そこでみなさんも、TOEICの目標スコアと受験に対する意気込みを 宣言してみませんか? 言葉にすると、きっと私と同じように、 目標に向けての覚悟が生まれると思います。今すぐエントリーをお待ちしています! ★TOEICスコアアップ宣言は、こちらから。
で、リンク先を見ると、
TOEICスコアアップ・プロジェクト サポーターの皆さん! 11月29日のTOEIC公開テストと、12月6日/1月10日のTOEIC Speaking&Writing公開テストでめざす目標スコアと意気込みをお寄せ下さい! 気持ちが萎えたとき、誘惑に負けそうなとき、ほかのメンバーの宣言を見るのも刺激になりますね。熱いコメントをお待ちしています!
【投稿例】・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
【目標スコア】
Listening: 310点
Reading: 400点
Speaking: 140点
Writing: 120点
【がんばります】
就職活動にも必要なので、何とか700点を取りたいです。
SWテストも初めてですが、このくらい取れたらいいな~
頑張ります!!
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
うーむ。どこかで見たことのある企画ですね(笑) 「おい、このTEXとかいうおっさんのイベント、参考にして同じことやってみろ。個人ブログでもこれだけコメントが来てるんだから。SWテストの宣伝にもなるだろ」などと、TOEICの中の人が参考にされたのでしょうか。さすがにそんなことはないでしょうかね。いずれにせよ、にわかに元祖TOEIC神社の権威が大きく揺らいできたのであります。まあ公式HPに対して元祖というのはどうかと思いますが。
同じメルマガの中に、第1回TOEICを受験された方の記事も出ていますね。私の知り合いの方でも1名いらっしゃいますが、時代を感じさせますよね。以前、ブックオフで第3回TOEICの問題を見かけて、次来たら買おうと思っていたのですが、次に行った時に探したら、誰かに先に買われてしまったようで残念ながら購入できませんでした。立ち読みした感じでは、問題自体も全然違いましたね。
私が1999年に受験した当時は、今の「プラス・マガジン」で、1-3回までの問題が普通に公開されていて、解いた記憶があります。これなら900点とれそうだなあと思いつつ、石井辰哉さんの「900点突破」シリーズを購入して読んでみたら、異常に難しくて絶望的な気分になったのを覚えています。実際は意外とあっさりと950点が取れたのですが(笑)

あんまり参考にはならないかもしれませんが、先日スキャナー付プリンターというものを購入したので、1999年に受験した際のスコア表を貼ってみました。当時はアビメもなく、これが送られてくるだけでした。そう考えるとスコア表も進化していますね。
では、最後に1日1問です。今日はちょっと軽めの内容にしてみました。
Is it ------- for me to invite co-workers and my boss to my wedding?
(A) imaginable
(B) capable
(C) acceptable
(D) considerable
問題の文意としては、「結婚式に同僚と上司を呼んでもいいかな?」ってことですね。正解は、(C)acceptableです。Is it acceptable~は慣用表現ですね。直訳すると、「呼ぶことが許されますか?」です。これを、「呼ぶことができますか?」と日本語で考えてしまい、(B)を選んではいけません。
capableは「~する能力がある」ってことですから、仮にcapableを選ぶと、
To invite co-workers and my boss to my wedding is capable for me.
私には同僚と上司を結婚式に呼ぶ能力がある。
となって意味が通じません。そもそも、「自分に能力がありますか」って自分に聞いてどうするんだ、って話ですよね?「It is capable for me」でググるとヒット件数はゼロです。日本語ではなく英語でしっかりと考えるようにしましょう。
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ということで、こういう時は、ブログ記事は都合よく1日1問で短めに終わらせます。TOEICでよく問われるタイプの問題ですが、意外と難しいかもしれません。
The article "Impact of Competition" studies the steps that companies should take when ------- with competition from rival firms’ products.
(A) face
(B) facing
(C) faced
(D) faces
文意としては、「記事“競争のインパクト”は、ライバル会社の商品との競争に直面した企業が取るべきステップについて調査している」ですね。
正解は、(C)facedです。ポイントとしては、faceは、「直面する」という意味で「face」と「be faced with」の両方で使われる、という点です。ここでは、空欄後のwithに注目して、「be faced with」の用法で使われているということを読み解いて、正解を選ばなければいけません。withがなければ(B)facingが正解ですね。
TEX Corporation faces competition from rival firms.
TEX Corporation is faced with competition from rival firms.
の使い分けに注意しましょう。ニュアンス的には、faceだと競合企業に対峙するというややポジティブなイメージ、be faced withは、対峙せざるを得ない状況にある、といった感じでしょうか。このあたりのニュアンスの違いは微妙なので、調べてみたら、ネイティブの方の答えが出ていました。参考までにご覧ください。
In both cases something presents itself to you like an opportunity'/situation/chance or whatever. If you face it, you are about to do something about the situation or whatever. If you are faced with it, you have to do something very soon because it requires immediate action.
なるほど。後者の方はより差し迫った感じがあるようです。
この手の自動詞と他動詞の使い分けって、私も苦手です。TOEICでよく狙われるのが、proceedやprogressですね。両方とも自動詞なので、前置詞なしの目的語が直後に来ていたら間違いです。先月のTOEICでは、proceedが出ましたよね。10月はprogressが出るかもしれません。空欄の後ろが前置詞なしの名詞だったら不正解なので、注意してください。
あ、記事が意外に長くなってしまった・・・
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並行して、英文法やらTOEIC対策やらの本を買い込んで、教えるためのスキルを身につけるために学習を続けています。主に、受験参考書で評判のよさそうなものを何冊も読んでいるのですが、それぞれに発見があって楽しいですね。
こうした文法の基礎ルールは、受験時代に詰め込んだ後、たくさんの英語に触れる過程で忘却の彼方に消え去っていて、普段のTOEICではほとんど意識することがありませんが、いざ教える立場になると、それをちゃんと説明できないといけませんからね。自分の感覚を言語化あるいは視覚化して説明するってスキルだなあと改めて感じています。自分なりの方法論を確立していきたいですね。
10月のTOEICでは、問題を解きつつ、「ここはSVOCの文型で、このタイプの文型では、必ずOとCの間に意味上の主語と述語の関係があります。いわゆるネクサスと呼ばれる関係ですね。トヨタの高い車の名前じゃないですよ(生徒苦笑) で、OがCするのか、それともOがCされるのか、でCの形が決まります。ここでは・・・」などと自分で解説してしまいそうです。受験者の立場と違った視点で受けると試験の問題も全然違って見えるかもしれません。
ここから先は豆知識ですが、文法問題をチェックしていて、面白いなあと思ったのが、「although・despite問題」です。選択肢の中にこの2つが入っていて、後ろに続く文型で正解を選ばせる問題です。ある対策書に書かれていたのですが、この問題って、TOEICでは十年以上の長きに渡って愛されている定番メニューなんだそうです。
「ほんまかいな」と思って調べてみると、なんと私が受験したこの11回のTOEICで、althoughが3回、even thoughが3回、despiteが3回正解になっています。つまり、ほぼ毎回出題されている、ってことですね。まあもちろん選択肢はバラエティーに富んでいますし、althoughが正解の問題は、他の選択肢が全部接続詞のパターンもあります。とはいいつつも、不滅の定番アイテムであることは間違いありません。
ではなぜ毎回のように出題されるかといいますと、当然ですが、良問とETSが判断しているからですね。スコアの高い人が正解して、低い人が間違う問題だってことです。このブログの読者の方は上級者が多いので、たぶんこのタイプの問題を見たら、「ラッキー」って思ってMAX10秒で解きますよね。文型で解ければ5秒、意味を取っても10秒でしょう。ですが、初中級者にとっては悩ましい問題なわけで、そこを教える立場としてはしっかりと間違わないような説明をしてあげないといけません。
レストランに例えると、「あ、これ美味しくないから注文しない方がいい」って上級者は知っているメニューを、初中級者の方は美味しそうだと思って注文してしまうわけですね。自分が美味しくないことを知っているハンバーグ定食を、「これにしようかなあ」などと言っているうら若き女性がいたら、「あ、それまずいから食べない方がいいですよ」といった個人の感覚ではなく、「あ、ここのハンバーグは、マルシンハンバーグだって店のおじさんが自分で言ってたから、食べない方がいいですよ」って具体的かつ客観的事実で説明してあげた方が、言われた方は納得できますよね。例えが適切かは分かりませんが(笑)
え、そんなこと変なオヤジに言われても信用できないって? うーむ。そう言われないよう、TOEICでしっかりと990点を継続的に取らないといけませんね。それとスーツですね。スーツを着ると男は3割増しに見える、と、昔どこかのお店のお姉さんに言われてにやけた記憶があります。よし、「990点+スーツ作戦」でばっちりなはずだ(やや不安気に)。
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さて、朝起きてMLBを副音声で見るのが最近楽しみになっているTEX加藤です。今朝TVをつけると、ヤンキース対レッドソックスのライバル対決で、松坂が松井に対して投げていました。いいシーンだなあ、と思いつつ二人の対決を見ていたら、なんとイチローが退場になった、とのコメントが。「彼が英語を話すのを初めて見た。英語話せるじゃないか」などと解説者はコメントしていましたが、メジャーリーグ9年目で初の退場処分です。
これはすぐにチェックしないと、と思ってMLBのHPを見ると、
Ichiro ejected for first time in career
と、「イチローが選手生活で初の退場」と見出し付きでトップニュースの一つとして報じられています。「ejected」は退場させられた、です。「ejecting」を選ばないように(笑)
For the first time in his professional career, the Mariners right fielder was ejected from a game.
ですね。
ここで、MLBの記事の中にTOEICの問題に使えそうな文章があったので、作ってみました(なんでもTOEICに結びつける中年男)
The Mariners came ------- seven games of becoming the first Major League team since 1994 to go through an entire season without having someone ejected.
