り払った全体の形は、------ is growing.という単純なS+Vの第1文型となります。当然、ここの空欄には名詞が入るので、形容詞の(C)や動詞の(D)は間違いです。と、ここまでは上級者の方なら分かるかと思います。

(A)の名詞と(B)の動名詞はどっちも主語になりえますし、どっちも単数形なので、主述の一致で解くことはできません。で、当時の私はここまで絞った後、フィーリングで、「どっちでもよさそうだ」などと適当に(B)を選んでいましたが、正解は(A)Oppositionです。

この問題のキーは、空欄後のtoにあります。実はopposeは基本的に他動詞なので、前置詞無しで直接目的語を取るんです。なので、ここにtoがなければ(B)が正解になりえます。(注)隠しコメントさんにもご指摘頂いたのですが、この形、文法的には誤りではないのですが、opposeするというアクションがgrowするという文脈には意味的に違和感があって、正解文の方が自然です。

「建設に反対すること」と日本語で考えてしまうと、「oppose to the plan」かな、と思ってしまいますが、「oppose the plan」が正しい使い方です。これがまたややこしいことに、受身になると、I am opposed to the plan.とtoがつくので、英英辞典や英辞郎で例文を見つけて、何度か音読してイメージを頭に焼き付けるのがよいと思います。

さらに掘り下げると、当時の私がイメージしていたように、「OppositionでもOpposingでも同じで、どっちも正解やろ」という適当な認識は誤りです(そんなわけない)。動名詞、というのはその名の通り、動詞にingがついて名詞の役割をするのですが、そのまま置き換えられるんだったら、名詞をそのまま使えば済む話ですよね。

動名詞は、「~すること」と皆さんも覚えていらっしゃるように、その名の通り、

1. 句の内側では目的語を取ったり、修飾語がついたりといった動詞の役割
2. 句の外側に対しては名詞の役割

と、動詞と名詞を兼任します。たとえば、Reading a book is fun.という文章では、readingは、a bookという目的語を取る他動詞の役割をしつつ、全体の文章では主語となる名詞の役割をしているわけです。この問題文では、名詞句の中で他動詞の役割をしているわけですから、前置詞のtoをつけてはいけない、ということになりますね。解説を書いていて自分でも考えが整理できました(笑)

10月のTOEICまで残り二日です。体調を万全に整えて、受験票に写真を貼るのを忘れないようにしましょう!


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エッセイライティング
先日のTOEFLでは、TOEICのSWテストと同じく、300WORD以上で与えられたトピックに対しての自分の意見を述べる、というエッセイが最後にありました。私もたいして上手に書ける訳ではありませんが、今日は、エッセイを書く際に私が気をつけている点をまとめてみます(週末のTOEICに出そうな予想問題出せっていう読者の声はあえて無視)。なお、本人の能力と、スペース上の都合により、日本語中心に説明させて頂きます。また、英検の基準が不明なので、TOEFLとSWを前提に説明します。もっと詳しくてしっかりしたエッセイの書き方については、日向清人先生の記事をご参照ください。え、そっち見てればあんたの読む必要ないって?(汗)

トピック:「映画館で他の人と一緒に映画を見るのと、家で一人で映画を見るのと、あなたはどっちを好みますか? その理由を述べなさい」

まず、最初に、自分がどちらの立場を取るのかを決めなければいけません。その際、基本的には、自分が支持する立場を選んだ方がよいと思います。その場しのぎで思ってもいないことを書こうとしても話が続きませんから。私の場合、困ったことにほとんど映画を見ないので、どっちでもありません(笑) とはいえ、「私は映画を見ません、なぜなら・・・」と映画を見ない理由を説明してもエッセイのトピックから外れてしまうので、それは避けなければいけません。なので、理由がぱっと思いつく映画館で映画を見る方にします。

自分がどちらの立場を選ぶのかを決めたら、次に、全体の骨子を決めます。これも基本的には、

序文:自分の意見の表明と理由のまとめ(3文)
理由1:トピックセンテンス+具体例(5文)
理由2:トピックセンテンス+具体例(5文)
理由3:トピックセンテンス+具体例(5文)
結論:再度自分の意見のまとめ(3文)

といった流れです。TOEICのパート5の文章を見ると分かりますが、大体1文20WORD前後です。ただしネイティブが書いているので、日本人の場合は15WORD程度でしょう。上記の35553パターンですと、全部で21文で、21×15=315となる計算でちょうどいいんです。必殺35553パターンですね。この定型パターンは役に立ちます。

次に、理由1-3を考えます。ここで気をつけたいのは、客観的に見てそれが理由になっているかどうかです。つまり、どっちの立場についても言えることだったり、それぞれが矛盾していたり、完全な主観ではいけません。論理的に筋道が通るような理由を考えます。

この例ですと、

1. 大スクリーンや映画専用の音響設備による臨場感
2. 家族や友人と見に行くことでの観賞前後の話題の共有
3. 他の観客と場を共有することでの感動の倍増

といった形です。それぞれの段落の書き出しは、上級者なら別の書き方もできるでしょうが、基本的には、First, Second, Thirdとか、Firstly, Secondly, Lastlyといった書き方でいいのではと思います。

ここまで頭の中で構想がまとまったら、書き出します。まずは序文で、はっきりと自分がどっちの立場なのかを明示しなければいけません。「映画館で見ると専用のスクリーンや音響設備があって、臨場感が~」等、いきなり具体例に入ったり、「映画って面白くて、私は好きなんですけど、最近お金も時間もなくて、なかなか行けないんですよね」等、的外れなことを書いてもいけません。「私は映画を映画館で見る方が好きです」と最初に明示することが大切です。

序文で字数を稼ぐコツは、自分の意見だけを書くのではなく、反対側の意見も書くことです。たとえば、「Although some people may prefer watching a movie at home alone to watching it in a theater with other audiences, I think that the latter is more enjoyable.」とTOEIC必須表現のAlthoughやEven thoughを使ったり、I admit that it is more convenient and less expensive to watch a movie at home alone, but I prefer watching it in a theater with other people.などといったパターンで、「~という人もいるけど、私は~」「~は確かにそうだけど、私は~」と書くと、自分の立場を明示しつつ、字数が稼げます(←これ重要) また、変に難しい単語を使う必要はありません。基本単語のみで書くようにしましょう。難しい副詞等を使うと墓穴を掘ります。

次にそれぞれの段落についてですが、まずトピックセンテンスを書いて、それに具体例を追加します。例えば第2段落については、「Secondly, by watching a movie in a theater with my families or friends, I will be able to enjoy it not only during but also before and after the movie.」といった主題を書いてから、例えば、映画館へ行くまでの電車で映画について話したり、終わったらレストランで食事しながら話をすることで、自分が知らなかった情報が得られる、といった形です。

最後の結論部分は、In conclusionとか、To summarize、Overall、といった言葉を使って再度自分の立場を説明してまとめます。その際、できれば冒頭で使った文章とは違った形で書いた方がよいと思います。序文で「I prefer」を使ったら、「I would rather」「I like~better」等です。

最後に、字数を稼ぐコツですが、特に具体例の部分では、5W1Hでどんどんとフレーズを追加するようにしましょう。例えば、上記の第2段落なら、「映画の上映中だけでなく、映画の前後でも楽しめる」といったWhen、「劇場への行き帰りの電車の中、上映後のレストラン」といったWhere、「友人や家族」といったWhoを付け加えることで、話が膨らみ、エッセイの内容が生き生きします。なので、私は困ったら5W1Hで考えて情報を追加していくようにしています。

などど偉そうに書いてきましたが、やっぱりエッセイを英語で書くって大変なので、FDJさんのようなスーパー上級者でない限り、定型パターンで書くのが一番理にかなっているのではと思います。私もそうしています。また、与えられた字数を守った方がよいので、細かなスペルミスとか文法のエラーがあっても、とにかく課題となっているWORD数に沿った形で書くようにしましょう。

個人的なお勧めとしては、「Sample Essays For The TOEFL Writing Test (TWE)」 は、実際にTOEFLに出題されるトピックに沿った優れたエッセイのサンプルがたくさん掲載されているので、読んだり模写すると書き方の勉強になると思います。

と、TOEFLのライティングスコアが悪かった時のことを考えてびびりつつの記事でした。


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1日1問TOEIC1021
昨夜のテンプルの授業で、十数名のネイティブを相手に40分の文法の授業を行うという課題を終えてぐったりしているTEX加藤です。「Tense and Aspect」をテーマに、教科書の簡単なサマリーをして、その後、グループワークを行う、という課題です。「日本人が間違いやすいWillとBe going toの用法の違い」をトピックにして、何とか乗り切りました。いや、いい経験になりますね。ほっとしたのもつかの間、今日はエッセイライティングの課題の提出日です。さすがに大学院は楽じゃないですね。気合と火事場の馬鹿力で頑張らねば。

ということで、今日の1日1問は手短にさせて頂きます。え、いつも長すぎだから、これぐらいの短さでいいんじゃないのって?(汗)

Tex Kato is preparing for his presentation which is going to start at 12:00 -------.

(A) subtly
(B) briefly
(C) precisely
(D) timely

まず、選択肢を見ると、副詞っぽいものが4つ並んでいますね。なので、これは語法か語彙の問題だなあと判断します。次いで、位置を見ると「12時」という特定の時間の後についています。ここで定型表現に気づけば正解を選べますが、仮に気付かなかったとしましょう。

語法や語彙の問題ですから、まず冒頭から読み進めると、presentationまでで文章が完結していますね。次いでwhichが続き、この節に主語がないので、関係代名詞の主格だと判断できます。先行詞のpresentationを説明しているわけです。構文的には比較的簡単ですね。ということは、この文末の副詞は、追加情報であるwhich節に関係していて、副詞は名詞を修飾しませんから、startという動詞を修飾していることが分かります。「12時XXXに始まるプレゼン」ということです。

ここで再度選択肢を見ます。まず、(A)は、subtle(微妙な)の副詞形です。「12時微妙に始まる」ではおかしいですね。最近の若い日本人の女の子なら選んでしまうかもしれませんが(笑) 続く(B)を選んでしまった方がいるかもしれませんが、「手短に」「しばらく」の意味なので、「12時しばらくに始まる」は変ですね。文意に合いません。続いて、(C)preciselyですが、これは、「accurately and exactly」の意味ですから、「12時丁度に始まる」となって意味が通じて、これが正解です。時の1点を表す「at」とのつながりもぴったりです。類似表現で、「at 12:00 sharp」も押さえておきましょう。

(D)のtimelyですが、これ、実は形容詞なんですの。奥さん。日本語でも「タイムリーな話題」っていいますよね。ちゃんと名詞を修飾しています(笑) ググってみると、timelyが「折よく」「時節にあった」の意味で副詞で使われる例もあるようですが、私の手持ちの電子辞書のコウビルドとオックスフォードには形容詞としか書かれていないので、あまり使われないのではと思われます。ポイントとしては、このtimelyのように、「名詞+ly」は形容詞になる場合があるので要注意です。friendly, manly, lovelyなどがそうですが、どれもTOEICではあまり出そうにないですね。

10月TOEICまで残りわずかですが、最後の追い込み、頑張りましょう!


