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TOEICの定番メニュー
月曜日なのに、曜日感覚が薄れつつあるTEX加藤です。今日はこれから明日・明後日のテンプルの授業に向けての予習です。水曜日はテストなので、専門用語の説明ができるよう、これから勉強です。テーマが「First Language Acquisition in Childhood」なので、比較的とっつきやすいトピックではありますが、最初のテストなので早くも緊張気味です。

並行して、英文法やらTOEIC対策やらの本を買い込んで、教えるためのスキルを身につけるために学習を続けています。主に、受験参考書で評判のよさそうなものを何冊も読んでいるのですが、それぞれに発見があって楽しいですね。

こうした文法の基礎ルールは、受験時代に詰め込んだ後、たくさんの英語に触れる過程で忘却の彼方に消え去っていて、普段のTOEICではほとんど意識することがありませんが、いざ教える立場になると、それをちゃんと説明できないといけませんからね。自分の感覚を言語化あるいは視覚化して説明するってスキルだなあと改めて感じています。自分なりの方法論を確立していきたいですね。

10月のTOEICでは、問題を解きつつ、「ここはSVOCの文型で、このタイプの文型では、必ずOとCの間に意味上の主語と述語の関係があります。いわゆるネクサスと呼ばれる関係ですね。トヨタの高い車の名前じゃないですよ(生徒苦笑) で、OがCするのか、それともOがCされるのか、でCの形が決まります。ここでは・・・」などと自分で解説してしまいそうです。受験者の立場と違った視点で受けると試験の問題も全然違って見えるかもしれません。

ここから先は豆知識ですが、文法問題をチェックしていて、面白いなあと思ったのが、「although・despite問題」です。選択肢の中にこの2つが入っていて、後ろに続く文型で正解を選ばせる問題です。ある対策書に書かれていたのですが、この問題って、TOEICでは十年以上の長きに渡って愛されている定番メニューなんだそうです。

「ほんまかいな」と思って調べてみると、なんと私が受験したこの11回のTOEICで、althoughが3回、even thoughが3回、despiteが3回正解になっています。つまり、ほぼ毎回出題されている、ってことですね。まあもちろん選択肢はバラエティーに富んでいますし、althoughが正解の問題は、他の選択肢が全部接続詞のパターンもあります。とはいいつつも、不滅の定番アイテムであることは間違いありません。

ではなぜ毎回のように出題されるかといいますと、当然ですが、良問とETSが判断しているからですね。スコアの高い人が正解して、低い人が間違う問題だってことです。このブログの読者の方は上級者が多いので、たぶんこのタイプの問題を見たら、「ラッキー」って思ってMAX10秒で解きますよね。文型で解ければ5秒、意味を取っても10秒でしょう。ですが、初中級者にとっては悩ましい問題なわけで、そこを教える立場としてはしっかりと間違わないような説明をしてあげないといけません。

レストランに例えると、「あ、これ美味しくないから注文しない方がいい」って上級者は知っているメニューを、初中級者の方は美味しそうだと思って注文してしまうわけですね。自分が美味しくないことを知っているハンバーグ定食を、「これにしようかなあ」などと言っているうら若き女性がいたら、「あ、それまずいから食べない方がいいですよ」といった個人の感覚ではなく、「あ、ここのハンバーグは、マルシンハンバーグだって店のおじさんが自分で言ってたから、食べない方がいいですよ」って具体的かつ客観的事実で説明してあげた方が、言われた方は納得できますよね。例えが適切かは分かりませんが(笑)

え、そんなこと変なオヤジに言われても信用できないって? うーむ。そう言われないよう、TOEICでしっかりと990点を継続的に取らないといけませんね。それとスーツですね。スーツを着ると男は3割増しに見える、と、昔どこかのお店のお姉さんに言われてにやけた記憶があります。よし、「990点+スーツ作戦」でばっちりなはずだ(やや不安気に)。


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