たまにはテニスネタ
ブロガーの皆さんの記事に触発されて今更ながらにウィンブルドンテニス男子シングルス決勝についてちょっと感想などを書いてみます。いちおうウィークエンドおやじテニスプレイヤーなので。

試合が始まる前の予想は、テニスファンの大多数が同じだったと思いますが、フェデラーが3-0か3-1で勝つだろう、というものでした。ところが、試合が始まって数ゲームで、いつもと様子が違うな、って感じたんです。ロディックがこれまでになく、非常に落ち着いていたからです。

私は昨年のジャパンオープンでもロディックの試合を観戦したのですが、彼のプレーに対する印象は、「力任せ」「粗い」「メンタルが不安定」というものでした。世界最速のサービスやビッグフォアハンドを持っていて、身体能力はすごいのですが、試合の戦術が単調でメンタルが弱いため、格下の相手に不覚を取ったり、フェデラーと試合をすると歯が立ちませんでした(過去2勝18敗)。

実際、昨年のジャパンオープンでも、審判の判定や自分のプレーに切れて、汚い言葉を吐き捨てたり、審判に罵声を浴びせたり、ラケットを叩きつけて折っていました。日本期待の星、錦織選手と米国で対戦した際、試合中に罵声を浴びせ、ショックを受けた錦織選手が試合後のロッカーで悔し泣きしたのは有名な話です。

そんなロディックが、非常に冷静に淡々と試合を進めていたのと、いつもとは違う丁寧なプレーぶりにも驚きました。これまでは、極端に言うと、サーブを力任せに打ち込んで、リターンが甘くなったところをフォアでエース、というパターンだけだったんですね。なので、フェデラーと試合をすると、サーブのコースを読まれ、リターンがいいところに返球されるので、主導権を握れずにサービスキープに非常に苦労していました。

ところが、今回のロディックは、サーブのスピードに頼らず、丁寧に両サイドにサーブを散らして一本調子になるのを避け、ストローク戦でもチャンスボールが来るまで我慢し、機を見てフォアの強打でポイントを取る、という形で、いわゆるunforced error(凡ミス)がいつもと比べて非常に少ない堅実なプレーを見せていたんです。表情も集中しつつ冷静で、まるで別人のようでしたね。

結局試合は、ウィンブルドン男子シングルス史上最多ゲーム数の死闘の末にフェデラーが勝利しましたが、試合を盛り上げたのは間違いなく進化したロディックだったと思います。調べてみると、今年に入って結婚し、コーチが変わったようです。これが彼のテニスに好影響を与えたのかもしれません。テニスがメンタルと戦術のスポーツであると改めて感じました。

これってちょっと強引ですが、TOEICでも同じですよね。戦術とメンタルでスコアは随分変わると思います。集中して本番で最大限の力を発揮しつつ、冷静に戦略を立てて解く、それができると上級者ですよね。

いや、それにしても、予想を裏切るとても素晴らしい試合でした。あのプレーぶりが続けば、全米オープンのロディックが楽しみです。

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