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特急本レビュー
近所の本屋さんに特急シリーズが各2冊入荷し、文法が早々と売り切れ、単語も1冊売れたのに、読解だけが2冊とも残っていたので、思わず自分で買いそうになったTEX加藤です。「売れろ」とそこで念を送ったのが効いたのか、昨日書店に行ったらめでたくすべて売り切れていました。ほっ。

よかったなあと安心している場合ではないのですが、「著者なんですけど、追加で入れてもらえませんか」と頼む勇気もなく、「入荷しますように」とお祈りしてその場を立ち去りました。「この本買いたいんですけど」と読者のふりをして、「あ、じゃあ予約されますか」と言われたらあわててしまうでしょうし、「あなた、この写真の著者じゃないですか」と言われたらその場で凍りついちゃうしなあ、などといった妄想が頭をよぎり、とても店員さんに話しかけるなんてできません。Morite2っちゃんすごいなあ。

他の特急は自腹で購入して読んでみたのですが、著者の花田さんMorite2さんの個性が表れていて、二人の授業は受けたことがないのに、その様子が頭に浮かぶようです。共通して感じたのは、二人ともTOEICに対して真剣で、「熱い」ってことです。読者のスコアを上げたい、という気合が本の端々から伝わってきました。ということで、今日はお二人の特急本のご紹介です。

まず、花田さんの文法特急は、私がTOEICを教える際のバイブルに早くも指定されました。最近ブログ記事で文法中心の解説をしているのは、もろにこの本の影響です。正解以外の選択肢がなぜだめなのか、その選択肢はどういう形だったら正解になりうるのか、といった、従来のTOEIC本では省略されがちだった部分に光を当て、読者に明確に示しているので、受験者だけでなく、指導者にとっても価値のある本です。ここまでノウハウを公開された花田さんに感謝したいですね。

TOEIC受験者の皆さんは、この本の例題を解くだけではもったいないので、必ず解説を熟読し、正解に至るまでの思考過程を確認し、一つの問題から広がる英語の世界を是非味わってください。そうすることで単に解くだけよりもはるかに英語力のキャパが増えると思います。上級者の方の中には、「簡単すぎる」という印象を持つ方もいるかもしれませんが、解説を読み込むことで、必ず得るところがあるはずです。この問題の解説レベルのことがすべて分かっていたら毎回文法はパーフェクトに近いはずです。私も読みながら、「そうだったのか」「そう教えればいいのか」などなど、問題ごとに感心させられる一冊です。

先ほど花田さんのブログをチェックしたら、誤植についてのお詫びが掲載されていました。花田さんのお人柄が分かりますね。私ならほっかむりして逃走 いや、ますます花田ファンになりました(気持ち悪い)。

Morite2さんの単語特急、まずは序文が必読です。英語指導にかける自らの想いとか、読者のスコアアップにつながる単語力を養成したい、という気持ちがすさまじい勢いで伝わってきます。普段のTBRなどではオヤジ軍団に混じって、学生なのに一番クールな印象のMorite2さんですが、実は熱い男なんだということがこの序文で改めて分かりました。読むと単語を勉強しなきゃ、と思うこと請け合いですよ。

中身については、あまり詳しくは書けませんが、10・11・1月のTOEICで狙われそうな単語が満載です。解答速報や自分自身のTOEIC受験で培ったノウハウが結集されています。問題数は全部で100ですが、派生語や、TOEICで狙われそうな関連表現がその何十倍もスペースの許す限り詰め込まれ、Morite2さんならではの語源解説も要所で登場します。

とにかく、この3カ月のTOEICで出そうな表現を可能な限り盛り込んだ一冊になっている印象を受けました。読者の方はきっと実際のTOEICでその即効性を体感されると思います。また、TOEICの語彙問題の攻略法をこの本でつかめば、それはこの3カ月のTOEICに限らず広く応用が可能なので、コストパフォーマンスの高い一冊でしょう。ちょっと笑える誤植がP167にあり、本人に先日の食事の席で指摘したところ、「そうなんですよ。自ら手本示しちゃいました」と語っていました。それを見てMorite2っちゃんいい奴だなあと(笑)

TBRファミリーへの身びいきがゼロかと言われると、もちろん仲間なので無意識にひいき目に見てしまう部分はあるかもしれませんが、TOEICのことを熟知している二人が、自らの経験やノウハウを盛り込み、直近のTOEICで狙われそうなポイントを押さえ、音声ファイルもついて800円でお釣りがきますから、客観的に見てコストパフォーマンスが高いと思います。特に10・11月に受験される方は、それを本番で感じるはずです。

最後に、自分の本の宣伝を。我々の読解特急をご購入された読者の方で、10月のTOEICを受験される方は、模試の34~38のダブルパッセージを是非解いてみてください。本番で同じ問題が出ることはありませんが、似たような思考パターンで解く問題が出るかもしれません。特にこのパッセージの両文書参照型の解き方はしっかりとマスターしてください。


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1日1問TOEIC1019
米国を騒がせた気球騒動のやらせ報道に朝からびっくりしたTEX加藤です。さすが、米国、スケールが違うなあと変な所に感心してしまいました。現地でどうやって報道されてるのかあなと思ってUSA TODAYのHPに行くと、一面で大きく扱われ、Balloon event was a hoax. と見出しが付いています。このhoaxって単語を英英辞典で調べると、A hoax is a trick in which someone tells people a lie.だそうです。人をかつぐこと、ですね。

せっかくなので、やや語彙レベルは高いのですが、この記事を題材にした問題を作ってみました。

The story that a little boy had floated away in a giant helium balloon was a hoax ------- to land a reality television show.

(A) concoct
(B) concocting
(C) concocted
(D) concoction

えーこんな単語見たことないよ、という方、心配いりません。私も知らない単語です(笑) この問題は品詞問題であることが、語尾の形の違いから明らかですよね。なので、意味が分からなくてもある程度までは選択肢を絞れます。

まず、The storyと冠詞の付いている名詞が冒頭にあるのでこれを主語と判定します。次にthatがあります。ここで注意すべきなのは、thatの後の形です。A little boy had floated away in a giant helium balloonとあります。完全な文章の形ですよね。ということは、このthatは関係代名詞のthatではなく、接続詞です。関係代名詞なら、何か文の要素が欠けていなければいけません。ここでは同格を表すthatでstoryという名詞を説明しています。「~というストーリー」ということですね。

続くwasが述語動詞で、be動詞の後に来る名詞のa hoaxが補語ですね。be動詞はイコールの印なので、「The story = a hoax」です。SVCの形ですね。ということは、ここでもう文章は出来上がっていて、その後はhoaxを説明する飾りです。実際、hoaxで終わっても文章は成立していますね。ということは、空欄の後に入るのは、名詞(hoax)を飾るための言葉ということですから、Aの動詞やDの名詞は不正解だと分かります。細かく言いますと、複合名詞の可能性もありますが、実はhoaxとconcoctionは同じような意味なので、重複して使われることはありません。

ここまで分かれば、hoaxという名詞の飾りになるのは、BかCの分詞で2択です。そこで、文章の流れから、ねつ造というのは作り出されるものだ、この単語は多分そういう意味だろう、という勘が働けば、受身の(C)concocted(でっちあげられた)を正解として選ぶことができます。でっちあげは誰かに「仕立て上げられる」ものですよね。でっちあげが「仕立て上げる」わけではありません。

念のため、Toの後のlandは、succeed in obtaining or achieving something desirableです。船から人や物を下して上陸させるイメージと通じるものがありますよね。首尾よく何かを手に入れるイメージです。ここでは、「reality television showを首尾よく手に入れるために」という意味です。不定詞の副詞的用法と呼ばれるものですね。はたしてこの一家は一儲けしようとしたのでしょうか。

この気球騒動にはTV局がからんでいたという報道もあり、米国でも騒ぎが大きくなっているようです。当然、捜索には多大なお金がかかっていますし、気球が落ちた畑は踏み荒らされ、作物にも損害が出たようですから、主人公の夫婦は罪に問われそうです。ちなみに奥さんは日本人の方のようですね。ハリウッドの役者養成スクールで知り合ったのだとか。

もしねつ造が事実なら、夫婦は当然罪に問われるべきですが、子供がかわいそうですよね。嘘をつきとおすことの呵責に耐えかねたのか、隠れていたとされる子供はメディアの取材中に吐いてしまったそうで、その模様まで報道されています。

ということで、今日はTOEIC頻出の、分詞の態がポイントの問題でした。


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TOEFL iBT体験記
英検受験者の皆さん、お疲れさまでした。皆さん、手ごたえはいかがだったでしょうか。私はTOEFL iBTで爆死しました(笑) 以下、TOEFL iBT受験記です。

会場は東高円寺にある新渡戸学園でした。9時半までに会場入りしなければいけない旨がConfirmation Mailに記載されていたので、9時10分過ぎに会場に到着。まずは、試験会場と別室で、何やら登録用紙に必要事項を記入しなければいけないようです。なんかすらすら英語で書いている受験者がいるので、びびりながらもらった用紙を見てみると、「私は受験者本人で、問題についての情報は一切口外しません」といった用紙に書かれている文章を、自分で写してサインする同意書でした。これは解答速報とかやったら確実に訴えらますね(笑)

同意書にサインして、パスポートを係員に見せて本人確認が終わり、トイレに行った後、試験会場の部屋へ移動しました。部屋の外の廊下には、病院の待合室のように椅子が並べられていて、10人程度の受験者の皆さんが座って順番待ちをしています。2~3分置きに一人ずつ受験者の名前が呼ばれ、会場に入っていきます。私もしばらくしたら名前が呼ばれ部屋に入りました。

部屋の中ではすでに受験者の方が20人ぐらいでしょうか、真剣な表情でヘッドセットをつけて画面に向かって試験に取り組んでいます。私も、成績表に記載する写真を入り口脇で撮影し、またもやパスポートで本人確認した後、席に移動しました。携帯電話の電源をオフにするよう注意はありましたが、特に荷物を回収されるようなことはありませんでした。席に着き、TOEFLで許されているメモ用の用紙と鉛筆をもらって、ヘッドセットのサイズと音量、マイクの感度をチェックして、画面に従っていよいよ試験開始です。

試験内容の詳細については書けませんが、4時間の試験はものすごくタフでした。まず、集中力を維持するのが大変です。他の受験者の方と試験開始時間に差があるので、リーディングの最中に、他の受験者がマイクの感度テストをしている音声が聞こえてきたり、リスニング中に隣の人がスピーキングを始めたりします。私の前の席の男子学生は、画面の指示の英語の意味が分からなかったようで、さかんに手を挙げて係の方が何度も足を運んで説明をしていました。そういう状況でも試験は容赦なく進むので、とにかく画面に集中しなければいけません。