(A) within
(B) after
(C) over
(D) between
マリナーズは、メジャーリーグのチームとしては1994年以来初となる、シーズンを通して退場者ゼロまであと7試合だった、ってことですね。正解は(A)withinでした。日本語だとパッと出てこない英語らしい表現ですよね。でも気になって調べてみたら後8試合だったりするわけですが(笑)
このwithinって、前回のTOEICでも出題されましたよね。距離に使われていたでしょうか。距離や時間が後ろについて、「~以内に」ですね。対象物が何であれ、「Inside」のイメージで覚えましょう。会社の中だったら、within a companyですね。「All confidential information must be kept within the company.(すべての機密情報は社内にとどめておかなければいけない)」です。
外国のホテルを訪れた日本人観光客が、いいレストランがホテルの近くにあると聞いて、コンシェルジュに、「Can we walk?」と尋ねて怪訝な顔をされた、というエピソードを何かの本で読んだことがあります。「歩けますか?」って、「歩くことができますか?」ではなくて、「歩ける距離の範囲内にありますか?」ってことですよね。「Is it within a walking distance?」です。きっと、そのコンシェルジュも、「歩けるかって、あんたら今歩いてここまで来たやん!」と心の中で突っ込みを入れたことでしょう。主語などなくても言外の意味をくみ取って理解する日本文化はありがたいなあ。
あ、私がここで何を言いたかったかといいますと、前置詞の問題って毎回TOEICで2-3問出ますよね。まあ基本的な問題がほとんどですが、たまにちょっと悩むものがあります。その際、それぞれの前置詞のイメージを持っておけば、正解に近付けると思うんです。大西泰斗さん、田中茂範さんといった大御所がイメージで覚える前置詞の本を書かれているので、興味のある方は書店で手にとって読んでみてはいかがでしょうか。
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ようやく表紙ができてきました。私の脂ぎった中年オヤジのイメージにぴったりな爽やかな若草色ですね。花田さん、森鉄さんのもきれいな表紙です。で、喜んでアマゾンをチェックしたら、予約できませんorz 11/4までは送料全品無料キャンペーンとのことなので、まあその期間中にはきっと買えるようになるでしょう(そうでないとまずい)。商品発売後、10月のTOEICまでにそれほど間がありませんが、お時間があれば解いてみてください。
さて、今日のトピックは、「わかったつもり」です。TOEICのリーディングパートで間違う大きな要因の一つは、「わかったつもり」で解いてしまうことだと思います。たとえば、パート5・6で、空欄の前後だけ読んで解いたら、問われているポイントが実は違っていた、とか、パート7で読みが浅くて、間違ってしまうパターンですね。公式問題集を解いていて、間違えた個所をあまり調べずに、「たぶん、こうだから間違ったんだろう」と誤って思いこんで、本番で似たような問題に引っかかる、というケースもあるでしょう。
この点に関して、「わかったつもり 読解力がつかない本当の理由」(西林克彦著 光文社新書)では、どのようなときに「わかったつもり」になるのかについて、このように述べられています。
「全体の雰囲気」が「部分の記述」から、「全体の雰囲気」に都合のよい「意味を引き出し」てしまうのです。
作者の言葉を借りると、「全体の雰囲気」という魔物、がTOEICにもひそんでいることになります。かなりおどろおどろしい言葉ですが(笑) 文書の構成にまどわされて、選択肢の中から、自分の思いこみに合った答えを都合よく選んで間違ってしまう、という典型的なひっかけ問題にひっかかるパターンです。TOEICの問題にはそういう魔物がいっぱい潜んでいますが、軽やかにかわしたいですよね。
また、著者によると、「わかったつもり」の原因にはもう一つあり、それについてはこのように書かれています。
このように、読み手が自分の持っている「ステレオタイプのスキーマ」を文章に簡単・粗雑に当てはめてしまうことによって、間違った「わかったつもり」や不十分な「わかったつもり」を作り出してしまうことがあるのだということを、私たちは、はっきりと確認しておく必要があります。
この「スキーマ」というのは、読み手の持つ背景知識のことです。つまり、背景知識からくる思い込み、ですね。これもありがちですよね。それぞれの受験者には、それぞれの社会常識とか、経験とか、英語に関する知識があります。問題を深く読まずに、自分の中のそうした型にはまった常識を当てはめてしまい、間違ってしまうというパターンです。ここにも常識という名の魔物が(笑)
では、どうやったらこの「分かったつもり」から脱出できるかについては、有料メルマガ「TEX加藤のTOEIC裏情報」をご購読ください。というのはもちろん冗談で、作者のまとめを私なりにTOEICに当てはめるとこのような感じになります。
1. 思い込みではなく、本文に書かれている具体的な情報から答えを導く
2. 雰囲気という魔物にだまされず、客観的な根拠に基づいて答える
3. 自分の解釈に矛盾を感じたら、他の情報と関連付けてみる
4. 自分の解釈が周辺情報と不整合なら、いったん破棄して考え直す
本番でそんな余裕ないよ、と言われそうですが、スピーディーかつフレキシブルに対応して、魔物を退治するのが上級者なのです(ほんまかいな)。背景知識があった方がTOEICには断然有利ですが、時にはそれが理解の妨げになることもある、ということを頭に入れておく必要がありますね。
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掲載された問題のネタばれはまずいので、細かくは書きませんが、この問題で、読者の皆さんにつかんで頂きたいポイントの一つは、「必要な情報だけを素早く見つけ出す」というスキルです。
当たり前の話ですが、例えば、米国のレストランのメニューには、食べ物やソースの名前といった知らない単語がたくさん出てきます。それを一個一個読んでいたら時間がいくらあっても足りませんよね。私だって知らない単語ばかりだし、単語の意味をいちいち考えていたらとても時間内に終わりません。
ぱっとDPを見た瞬間に、「うわーこんなの全部読めないよ。知らない単語ばっかりだし」とあきらめてしまうのではなくて、メニューなら、「あ、これはレストランのメニューなんだな。見たことない単語があるけど、食べ物の名前みたいだな」といった概要を把握する程度で、むしろ欄外の注意表記に目を配る程度で十分解けます。
TOEICは、ちゃんと受験者が時間内に解き終わるように作られているので、情報量の多さに圧倒されない意識が大切だと思います。まあ、余裕を持ちすぎて残り10問で5分しか残っていない、といった事態はまずいわけですけど。
最後に、10月のTOEICのパート5に出そうな表現を、無理やり例文に押し込んでいくつか作ってみましたのでご参照ください。今回は形容詞表現編です。太字部分に特に注意してください。
Tex Kato is an accomplished customer representative who can deal with customers in a calm manner.
Tex Motors has held the dominant position in the market for three consecutive years by manufacturing dependable cars and trucks.
Tex Kato has been instrumental in the company's growth and selected as the Most Valuable Employee by a unanimous decision.
Tex Motors, one of the leading and most prestigious companies in the industry, is seeking a qualified candidate for the marketing manager position.
Tex Kato has publicly stated that he strongly objects to the current terms of the impending merger, unless they are changed to something more agreeable.
Tex Kato has developed a comprehensive checklist for discovering previously undetected defects in the assembly line.
意味はご自身で調べてみてください。その方が身に付くと思いますので。この中からいくつか出題されるといいのですが。
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そういえば、「AERA English」が昨日発売でしたね。すっかり買うのを忘れていました。TOEIC特集で、私と神崎さんの作ったリーディング問題や、花田さんのお話が掲載されているはずなので、後でコンビニに出かけて買って来なければ。
昨日「TEXファイル(笑)」を見直していたのですが、パート5って、基本的には同じタイプの問題ばかりのような気がします。受験英語で見られるような、layとlieの活用を問うような問題や、「out of the -------(思いがけなく)の空欄に入るのは、blue / red / yellow / orangeのうちどの色?(正解はblue)」といった暗記していないと解けないような熟語問題はまず出ませんし、10000語レベル以上の語彙を問う問題もまず出ません(出ても間違いの選択肢か、消去法で解けます)。少なくともここ1年間はこの傾向にありますね。
ですので、仮に990点を狙うとしても、難語が集められた「990点レベル単熟語集」的な本に取り組む必要はありませんし、文法も問われるのは基本事項がほとんどですから、「FOREST」レベルの本を理解できていれば解けます。あせらずに、基礎レベルの文法をしっかり理解した上で、そこに公式問題集等のインプットを加え、文法事項を正しい感覚として取り込めば、確実にスコアアップは可能だと思います。
今年のTOEICを振り返ってみると、私はパート5で今のところはミスしていませんが(3月にパート6で2問間違えたことはあえて無視)、どの問題も、基本的な文構造や基本単語の理解度と、それをいかにフレキシブルに使いこなせるか、といったことが問われています。逆にいえば、高度な語彙力や文法の知識がなくても全問正解が可能ということです。
ですので、パート5のスコアが伸び悩んでいる場合、文法書のうち、自分に合うもの(私の場合は「FOREST」と「山口英文法講義」)に立ち返り、苦手な個所だけでも精読してみるとスコアアップに効果があるのでは思います。この「自分に合うもの」というのが大切です。人によって好き嫌いはありますから、「ロイヤル英文法」や「英文法解説」、あるいは「English Grammar in Use」の方が好きな方もいらっしゃるでしょうし、もっと簡単で薄めの本が好きな方もいらっしゃるでしょう。
そうして好みの本を見つけた上で、たとえば分詞の問題が苦手なら、「分詞」のところを何度か精読すれば、結果が全然違うと思います。読んだことが自信になりますしね。まあ読んだことがプレッシャーになるという方もいらっしゃるかもしれませんが(笑)
ここで、先月のTOEICのパート5の問題をタイプ別に分解してみます。3問が不明なので、母数は37です。
語彙問題 13問(基本語のコロケーションや意味が分かれば解けます)
品詞問題 10問(文の基本構造が分かれば解けます)
前置詞 3問(選択肢がすべて前置詞なら意味、そうでなければ文型で解けます)
接続詞 3問(選択肢がすべて接続詞なら意味、そうでなければ文型で解けます)
代名詞 2問(their / herselfといった答えを選ぶ基礎問題です)
動詞の型 2問(時制や、自動詞・他動詞の区別で解けます)
副詞系 2問(either or / rather thanといった基本パターンです)
最上級 1問(mostが付けられるのはrecentのみでした)
