現在執筆中の著書は、解説の一部が共著者の方との掛け合いなのですが、そこに互いの顔のイラストが入ります。で、そのイラストを見た途端、共著者の方が大笑いしながら、「TEXさん、はげちゃびんじゃん。ほんとにいいの? これで」と申されたのであります。
編集者の方は、「いや、TEXさんの似顔絵、可愛いですよ。似てますし」とそばから必死にフォローしてくれたのですが、なぜか顔が笑っています。まあ、年相応に額が後退してきているということや、そのせいで「TOEIC界のブルース・ウィリス」と呼ばれていることは厳粛なる事実なので、あきらめざるを得ません。
としょうもないことはさて置いて、過去1年間に登場したパート7のパッセージを、大まかに7つに整理してみました。
①社内文書
社内システム変更(セキュリティ、給与支払い、経費処理、勤務管理等)
従業員サービス案内( セミナー、カフェ新装、研修等)
イベント案内(ピクニック、パーティー、抽選、従業員退職・表彰等)
社内レポート(商品顧客調査、プロジェクト進捗報告等)
会社情報(合併・吸収、提携等)
個人メール・レター(仕事の進捗報告、予算承認依頼等)
②地域住民への告知
地域イベント(ワークショップ、観光案内、展示会等)
新サービス(図書館改装、空港改築等)
③広告
レストラン、ホテル、雑誌、不動産、セミナー等
個人商店(新装オープン、割引セール等)
業務用商品(在庫管理ソフト、キッチン用品)
企業求人
④レビュー
人物、レストラン、本、映画等
⑤商品
取扱説明書
⑥ビジネス記事
ニュース(合併、提携等)
⑦顧客への手紙・レター
謝罪(配送遅れ、不良品、在庫切れ等)
お知らせ(メンバーシップ更新依頼、商品入荷、アンケート協力依頼等)
分量的に多いのは、①の社内文書ですが、毎回バリエーションに富んだパッセージがまんべんなく出題されています。
この7つの分類を見て改めて気づくのは、高度な専門知識や語彙の理解を求める問題はTOEICでは出ない、ということです。普通のビジネスマンが、社内や社外で遭遇しそうなシチュエーションをテーマにした問題が出題されます。逆にいえば、スピーディーかつ正確に文章を読む力と背景知識があれば、正解できる可能性が非常に高いことになります。背景知識をUPさせることは、TOEICのスコアアップだけでなく、自らのビジネススキルの向上にもつながりますから、日本語英語を問わず、是非多読に励んで頂きたいなと思います。
以前ご紹介したかと思いますが、「絶対に使える英文eメール作成術」(大島さくら子著 角川SSC新書)などはおすすめです。いかにもTOEICに出そうな英文表現満載ですし、一つ一つのパッセージが短く、新書で読みやすいです。入門書としてはおすすめの一冊です。ご興味あれば是非ご一読ください。
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