マイクの感度調整は、TOEICのSWと同じで、「Describe the city you live.」といったタイトルで適当に話すのですが、ディレクションの意味を勘違いして、何度も何度も「Describe the city you live. Describe the city you live.」と大声で繰り返している受験者の方が近くにいたりして(笑)、リーディングの集中力を維持するのに最初は大苦戦しました。こればっかりは慣れが必要ですね。会場全体がシーンと静まり返ったTOEICとは全然違います。

リーディングは、700語程度のパッセージが3題で、それぞれ14問ずつだったと思います。最初にまず1つ目のパッセージを20分の制限時間で解くのですが、集中力が足りない上、時間管理の感覚が分からず、TOEICのように全部読んで丁寧に解こうとしたら、2問を残して残り時間が1分に(大汗) 焦って冷静に考えることができず、多分間違えたと思います。TOEICの時間管理の大切さを間接的に身をもって知りました。

リーディングの残り2題は、合計40分で解くのですが、最初のパッセージの反省を元に、迷った問題もあまり考え込まずに、さっさとペースを守って解いたので、時間内に終わりました。感覚的にはリーディングで25/30点ぐらいかなあという感じです。

リスニングは、キャンパスを舞台にした会話や、アカデミックな内容の講義を聴いて質問に問題に答える形式です。会話が2題と講義が1題の計3題ありました。このセクションはまずまずできたと思いますが、ペース配分が分からず、「リーディングの反省を生かすぞ」と意気込んでTOEIC的にどんどん解いていったら、それぞれ10分の制限時間なのに2~3分ずつ余りました。このセクション、一旦先に進むと戻れないんですよね。もう少し丁寧に解けばよかったなあ。ケアレスミスがあることは間違いありません。このセクションの自己採点は甘めで27/30程度だと思います。

スピーキングは玉砕でした。今回の最大の反省点です。テーマに沿った即興のスピーチや、考えをまとめて英語で口頭で説明するというスキルが不足していることを痛感しました。話そうと思っていることが整理できないままに話し始めて、収拾がつかなくなるパターンの繰り返しでした。また、アカデミックな内容の講義を聴いてそれを口頭で要約する、という問題では、講義の意味自体がいまいち分からず、「分からんのに要約できるかいな」と思いつつ、でっちあげで話しました。このセクションは20点行けば御の字ですね。英語を話す練習しないとなあ。まだまだ力不足です。

最後のライティングはまずまずでした。アカデミックな内容の記事を読み、それに対しての講義を聴いて150~200字で内容をまとめるというサマリーと、テーマに沿った300WORDのエッセイライティングです。やっぱりライティングの場合は書きながら修正もできるので、スピーキングのような瞬発力が求められない分、楽に感じました。PCのキー配列がいつもとちょっと違うのに戸惑いましたが、希望的観測も含め、感覚的には25/30ぐらいの印象です。

ということで、全体をまとめると、25+27+20+25なら、合計97/120と目標の90をクリアできますが、スピーキングが減点され、リスニングの予想が甘すぎると、ピンチかもしれません。保険のITPで頑張らねば。スピーキングがないからちょっと安心(弱気) ちなみにiBTのスコアは1カ月程度で送られてくるようなので、玉砕でも公開しようと思いますが、あまりにスコアが低い場合は雲隠れするかもしれません(笑)

いやしかし、英検チャレンジャーの皆さんも感じると思いますが、TOEIC以外の厳し目の試験を受けるって刺激になりますよね。もっともっと修業するぞ!


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TOEFLの日
「リラックマのだららんTOEIC学習」、そんな本のタイトルが頭をよぎったTEX加藤です。リラックマのかわいいイラストが入っていて、「後ろがS+Vなので、despiteを選んではいけませんよ~」などと語りかけます。売れないだろうなあ。 

昨日のTBR特番、ネットの不調で1時間以上開始が遅れ、しかもリンク先に誤りがあったので、聞こうと思ったけど聞けなかった読者の方、申し訳ありませんでした。来週のTOEICの後のTBRの前に問題が発覚したのが不幸中の幸いでしたが、せっかくの貴重な土曜日の午後のお時間を無駄にしてしまってすみません。そのうち神崎さんのHPにてダウンロードが可能になるかと思いますので、ご興味のある方は、そちらにて内容ご確認頂ければと思います。

さて、今日は朝からTOEFL-IBT受験のため、ブログの更新はお休みします。この試験、何と朝10時開始で、4時間以上の長丁場なんです。私の場合、テンプル大学から90点以上を取るように求められているので受験しますが、対策のための勉強時間もなく、何も準備していません(汗) え、準備していなくても高得点を取るのが本当の英語力じゃないの、って。あわわ。そ、そうですよね。

昨日、神崎さんとラジオの後、Morite2さんを交えて食事したので、「TOEFLって、何から始まるの?」って聞いて、リーディングから始まることや、リスニングとスピーキングの間に休憩があることを知ったレベルです。もし、90点に達しないとまずいので、ペーパー版のTOEFLも受験することにしました。こちらは580点が合格点のようですが、大学生の時に600を超えていたので、何とかなるかな、と楽観的に考えています(クリアできなかったら顔面蒼白)。

このTOEFLって、英語能力を測定する試験としてはとても優れていると思われますが、ものすごく受験者に不親切な印象を既に受けています。まず、受験料が何と200ドルです。いくらなんでも1回2万円の試験って、特に学生さんには厳しいですよね。また、試験の申し込み手続きは全部英語です。HPで必要事項を入力し、最後にカードで支払いましたが、英語が苦手な方や、カードを持っていない方には敷居が高いと思います。

で、一旦申し込んだら、先方からは何の音沙汰もありません。受験票も送られてきません。仕方ないので、HPで本当に申し込まれたのかを確認すると、明日の試験の際、事前に申し込み確認画面をプリントアウトして、パスポートを持参する必要があることが発覚しました。運転免許証だけではだめなようです。チェックしていなければ危うく試験を受けられないところでした。

また、公式HP上のMy Pageというところにログインして、登録番号を確認する必要もありました。明日の受験の際にその番号が必要とのこと。マイページなんてどこにあるか分からないし、やっと見つけたと思ったら、だいぶ前に登録していたので、パスワードも忘れたし、「もーどないなってんねん」とPCの前で関西弁で叫んでしまいました。米国のサイトなので、パスワード設定のルールが厳しくて、パスワードを作ること自体が面倒なんですよね。

さらに、これは私の不注意がいけないのですが、希望大学にスコアを送ってもらう際、試験前日の22時までに手続きをしていないと、送付が有料になってしまうとのこと。私はさっきこの事実を知ったので、泣く泣く17ドル払って手続きしました。合計217ドルの出費です。ひゃー。

まあ、試験って本来こういうもので、TOEICが至れり尽くせり過ぎるのかもしれませんね。改めてTOEICは日本人にやさしいことを実感しました。テンションがやや下がり気味ですが、何とか90点をクリアできるよう頑張ろうと思います。

TBRで知ったのですが、今日は英検の一次試験も行われるようですね。このブログの読者の方で受験される方もいらっしゃるのではないでしょうか。私もTOEFL頑張りますので、英検戦士の皆さんも頑張ってください。ご健闘を祈らせて頂きます。

いや、しかし217ドルかあ(←まだしつこく言ってる)


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1日1問TOEIC1017
昨日、内村選手に続き、何と女子の鶴見選手が銅メダル獲得! 体操女子個人総合のメダル獲得は1966年以来だそうです。私が生まれる前じゃありませんか。まさに快挙ですよね。嬉しいなあ。

さて、今日の1日1問は、内村選手が金メダルを取った体操男子個人総合で、7位だった米国のマクニール選手についての記事からの出題です。4種目を終えてメダルを狙える位置にいたのに・・・という内容です。

McNeill was actually in the third place after four rotations, but he looked tight, as if he ------- trying to hang on to that spot on the podium.

(A) is
(B) would
(C) were
(D) had been

あまりTOEICでは出題されそうにない問題ですが、英語感覚を試すにはいいかなと思って作りました。簡単に解けたでしょうか?

まず、最初の文で、マクニール選手は4種目を終えて3位だったことが分かりますよね。当然、過去の事実ですから過去形が使われています。「~、しかし、彼は固くなっているように見えた」と来て、次の文は、「表彰台の3位の座(that spot=the third place)にしがみつこうとしているかのように」ということですが、当然、実際に表彰台にしがみこうとしていたわけではありません。そんな駄々っ子みたいな選手がいたら大変です。あくまで仮定の話ですよね。podiumは、「演壇」の意味で、The man is making a speech on a podium.といった形でパート1で問われる可能性があるので押さえておきましょう。

問題に戻ると、「過去の仮定を表すのは仮定法過去完了だから、were じゃなくてhad beenが正解だ」って思って(D)を選んでしまった方、いらっしゃるでしょうか。そうやって私も習った記憶があります。実は、仮定法過去完了というのは、If節の時制が、もう一つの節よりも前のことを表す時に使われるんです。たとえば、If I had left ten minutes earlier, I would not have missed the train.なら、「10分早く家を出る」のは、「電車を逃す」ことよりも前ですよね。If Tex Kato had been married, he would not have quitted his job. も同じです。過去の話だから過去完了形が使われているわけではありません。

つまり、たとえ過去のことであっても、二つの節の時が同時であれば、「as if he were」でOKなんです。He talked as if he were an expert.だったら、彼はまるで専門家のように話した、と過去の話ですが、時のズレがないのでhad beenにはなりません。ということで、今日の問題の正解は、(C)wereです。「まるで何とか表彰台にしがみつこうとしているかのように固くなっていた」わけですから、時のズレがありませんね。

この点に関して、「表現のためのロイヤル英文法」(綿貫陽 マーク・ピーターセン共著:旺文社)にはこう書かれています。

要するに、主節の動詞の「時」を基準にして、その時点のことを言うのか、それより前のことを言うのかで、仮定法を過去にするか、過去完了にするかを決めるのである。

ちなみに、今年の3月のTOEICで仮定法過去完了が出題されましたが、その時は、教科書通り、If S had Vpp, S (would not have seen)~という形でした。今後も仮定法が出題されるかどうかは分かりませんが、出題される場合は教科書通りになる可能性が高そうです。

英語学習の最初のうちは、基礎が大切ですから、「過去の仮定を表すのは仮定法過去完了で、その形は、If S had Vpp, S would/should/could have Vpp」ってルールを覚えることは大切です。でも、レベルアップするに従って、丸暗記ではなくて、「なぜそうなるのか」ということも理解していきたいですよね。英語は方程式ではなくて言葉ですから。