名詞の単複 1問(every+可算名詞単数、all+可算名詞複数の公式で解けます)
こうやってみると、全部解けそうな気がしませんか? ざっと調べただけですが、語彙や品詞問題の割合は毎回ほぼ一定(注:アビメの語彙には上記の語彙問題以外の前置詞等も含まれます)で、その他、1-3問程度上記のような問題が散りばめられています。その出題パターンってそんなに多くない気がするので、過去問を分析して、「これだけやっておけばパート5で9割は堅い」って参考書が書けそうな気がしますが、残念ながら私には書けません。神崎さんお願いします(笑)
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ところで、今、今日提出する「Memorable Moments in Language Leaning」の原稿を半分書き終えたところです。夜のクラスまでに仕上げなければいけません。英語学習についての私の最初の転機は、高校二年生の夏休みで、それは以前記事にしました(いつ書いたか忘れたのでリンクなし)。
暇ですることがなかったので、部屋に山積みになっていた手つかずのトレーニングペーパーというものをやってみたら意外と面白くて、夏休み中毎日解いていたら、思いもかけず夏休み明けの実力テストで学年一位になり、それ以降は調子に乗ってついには外大に進んだ、という出来事でした。あの時トレーニングペーパーの営業のおばちゃんが家に来ていなかったら、今の彼はここにいないだろう(従属節が仮定法過去完了だけど主節がwould+原形のパターン)。
その他にもいくつか転機がありましたが、エッセイに書くことにしたのは、新入社員時代の通訳での大失敗の経験です。
当時、東証一部上場某音響メーカーに入社した私は、国際本部北米課(欧米か、じゃないよ)というところに配属されました。バブルの時って、どこの会社もあまり深く考えずに大量採用していたので、北米の現地法人向けに商品を販売する際のアシスタント的な業務に従事してはいたのですが、大した仕事はしていませんでした。
そんなぬるま湯に浸かっていた私が、ある日、国際会議での通訳の仕事を任されたんです。まあ英語ができるという理由で採用されたわけですから、当然求められる業務ですよね。内容としては、来期の北米向けの新商品のラインナップを決定する、という会議でした。北米の現地法人の責任者の方々が参加して、日本側とやり取りをして、最終的にどのモデルをどういう仕様で販売するかについて話し合うわけです。
で、何とかなるだろう、的な甘い考えでろくに準備もせずに通訳席に着いた私は、飛び交う専門用語の嵐に呆然としてしまったんです。何を話しているのか日本語でも分かりません(笑) 現地の方々からは鋭い視線で睨まれたり、私が言葉に詰まっていると、「About what?」と怒声を浴びせられたり。あまりにひどかったので、途中からはほとんど先輩社員が通訳を代わってくれました。
会議終了後には現地法人の方々から、「You didn’t do a good job.」と叱責され、さすがの私も自信喪失。そりゃそうですよね。オーディオの基礎知識もなくて、CDプレイヤーさえあれば音が鳴ると思っていたレベルだったんですから、通訳できるはずがありません。
その後、米軍基地担当営業に配属されたこともあって、商品については一通り英語で説明できるようになりましたが、仕事をしていく上では、英語バカではだめで、それ以外のビジネススキルが必要である、という当たり前のことに気付かされた出来事でした。「使えない英語」では意味がないということです。こうした英語学習の転機があったのは今から考えるとラッキーでしたが、当時は顔に縦線が入ったちびまる子ちゃん状態でした(笑)
皆さんにもきっと、「Memorable Moments in English Learning」がきっとあるでしょうね。記事の題材ににしてみてはいかがでしょうか。
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今週は、大学の授業以外に、犬の企画を会社にプレゼンしたり、TOEIC対策の授業を見学したりと、やるべきことがたくさんあります。企画の方は前職の延長なので勝手がわかっていますが、教える方はそうはいきません。いざ教える立場の目でTOEICの問題を見てみると、学習者の時とは全然違いますね。たとえば、直観的に間違いだと分かる選択肢でも、それがなぜ間違いなのか、と生徒に尋ねられて説明できないとまずいですよね。「え、なんとなく」「ありえないから」なんて答えてばかりいたら確実に職を失うでしょう。
大学受験時に詰め込んだ英語に関するルールや知識は、大量のインプットやアウトプットの実践過程で次第に無意識化され、薄れていきます。なので、教える立場になると、再びそれを意識化しなければいけません。ちなみに英語教授法の本では、この点について、「implicit」と「explicit」という単語で説明されています。内在化された知識を、顕在化してそれを生徒に分かりやすく提示する、ということですね。
たとえば、こういう問題があったとします(こんな短いのは実際にはありませんが)。
TEX Kato went to the place, ------- the bad weather.
(A) regardless
(B) although
(C) despite
(D) even
天気が悪いのにどこに行ったのかがちょっと気になりますが(笑) 実際の試験の時にこの問題を見たら、即(C)を選びますよね。感覚的には、見た瞬間に(A)と(D)を候補から外して、空欄の後が名詞なので、(B)も入りませんから、前置詞の(C)を選びます。文を読まなくても5秒で解けるタイプの問題です。
ところが、教える立場になると、(A)や(D)はなぜだめなのか、(A)や(D)が正解になるとしたらどういうケースが考えられるか、この問題では(A)と(D)は品詞的に文型からも外せるが、(A)と(D)がbecauseとbecause ofだったら、空欄の後の形だけじゃなくて、読んで問題の意味も把握しなければならないから5秒じゃ解けない、といったように、解き方自体に違いが生じます。
いや、教えるって大変ですよね。気楽に解いて自分だけいい点を取ればそれでOKなお気楽サラリーマンとは立場が違います。今更ながらにさまざまなTOEIC学習本や受験参考書を買い込んで、目を通し始めています。
などと書きつつも、こうした指導者の視点で問題を見るのは、自分にとってもとても勉強になります。学習者の時には見えなかったことや、忘れていたことが見えてきますね。テンプルのグラマーの本も、必要性に迫られているので、読んでいて身になっている気がします(笑)
しっかりと背景知識を持った上で、そこにTOEICを受けて培った感覚や豆知識、それに、切れ味鋭いオヤジギャグを1%ぐらい混ぜる、といった自分なりの教えるスタイルを試行錯誤しながら編み出していきたいですね。
今日はこれから明日のテンプルでの授業に向けた宿題です。「Memorable Moments in Language Learning」というテーマのエッセイライティングの練習課題をまとめて、合わせて「How Languages are Learned」という本の1章を読んで要約しなければいけません。気合いあるのみですね。
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いちおう商品企画の仕事をしているので、その観点からだけで話をすると、TOEICは独占市場なので受験料を下げる必要はなく、受験者に対するサービスを充実させる方向にお金を使うべきです。受験者が伸び悩んでいるSWテストの受験料をお試しで年内は¥3000にするとか、公式問題集を¥2000に下げるとか、公開テストの実施回数を増やすとか、どのパートで何問間違ったか分かるようにスコア表を充実させるとか、毎回全部新作の問題にしてリサイクル問題を止めるとか、ポイントがたまるとか、パート1の写真の画質を上げるとか(笑) できることってたくさんあると思うんですよね。その辺をもっと突き詰めて考えてほしいものです。受験者あっての試験ですから。
この記事を検索していて、目にとまったのが、「TOEIC 頻出の苦手単語・熟語トップ10」という記事です。まあ、これは、クイズの正解率が低かった順位なので、問題の難易度にも左右されますから、必ずしもこの単語や熟語が苦手、ということにはなりませんね。この記事で、私が注目したのは、ランキングではなく以下の部分です。
多数のTOEIC関連著書を持つ早川幸治氏は今回の調査結果に対し「学習者の多く(私を含め)は単語学習(記憶)を苦手としている。それは『英単語=日本語』で覚えようとするからである。言葉は単体で使うのではなく、文脈があるから生きてくる。動詞は主語や目的語とセットで、副詞は動詞とセットで、形容詞は名詞とのセットで覚えると記憶しやすい」とアドバイスしている。
おおっ。Jさん登場。さすが、いいこと言うなあ。早川幸治さん(通称Jさん)には何度かお会いしたことがあるのですが、私よりもさらにTOEIC愛の深いマニアックな方です(笑) 英語が苦手だった自らの経験をベースに、普段は大学でのTOEIC対策の授業や、TOEIC本の執筆に精力的に携わっていらっしゃいます。Jさんとお話をした際に聞いたエピソードを差支えない範囲でご紹介しますと…
①書店のTOEIC本売り場を毎日必ずチェックしている。実際にお会いした際も、「これからちょっと三省堂と丸善をチェックしてきます」と飲み会の後に軽やかな足取りで爽やかに去って行かれました。
②TOEIC本の執筆活動のために長時間の電車移動を行っている。電車の中だとはかどるので、そのために宇都宮まで行って、旅行せずに普通に往復して帰ってきたとか。
③旅行を兼ねて地方で公開テストを受験している(全国各地で受験されているとか)。この間は仙台で受けて、その次は広島、とか普通に笑顔で語られていました。
すごいですよね。もちろん、TOEICを知りつくされた授業や著書には定評があります。私のようにマニアなだけではありません。見た目もさわやかです。私のように額のてかった中年オヤジではありません。
あ、ここで言いたかったのは、TOEICの問題は、日本語で考えると間違えやすい、というJさんのコメントは、その通りだ、ということです。単語や熟語は日本語で意味を暗記するのではなく、用例と一緒にコロケーションで覚えましょう。そういうコロケーションや例文がとにかくたくさん掲載されたTOEIC対策の単語集があってもいいですね。コウビルド英英辞典のTOEIC対策版のイメージです。TOEIC頻出基本単語のみで一冊が構成されていて、単語は例文の中で説明されるイメージです。もっとも私には書けませんが(汗)
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その後、大江戸線で新宿に移動し、紀伊国屋のTOEIC本コーナーでライバル本をチェック。神崎さんの本をさりげなく平積みしつつ(笑)、ああでもないこうでもないと書棚に並ぶTOEIC本について二人でマニアックな会話をしていたら、突然、そばにいた大学生らしきカップルが、「すいません。TOEIC初心者なんですけど、どの本を買っていいか分からなくて」と話しかけてきました。よほど我々の超マニアックな会話に興味を引かれたんでしょうね(笑) 私はその場を離れて他の売り場の本をチェックしていたので、神崎さんが何を勧められたのかは分かりませんが、きっと二人仲良く「神崎式」を持ってレジに並んだことでしょう。
昨日のセミナーは、TOEFLの問題製作にも関わったという、言語能力を測定するテストの研究者として、世界的に著名な方の講義だったのですが、非常に興味深かったのが、テストを走り高跳びにたとえた部分でした。テストは、受験者それぞれの能力に応じて、適切な結果が出るように設計されなければいけません。走り高跳びで、普段1.5mしか跳べない選手が、本番で急に2m跳べたり、その逆はあり得ませんよね。それと同じことです。当然、バーの設定が高すぎても低すぎても学習者にとっては適切な試験とは言えません。
また、テストのスコアは、ある受験者が、テストで設計された課題をいかにこなしたかを示しているにすぎない、といった基本的なことも非常に参考になりました。他の競技の選手が走り高跳びに挑んでも、専門の選手には勝てないですよね。でもそれは求められている能力が違うから当然です。とはいえ、アスリートとしての基礎能力が高いわけですから、ちょっと練習をすれば、素人が跳べない高さはクリアできるはずです。じゃあ砲丸投げの選手や力士はどうなんだ、などといちゃもんをつけたい方は、ちょっと都合が悪いのでどっかに行っててください。
