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それぞれのTOEIC
7月のスコアのご報告を次々と頂きありがとうございます。自己ベストを更新された方が何人もいらっしゃる様子で、他人事ながら何だか嬉しいですね。矛盾するようですが、スコアにとらわれ過ぎず、今後もTOEICとの距離感をうまく保ちつつ受験されると良いのではと思います。

自分の好きなジャンルの英語学習と、まじめな英語学習、それにTOEICとの適度なバランスを取ることで、英語力をUPさせつつ、TOEICのスコアもUPさせることができるといいですよね。社会人ならそれくらいマイペースで英語と付き合うのがいいんじゃないかなあと個人的には思います。仕事が終わった後に、更に英語学習という苦行が待っていては続きませんから。なんといっても「TIMEマラソン」を最初のチェックポイントに到達することなく挫折した私が言うのですから間違いありません。

例えば、リーディングで言えば、自分の好きなジャンルの洋書や読み物を、一部は速読、一部(できれば薄めの分かりやすいもの)は精読にあて、TOEIC対策は、試験前に軽く公式問題集を解く程度でもいいかもしれません。もしくは、好きな作家の小説を速読、公式問題集を精読にあてる手もあるでしょう。勉強法や勉強の目的は人それぞれなので、自分で考えた、自分なりの方法で、英語力とTOEICスコアの両方を伸ばしたいところです。

今回で、ちょうど昨年の6月からの連続受験が10回となりました。振り返ってみると、私は、大学卒業後の新入社員時代と、確かその翌年に、IPでTOEICを初受験しました。新入社員全員必須だったんです。TOEICっていう試験の存在自体を知らなかったので、まったく対策無しに受験して、2回ともスコアは875でした。後から知ったのですが、スコアが730ないと、私が所属していた国際本部では昇進できないというルールがあったようです。

当時と今の英語力って、基本的にはそんなに変わらないと思うんですが、その後の約20年間、米軍基地関連の仕事をしたり、会社の国際会議で通訳をしたり、外資系企業で米国人上司の下で働いたり、海外出張したり、海外メーカーと商談をしたり、といったビジネスの現場で英語に触れることで、より実用的なビジネス英語の力が付いたのかもしれません。背景知識が身についた感じですね。そうした経験があれば、TOEICでも断然有利なので、そういう意味では、いろいろな経験を積むことができたのは幸運でした。

「基礎英文問題精講」を読んで改めて思ったのですが、TOEICの英語って、構文は受験英語と比較しても難しくありません。これはまあ、ビジネスでは相手に自分の意図をできるだけ簡潔かつ分かりやすく伝えなければいけないので、当然と言えば当然ですよね。なので、中学校や高校で学ぶ文法や基本語彙といったレベルの基礎さえあれば、後はいかにたくさんの生きた英語に触れるかが、スコアアップのカギになると思います。また、そうして自分に合った素材を見つけて、それに継続して触れるることができれば、英語力自体が底上げされるので、スコアも高値安定するはずです。

では、最後に、「基礎英文問題精講」からの抜粋です。

No matter where you go, no matter who your ancestors were, what school or college you have attended, or who helps you, your best opportunity is in yourself. The help you get from others is something outside of you, while it is what you are, what you do yourself that counts. 「基礎英文問題精講」(中原道喜著 旺文社)


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第148回TOEIC結果報告
いよいよ本日正午、7月のTOEICの結果がネット発表されます。この記事は、第148回TOEICの結果を、受験者の皆さんが、喜び、感涙、次への飛躍、出直しの気合い、の言葉とともに綴る用途で設けたものです。私も昼休みを利用してすばやく結果を書き込む予定です。以下のテンプレートを使ってコメント頂けるとありがたいです。

【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【今後の目標(あれば)】
【次回受験予定】 年 月
【感想】

記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【今後の目標(あれば)】 アウトプット強化。ノウハウの伝授。
【次回受験予定】 2009年9月
【感想】英語学習に終わりはないので、今後もマイペースでぼちぼち進みたいと思います。

上記のようなコメントを書いた後、良い結果だった方は、喜びの気持ちを込めて、希望に届かない結果だった方は、お払いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。皆さんのコメントとブログランキングの一挙両得を狙っています(笑)

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精読用のマテリアル
大阪から帰京する新幹線の中では、「基礎英文問題精講」(中原道喜著 旺文社)を読んでいました。受験時代にはこの一つ上のレベルの「英文標準問題精講」(原仙作著 旺文社)を購入したものの、まったくの手つかずでした。とにかくこのシリーズは読む量が半端でなく多いんです。この本の量は、TOEICにたとえて言うと、パート7のシングルパッセージを難しくしたアカデミックな内容の英文が、200パッセージ以上ある感じです。なので、相当の強い意志がないと最後までやり遂げられないと思います。

夏休み中の空き時間に読み進めたのですが、やっと半分終わったところです。精読が求められるので、正直読んでも読んでも終わらない感じで、読むのがつらくなる時もありますね。「うわ、まだこんだけしか終わってないのかあ」って、もう新幹線の中でも何度かカバンに戻して携帯でブログでもチェックしようかと思ったのですが、なぜかそのタイミングでトンネルに入って電波が受信できなくなったりするんですよね、これが(笑) ただ、この本は、哲学的な内容のパッセージが多くて、読むと社会人でも自己啓発になると思います。

私の場合は、政治的なニュースに関心があまりないため、英字新聞を読むのが苦手で、「ジャパンタイムズ社説集」や「茅ヶ崎式月刊英語教本」等を買ってもすぐに投げ出してしまいます。もちろん、「TIME」や「Newsweek」については言うまでもありません。大学生の時に「TIMEマラソン」に参加して、あえなく最初の1kmで挫折しました(笑)

きっと、皆さんの場合も、ニュースや世界情勢に関心がないのに、英語学習だけの目的でいきなり英字新聞やTIMEに挑戦しても間違いなく挫折すると思います。私は、そうしたニュース系の読み物よりも、自己啓発書やマーケティング系の本を読むのが割と好きなので、「基礎英文問題精講」なら何とか読み続けられそうです。また、仕事で英語はほとんど使っていないとプロフィールに書いていますが、海外メーカーの動向をネットでチェックしたり、面白そうな商品がないかネットサーフィンしたり、商品カタログを読んだりといった作業は日常的に行っています。これは仕事とはいえ、興味があるからです。

ここで私が言いたいのは、自分の趣味やレベルに合った興味の持てる読み物を探して、それを精読のマテリアルに選ぶと、TOEICのスコアアップに効果的なのでは、ということです。趣味の手品の本やDVDで短期間にTOEICのスコアを600点台から800点台にUPさせた鈴木君のことを以前に記事にしましたが、彼もきっと手品のやり方やタネを知りたいため、精読したことは間違いありません。こうして、うまく多読と精読を使い分けたいですね。

では、最後に、「基礎英文問題精講」から一つパッセージをご紹介します。皆さんで意味は考えてみてください。

Be they children or adults, humans often experience failure. The important thing is knowing how to deal with and recover from it. We cannot acquire the ability and wisdom to make a successful recovery and become strong enough to face the world again, without the experience of failure. Unsuccessful trials, willingness to face bad results, the guts to confront trouble, all lead to the development of personality. Failure tests a person, and the process of recover from the failure lets us know that person's true depth of character.

今日の正午、先月のTOEICのネット上での結果発表なので、TOEIC神社は別記事にて建立します。

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