などと言いつつ、私もTOEIC受験を再開した際、仮定法が苦手でした。学習法として、まずは文法書で基本的なルールを覚えて、次に問題集で演習して、英文を読む際に仮定法が出てきたら注意して文の形を見ることにしました。この学習法は効果があると思います。

今日はこれから神崎さんとラジオです。Danもスカイプで参加するようですが、スカイプってなんじゃ、とアナログ人間の私は現代のデジタル技術の脅威にびびっています。

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TBR特番告知

体操の内村選手、やりましたね。金メダル。あの大舞台でも落ち着いていて、楽しんで演技していたのが印象的でした。イチロー選手も先日放送されたNHKのインタビュー番組で、「どうやったらヒットが打てるようになりますか」という子供の質問に、「子供っていつも直球だなあ」と嬉しそうに笑いながら、「マジな答えになるけど、やっぱり野球を楽しむこと」と語っていました。これは英語学習にしろ仕事にしろ、すべてに通じることですよね。

私はたまに、「どうやってTOEICの答えを覚えているんですか」と聞かれることがあるのですが、やっぱり最大の要因は楽しみながら解いていることだと思います。私が小学生のころ、スーパーカーブームがあったのですが、あの当時は排気音を聞いただけで車種が分かりましたからね(笑) 車を見てもまったく車種が分からない今となっては信じられませんが、やっぱり興味があったから驚異的な記憶力が発揮されたのだと思います。子供がポケモンの名前を全部覚えているのと同じ感覚です。

英語学習やTOEICが好きではないのに何らかの事情で勉強せざるを得ない方もいらっしゃるでしょうが、いやいや勉強すると力が伸びないので、「よし、次TOEICで600超えたら美味しいスイーツを食べるぞ」とか、「700超えたら温泉旅行」、「800超えたら執事カフェ」などとスコア以外のご褒美をあらかじめ決めておくのもいいのではないでしょうか。そうしているうちにいつの間にか英語そのものが好きになるかもしれません。

すっかり告知を忘れていましたが、本の出版を記念して、明日、インターネットラジオで神崎さんと本について話をします。

がんばれ楽天イーグルス Vol. 1
Saturday, October 17th, 2 pm – 5 pm
Topic: 1駅1題 新TOEIC TEST読解特急
Special guest: TEX 加藤
放送用URL:
http://203.131.199.132:8180/TBR.m3u
     ↑
放送時間にアクセスすると聞けます。   

BBS:
質問受付用スレッド
   ↑
「がんばれ楽天イーグルス Vol. 1」というタイトルのスレッドです。コメント、質問等ありましたら、何なりとどうぞ。今回の放送はTree Eagles(東京都)の某ホテルからお送りします。

トピック(予定):
「1駅1題 新TOEIC TEST読解特急」 作成裏話
「1駅1題 新TOEIC TEST読解特急」 の使い方
「1駅1題 新TOEIC TEST読解特急」 の長所・短所
「1駅1題 新TOEIC TEST読解特急」 の読者の声
ブログの話・今後の予定・オフ会の予定
番外編:韓国旅行記(時間が余ったら)

私と神崎さんで3時間持つのか、という疑問はありますが、時間が余ったら、神崎さんが韓国の旅行記を1時間くらい話してくれることでしょう。貴重な土曜日の午後なので、お時間ないかと思いますが、リアルタイムで聴けなくても、後ほどダウンロードが可能ですので、ご質問等があれば、上記の掲示板に書き込んで頂けると嬉しいです。

書き込みは、本についてのご質問でも結構ですし、「TEXさんはなぜ額があんなにテカっているんですか?」「神崎さんはなんで本の写真で寝癖がついているんですか?」といった個人的なことでも問題ありません。現時点で掲示板の書き込みが2つと、早くもネタ不足になりそうな暗雲が垂れこめていますので、皆さん、ご協力よろしくお願いします。


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1日1問TOEIC1015
では今日の1日1問です。「ジャパンタイムズ」の記事の抜粋です。

Transport minister Seiji Maehara thinks the ------- of Haneda and Narita will continue to complement each other even if Haneda is turned into a hub for international flights.

(A) operate
(B) operational
(C) operations
(D) operated

上級者にとっては簡単な問題かもしれませんが、TOEIC必須パターンの問題なので、解法を説明します。まず、選択肢を見ます。すると、語尾だけが違う単語が4つ並んでいますね。ですので、これはTOEICで毎回10-13問程度出題される品詞問題と分かります。この問題の解き方は、文章の中で、その空欄がどういう役割を果たしているのかを見つけることです。

ここでは、空欄の前に冠詞があって、直後に前置詞のofがありますね。この間に入るものと言えば、名詞です。ただし、冠詞の直後だからといって、必ずしも名詞が入るとは限りません。The pretty young girlなら冠詞の直後が形容詞ですね。ここでは直前の冠詞に加えて、空欄の直後が前置詞なので、空欄に入るものが名詞と判断できるわけです。

そこで、それぞれの選択肢の品詞を見てみると、(A)は動詞です。もし、この単語がとても難しくて、動詞だと仮に分からなかったとしても、(D)がoperatedですよね。この-edは、原形動詞の後ろについて、過去形や過去分詞形になる印です。ですから、operateが原形動詞だと推測できます。動詞なのでこれは不正解で、合わせてDも不正解になります。もし、本番のTOEICで知らない単語があっても、他の選択肢に品詞を見分けるヒントがあるかもしれませんから、念のためチェックするようにしましょう。

次に、Bは、語尾の-alに着目し、形容詞であると判定します。語尾がこの形のessential, substantial, idealなどは品詞問題にもよく登場しますから、派生語も含めて押さえておきましょう。

最後に残ったCが名詞でこれが正解となります。「機能」の意味ですね。ここで、TOEIC重要表現として是非押さえておきたいのが、in operationという使い方です。「運転中、操業中、実施中」等の意味で、英語では広く使われます。例えば、The company is in operation since 1960. だったら、創業1960年、ってことです。

ここでは100%間違いとは言い切れないので選択肢に入れませんでしたが、operateの派生語として、operatorも覚えておきましょう。語尾が-orなので、これは人を表す単語です。「オペレーター」って日本語でもいいますよね。「オペレートする人」ですから、空港関係なら、「空港がオペレート(機能)するよう働く人」のことです。セキュリティ検査したり、荷物を運んだり、空港にはたくさんの人がいますよね。また、そういう人たちをまとめて管理する会社のことを指すケースもあります。もちろん、operatorは空港に限らず、機能させる対象物によってたくさんの意味があります。電話交換手や、重機のオペレーターなどはTOEICにも出たことがありますね。

解答とは無関係ですが、文中のcomplementは、「補う」の意味でTOEIC必須語です。似た綴りのcompliment(ほめる)、complimentary(無料=free)と間違わないように。「羽田がハブ空港になっても、羽田と成田の機能は今後も継続して互いを補い合うのは変わりませんから、森田知事、怒らないでください」ってことですね。また、complementの後のeach otherには前置詞がありませんが、なぜか分かりますか? 余り普段深く考えないと思いますが、each otherは代名詞です。なので、他動詞の目的語になります。動詞が自動詞であれば、前置詞が必要になるんですね。We love each other.は前置詞不要ですが、We talk with each other.はwithが必要となります。

この問題自体は空欄の前後を見て5秒で解ける問題です。そういう問題って公式問題集にもありますが、それで終わらせるのはもったいないです。他の選択肢が間違いの理由を探ったり、知らない単語を調べたり、最大限に活用しましょう。


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1日1問TOEIC1014
では、今日の1日1問です。

The Audit Committee, ------- with the safety of company executives while traveling on company business, approved the chartering of an aircraft.

(A) concern
(B) concerning
(C) concerned
(D) concernedly

TOEIC定番の品詞問題です。毎回パート5・6合計で10問以上出題されますから、解けないと瀕死の(以下略) 

まず、選択肢を見ます。すると、concernで始まる単語が4つ並んでいますから、品詞問題だと判定できます。つまり、文章の意味ではなく文型で解くことができる、ということです。この品詞問題では、この文例のように難し目のビジネス単語が本文に盛り込まれていたりしますが、延々と意味を考えてはいけません。分からない単語は流して、文型をチェックして解きましょう。

そこで、この文がどういう構造になっているのかを見てみると、空欄の後ろがwith、空欄の前にカンマがあって、その前が名詞です。文の冒頭の名詞ですから、これが主語ですね。カンマは飾りであることの印ですから、どこまで飾りが続いているのかを右に目を動かしつつチェックすると、businessの後にカンマがありますね。これは飾りが終わったことの印ですから、空欄からここまでが飾りです。全体の文型は、The Audit Committee approved the chartering of an aircraft.で、カンマでくくられた部分は、The Audit Committeeという主語を説明している飾りです。

名詞の後ろに置かれて、その名詞、つまり先行詞を修飾する形容詞の役割をする節を導くモノと言えば、皆さんご存知の関係詞です。先行詞と、それを説明する節を「関係づけている詞」ですね。カンマでくくられた形はいわゆる「関係代名詞の非制限用法」です。ところが、この文には関係代名詞がありません。実は、The Audit Committee, (which was)と関係代名詞が省略されているんです。え、そうなの、やだ、気づかなかったわ、などと言っている場合ではありません。え、言ってない? 

普通、主格の関係代名詞は省略できませんが、be動詞や、be+ing(進行形)、be+ed(受身)が後に続く場合は関係代名詞もセットで省略できるという、「関係代名詞+beの省略ルール」が存在するのであります。The man (who is) running in the park is Tex Kato. とか、The man (who is) in the room is Tex Kato.という形です。

とここまで10秒くらいで考えて改めて選択肢を見ると、(A)の原形と(D)の副詞がおかしいことに気づきます。関係詞問題の基本的な解法に従って、先行詞を関係詞節に入れて元の文にしてみると、The Audit Committee was concern with~とか、The Audit Committee was concernedly with~は文章として成立しません。名詞のconcernは、I have no concern with Tex Kato.(私はTex Katoとは何の関係もない)という形では使われますが、The Audit Committee=concernではありませんね。

で、残り二つが悩ましいところではありますが、concernは他動詞なんです。ということは、後ろに目的語になる名詞がないといけませんが、空欄の後ろが前置詞のwithです。つまり、ここは目的語が前に出た受身、ということになります。「関係」と日本語で考えるとA concern with Bかな、と思ってしまいますが、和訳はだめです。英語で考えましょう。正しい感覚は、A is concerned with Bです。

The Audit Committee was concerned with~という元の文が、関係代名詞によって、The Audit Committee, which was concerned with~と関係づけられ、省略ルールでwhich wasが省略され、The Audit Committee, concerned with~となったわけです。

ということで正解は(C)のconcernedでした。be concerned with=deal withと覚えておきましょう。be concerned about=be worried aboutも重要表現です。前置詞のconcerningもついでに用例を確認しておいてください。英辞郎や英英辞典で例文を見つけたら、何度も口ずさんで感覚をつかんでください。

最後に今日のおさらいです。

1. 関係代名詞は主格でも省略されることがある
2. 関係詞の問題を解く際は、先行詞を関係詞節の中に入れて文章を分けてみる
3. concernは他動詞なのよ、奥さん。あら意外。

こうやって解説を考えるのは、自分が教える際の勉強にもなりますね。本番のTOEICで1問ずつ解説を考えて時間がなくならないようにしないと(笑)

念のため、文意も以下に記しておきます。

文意:監査委員会が、出張中の役員の安全性に関して開催され、航空機のチャーターが認められた。


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1日1問TOEIC1013
今日は久々に1日1問です。

TEX Consulting Firm helps small business owners ------- the best strategies for acquiring market share and defeating competitors.