以前、ブログでもご紹介したのですが、昔、仕事で将棋の羽生名人にお会いした時、このようなことをおっしゃっていました。「走り高跳びで、1.5m跳べる人は、2mのバーを見てもプレッシャーは感じません。それは、跳べないと分かっているからです。逆に、1mのバーを見ても、跳べると分かっているのでプレッシャーはかかりません。ところが、1.6mのバーを見るとプレッシャーがかかります。それは、跳べるかもしれないからです。つまり、プレッシャーがかかるということは、自分がそれだけ目標に近づいているのだと思えばいいんです」と。
常人では考えられないプレッシャーのかかる対局で驚異的な勝率を挙げている羽生さんの言葉だけに、やさしい口調の中に秘められた気迫や重みをひしひしと感じたことを今でも覚えています。
TOEICでもきっと同じです。目標点数に達しなくて悔しいということは、それだけ目標に近づいているということです。程遠かったら悔しさは感じません。なかなか目標点数に達しなくて気持ちが折れそうな時や、プレッシャーを感じた時は、「こういう気持ちになるのは、目標にそれだけ近づいているからなんだ」とポジティブに考えましょう。
こうしてみると、TOEICのバーって、努力すれば跳べる高さにうまく設定されているのが、受験者にとって人気の秘密なのではと思います。ETSの中の人の絶妙なバーセッティングはまさに匠の技ですね。
ちなみに、昨日のセミナーで、ヒロ前田さんのTOEIC指導者セミナーでご一緒した方と再会したのですが、「TEXさんのブログ、学生に紹介してますよ」とのお言葉を頂きました。うーん。あまり青少年の健全な育成に反するようなことは書けませんね。「黒テックスのTOEIC裏日記」でも立ち上げるしかないなあ。
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さて、昨日はたくさんのコメントやメッセージ、拍手を頂き、ありがとうございました。TEXも虹の橋のたもとで喜んで走り回っていることと思います。無事に葬儀も終了したそうです。
今日は、午後から神崎さんとテンプル大のセミナーに参加して、その後、軽く著書の打ち上げを行う予定なので、朝一番で神崎さんのブログをチェックしたら、ま、まじめな渾身の記事が! 精読についてとってもよいことが書かれていますので、是非、こちらをご参照ください。いや、さすがの内容ですね。
昨日、テンプルの課題の本を読んでいたら、「perusal」って言葉が出てきたんですね。「ん、なぜに文法の理解にペルーの人が?」としょうもないことを思いつつ調べてみると、read thoroughly or carefullyと辞書には書かれています。つまり、「精読」に近いニュアンスなのでしょう。
で、その後、気分転換にネットサーフィンしていたら、米国のテニス選手(もちろん女性)が、テニス選手としては史上初めてプレイボーイ誌の表紙を飾った、という記事を発見したんです。見つけて0.02秒ぐらいで超反射的にクリックしたら、そのページが出てきたのですが、ありえないテニスウェアでほほ笑む選手の写真の横に、Perusalの文字が怪しく点滅していたんですね。「こ、これはさらに精読しろということなのかっ」と危うくその文字をクリックしそうになりましたが、かろうじて踏みとどまりました。あ、神崎さんの渾身の記事のありがたみがこの記事のせいで半減しつつあるので、このあたりでちょっと真面目な話をしないと。
精読におすすめの教材としては、もちろん公式問題集がありますね。パート3・4・6・7あたりのまとまった文章を、辞書や文法書を片手に、しっかり単語や文構造まで理解することで確実に実力がUPすると思います。その他、自己啓発本好きで、根気のある方、TOEICで600点以上のレベルの方なら、以前ご紹介した「基礎英文問題精講」(中原道喜著 旺文社)もおすすめです。今日は、この本の中から、アインシュタインの「I believe」という著書を引用します。
Strange is our situation here upon earth. Each of us comes for a short visit, not knowing why, yet sometimes seeming to divine a purpose. From the standpoint of daily life, however, there is one thing we do know: that man is here for the sake of other men – above all for those upon whose smile and well-being our own happiness depends, and also for the countless unknown souls with whose fate we are connected by a bond of sympathy.
vocabulary
divine: discover or learn by guessing
well-being: health and happiness
sympathy: understanding between people
いかがでしょうか。難しい単語は少ないですが、ちゃんと文構造が分からないと、読めない文章の典型ではと思います。
まず、最初は、この間のTOEICでも出た倒置ですね。あの問題と同じく、SVCのCが前に出てきています。「地球上における我々の立場は不思議なものだ」です。次の文章は、「我々はそれぞれ、短い滞在のためにやってくる(つかの間、地上に滞在する)」の意味で、ここの分詞構文は、いわゆる付帯状況を表す用法です。前の文とつながって、「なぜこの世につかの間やって来るのかは分からないが、時にはある目的を見出すことができるように思える」ということです。
「しかし、日常生活という観点から見ると確かに分かっていることが一つある」と前の文章と対比し、「それは、人間は他人のために存在するということだ」と説明しています。で、その他人がどういう人かということが、「-」以下で説明されていて、our own happiness depends upon their smile and well-beingな人です。「まず、その人たちの笑顔と幸せに我々自身の幸せがかかっている人」つまり、「その人たちの笑顔や幸せな姿を見て、はじめて自分も幸せになれるような人」ですね。ここでは家族とか友人とか、身近な人を指します。
次のalso forは、above all forと対になっていて、「まず~な人、そして…な人」とつながります。「数知れない見知らぬ人たち」で、we are connected with their fate by a bond of sympathyです。「我々は、そういう人たちの運命と、共感のきずなで結ばれている」ということですね。つまり、我々がこの世に存在しているのは、身近な人々の笑顔や幸せのためであり、この地球で運命を共にしている世界中の見知らぬ人々のためである、という主張です。「人類の共生」といった壮大なテーマが浮かび上がりますね。
こういう文章って、日本語に訳すといまいちピンときませんが、原文で読むと味わいがありますよね。そういう原文にしかない感動を味わえるのも、英語学習の一つの大きな目的だと思うんです。TOEICではあんまり感動するような文章は出てきませんが、深く読むことができると、それまでは見えていなかった情報が見えるようになります。世界が広がります。精読で読解力を磨きましょう。でもクリックして変な精読はしないようにしましょう。
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阪神淡路大震災で被災し、施設に保護されていたTEXが、実家に引き取られてからの15年間、家族の一員として、たくさんの思い出を作ってくれました。ただただ感謝の気持ちでいっぱいです。このブログの実質最初の記事でご紹介した虹の橋で今頃は元気に駆け回っていることでしょう。
TEX,
Thank you is the only word that I can say for all what you have given and done for us.
I cannot thank you enough for keeping my family happy for the past 15 years.
My family will surely miss you so much, but those happy moments will stay with us forever.
We will not forget about you, so don't forget about us. Please say hello to us the next time you see us.
Thank you with all my heart,
TEX Kato
不思議なことに、ちょうど犬をテーマにした企画を会社に提案しようと思っていたんです。きっとこれも何かのメッセージだと思って、すぐに取りまとめてみようと思います。TEXの名に恥じないよう前に進まなければ。新しい道を進むための力を与えてもらった気がします。感謝です。

さて、著書の最終校正締め切りが明日で、詳細がほぼ決まったので、露骨に宣伝させて頂きます。
タイトル:「1駅1題! 新TOEIC TEST読解特急」
著者:神崎正哉・TEX加藤・Daniel Warriner
出版社:朝日新聞出版
予価:760円(税別)
発売日:10月7日
TBRでおなじみ、花田徹也さんの「文法特急」、Morite2さんこと森田鉄也さんの「単語特急」と3冊同時発売ですので、こちらもお忘れなく。TBRでは900円と告知されましたが、民主党政権誕生記念で劇的に価格が下がったようです。
私が提案した「TOEIC神社で朝食を」というセンスあふれるネーミングがなぜか却下されてしまったのが若干心残りではありますが、本を作る作業はとてもよい経験になりました。例え初版で終わっても、彼は後悔しないだろう、が、共著者は後悔するだろう(仮定法)
このシリーズは、タイトルの通り、「通勤電車で手軽に」をコンセプトに、新書形式になっていて、中村澄子さんの緑本同様、すきま勉強にはよいのではと自分で勝手に思います。がっちり家で机に向かって解くのではなく、ちょっとした空き時間を見つけて、さらっと解きつつTOEICのコツや感覚をつかんで頂きたいですね。
我々の本は、トレーニング編と模試編の2部構成で、前半が、1題3問のシングルパッセージ形式で全16題計48問、後半は本番のTOEICと同じ形式で全48問です。一番の特徴は、解説を、私と神崎さんの対話形式で読み物風にしてあることです。詳細な解説を加えるのではなく、「手軽さ」をポイントに、通勤電車でも軽く読み流せるような軽めの内容にしてあります。私のハイレベルなオヤジギャグが本に高貴な香りを加えていることは、賢明な読者の方ならきっと感じて頂けることでしょう。また、問題を解くのにかかった時間を記入できるようになっていますので、1問1分で解くスピード感覚を身に付けて頂きたいですね。
問題作成に当たっては、まず私が昨年1年間のパート7に出題された問題の内容をチェックし、良問、または今後出題されるであろうタイプの問題を選別、基本となるアイデアをベースに、そこから先は、ああでもないこうでもないと三人でやり取りしながらオリジナル問題を合作しました。解説部分は、神崎さんの原稿に、私がM1グランプリクラスのギャグを加え、それを編集者の方が99%カットしました。TOEICを定期的に受験されている方なら、デジャブー感を感じたり、TOEIC風味を味わって頂ける内容になっているのではと思います。
また、問題文はもちろん、設問や選択肢を含む音声がすべてHPでダウンロードできるようになっていますので、リスニングの素材としても使えると思います。特に、まとまった長さの英文を聴いて理解しなければならないパート4の練習にはよいのではないでしょうか。
英文を読んでスピーディーに解き、1問1分のスピード感を身に着け、分からない単語は調べて、音声をダウンロードしで聴く、といった作業を通して、少しでも読者の方の英語力やTOEICのスコアUPのお役にたてればと願っています。
あ、もちろん、立ち読みして「いまいちだなあ」と思ったら、目立つ場所に平積みしてから、立ち去ってください。わざわざ脚立を使って書棚の一番上の端っこに戻す、競合本の下に差し込む、エッチ本のコーナーに戻す等の営業妨害はご遠慮ください。
