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受験参考書
最近、受験参考書がマイブームです。英文法や英文読解で、今売れていると思われる本のうち、店頭でパラパラと立ち読みして、自分に合いそうなものを選んで読んでいます。理由の一つは、将来何らかの形で英語を教えることになった際の勉強のためですが、自分の楽しみのためでもあります。

ちょうど来週は会社がお盆休みなので、この休みを利用して、時間の許す範囲で以下のものを読み進める予定です。

基礎英文問題精講(中原道喜著 旺文社)
和文英訳十二講(佐々木高政著 洛陽社)
英文読解入門基本はここだ!(西きょうじ著 代々木ライブラリー)
ポレポレ英文読解プロセス50(西きょうじ著 代々木ライブラリー)

これ以外に、東海林さだおさんのエッセイ本や、講談社英語文庫、自己啓発本などを息抜きに読む予定ですが、TOEIC本を読む予定は今のところはありません。

私の今の英文読解力の基礎となったのは、間違いなく受験参考書です。高校二年生の夏休みにトレーニングペーパーを地道に毎日解いたことは以前のエントリーで書きましたが、当時人気だった、「英文解釈教室」「英語長文読解教室」も読みましたし、「英語長文読解問題の解き方」(綿貫陽著 旺文社)をボロボロになるまで何回も解いた記憶もあります。この本は何と初版が1976年で、今でも販売されているようです。それだけの名著なのでしょう。

TOEICのリーディングセクション、特にパート7のスコアアップのため、英文読解の基礎を身につけるステップとして、優れた受験参考書を一冊しっかり解く、というのは一つの選択肢ではと私は思います。受験参考書は、TOEIC本と比較して、価格が安い、解説が詳しい、種類が多いので自分に合ったものが見つかりやすい、といったメリットがあります。デメリットとしては、TOEICに出そうなトピックが少ない、ということですが、読解力をつけることが結局はスコアアップのための最短の道ではと思います。

それに、これは個人的な感想ですが、受験参考書の著者って、すごく個性的な方が多いように感じます。それぞれの本に個性があって、読んでいて面白いんですよね。冒頭で紹介した本の著者の西きょうじさんなんて、著者紹介を読むと、予備校の人気講師を務める傍ら、軽井沢で自給自足の生活を送られているとか。著書のタイトルである「ポレポレ」はスワヒリ語で「ゆっくり」という意味だそうです。受験生に、厳しい受験戦争の中でも心のゆとりを持って、時には地球上の生きとし生けるものに思いをはせて欲しい、という気持ちを込めたのだとか。本のいたるところに野生動物のイラストが挿入されている、とてもユニークな本です。

アマゾンのレビューや、エール出版の「合格作戦シリーズ」を参考に、人気のありそうな本を、店頭で立ち読みして、自分の趣味やレベルに合いそうなものを選んで解く、という方法を試してはいかがでしょうか。TOEIC対策本って結構無味乾燥なものが多い気がするので、たまには受験参考書で気分転換もいいのでは、と思います。きっと異論のある方もいらっしゃるでしょうけど。

皆さんにもきっと、受験参考書で思い出の一冊ってあるでしょうね。押入れの奥から取り出して、再読してみると、意外な発見があるかもしれませんよ。


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