(A) comfort
(B) identify
(C) result
(D) progress

何度か1日1問で出題したパターンの変形なので、楽に解答できた方も多いかもしれませんが、難度の高い問題です。今日はこの問題の解法を説明します。

まず、選択肢を見ると、すべて動詞です。しかもすべて原形なので、時制や、主語と述語の一致といった文法事項を問う問題ではなく、語法か語彙の問題であることが分かります。

次に、動詞問題の場合、大きな解答ポイントの一つは、空欄直後に名詞があるかないかです。ここでは、strategies(戦略)という名詞がありますね。ということは、後ろに動作の対象となる目的語を取る他動詞が入らないといけないということに気付きたいところです。自動詞なら直後が名詞ではなく、空欄直後に前置詞が入る出題パターンが多いですね。

その視点で見ると、Aのcomfort(慰める)は相手が必要な動作で他動詞ですが、「戦略を慰める」では意味が変です。続いてBのidentifyは、recognize, discover, distinguish(見分ける、見極める)の意味ですから、見分ける対象物が必要な他動詞です。しかも、「identify the best strategies(ベストな戦略を見極める)」は意味が通じますから、これが正解ではないかと推測できます。

念のため、Cを見ると、resultは典型的な自動詞です。TOEIC頻出表現の「result in結果」「result from原因」の違いはペアで押さえておきましょう。前置詞がペアであることからも自動詞であることが分かります。

Dのprogressは、日本語で考えてしまうと、「進行する」「はかどる」なので、「戦略を進める」で正解かな、と感じてしまいますが、to move over a period of time to a stronger, more advanced, or more desirable stateです。つまり、より望ましい状態になるよう自分で動く、というイメージですね。先日のエントリーでも書きましたが、自動詞を見分ける一つの方法は、自分一人でできる動作か、自然におこる動作かどうかです。その意味でもprogressは自動詞ですね。英語の試験ですから日本語で考えてはいけません。偉そうに書いていますが、私も日本語で考えて類似問題を間違えたことがあります(笑)

ということで、めでたくBのidentifyが正解であることが分かりました。

もし、他動詞が2個以上選択肢にあって、どっちも空欄の後を見るだけでは意味的にありえそうなら、さっと頭から文章を見ます。ただし、その場合も頭の中で和訳してはいけません。時間がかかるし、TOEICの引っかけ問題の罠にはまる可能性があります。できるだけ英語で考える感覚を身につけたいところです。

ここでは、主語がTEX Consulting Firmで、述語動詞がhelpsだと分かります。「え、ということは空欄にも動詞があるけど、動詞が2個?」と勘違いしてはいけません。「S+help+O(目的語)+原形不定詞」で、「Oが~するのをhelpする」の形です。helpはto不定詞でもOKですから、ここはto identifyでも正しい形です。つまり、TEX Consulting Firm(主語)は、small business ownersが、(market shareをacquireしcompetitorsをdefeatするための)best strategiesをidentifyするのをhelpします、ということです。長嶋茂雄さんのような文章になってしまいましたが、英語で考える、というイメージをつかんでください。

おさらいですが、今日の動詞問題のポイントは、

1. まず出題ポイントをidentify(時制、態、語法、主述の一致、語彙)
2. 続いて空欄直後の名詞の有無をチェック
3. 語法問題は和訳するとETSの思うツボ。英語で考えよう!

でした。

英語の動詞は、自動詞・他動詞両方の用例があるものが圧倒的に多いので、「自動詞」「他動詞」と区別して覚えるのではなく、できるだけたくさんの英文に触れて、コロケーションの感覚を身につけるのがよいと思います。


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本ができるまで
MLBを見ていると、試合中なのに、ベンチの監督とTVの解説者が話をするシーンがたまにあります。イニングとイニングの間ではなく、相手チームの攻撃中です。今日も、4回に双方の監督がマイクを付けて登場し、ベンチの片隅に立ちながら、「今日の先発の調子はどうですか」などといった質問に答えていました。日本では、オールスターやオープン戦以外の真剣勝負の試合でこういうことはないので、大リーグらしいシーンです。当然ですが時間がないので、猛烈な早口で、英語のリスニングの練習には最適です。今日も何を言ってるのかよくわからない部分が多々ありました(笑)

「読解特急」、購入者の皆さんのレビューが続々とブログ等に掲載され始めていますね。ブログ検索等で一つ一つ拝見しています。その度にお礼のコメントを残そうかなあとは思っているのですが、すべての方にコメントすることがなかなか難しいので、代わりに「ありがとうございます」とつぶやかせて頂いています。貴重なお金を払ってご購入頂いているので、本当に感謝の気持ちしかありません。皆さん、ありがとうございます。

今日は、読解特急ができるまでの過程を、可能な範囲でご紹介したいと思います。「どうやって作ったんですか」というご質問を数人の方から頂いたので。

まず、出版社が、文法・単語・読解の新書を三冊同時発売することになり、TBRファミリーのご推薦もあり、私が神崎さんと共著で読解パートを担当することになりました。本の形式を決めるにあたって、ただ単に普通の読解本にしても工夫がないので、新書らしく手軽に読みやすく、という意図で、解説部分を二人の掛け合い形式にすることを決めました。

解説部分の掛け合いは、「ビジュアル英文解釈」や「スーパー英単語」でも見られ、ともすれば苦痛になりがちな学習を続ける際、読者の負担を和らげる効果があることを実感していたので、それが頭にありました。前者は掛け合い部分も割とシリアスな伊藤節で、後者は掛け合いが短いので、我々の本は、掛け合い部分を長めに、かつ柔らかく、それでいて何かしら読者のスコアアップの気づきになるようなものになるよう心がけました。その意図がはたしてどこまで達成されたのかは読者の皆さんのご判断にゆだねるしかありませんが。

作業に関しては、まず、私が、過去1年間に出題されたパート7のSP・DPのうち、印象に残ったものや、10・11月のTOEICで出そうな問題を中心にセレクトし、そのままは使えないので、問題のエッセンスは残しつつ、中身をオリジナルにアレンジし、大枠(パッセージ概要と問題)をまとめ、神崎さんに送ります。次に、神崎さんが内容をチェックし、加筆修正し、Danに送付、Danがそれに基づいて英文を作成します。採用したパッセージには、Danのオリジナル作品もあります。そうしてできあがってきた英文をベースに、三人でああでもないこうでもないと問題と選択肢を何度も往復でやり取りをして、あまりに本番に近そうなものは削除したり(笑)して、仕上げました。解説部分は、ベースを神崎さんが作り、私がそこにオヤジギャグを加えて戻し、それを編集者の方がカットする、という形で進みました。

本を作ってみて改めて思ったのですが、パート7の問題を作るって、大変です(笑) 同じ問題の中の選択肢が矛盾していたり、長さがばらばらだったり、常識で解けたりしてはいけません。また、他の問題の答えから、別の問題の選択肢の正解・不正解が推測できてもいけません。TOEICを受けて、選択肢を見ただけで本文を読まなくても正解できた、なんてことはありませんよね。それって英語力が関係なくなってしまいます。

たとえば、以前解いたある市販の問題集で、化粧品の宣伝のパッセージがあり、「この化粧品の特徴は?」という問題がありました。で、答えの選択肢に、「しわが深くなる」「カラスの足跡が増える」といったものがあったのですが、そんな化粧品、誰も買わないですよね。常識で考えて不正解と判定できてしまいます。そういう選択肢は絶対に本番のTOEICではありません。そうした選択肢がないようにしたつもりですが、あったらこっそりメールで教えてください。

と製作裏話はこんな感じです。余り皆さんの参考にはならないかもしれませんが、少しでも10・11月のTOEICのスコアアップのお役に立てればと思っています。10月受験される方は残り2週間です。ラストスパートで万全の態勢で本番に臨みましょう。


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9月のAM分析
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9月TOEICのAM正答数換算表をまとめてみました。多数のご報告、ありがとうございました。左から、項目別問題数、フォーム19の換算表、フォーム20の換算表です。それぞれクリックで拡大します。なお、フォーム20のリーディングの2つ目の項目のみ、データが不足しているため表は暫定です。また、リスニングは、それぞれの項目から誤答数を差し引いた数が正答数ですが、リーディングは、複数項目で計上される問題が、それぞれのフォームで約9問あったと思われるため、誤答数を差し引いた数プラスアルファが正答数になる可能性があります。今回、フォーム19のリスニングは95問正解までが495、Rは全問正解のみが495だったようです。フォーム20のリスニングは不明ですが、Rは99問正解までが495だったと思われます。

ちなみに、フォーム19のリーディングの正当数とスコアの関係はおおよそ以下の通りだったと推測されます。

4FIC19リーディング
100問正解 495
99問正解 490
98問正解 480
97問正解 475
96問正解 465
95問正解 455
94問正解 440
93問正解 430
92問正解 425
91問正解 420か415
90問正解 415か405

参考までに、最初にスコアをご報告いただいた、さやかさんのAMを例に取って計算してみます。

【お名前】さやか
【フォーム】4FIC19
【スコア】L355 R415 T770
【LAM】 59 71 83 79
【RAM】 100 100 91 86 79

表と照らし合わせると、リスニングの誤答数は一つ目の項目から順に、7、6、4、8で、合計の誤答数が25問ですから、正答数は75問となります。パート1・2で11問、パート3・4で14問落とされた計算になります。次に、リーディングを同様に計算してみると、誤答数は順に、0、0、2、4、5となり、合計11になりますが、上記の表を見る限り、1・2問が重複問題で、実際は90~91問正解されたのではないかと思われます。

さやかさんの場合、具体的なAMの活用法としては、パート7のスコアを見る限り、高い英語の読解力をお持ちだと思いますので、リスニングは模試等を解いて慣れることで、確実にスコアアップされると思います。パート1・2の1番目の項目のミスが実力と比較して多くなっていますが、これは慣れで克服可能です。例えば、9月のTOEICで、「電気消していい?」に対して、「え、TEXさんがまだ会社にいると思うけど」などと、質問に対して直接答えないでひねった間接的な答えで返すパターンがこの項目に該当します。公式問題集等で、この返しのパターンを練習してみてください。すぐに感覚がつかめると思います。