ちなみに、来週発売の「AERA ENGLISH」にも本の一部が紹介されるようですので、そちらをチェックされると、どんな内容なのかをお分かり頂けるのではと思います。仮にまったく参考にならなくても、他に参考になる記事がたくさん掲載されているので安心です。イケメン講師の花田先生の写真付インタビューも掲載されるそうですので、要チェックですね。
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さて今日は、TOEIC対策本のご紹介です。今日ご紹介するのは、「極めろ! リーディング解答力 TOEIC TEST Part5&6」(イ・イクフン著 スリーエーネットワーク)です。一通り解いてみましたが、パート5の問題をたくさん解きたいという受験者にとっては最適な一冊でお勧めできます。ただ、600ページ以上あるので、相当の気合いのある人か、TOEICの問題を解くのが好きなマニアの方でないと、最初から最後まで解こうとすると、途中で確実に挫折すると思います。
この本の最大の特徴は、尋常ではない問題数です。パート5だけで1000問以上あります。まさにリアル千本ノックですね。解いても解いても終わりません。マニアな私でさえも、「えーまだこんなにあるのかあ」と途中で気が遠くなりました。「とにかく量をこなせ」というのが韓国式なのでしょうか。1000問の内訳は、TOEIC形式の文法問題が約600問、語彙問題は穴埋め形式中心で約400問です。パート6は50問程度と少なめですが、基本的にパート5の応用なので、問題ないでしょう。
解いてみた感想として、問題数が多いだけでなく、問題のクオリティが非常に高いのに驚きました。韓国の参考書恐るべしですね。本番の問題をコピーしたのでは、と思わされるほど、TOEICの問題を忠実に再現している印象です。TOEICの出題範囲が徹底的に網羅されているので、この本を一冊解けば、TOEIC感覚をつかむことができます。
問題演習以外にも、それぞれの章の頭で出題ポイントが説明され、語彙問題の章では、必須単語や必須表現がしっかり紹介されています。実際に、ここから9月のTOEICでもたくさん出題されました。以前売れた「キム本」に、異常な量の問題演習を盛り込んだ感じでしょうか。頻出単語・表現のチェックにも使えます。
ネガティブな点としては、本の中に含まれる情報量が多すぎて、確かにこれを全部覚えればパート5・6で高得点は取れると思いますが、普通の人なら途中でうんざりして覚えきれません。文法は全16ユニット、語彙は11ユニットに分けられているので、苦手なところや、気が向いたところだけを解くのも手でしょう。また、豪快な誤植がちらほら見られます。いきなり目次で、「極めろ!リスニング解答力」と本の名前が間違っていたり(笑) 1800円という値段も決して安くはないですが、まあ本の情報量からして妥当でしょう。表紙の色はよくないですね。新刊なのに書店の棚で数年眠っていたかのような古い印象を受けます。
タイトルが今一つ覚えづらいし、「韓国でシリーズ170万部突破!」ではインパクトが薄いので、「TOEIC平均点900点超! 韓国現代グループの新入社員の9割が愛用」とか、「業界初の問題数1000問超! これがリアル千本ノックだ!」とか、「1000問超の問題演習で、TOEIC出題範囲の99%をカバー」とか、「え、こんなに解くの? とヨン様もびっくり!」といったキャッチの方がいいのではと感じました。書店に入荷している量も少ない気がしますし、良書だけに惜しいですね。
この本のお勧めの対象者は、公式問題集を一通り解いてマスターして、もっとたくさん良質のTOEICの問題を解きたい、という禁断症状の出ている上級者の方や、文法のルールを一通り覚えたので、TOEIC形式でルールを定着させたい、と思っている中級者の方ですね。初級者の方はまず公式問題集をボロボロになるまで解いた方がよいと思います。
それにしても、この本を1冊翻訳するのは大変だったろうなあと思います。スリーエーネットワークの中の人、お疲れ様でした。韓国のTOEICの平均点の高さの理由の一端がうかがえる一冊でした。きっとこういう演習書を気合いで解きまくっているんでしょうね。
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全体として特徴的だったのは、長文化の傾向です。リスニングがいつもより1分長く、パート3・4でトークが長めだったり、設問文自体が長めでぱっと理解しづらいものがありました。また、公式問題集4に見られる通り、リーディングのパート7は読む量が多かったように感じました。ますますスピーディーかつ正確に英語を処理する能力が今後も問われる方向にあるのでしょう。
最近難化傾向にあるパート1は、今回も、初中級者にとっては特に難しかったと思います。上級者でも、TOEIC慣れしていない方にとっては厳しい内容ではなかったでしょうか。最初の問題でいきなり「hold a broom(ほうきを持つ)」という難しめの表現が出ました。しかもデッキブラシ風だったので、和風のほうきを想像しているとイメージ的にも捉えづらかったですね。broomをballoonと聴き間違った受験者もいたようです。風船を持っている男性の図は想像すると楽しいですが、間違いなのであります(と意味もなく厳しく断言)
で、解けなくてがっくりしていると、たたみかけるように、「pour some juice(ジュースを注ぐ)」、「lean on a railing(手すりにもたれる)」、「gaze outside(外を見つめる)」、「rinse with water(水でゆすぐ)」といった難しい表現が次々と出てきて、楽に解ける問題がほとんどありませんでした。「パート1がオアシス」の時代はもはや完全に過ぎ去ったので、最初から気を引き締めないといけません。フォーム19のパート1については、TBRにも出演されている花田先生が分かりやすく素晴らしい解説をされているので、こちらをご覧ください。
パート2は、単純な解答ではなく、高度なひねりを利かせた問題が増えつつあるように思います。「Should I turn off the light here? (ここの電気消していい?)」に対して、「I think TEX is still in the office. (TEXさんまだ会社にいると思うよ)」とか。米国の会社って、普通パーテーションで仕切られているので、席にいるかが見えないんですよね。勝手に電気を消したら、「Hey! I’m here.」とか声が飛んできそうです。
Yutaさんのブログ記事にも出ていますが、ちょっと笑えたのが、「Did you hear about the merger?(合併の話聞いた?)」に対しての、ひっかけの答えの「OUR manager?」でした(正解は I read about it online.)。妙にOURのところが強調されていたので、「Our merger?(え、合併って、うちの会社の?)」とのひっかけを狙った迫真の演技だったのでしょう。正解の(B)の後の(C)だったのでよかったですが、おばさんの迫力に軽い衝撃を受けました。パート2対策には、フレキシブルに考えられる柔軟な思考力も必要ですね。
パート3・4はやや長めのトークがありましたが、難度は普通だったと思います。と言いつつ、ちょっとボーッとしていて2問聞き逃し、1問は完全に間違いました。学生が戻ってくるから本屋の営業時間を延長する、ってパート4の問題で、聴き手のbenefitをSalary increaseにしたのですが、TBRメンバーに確認したところ、どうもPaid vacationが正解だったようです。Overtimeとか言っていたので、普通に残業代がプラスされるのかと思っていたら、残業代は出ないけど、その代りに暇になったら有給休暇が取れるよ、的な内容だったようですね。ETSの中の人にやられた! 3回連続パーフェクトスコアの夢破れました・・・
リーディングは、パート5・6は特に難語もなかったですね。ちなみに、フォーム20の方は、invigoratingly(元気づける)という難語が出たようです。比較的難しめだったmoderateは、公式問題集4のパート5の問題に出ています。持っている方はチェックしてみてください。豆知識としては、この2パートの52問のうち、文法と語彙の問題の比率はほぼ半々です。しかもその文法問題約25問のうちの半分くらいが品詞問題なので、スコアアップにはこの品詞問題を押さえておくことが必須です。
品詞問題は、文法の基礎をマスターすれば間違うことはまずありません。今回難しかったとされる倒置問題も、強意のためにC+V+Sという形になっているだけの話なので、普通にS+V+Cに直せば、正解を選べたはずです。この文型の場合、S=Cの関係が成立するので、Situationを選んでしまうと、The hotel is situation in the center of the city.と、意味不明になってしまいます。当然、The hotel is situated in the center of the city.ですよね。TOEICでは、品詞問題を間違えると瀕死の(以下略)
パート7は読む量が多いように感じました。ここ2回のメジャーフォームでは、同義語問題が1問と減少傾向ですが、今後どうなるかは分かりません。日本人の名前がやたら多いのが特徴的でしたね。水野裕子さん、森さん、小川さん、矢吹さんなど。どういう基準で名前を選んでいるのかが謎です。DPの最後の問題で、ホテルの予約変更を頼んでいた人は、あれだけ詳細なホテルのリストがあるんだから、人に頼まずに自分で選んで手配しろよ、という突っ込みがTBRでありましたが、それをしないのがエグゼクティブです(笑) 「そんなの自分でやってよね」というセリフを秘書の方がつぶやいている姿を見たことが私も何度もあります。
長くなりましたが、以上第149回TOEIC総評でした。
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これは、テニスの試合でも同じですが、どうやっても勝てない相手には勝てません。でも、そんな中でも、「こんな相手に勝てる訳ない」ってやる気をなくして試合を投げてしまうと、得るものはありません。今の自分にできることを、最後まで集中して出し切ることで、「あ、ここはやはり自分は弱いな」「ここまでは自分はできるから、次はこれをやってみよう」と、今の自分の実力が見えて、次の課題が見えます。まあ、見えたからといって、レベルの違う相手には勝てませんが、これは、英語で言うと、バイリンガルになるのは無理でも、努力次第である程度までは達することができるのと同じでしょう。
しっかり準備して、本番のTOEICで最後まで集中して力を出し切って、終わったら復習して、まだ普段の英語学習に取り組む、といったサイクルを繰り返すことで、英語力とTOEICのスコアの両方が伸びるのではないかと思います。
今日、NHKの同時通訳者としてもご活躍中の、新崎隆子さんの著書「通訳席から世界が見える」(筑摩書房)を読みました。海外在住経験がなく、31歳で通訳学校に通い始めた新崎さんが、通訳になるまでの悪戦苦闘の道のりがエッセイ風に綴られています。やり直し英語組なら、読むときっと勇気が出ると思います。
私も海外在住経験が学生時代の9ヶ月の遊学のみなので、この本を読んで、「もっともっと勉強して、英語のスキルを磨くぞ」と気合が入りました。「TOEIC連続満点」なんてことを自慢げにブログタイトルにしていても、新崎さんのレベルからするとはるか下界にいることは間違いありません。ちょっとずつでも自分を向上させなければと改めて思います。
最後に、本の中から、印象に残った部分を最後にご紹介します。
なんであれ物事を成し遂げるにはそれなりの努力がいる。自転車に乗れるようになるには、何度も転んで足をすりむくし、水泳を覚えるには鼻から水を飲んで苦しい経験もする。それと同じように、英語を使えるようになりたいのなら、単語を覚えたり文法のルールを理解したりという退屈な時期を、ある程度辛抱しなければいけない。
しかし、同じやるなら訓練は楽しいほうがいいに決まっている。これさえ耐えれば先に楽が待っているというのではなくて、その過程がおもしろければ、絶えず叱咤激励しなくてもみんな進んで練習をしたがるものだ。(中略)
英語の勉強も、あんまり大上段に構えずマジメくさらず、もっと楽しめる工夫ができたら、日本人の英語力も向上するのではないだろうか。
TOEICをうまく活用して、楽しく英語を学びましょう!
と、たまにはちょっといいことを書いてみました。え、そうでもない?(汗)
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【お名前】
【今回の目標スコア】 L R T
【過去最高点】
【前回受験日】
【コメント】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【今回の目標スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【前回受験日】 2009年7月
【コメント】 試験&解答速報&TBRの3点セットで全力を尽くします。このブログの読者の皆さんの幸運をお祈りしています。Good luck!
上記のようなコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。クリックとともにお寺の鐘の音が鳴るような技術は持ち合わせておりませんので、それぞれの頭の中でイメージしてください。
↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。



いよいよ明日はTOEIC、ということで、10の私的チェックリストを作ってみました。
1. 夜は早く寝る(ショートスリーパーの方以外は、最低6時間、7-8時間は寝る)
2. 昼寝しない(13-15時の間は起きて、できれば勉強する)
3. 脂っこいものは夜食べない(胃もたれを避ける)
4. 明日のブランチを準備(軽めのパスタ等、消化の良い炭水化物で)
5. 会場までの路線をチェック(12時頃には会場に着く余裕を持つ)
6. 受験票に写真を貼るのを忘れずに(鉛筆・消しゴムのチェックは常識)
7. 腕時計の電池を確認(置時計は原則禁止)
8. 新しい教材に手をつけない(繰り返した教材の復習に充てよう)
9. TOEIC神社にお参りする(強く推奨)
10. 「明日の試験ではベストスコアが出る」と就寝前に声に出す(意外に効果あり)
TOEICは体調と気合です。当日100%の自分を2時間で出し切れるよう、前日からしっかり準備しましょう!
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「基礎がしっかりしているからこそ、応用もできる。基礎のない応用なんてありえないのである。言葉を変えるなら、基本となる『型』を身につけているからこそ、それを進化させた『型破り』ができるのだ。(中略) 『型』の習得というファーストステップを無視して『型破り』を試みたところで、なにひとつ成功しない」(「個性を捨てろ! 型にはまれ!」三田紀房著 だいわ文庫)
「瑣末な文法的分析ではなくて、英語の理にかなった全体像を総合的に把握してもらえたらいいな、一定の原理さえ身につければどれほど応用がきくものかを全体を通じてわかってもらえたらいいな、というのがこの拙い講義のひそかな願いだったからです」(「山口英文法講義の実況中継」 山口俊治著 語学春秋社)
TOEICを10回続けて受け続けてみて感じるのは、基本の応用ですべての問題が解けるということです。まあたまに、今年の5月のパート1の10問目みたいに、ネイティブも間違って採点対象外になるような問題もありますが、それは例外です。リーディグでも、英検1級の語彙問題のように、高い語彙力がないと絶対に解けない問題はありません。
例えば、今年のパート5の語彙問題で、選択肢にadmonish(戒める)という単語が混じっていたことがありましたが、そういう難語が正答になるケースはほぼゼロです(このケースでも不正解)。仮にその単語の意味が分からなくても、ほとんどの場合他に正解になる答えがありますし、万が一他の3つの選択肢がすべてが正解でなければ、消去法で解けることになります。ですので、もし仮に990点を目指すとしても、市販されている難語を集めた単語集を暗記する必要はありません。たくさんの英語に触れることで、基本単語をいかにフレキシブルに使いこなせるかの方が大切です。
ということで、公式問題集4のパート7に登場した表現からの1日1問です。問われているのは基本単語ですが、解けるでしょうか。
Thanks to steady rain, U.S. farmers are on ------- to produce their second largest corn crop and fourth largest soybean crop in history, the government said Tuesday.
(A) rate
(B) increase
(C) pace
(D) stage
いかがでしょうか。まず、語彙問題なので、文意を考えます。「火曜日の政府発表によると、安定した降水量のおかげで、米国の農家は、コーンは史上二番目、大豆は史上四番目の収穫量になる生産ペースだ」ですね。ということで、正解は、(C) paceです。
他の三つの選択肢を見ると、それっぽいのですが、まず(A)rateを正解にしたければ、at this rate(この調子なら)です。(B)increaseも、on the increaseで増加中という意味はありますが、theがないし、安定した降水量で農家が増えた、は変ですね。Influenza is on the increase this time of the year. なら、一年のこの時期はインフルエンザは増加傾向にある、です。最後の(D)stageは、on stageで日本語でも「オンステージ」っていいますよね。文字通り、「舞台に上がって」「ステージ上で」の意味です。stageには「段階」の意味があるので、悩んだ末に裏読みして、「ここは意表をついてこれだ、正解なの俺ぐらいかも。フフ」なんて思うのは妄想です。
選択肢はどれも基本単語ですよね。それをいかに使いこなせるか、を問う問題の例でした。
うーむ。我ながらTOEICっぽい良問ができた。これ、ETSの中の人が感心して、近い将来TOEICで出るかもしれんなあ。フフ(微笑) え、そうでもないって? す、すみません。これこそ妄想でした。
0911って書いて思い出したのですが、あの米国同時多発テロの日ですね。会社から帰宅して、TVでリアルタイムで見た映像は衝撃的でした。世界の平和をささやかながら祈りたいです。
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A big factor in the spread of broadband was that it let Internet (1) ------- be always-on, without needing to dial in. (2) ------- of your computers can connect to the Internet whenever you want! You can take laptops from room to room, and it doesn't matter -- they'll always have access. Plus, there's not even any need to set up a username and password system, (3) ------- wireless networks work without logging in. It's just so convenient!
(1)
(A) connect
(B) connecting
(C) connectors
(D) connections
(2)
(A) Few
(B) Any
(C) None
(D) Several
(3)
(A) as
(B) but
(C) nevertheless
(D) because of
まず、(1)は実際に昨年出題されました。文意は、「ブロードバンドが普及した大きな要因の一つは、インターネットが常時接続になり、ダイヤルインしなくてよくなったことだ」ですね。「インターネットの接続」はInternet connectionsですので、(D)connectionsが正解です。常時接続は、「always-on Internet connections」ですね。こういうIT系の日常用語はちょっと盲点なので、覚えてしまいましょう。迷って(A)や(B)を選ばないように。
続いて(2)の正解は(B)Anyです。「お持ちのPCはどれでも、いつでも好きな時にインターネットにつなげられます」です。他の単語を入れてしまうと、文意に合わないですね。(D)を入れてしまうと、「お持ちのPCのうちのいくつかはいつでもネットにつながります!」って「!」をつけて言われてもありがたみがありません。
(3)が一番難しいでしょうか。(D)を選ばれた方は、空欄後の構文をしっかり読み解かなければいけません。正解は(A)asです。空欄後は、wireless networks(S) / work(V) / without logging in.の節です。「ログインすることなくワイヤレスネットワークが稼働するので、ユーザー名やパスワードシステムをセットアップする必要もない」が文意です。because of wireless networks which work without logging inなら(D)も正解になりえますが、空欄の前にカンマがあるので、節が来ると考えるのが正しい感覚ではと思います。
TOEICまでいよいよ後3日です。体調を整え、やり残したことのないよう、しっかり準備しましょう!
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大学は、思っていたより小さかったですね。小規模な専門学校、といった感じでした。初めてTESOLを取る人のためのクラスだったせいか、何と参加者は6名の少人数です。しかもそのうち4人が日本人で先生も日本人です。もし残る2人の外国人(カナダとフィリピン)の方が授業を取るのを止めたら、英語で授業するのが微妙に雰囲気になりますね。心配だなあ。
今日は、初めての授業だったので、互いの自己紹介や、今後のクラスのスケジュールと、簡単なボキャブラリーとライティングのテストがありました。生徒の英語力を見るためでしょうね。本格的な授業は来週からです。
クラスの人と話をしていて発覚したのですが、学内で、TOEICでいえばIPのような、TOEFL ITPという試験が¥5250で受けられるとのこと。しかも、ペーパー版のTOEFLと同じで、スピーキングとライティングがないそうです。2万円のIBTを申し込んだのに・・・ まあ、せっかくお金を払ったことですし、自分の勉強になるのでIBTは受験しますが、こんな制度があったとは。IBTで90点に達しなかったらまずいので、ITPも申し込もうと思います。
それにしても、授業料の明細を見ると、お金がかかるなあとしみじみ思います。日々切り詰めないといけませんね。今の会社での在職期間は短いので微々たるものですが、退職金が出たら授業料に充てないと家計が火の車になりそうです。うーむ。いざとなったらインターネットで怪しい教材を売るしかないですね。メガネ女子を両脇に抱えて、手に札束を握ってウハウハ笑っている写真を撮影し、「TOEIC990点で人生が変わる!」的な教材を販売するとしましょう。
ともあれ、この年でも新たなことが学べる環境にあるのは本当にありがたいことだと感謝して、日々過ごさないといけませんね。がんばる象(ぱおーん)!
では最後に、日曜日のTOEIC終了後のネットラジオのご案内です。
Sunday, September 13th, 6:36pm - 9:12pm
Topic: TOEIC September 2009
Host: Masaya Kanzaki(TOEIC Blitz Blog)
Special guests:
Yujiro Tsuneno (TOEIC 満点劇場 e-tsune)
Morite2 (TOEIC 満点&アメリカ移住への道)
HUMMER (独学でTOEIC990点を目指す!)
Tommy (TOEIC A GO! GO! 目指せTOEIC990点の道!)
TEX Kato (TOEIC連続満点サラリーマンのブログ)
Keiko Whitlock (TOEIC990満点講師☆ウィットロック慶子)
Tetsuya Hanada (花田のTOEICブログ)
放送用URL:
http://203.131.199.132:8180/TBR.m3u
↑
放送時間にアクセスすると聞けます。
BBS:
質問受付用スレッド
↑
Hyper Pyper PTL September 2009というタイトルのスレッドです。試験の感想、コメント、質問等、何なりとどうぞ。
この告知を書くと、いよいよTOEICがせまってきたなあと思いますね。受験される皆さん、がんばっていきまっしょい(完全に死語)!