また、リーディングに関しては、パート5の文法問題を落とさないことです。何となくフィーリングで解いて落とされている問題が多いと推測されますので、こちらも問題演習をして、間違った箇所をしっかり文法書でチェックすることで、ミスは減ります。特急シリーズの花田さんの本が解説も詳しくてお薦めです。是非ご一読ください。英語の基礎力はお持ちなのですから、もし、今後もTOEICを受験されるようでしたら、対策次第で大幅なスコアアップが可能ではと思います。


と、いった形で、皆さんも是非AMをフル活用して、自分の弱点を把握して、次のTOEICへの対策をしっかりと立ててください。AMは弱点分析にはとても役立つので、すぐに引出しにしまわずに、フルに活用しましょう。高い受験料を払っているわけですから、元を取らないと(笑)


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9月のAM
9月のTOEICのスコア表が届きました。

リスニング 100 100 100 97
リーディング 100 100 100 100 100

3回連続全問正解の夢破れました。ううっ(涙) パート4で、Paid vacationをいったん選んでおきながら、Salary increaseに塗り直して間違えました。この問題は、ちょっと集中力が欠けて自信がなかったので、最初は流れで勘で選んだのですが、「ん、待てよ。普通は残業したら残業代が出るからSalary increaseだよな」と常識で考え直してしまったんです。ところが、「残業代は出せないけど、その分暇になったら有休が取れる」という内容だったそうです。や、やられた。

TOEIC慣れしてくると、「これかな?」と思って勘で選んだ答えは意外に当たるものです。今回も書き直したのはこれだけだったのですが、そういう時に限って間違えるものです(笑) ちなみにこの問題は、ネイティブも間違えたとの報告がありました。つまり、ボーッとしているとネイティブも間違えるということですね(と自分を慰める)。あ、もちろん、勘ではなくてしっかりと実力で正解できるのが一番ですよ。

リーディングの方は全問正解だったようです。よ、よかった。これで、3月にパート6で2問間違えた以外は、1・5・6・7・9月は全問正解です。こうなったら何とか残り2回もリーディングは全問正解できるよう頑張ろうと思います。パート5と7で年間完全制覇を目指します(と自分で自分にプレッシャーをかけて間違いそうな予感)。

と、自分のスコアはさておき、7月は実験的にAMと正当数の関係を調べて記事にしました。どこまで皆さんのお役に立てたかは分からず、もしかすると報告が集まらないかもしれませんが、今回もやってみますので、以下のような形でコメント頂けると助かります。なお、フォームが違うとAMも異なりますので、必ずフォーム(今回はメジャーが19、マイナーが20)を明記ください。私の解答速報と答えが重なっていた方は19、見たことのない問題がたくさんあった方は20です。

【お名前】TEX加藤
【フォーム】4FIC19
【スコア】L495 R495 T990
【LAM】 100 100 100 97
【RAM】 100 100 100 100 100

また、以下あらかじめご確認ください。
(1)スコアと数字は念のため、送信前に再度ご確認ください。
(2)この分析は私が勝手に個人で行っているものなので、公式のものではありません。
(3)コメント欄にはご返事はしませんが、途中経過や結果をまとめたものを記事で報告させていただきます

よろしくお願いします。


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つながり
現在TOEIC講師としてトレーニング中の見習講師・TEX加藤です。先日見学させて頂いた授業中、講師の先生に、「実は今、そこに座っているTEX加藤さんがこの本を書かれました」などと著書をご紹介頂き、教室の隅っこで小さくなっていたところ、休憩時間中にお二人の生徒さんから、「ブログ拝見しています。いつも解答速報ありがとうございます」といったありがたいお言葉を頂きました。ブログを通じて間接的につながっている方々と、リアルでもつながっていることを実感して、じーんと感激してしまいました。

著書が発売になった後、全国各地の読者の皆さんから、コメントやメールを頂きました。「福岡」、「名古屋」、「高知」、「京都」、「岡山」などといった地名や、具体的な書店名の入ったコメントを読んでいると、普段は何か遠い世界に思われる皆さんとのつながりが、近くなったように感じられたんです。皆さんが書店を回って本を手にされて、電車の中で読まれている姿がはっきりとイメージできました。インターネット上のつながりでも、その先にいるのは人なんだなあと改めて実感します。そういうつながりを大切にしなければいけませんね。読者の皆さん、いつも本当に温かいサポートをいただき、ありがとうございます。

つながりといえば、今回の特急シリーズは、皆さんにはおなじみ、神崎さんのラジオTBRの仲間によるものです。Morite2さんは、来年の米国移住を前に、TOEICや英単語についてのハイレベルの知識を、初の単著となる今回の単語本に込め、花田さんは、米国の名門大学を卒業された英語力に加え、カリスマTOEIC講師として培ってこられたノウハウを、これまたご自身初の著書に込められています。

特急シリーズ3冊それぞれの本に、それぞれの強い思いが込められていることは間違いありません。私自身、普段のTBRでお二人のTOEICに対する熱い思いや、常人離れしたスキルの高さを目の当たりにしているので、既に購入された読者の評価が高いのも当然ではと感じます。「この人たち、なんでこんなにTOEICが好きで、なんでこんなにTOEICに熱いんだろう」って、いつもこの私が感じるほどですから。もうほとんど「ルーキーズ」のノリです(笑) お二人は、私をパート7の著者として、編集者にプッシュして頂いたそうで、感謝しています。仲間ってありがたいですね。

このブログをはじめていなければ、こうしたTBRファミリーとの出会いはありませんでしたし、もちろん著書を出すなどということはあり得ませんでした。そう考えると、TBRへ誘っていただいた上に、共著の機会を与えていただいた神崎さんには感謝の気持ちでいっぱいです。いつもお酒の席は割り勘ですが、今度奢らせていただきます(笑) 

ちなみに、特急シリーズは、Morite2さん、花田さんの著書も合わせて、発売直後とはいえ、アマゾンの語学本のジャンルで売上上位に入り、現在は一時的に在庫が薄くなっているようです。ありがたやの鐘がうちではガンガン鳴っています。豆知識として、アマゾンで「通常5-9日以内に発送」となっているのは、アマゾンには在庫がないけれども問屋さんには在庫があるので、入荷次第発送できる、ということです。

今日は英語学習とは関係のない話になりましたが、ブログを通じてつながっているすべての皆さんへの感謝を伝えるエントリーとさせて頂きました。インターネットの世界では、人は自分の知り合いを6人以上介すと世界中の人々と間接的な知り合いになれる、という仮説「六次の隔たり(ろくじのへだたり、Six Degrees of Separation)」が有名です。以前、この六次の隔たりを調べられるネットサービスを会社に企画提案し、この分野の研究者の方に連絡までしたのですが、企画が壮大すぎて会社から却下されたことがあります。システム作るのに幾ら掛かると思ってんねんと(笑) まあそれはさて置き、人のつながりって、実は私たちが普段意識している以上に広いんだ、ってことを改めて実感しています。悪いことはできませんね(笑)

皆さん、いつもありがとうございます。まだまだ未熟ですが、感謝の気持ちを忘れずに、今後もマイペースで一歩ずつ進みたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!


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答えは本文の中にある!
自分の本が発売になったというのに、まだ現物を見ていないTEX加藤です。今日の午前中に本が届くようですが、台風なので心配です。後で書店の店頭をチェックしてきます。

共著者の神崎さんの誤植イベント(笑)は別として、ネットで読者の本の感想を見ていて、早くも反省点が見つかりました。それは、読者の幻想を破壊する中年ウスラ男の写真を掲載したこと、ではなく(それもあるけど)、本文中の重要単語の意味を別枠で掲載しなかった点です。「通勤電車で手軽に読解練習、と謳っておきながら、単語の意味を電車の中で辞書ひいて調べろっちゅうんか。われ」と自ら関西弁で突っ込みを入れさせて頂きます。

もちろん和訳は全文掲載してありますので、上級者なら訳と照らし合わせて単語の意味を理解することは可能ですが、初中級者には不親切ですね。狙われやすい派生語やコロケーションを含め、「重要表現・語彙」などとして掲載すべきでした。ご不便をおかけして申し訳ありません。今後(次があるかは分かりませんが)の改善点とさせて頂きたく思います。読者の皆さんは、もしこの本をご活用になる場合は、その点あらかじめご了承いただければありがたいです。一冊の本を作ることの難しさを改めて感じました。

さて、今日はこの本のテーマでもあるパート7対策についてです。私は、昨年までは、パート7で間違えることが何回もありましたが、今年に入ってまだ1問も間違えていません(と9月のスコア表が届いていない今のうちに書いておく)。この最大の要因は、「パート7の問題を解くヒントは必ず本文の中にある」という単純な原則を徹底して解くようにしたからです。

もちろん、解き終わった後に見直しをする、ケアレスミスに気をつけて、正解だと思っても他の選択肢を全部見直す、といった点も重要ですが、最も大切なのは前述の原則です。証拠が必ずありますから、それだけを手掛かりにして犯人を見つけなければいけません。現実世界でも話題になっていますが、勝手に証拠をでっちあげて、誤認逮捕してはいけないのです。

この点に関して、「英文法のナビゲーター<上>」(伊藤和夫著 研究社)で、受験の神様・伊藤和夫氏はこう記しています。

「問題文は、私たちとは無関係に他人が書いた文です。他人がその文を書く時、現在のことを言いたいと思っていたか、過去のことを言いたいと思っていたかを、その他人を探し出して直接に尋ねることはできないのです。それなのに試験問題が問題として成立する、つまり解答がひとつに決まって、それ以外の答がすべて誤りだと言えるとするなら、解答のカギになる部分、他人が時間をどう考えていたかを示す部分は、必ず問題文の中にあるはず。問題文がいかに短くても、そうなっているはずです。時制の文法問題を解くとは、問題文の中で、そのカギになっている部分を探すことなのです。」

ここでは時制問題について書かれていますが、これはTOEICのパート7全体に言えることです。当たり前の話ですが、ETSの人が作った問題の意図を、「どれなのよ、正解。もうっ。教えてくれたっていいじゃん。ちょっとぐらい。減るもんじゃなし」などと問題製作者ににじり寄って聞き出すことはできません。また、TOEICの問題は、正解の選択肢が100%正解で、それ以外の選択肢は100%不正解である、というのが大原則で、その論拠となるのは本文以外にありません。

たとえそれが、ある程度の推測が受検者側に求められる「What can be inferred about Tex Corporation?」といった難度の高い「infer」タイプの問題でも、必ず正解と判断するための情報が本文のどこかにあるのです。正解以外の選択肢は、本文に誤りであると判断できる情報があるか、記載が全くない、のどちらかです。どっちも正解と考えられるけど、6:4でBの方が確率が高いからBが正解、などということはありません。

典型的な間違いパターンとしては、私もよくあったのですが、「どっちもありそうだけど、なんとなくこっちっぽいかな、みたいな」といった曖昧な理由でマークしてしまうケースです。正解の論拠を探している時間がなかった、という場合は仕方ありませんが、時間に余裕があれば、必ず正解の根拠となる情報を本文の中に見つけることを徹底すべきです。逆に言うと、そこまでの作業を行っても時間内に解き終わるだけの読解力を身につけたいところです。


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パート5対策
著書が本日発売なのに、大学の宿題に追われて書店に行く時間のないTEX加藤です。読者の皆さんからの親切な御報告により、店頭に無事本が並んでいることは確認できました。ありがとうございます。全国各地の書店で、読者の皆さんに本を手にして頂いている様子を想像すると感慨もひとしおです。

さて、9月の結果報告を見ると、43人中、Rの得点がLの得点より高かったのは10名の方のみでした。Rのスコアが伸びない、という方が多いのかもしれません。ちょっとマニアックな内容ですが、9月のTOEICに出題されたのと同様のパート5の問題を例にとって、スコアアップのための方法を考えてみたいと思います。

マイケルジャクソンが亡くなる以前に話題になった復活コンサートの記事についての文章からの出題です。

Several of Michael Jackson’s comeback concerts in London ------- until next year because producers can’t be ready.

(A) postpones
(B) have been postponed
(C) will be postponing
(D) postponing

文意は、「マイケルジャクソンのロンドンでのコンサートのうちのいくつかが、プロデューサーの準備ができていないので、来年まで延期されることになった」です。恐らくほとんどの受験者は文意を理解できるレベルだと思います。「Several of」は今年のTOEICに出題された表現なので覚えておきましょう。

この問題の解き方ですが、まず、becauseという文と文とをつなぐ接続詞があるので、その前に文章のS+Vのカタマリがないとまずいですね。ということは、(D)を選んでしまうと、Vがなくなってしまうので、これはまず不正解です。これを選んでしまった方は、文法書の接続詞の部分をしっかりと読んで、その役割を理解することが大切です。

次に(A)ですが、これは二つの理由で外せます。一つ目は単数形のsが動詞についていることです。Severalは常に複数扱いですし、最悪迷っても、concertsと複数形になっていることに着目しなければいけません。また、文章の意味を考えると、普遍的な事実や習慣を表わす現在形はおかしいですよね。「マイケルジャクソンのコンサートのいくつかは延期する」では意味が通じません。(A)を選んでしまった方は、all, every, each等の代名詞を受ける際の動詞の単数・複数についての日向清人さんの記事が参考になると思います。

残ったのは(B)(C)で、ここまでは絞れた方も多いと思います。ここで、next yearという未来の時間を示す単語に引きずられて(C)を選んではいけません。正解は(B)have been postponedです。文法的に簡単に説明を済ませてしまうと、「postponeは他動詞なので、目的語がない(C)は不正解」と言えます。

それでは味気ないので、もう少し掘り下げると、(C)の未来進行形は主に、現在のなりゆきから、未来のある時点で自然に進行している事柄を表します。たとえば、新幹線に乗ると、We will be stopping at Kyoto.などというアナウンスが流れますよね。なので、ここで使うと、「来年まで延期されているだろう」となって意味が通じません。

また、postponeが自動詞か他動詞かが仮に分からなかったとした場合、その動詞が自らの意思で自然におこることなのか、それとも何らかの原因で引き起こされるのかを考えると解けるケースがあります。「延期」には必ず理由がありますよね。なんか分からないけど自然にマイケルのコンサートが延期されたら暴動が起こります(笑) ここでは、プロデューサーの都合がつかない、という要因があって、それによって「延期」という事態が引き起こされるわけですから、受身のpostponedがぴったりです。たとえば、怪我するのは自分の意志ではありませんから、I was injured.です。「他」のなにかに「動」かされるということですね。ちなみに選択肢がwill be postponedなら、「延期されるだろう」となって、これも正解です。

あ、えらく長々と書いてしまいました。そろそろ学校の予習をしなければまずいので、このあたりで終わります。パート5でミスをしないためのポイントは、上記のように、一つ一つの問題で、自分なりの根拠を持って正解を選ぶことです。公式問題集を解く際、正解の選択肢がなぜ正解で、不正解の選択肢はなぜ間違いなのか、を突き詰めて考えると、そこで得た知識は本番でも役立つと思います。その知識を深め、英文に触れることで正しい感覚として身につけるのが理想ではないでしょうか。


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本の発売告知
明日発売の自著が、依然としてアマゾンで予約できないのが不安なTEX加藤です。とはいえ、編集者の方から、発売日当日の午前中には本が自宅に届くとの連絡があったので、明日には無事店頭に並ぶとことでしょう(希望的観測)。

今回のTOEICでも、リスニングと比べてリーディングの点数が伸びない、という声をたくさん目にした気がします。このブログの読者には高得点の方も多いので、ある一定のスコアレンジ以上にリーディングのスコアを伸ばすのはなかなか大変だと感じていらっしゃるのではないでしょうか。

スコアがなかなか伸びない理由は受験者によって異なるので、一概には何とも言えませんが、英語の読解力そのものを向上させることが最も理想的かつ有効なスコアアップ対策であることは間違いないでしょう。

今回神崎さんと書いた「1駅1題 新TOEIC TEST読解特急」(とここからさりげなく自著の宣伝に入る)は、これさえあればパート7はばっちり、という魔法のような本ではもちろんありません。

この本の趣旨は、TOEIC的な問題を通勤等の空き時間に解くことで、TOEICの問題パターンに慣れ、効率的に学習して頂こうというものです。詳細な解説や細かな読解対策を期待されている方は、他の類書を購入された方がよいでしょう。ハードカバーに対しての新書の位置づけとお考えください。

英語の読解力は一朝一夕で身に付くものではなく、英文の多読・精読を繰り返す過程で徐々に伸びていきます。その精読用の手ごろなマテリアルの一つとして、本のタイトルの通り電車の中や、寝っ転がって手軽に読んで解いてご活用ください。

本の前半は、パート7のシングルパッセージを16題(各3問)、後半は、本番のパート7と同じ形式の1回分の模試(計48問)で構成されています。前半のトレーニング編は、短めのパッセージからスタートして、徐々に長めの内容になっています。所要時間と正答数が本に書き込めるようにしてありますので、まずはちゃんと問題を読んでから選択肢を読み、該当箇所に戻って解く、という王道の解き方で、自分がどの程度の時間で解けるのかをチェックしてみてください。前半の16題は、それぞれ3分以内で解くのが理想です。

後半の模試は、前半のトレーニングで1問1分で解く感覚を養った後の実践編です。電車の中で解くことを想定していますので、解答解説はパッセージごとに入れてあります。前半と同じく1問1分で解くことを目安にしてください。

それぞれのパッセージは、私自身の過去のTOEIC受験の経験をベースに、共著者の「Mr. TOEIC」神崎正哉さんや、ネイティブでTOEICにも詳しいDanと試行錯誤を重ね、練り上げたもので、TOEICの雰囲気をかなりリアルに伝えることができる内容になっているのではないかと思います。解説部分は私と神崎さんの掛け合いになっていますので、その点でも一般的な参考書よりはライト感覚で読みやすいと思います。10・11月のTOEICでも、同じ問題はもちろん出ませんが、似たような思考過程で解くような問題は出るかもしれません。

また、この本では、問題文・設問・選択肢を含む英文を全て無料でダウンロードできるようになっています。ですので、是非英文を頭から読んで理解して、それを聴いて頭から理解する、という英語回路の育成にも役立ちそうです。パート4の練習にもなるのではと思います。

最後になりますが、今回の出版は、ブログ読者の皆さんや、共著者の神崎さんを始めとするTBRファミリーの皆さん、モニターにご協力頂いた皆さんのご協力なくしてはあり得ませんでした。改めて御礼申し上げますとともに、今後とも変わらぬご支援を頂けますようお願い申し上げます。


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第149回TOEIC勝手に表彰式
現時点で42名の方々からスコアのご報告を頂きました。ありがとうございます! ご報告を頂いた皆さんの現時点での平均点が865点と、このイベントを行うたびに読者に高得点の方が多いことに気付かされてびびってしまいます。

偉そうに表彰式をできる立場ではないのですが、同じ一人の英語学習者として、ささやかながらこの場を設けさせて頂きたく思います。パーティーの主催者みたいなものとお考えください。

では、今日はこれから大学の予習と夜は授業なので、いつもより早いですが、勝手に表彰式を行わせて頂きます。郵送等で後ほどご報告を頂いた方は、その都度追加させて頂きますのでご了承ください。


<第149回TOEIC勝手に表彰式>

自己ベスト大賞
りんごさん


5月の受験から、4ヶ月で、665→840と、短期間で何と175点アップ! すごいですね。きっと継続的に集中して学習されたのでしょう。是非、今後も英語のスキルにさらに磨きをかけてステップアップしてください。おめでとうございます! 


英語力UP賞(70点以上スコアアップされた方)
DIOさん(+160)、ももさん(+115)、ぽちさん(+90)、ともぞーさん(+85)、美沙さん(+70)


皆さん、英語学習に日々励んで着実に英語力を底上げされているのだと思います。ともぞーさんは1年前は430点だったとのこと。1年で400点スコアアップされたのですから、他の受験者の励みになりますよね。皆さん是非学習を継続してさらに英語力に磨きをかけ、この成果を更なる飛躍につなげてください。おめでとうございます!


自己ベスト賞(自己ベストを更新された方)
まくまくさん、izumiさん、osaさん、Kenglishさん、TETSUさん、POCOさん、源太郎さん、櫻井さん、晶さん、aruさん、KIWIさん、Markさん、ジョンさん、こーたろーさん、ベンギン太郎さん、Oliveさん、Tommyさん、aisleさん、iccyさん、HUMMERさん、middleagerさん、つんつるてんさん


皆さん、ベストスコア更新、おめでとうございます! 英語道は遥かなる道のりなので、この着実な歩みを止めず、一歩一歩前に進めてください。おめでとうございます!