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いかがだったでしょうか。ぱっと答えが思いついたでしょうか。どれもパート5・6で狙われる表現です。まず、最初の空欄部は、”unless otherwise noted”で「とくに断りがない限り」ですね。トーイッカーの皆さんには、ちり紙交換(古い)くらい「まいどおなじみの」表現にして頂きたいところです。厳密には、”unless it is otherwise noted”→”unless it is noted in another way”ですね。「別の記載がない限り」ですが、イメージでとらえて、コロケーションを5回口ずさんで覚えてしまいましょう。
また、notedの部分は、specified, stated, instructed, indicatedなどが入る場合もありますね。合わせて覚えておきましょう。notedじゃなかったから分からなかった、なんていうのはだめです。基本を覚えて柔軟に応用してください。文意は、「とくに断りがない限り、商品はアマゾンで購入され、カンザス、ノース・ダコタ、ニューヨーク、ケンタッキー、ワシントン州に発送される場合は課税されます」です。
続いての空欄部は、こちらもおなじみ、be subject to~ですね。「being under dominion, rule, or authority, as of a sovereign, state, or some governing power」です。「お客様のご注文は、州や地方の消費税対象となる場合がありますが、これはどの州に発送されるかで異なります」が文意です。toの後が名詞なのも押さえておくべきポイントです。私の注文は日本からだったので、特に課税の記載はありませんでした。
先月のTOEICで、この変形の、「be subjected to」が正解になる問題がありましたね。どう違うんだろう、と思ってちょっと調べてみました。この場合のsubjectは動詞ですね。それが受け身になっています。人や物を強制的に何かにさらす、といったニュアンスがあるようです。出題された問題では、ガラス製品メーカーの宣伝文で、当社のガラス製品は厳しい検査にさらされます、といった文脈で使われたのでぴったりだったわけです。必ずしもbe subject toとイコールではないので、適当に使ってはいけませんね。
最後の空欄はちょっと難しかったでしょうか。正解はeverです。ここでは、by any chanceの意味ですね。「注文を返品する必要が万が一生じたら」が文意です。「そんなことはないと思いますが」というニュアンスを伝えるためのスパイスですね。パート5で、「they wonder if the construction will ever be completed」でeverを問う問題が出たことがありますが、「ほんまに終わるんかいな」という気持ちがこのeverに込められているわけです。
こうして見ると、TOEICに出てくる英語が実際に使われているということが分かりますよね。たくさんの実例に触れて、その中でTOEICに出てくる表現のニュアンスをつかむことができれば、スコアアップしつつ英語の運用力も身に付くのではと思います。
今日の夜、テンプル大学での初授業です。どんな世界が待っているでしょうか。大学で授業受けるのって久しぶりなのでどうしても違和感がありますね。慣れるのにしばらくかかるかもしれません。私の新しい門出を祝うかのように外は大雨です・・・
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では、今日の1日1問です。
George Tooker: A Retrospective
(1) ------- of 23 works of art, this exhibition was drawn selectively from private (2) ------- from Connecticut to California. George Tooker: A Retrospective, the artist's first museum retrospective in three decades, provided a (3) ------- examination of his place in American art and revealed the full scope of his achievement.
(1)
(A) Consisted
(B) Consisting
(C) Consists
(D) Having consisting
(2)
(A) collects
(B) collectives
(C) collections
(D) collectivities
(3)
(A) confidential
(B) comprehensive
(C) considerate
(D) competitive
まず、(1)ですが、「あ、これは迷わず(A)! この展示は、23の芸術作品で構成される、だから受け身だ」と、(A)を選んでしまう人がいるのではないかとにらんでいるのですが、正解の(B)Consistingを選べたでしょうか。正解したといっても、迷いながら(B)を薄めにマークしてはいけません。むしろ強めに自信を持ってマークして頂きたいです。
「構成される」って日本語で考えるから間違えてしまうんですね。私もたまに迷いますが(笑) 微妙だな、と思ったら、元の文章を考えてみましょう。この場合、The exhibition consisted of 23 works of art. ですね。ここで、「ほら、やっぱconsistedだ」と思ったりもする人もいるわけですが、それではいけません。
分詞構文の分詞の形は、主語と述語の主従関係で決まります。「分詞」構文だから当たり前と言えば当たり前ですが、能動だったら現在分詞(ing)、受動だったら過去分詞(pp)です(過去形は来ないよ)。ここでは、能動ですね。なので、(B)Consistingが正解となります。
長くなりますが、もう一つのポイントとして、consistは目的語をとらない自動詞です。目的語がないのに受動態は作れませんね。「誰に構成されるねん」って話になってしまいます。TOEICでは、自動詞か他動詞かでちょっと迷う動詞があるので、increase・progress・grow・riseあたりの自動詞は押さえておいてください(一部他動詞用法もありますが、この際あえて無視)。パート5で、空欄の後に目的語が来ていれば、自動詞は不正解です(自動詞だけに自動的に不正解)。
続いて(2)は、(C)collectionsが正解です。private collectionsで「個人収集物」ですね。「23点の芸術作品で構成されるこの展示は、コネチカットからカリフォルニアの個人収集物から選び抜かれたものである」が文意です。コネチカットからカリフォルニアということは全米縦断ですね。全米中から選りすぐられた、ということでしょう。
(3)はトーイッカーにはおなじみの問題ですね。(B)comprehensiveが正解です。「彼のアメリカンアートにおける位置付を包括的に検証する」ですね。「ジョージ・トゥーカー回顧展は、過去30年で初めてのミュージアムでの彼の回顧展で、アメリカンアートにおける彼の位置付を包括的に検証し、彼の業績の全容を明らかにするものである」が文意です。このcomprehensiveはTOEIC必須単語です。”comprehensive review”とか、”comprehensive list”といった表現は押さえておきましょう。
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では、本日の1日1問です。珍しく時事英語を題材にしてみました。
During the recent election campaign, Barack Obama and John McCain (1) ------- spoke of speeding the development of "clean coal technology." In the present context, however, clean coal is a deceptive term, (2) ------- not an outright misnomer. At present, there are no power plants anywhere on the planet capable of (3) ------- coal in a climate-safe manner.
(1)
(A) none
(B) either
(C) neither
(D) both
(2)
(A) if
(B) even
(C) whether
(D) besides
(3)
(A) burn
(B) burning
(C) burned
(D) burnable
いかがでしょうか。ちょっとTOEICには出そうにない難語があるので難しかったでしょうか。まず、(1)の正解は(D)bothです。bothの位置が冒頭ではないだけの、「both A and B」の基本表現なので、これはさっと解きたいところです。「ここ最近の選挙戦で、オバマとマケインは共に、環境に悪影響を及ぼさない石炭利用技術の早期開発に言及した」が文意です。
続いて、(2)の正解は、(A)ifです。「~ではないにせよ」という、いわゆる謙譲の意味を表す「if not」です。「しかし、現状では、この“クリーンな石炭”という言葉は、完全な間違いではないにせよ、紛らわしい言葉である」が文意です。「outright misnomer」という難語が分からなくても、前後の文の意味を把握して解きたいところですね。
最後の(3)は実際にTOEICにも出ました。(B)burningが正解です。「現時点では、地球上のどこにも、気候に悪影響を及ぼさない方法で石炭を燃やすことができる発電所はない」が文意です。この問題例では、capable of~の後なので、すんなりing形が選べたかもしれませんね。本番では確か、「clean ways of burning coal」といった形だったかと思います。(C)を選ばないように注意です。
今日は朝から大掃除をしました。組み立てずに放置してあった衣装ハンガーを組み立てて、いらない服を処分して、だいぶ部屋がすっきりしてきました。さっきTOEFLの公式サイトでオンラインの練習問題を購入したので、これから解いてみます。
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では、今日の1日1問です。
Periodically, the Village of TEX e-mails (1) ------- regarding area road projects to individuals who (2) ------- to the Village of TEX Announcements Mailing List. This electronic news delivery system (3) ------- information on road and street construction projects taking place in the community during the construction season.
(1)
(A) update
(B) updates
(C) updated
(D) updating
(2)
(A) subscribes
(B) have subscribed
(C) are subscribed
(D) would have subscribed
(3)
(A) includes
(B) including
(C) included
(D) inclusion
まず、1つ目の文を最初から見ると、Periodically(定期的に)はTOEIC必須単語です。パート5の語彙問題で出題されたこともあるので、用例を確認しておきましょう。続くthe Village of TEX(TEX村)が主語で、e-mail(メールする)が述語動詞で使われています。
続いて何をメールするのかの目的語が来ると予想しながら読み進めると、空欄が目的語で、regarding area road projectsが目的語にかかる修飾語です。「地区の道路計画に関する最新情報」ですね。(C)と(D)は目的語にはなれないので、(A)か(B)が正解ということになりますが、正解は(B)updatesです。
実際のTOEICのパート6でも出題されたことがあるのですが、このupdateという単語は、名詞としても使われます。この文例のように、具体的な情報を指す時は加算名詞として扱われます。地区の道路計画には当然いろいろな種類の情報があるはずですよね。そうした一つ一つの具体的な最新情報(update)をまとめてメールするわけですから、漠然とした不加算名詞のupdateではなく、updatesが正解です。
次に、to individuals whoと続くので、そうした最新情報を、メールする相手が示されるのだなと思って読み進めます。S+V+O to人の典型的ないわゆる第三文型で、「TEX村告知メーリングリストの購読者」がその相手ですね。先行詞がindividualsですから、(A)は×、受け身の(C)や、TOEICで間違いの選択肢としてよく登場する仮定法の(D)も誤りです。正解は(B)have subscribedです。この単語もTOEIC頻出ですね。派生語のsubscription(定期購読)やsubscriber(定期購読者)も押さえておいてください。
二つ目の文章は、まず、「This electronic news delivery system」が主語で、前文のメーリングリストの言い換えですね。主語が単数で、述語動詞が入るので、空欄部は(A)か(C)が正解ですが、過去形だと文全体が意味不明になってしまうので、(A)includesが正解です。空欄以下は目的語で、「建設シーズンに、地域で起こる道路建設計画の情報」ですね。仮に(B)のincludingが空欄に入り、constructionまでが主語で、projectsが述語動詞だと読み進めることもできますが、その後に目的語がないので、これは不正解ですし、そもそも異常に主語が長いのは文章として不自然ですね。TOEICではそんな不自然なライティングスタイルの文章は見たことがありません。
大意は、「TEX村では、告知メーリングリストの購読者に、地区の道路計画の最新情報をメールしています。このメーリングリストには、建設シーズンに地区で予定されている道路建設計画の情報が含まれています」です。この後の文章は、リストに未登録で登録をご希望の地区住民の方は、HPで登録してください、といった流れになるでしょう。
さきほど、テンプル大の授業で使う教科書3冊がアマゾンから届きました。いよいよだなあ。「THE GRAMMAR BOOK」というテキストが異常に分厚いので早くもビビり気味です。
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会社に毎日通わないようになって生活がだれてはまずいので、1日必ず最低1案は企画を立てることを自分の宿題にすることにしました。そのためのノートとして、今話題の「東大ノート」を購入し、まだ3日ですが、思いついたことを綴るようにしています。集中して考えるようになったので、効率が良くなる気がしますね。今日もすごくいい企画が出ました(笑)
会社との今後の契約内容はまだ決まっていませんが、契約すれば、定期的に企画を提出することになり、しっかりと内容の伴った企画を出さなければ、来年の今頃は契約を打ち切られることになるでしょう。そう考えると身が引き締まりますね。
今後の予定ですが、来週の水曜日には第一回目のテンプル大学の授業があります。その他、送別会が2回、車の点検やら持病の精密検査があって、日曜日にはTOEICと、ばたばたと毎日が過ぎそうです。英語学習に関しては、来月TOEFLを受験して90点を取らなければならないので、勉強を始めました。昨日、さっそく公式ガイドを購入し、リーディングだけやってみたのですが、かなりタフですね。20年前の受験時とは雲泥の差です。TOEIC同様に全文読んで解いてみたのですが、時間の余裕がまったくありません。
一番得意なリーディングでこれですから、その他のセクションのことを考えると、相当厳しい試験になりそうです。何とか90点をクリアせねば。この年になるとアカデミックな内容が頭に入りづらい気がしますが、全力を尽くそうと思います。受験経験のある方で、おすすめの参考書があったら教えてください。どれを買っていいのやらよく分からないので。
では、最後に今日の1日1問です。スーパーTOEIC形式にしてみました。
Temporary employees who (1) ------- resign are (2) ------- to give a minimum of two weeks advance notice and to submit their (3) ------- to their supervisors.