10月のTOEICを受験される方もTOEICを卒業される方も、TOEICを通じて学んだ英語のスキルに磨きをかけて、さらなるスキルUPに励みましょう。私も一英語学習者として、皆さんに負けないよう、英語道に精進したいと思います。人生日々勉強ですね。


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9月TOEIC結果発表
本日正午、9月のTOEICの結果がネット発表されます。何度受けても、「表示」の文字をクリックする時は緊張しますよね。この記事は、第149回TOEICの結果を、受験者の皆さんが、喜びや今後の飛躍、出直しの気合い、の言葉とともに綴る用途で設けたものです。以下のテンプレートを使ってコメント頂けるとありがたいです。今回はどんなドラマが待っているでしょうか。

【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【今後の目標(あれば)】
【次回受験予定】 年 月
【感想】

記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【今後の目標(あれば)】 ノウハウをさらに積み重ね、TOEIC指導に生かす。
【次回受験予定】 2009年10月
【感想】なぜかネットのスコア表示が10分以上遅れましたが、無事990点でした。今後もしっかりとTOEICを受けて、最新の傾向を把握して、TOEIC指導に生かしたいです。ブログの更新もマイペースで続けますので、今後ともよろしくお願いします。

上記のようなコメントを書いた後、良い結果だった方は、喜びの気持ちを込めて、希望に届かない結果だった方は、お払いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。皆さんのコメントとブログランキングの一挙両得を狙っています(笑)


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前置詞攻略作戦
会社でいつもより早く出社してきた同僚の加藤さんに対して、「今日はなぜこんなに早いの?」というセリフ、英語で何と言うでしょうか? ちょっと考えてみてください。※最初は上司と秘書という設定でしたが、その場合は疑問文よりYou are so early, Mr. Kato.と単に事実のみを述べる形がビジネスマナー上は普通という日向清人さんのご指摘を受け、設定を変更しました。ご指摘ありがとうございます!

日本人的思考だと、

Why are you so early, Mr. Kato? 
Why did you come so early, Mr. Kato?

でしょうか?

昨日ある本で見つけたネイティブ表現は、

What brings you in so early, Mr. Kato? 

でした。上の二つと比較して、とても生き生きとした表現に感じられますよね。なかなかこの感覚は日本人だと出てきません。

TOEICで、こうした英語感覚が求められるタイプの問題である前置詞を今日は取り上げてみます。毎回2~3問出題されますが、中には「どっちかな?」と微妙な感覚を要求される問題もありますよね。上級者にとっても意外な落とし穴だったりします。

私がTOEICの前置詞対策としておすすめしたいのが、それぞれの前置詞の持つイメージや感覚を自分の中に持つことです。

第1回(2回目は未定)の今日は、underを取り上げてみます。Underは、「真下」のイメージですね。パート1では頻出です。木の下ならunder the tree、橋の下ならunder the bridgeです。Underは年齢にも使われます。Under 20なら20歳未満です。20歳は含まれません。豆知識ですが、サッカーのU20日本代表は、2009年1月1日現在で19歳以下の選手に出場資格があります。under coverはカバーの下ですから、隠されている、秘密のイメージです。これが1語になって、undercover agentといえば007のような秘密捜査員ですね。

この「真下」のイメージは、「状況下」というイメージに広がります。外国の工事現場には、「under construction(建設中)」の看板がありますし、討議中ならunder discussion、修理中ならunder repairです。どれも、「建設、討議、修理といった状況下」のイメージです。

また、「影響下」という意味になると、under pressure(圧力下、プレッシャー下)やunder law(法の下)、TOEICにも出たunder regulationは規制や規則の下にあるイメージです。つい先日、テンプルの授業でネイティブが使った表現は、「I’m under the impression that ~」でしたが、これは、「~という印象下にある→~という印象を持っている」という意味です。保証の効力が及ぶ影響下ということで、under warrantyは「保証期間中」の意味になります。加藤さんの下で働いているのなら、work under Mr.Katoです。この方はラッキーな方ですね(笑)

こうしたイメージをつかむための手段として有効なのがイラストです。私は絵心がないため、アーティストである「ころりんさん」にお願いして描いて頂きました(クリックで拡大します)。ころりんさん、ありがとうございました。

UNDER_THE_TABLE_10_words_BW.jpg

いかがでしょうか? 文字で書くより随分と伝わりやすいのではないでしょうか。このイメージをしっかりと頭に焼き付けておけば、本番でunderが出たら正解できるはずです。こうした前置詞のイメージをまとめた本としては、大西泰斗さんの「ネイティブスピーカーの前置詞」(研究社)や、田中茂範さんの「話せる英単語ネットワーク」(アルク)などは参考になるかもしれません。私はマイナー本ですが、清水建二の「絵とフレーズでものにする前置詞」(明日香出版)の絵が好きです。書店で手に取ってみて、自分の感覚に合いそうなものを一冊購入して読んでみるのもよいと思います。


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目立つ力
最強を目指すため、「くもんの中学英文法 中学1~3年 スーパーステップ」を購入したTEX加藤です。読んでいると、中学時代に英語を勉強し始めた頃の記憶がよみがえって懐かしいですね。「アルファベットが決まった順番でならぶと、意味のあることばになります。これを“単語”といいます」とか(笑) 高校レベルの基本の文法書は何冊か読んだのですが、中学レベルにはノスタルジックな楽しさがありますね。はっとさせられる記述がところどころにあって勉強になります。

昨日、書店で勝間和代さんの新刊「目立つ力 インターネットで人生を変える方法」(小学館101新書)を購入して読みました。ブログ等、インターネットを活用し、「目立つことによって、夢を達成しやすくする」という目的を達成するための方法がまとめられた一冊です。これから自分のブログをどうやって運営しようかなと思っているブロガーの皆さんや、ブログをこれから始めようかな、と思っている方なら有意義な情報が得られるでしょう。

この本を読んで感じたのですが、勝間さんの本が人気になっている理由の一つは、コストパフォーマンスの高さではないかなあと思います。この本は1時間ほどで読めましたが、800円弱の価格で、1時間程度でさらっと読めて、そこに何かしら目からうろこの新情報がある、という点に強みがある気がします。

ヘビーな本を何時間、あるいは何日もかけて読んで今一つの内容だったり、以前読んだ本と内容がかぶっていたりすると、なんか損した気分になりますよね。勝間さんの本は、その点、安定したクオリティで、それぞれの本が他の本とコンセプトが明確に差別化されていて、しかも時間をかけずに読める、という点で優れていると思います。

逆にいうと、強烈な感動やインパクトのあるタイプの本ではないので、50万部以上売れる爆発的なヒットがないともいえます。とはいえ、今の出版不況の時代に、安定して10万部の販売が見込める著者は、小説以外では稀有だと思いますので、出版社にとっても貴重な人材でしょうね。

この本で、私がとても面白いなあと思ったのは以下の情報です。ブログのユニークユーザーの数(1日あたり何人の異なった訪問客があるか)を、メディアとしての影響力にたとえています。

1日当たりの訪問人数
100人未満…まだ、完全な個人ブログです。
100~1000人未満…一部の人の興味を引きつつあり、ミニコミ誌並みです。
1000~1万人未満…特定のファン層には食い込んでいるメディアで、専門誌並みの力があります。
1万~5万人未満…かなりの影響力があるブログで、一般雑誌並みの力があります。
5万人以上…日本では有数のブログです。マスコミ並みの力があります。

勝間さんのブログは1日1万人以上が訪問されるのだとか。すごいですよね。当ブログはといいますと、最近は1日500-600人のユニークユーザーにご訪問頂いています。上記のレベル分けで見ると、ミニコミ誌並みってことですね。ありがたい限りです。ちなみにTOEICの日は1日1500人程度の方が訪問されるので、おおっ、専門誌並みだ(笑)

この本では、ブログの集客を増やすための勝間流20の法則も書かれていて、とても参考になりますが、結局のところ、以下の点に尽きると思います。

*とにかく魅力あるコンテンツを目ざして、ブログに投稿を続ける、続ける、続ける
*読んでくださっている人への、感謝の気持ちを忘れない

この二つは本当に大切ですよね。常にこの二つだけは意識したいです。アクセス数を増やすことだけが目的になってはいけません。


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最強という名のもとに
知人に勧められたボールペン「ジェットストリーム」の使いやすさに衝撃を受けているTEX加藤です。いや、これ、いいですね。書き心地がものすごく滑らかで、インク溜りが全然できません。値段も150円ですし、超お勧めです。大ヒット商品だから皆さんご存知でしょうか? もし、ボールペンを使う機会が多くて、インク溜りとか、裏写りとかが気になるようでしたら一度是非試してみてください。

さて、今日は1日1問ではなく、とりとめのない内容です(えー)。

私が中学生の頃、プロレスが大ブームになったことがあります。今となっては信じられませんが、テレビ朝日・毎週金曜日の夜8時のゴールデンタイムで、「ワールドプロレスリング」って番組が放送されていました。私は、毎週、もうその時間が待ちきれなくて、番組が始まったらテレビの前に釘付けでした。アントニオ猪木やタイガーマスクが試合する様子に興奮して、月曜日になると学校ではその試合の話題でもちきりでしたね。今、報道ステーションで司会をしている古館伊知郎さんが実況アナウンサーを務め、独特のスタイルのしゃべりで一躍人気になったのもこの番組です。

その後、プロレス団体は離合集散を繰り返し、登場したのが、高田延彦率いる「UWFインターナショナル」という団体でした。今はすっかりバラエティー番組のゲストになっているイメージの高田さんですが、「プロレスこそ最強の格闘技である」という旗の下、プロレス界の総合格闘技への一つの流れを作ったストロングスタイルで、「プロレスって実はショーで、プロレスラーって弱いんじゃないの」という意識が芽生え始めていたプロレス界の救世主になったんですね。その高田さんの著書のタイトルが、「最強という名のもとに」です(タイトルはきっとドラマのパクリですね)。

最近、TOEICを教えるための勉強をしているのですが、学習者と指導者は全然違うってことを改めて感じています。自分が問題を解けるのと、それを人に教えるってことは天と地の違いがありますね。自分が感覚的に不正解だと分かる問題でも、生徒さんになぜそれが間違いなのかを論理的に説明できないといけません。野球でもよく、「名選手必ずしも名監督ならず」っていいますよね。え、あんたは名選手って呼べるほどじゃないんだけどって? まあ、そういう声は都合よく無視して、TOEICを教える仕事をするからには「最強」(少なくとも自分の中では)を目指さなければ、と思います。

格闘技の世界でも、いろんなジャンルがあって、それぞれの分野で、選手が「最強」を目指しています。何を持って最強というのかは人それぞれで、「最強」などというものは存在しませんが、それに向かって努力することに価値があると思うんです。私は純日本人で、ネイティブのような発音で話すことはできません。ライティングも、テンプルのクラスメートの日本人の方の書く英語の素晴らしさについ先日も圧倒されてしまいました。私より英語運用力のある人は世の中に五万といるということです。

そうした客観的な事実を踏まえた上で、さまざまなビジネスでの経験とか、TOEICのマニアックな知識とか、しょうもないギャグとか、自分の中にある強み(こう書いていたらあんまりない気がしてきた)を活かして、どういうジャンルで、どういった方法なら最強になれるのかを考えていきたいですね。英語がどれほど自分の人生に役立ってきたかを考えると、英語学習を続けることで得られることってpriceless(価値がない、の意味ではないので要注意)です。その素晴らしさを生徒さんに伝えられるといいなあと思います。

「最強」なんて誰が決めるものでもありませんし、決められるものではありませんが、きっと、日本中のTOEIC指導者・英語指導者の方々が、日々「最強」を目指して精進されていることと思います。私も赤褌を洗って天日干しして締め直さねば! と思ったら外は雨でした(笑)


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