(1)
(A) voluntary
(B) voluntarily
(C) volunteer
(D) voluntarism
(2)
(A) expect
(B) expecting
(C) expected
(D) expectation
(3)
(A) resign
(B) resigning
(C) resigned
(D) resignation
まず、文意は、「自己都合で退職するテンポラリー社員は、上長に、最低2週間前に知らせ、辞表を提出することになっている」ですね。
まず、(1)の正解は、(B) voluntarily(自主的に)です。直後の動詞のresign(辞職する)を修飾する副詞が空欄に入ります。形容詞の(A)を選ばないように。冒頭のTemporaryもそうですね。副詞はtemporarilyですから、同様の問題が出た場合に間違えないようにしましょう。
(2)はトーイッカーなら間違えませんね。正解は(C) expectedです。be expected to~で「~すると期待されている、~するはずだ」ですね。これはTOEIC最頻出表現の一つです。
(3)の正解は、(D) resignationです。「辞職」や「辞任」の意味もありますが、ここでは「辞表」の意味で、TOEICにもこの形で出題されたことがあります。a letter of resignationとも言いますね。私もつい先日出しました(笑)
いや、それにしてもTOEFLの問題を解いてみて英語学習の刺激を受けました。頑張らねば。
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何の根拠もなく、「俺はできるぜ。へへ」みたいな青二才だった私は、そこでの約1年半の仕事で、徹底的に鼻っ柱を叩き折られました。自社や競合会社の他の宣伝マンたちと比較して、音楽的な知識もない、奇抜さや発想力、ノリのよさでもかなわない、アイデアも出てこない、人脈ももちろんない。愕然としました。ただ、その中で、試行錯誤してもがき苦しんでいるうちに、自分なりの強みや方法論を見出し、最後の数ヶ月間でいくつかの成果を上げることができたんです。
今もきっと同じ状況ですね。自分なりの強みを生かした方法論を見出して、目標を設定し、しっかりとそれに向かっていかなければいけないなと思います(珍しくまじめなことを書いた)。
では、今日の1日1問です。
------- watercolorist and sculptor TEX Kato is opening his own gallery, which will feature a permanent exhibit of his early works.
(A) To celebrate
(B) Celebrating
(C) Celebrated
(D) Celebration
公式4のパート7に出てきた文章をパート5風にしてみました。空欄部以外の文意としては、「水彩画家で彫刻家のTEX加藤がギャラリーをオープンし、そこでは彼の初期の作品がメインで常設展示される予定だ」ですね。
この問題の正解は、(C) Celebrated(著名な)です。「著名な水彩画家兼彫刻家のTEX加藤が~」が文意となります。最初に、「~を祝うため」の意味と考えて、(A)が答えだと想定して読み進めた場合は、TEX Kato isと来た時点で軌道修正しなければいけません。文頭だからといって、空欄直後だけ見て答えると間違ってしまいます。
また、この問題がもし、
The party ------- TEX Kato’s opening of his own gallery will be held~
となっていたら、(C)は不正解で(A)(B)が正解です。このパターンの問題は出題されたことがあるので要注意ですね。
では、もう一問、同じくパート7からの出題です。
TEX Kato found a few ------- in his coverage in the latest issue of Global Business Magazine and complained to the editor.
(A) opportunities
(B) inaccuracies
(C) publications
(D) observances
文意は、「TEX Katoは、Global Business Magazineの最新号の自分の記事に、いくつかのXXXを見つけ、編集者にクレームを入れた」です。
正解は、(B)inaccuraciesです。accurate(正しい)に反意の接頭辞inがついたinaccurate(誤った)の名詞ですね。記事に誤りがあったからクレームを入れた、が文意となります。押さえておきたい語彙ですね。
9月のTOEICまであと一週間と少し、最後の追い込み、頑張りましょう。
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取り急ぎ、TOEFLは、10/18の試験に申し込みました。なにせ学生時代以来まったくTOEFLを受けておらず、試験形式すら分からないので、しっかり勉強しなければいけません。試験時間が4時間半(開始10時/終了14時半)と、TOEICの倍以上の長丁場ですし、私の苦手なアカデミックな分野の問題が出るので、後1カ月で準備をしっかりして試験に臨みたいです。英語学習の新たな目標が一つできました。
今日は、午前中公式問題集4のリスニングのTEST1を解いて、近くの書店巡りをして企画ネタを仕入れ、その後、カフェ勉に使おうと思っているスタバをチェックして、一駅分歩いてみました。外の空気をのんびりと楽しんだのが久しぶりな気がして、なんか健康になりそうな気がしました。
話をTOEICに戻すと、公式4は、シリーズの中でも難しいように感じます。今日のリスニングも、全問正解ではありましたが、4問勘マークがありました。パート1・2でも、かなりの難問がいくつかありましたし、リーディングも、本番より10分程度解くのに時間がかかりましたから、レベルが高めなのではと思います。
ちょっと気になったので、会社が休みなのを利用して、手作業でリーディングセクションのWORD数を数えてみました。カウントの仕方は、最新のデジタル技術である、「指さし」です。数え疲れからくる誤差が相当ありそうですが、おおまかな参考になればと思います。
SP・DPを合わせたパート7のWORD数(2TEST平均・本文のみ)
公式4 約3000
公式3 約2500
公式2 約2600
公式1 約2900
実際の試験のWORD数を数えたことがないので、比較ができませんし、単純に「WORD数=難しさ」とは言えませんが、公式2・3と比較して読む量はやはり多いようです。公開テストとの比較は、感覚になりますが、公式4のリーディングを制限時間以内にしっかり終えることができれば本番も終わるのではと思います。パート7はこれから長文化する傾向になるのでしょうかね。
今朝の記事にたくさんの応援コメントを頂き、ありがとうございます。客観的に見て、世の中の英語のプロとされる方々から見れば、私の英語のスキルは素人レベルだと自覚しています。前途多難だとは思いますが、サラリーマン生活で培った企画力や交渉力、実現力を力の限り発揮して、「生きていられるだけで幸せだ」の気持ちを忘れないようにしたいです。英語を教えること以外にも夢があるので。
タイトルの、「ぼちぼちいこか」は、上田正樹さんのアルバム名です。かつて勤務していたレコード会社でご一緒したことがあるのが懐かしいです。この言葉を自分に言い聞かせて、「ぼちぼち」行きたいですね。
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フルタイムの正社員ではなくなるので、良い企画が出なければいつ契約を切られるか分からず、当然給料も半減ですが、その代わりに自由な時間が得られます。企画って、一日中頭の片隅で考えつつ、集中するのはそのうちの数時間なので、新しい生活スタイルにすることで逆に良い企画が出るのではと楽観的に考えています。
その空いた時間で何をするかと言いますと、来週から、英語教授法(TESOL)の修士号取得のため、週二回テンプル大学に通います。一年半での資格取得が目標です。今日からは会社に出社する機会が減りますが、図書館やカフェを利用して英語やTOEIC、英語教授法についての勉強をしつつ、企画を考えて、ブログを1日1000回くらい更新しようと思います。
この不況下で、安定したサラリーマン正社員の職を辞すなんてとんでもない、と言われそうですが、マイペースで一歩一歩日々努力を重ねて行きたいなと思っています。とりあえず早寝早起きで規則正しい生活をして、一週間の生活スケジュールを立てないといけませんね。英語学習と、テンプルでの授業、企画の仕事とのバランスをうまく取らなければいけません。
英語を学ぶことと教えることはまったく違う世界ですから、自分に適性がどの程度あるのかも分かりません。向いていない可能性もあります。ただ、それもやってみないと分からないと思っています。お客様のことを考えて、熱意を持って楽しんで全力投球することの大切さはサラリーマンとして学んできたので、それを新しい道で生かしたいですね。
このブログを始めたことがきっかけで今回の決断につながりました。読者の皆さんから、たくさんのコメントやメールを頂いたことで、英語を教えることの楽しさややりがいを日々感じるようになったことは確かです。皆さんの後押しのおかげです。この場を借りて御礼申し上げます。もし、私が路頭に迷ったら、著書を一人100冊ほどご購入頂くか、TOEIC講師のお仕事、もしくは著書の執筆の依頼などをして頂ければければありがたいです。とはいえ、まずは教えられるだけの基礎能力を身に付けられるよう必死のパッチで頑張ります。
修士号を取得した後の具体的な目標は、今は私の中にしまっておきたいと思います。まずは夢を実現するためにしっかりと歩を進めなければいけません。今後も、頻度が多少増減(おそらく増)するかもしれませんが、何ら変わることなくブログを更新していきますので、気が向いたらお立ち寄り頂ければ嬉しいです。
よし、まずは新生活の第一歩として、公式問題集4のTEST1のリスニングをやるとします(え、そこからなの?)
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