私はといえば、今朝出社してみると、英語のメールが届いていました。しかも超長文のクレームレター(推定A4サイズ3、4枚) さー、後一日で休みだし、一週間の締めくくり、よーし、おじさん頑張るぞ、などと思いつつ、PCを立ち上げ、メールを開いた瞬間、「キャッ」と思わず心の中でつぶやいてしまったのであります。
先日、某米国企業の日本のレップ(representativeの略で、担当者のこと。TOEIC頻出単語)の方と商談したんですね。まあちょっと面白いかも、と思う商品だったので、「日本向けの仕様変更が可能かどうかの確認と、サンプルも送るよう先方に依頼してみてください」って頼んだんです。で、今朝届いたのは、彼が先方のCEOに送った依頼メールへのCEO直々の返信でした。
「そんなどこの馬の骨とも分からん会社と取引するつもりはない。日本向けの仕様変更なんてとんでもない。まともな会社かどうかも分からんし、ちゃんと調べろ。OEMなんてもってのほかだ。前に同じようなOEMでひどい目にあったのを忘れたのか。数千万円単位で前金で投資してくれるんなら考えてやってもいいって伝えろ」
あの、そのどこの馬の骨とも分からん会社の社員の私がCCに入ってるんですけど(汗) 最初はクレームだとは思わずに読み進めていたのですが、まあ次から次へと強烈な表現のオンパレードです。各段落の冒頭の一文が全部こんな感じでした。
We are not interested in~
We do not believe it is in our best interest~
We do not want to~
We do not want any other companies~
We want to be cautious~
うーん。クレームレターの勉強になるなあ(笑) もちろん念のため最後まで読んで、
After reading this e-mail, we do not think we can go any further with this product. I am afraid but it would be better for you to look for a different partner, not a small one like us.
といったお返事を書いてレップの方に書いてこの件は終了しました。これこそまさに、リアルパート7(笑) いやあ、TOEICもこうやって活用すれば役立ちますね。
あ、全然英語学習の役に立たない記事でしたね。えっと。何か役に立つことを書かないと。あ、
ニカラグアとボリビア、グァテマラは、人口の9割以上の血液型がO型です。
うーむ。これは役に立つ記事だなあ(棒)
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リスニング 100 100 100 100
リーディング 100 100 100 100 100
200問全問正解でした。勘で答えた問題がなかったので、もしかして、とは思っていたのですが、いい記念になります。このブログを通じて、たくさんの方から、英語学習に対するポジティブなパワーや励みになるコメントを頂いています。記事を書いたりコメントに返答することが自分自身の英語学習の糧になっています。この場を借りて改めて御礼申し上げます。いつもありがとうございます。
ただ、全問正解したとはいえ、自分自身の英語力を冷静に判断すると、完璧なスコアとは程遠いレベルであることは自覚しています。今回のリスニングでも、「大阪」が「江坂(大阪人しか知らない地名)」に聴こえましたし、完璧には聴き取れていない問題がいくつもありました。「department manager(部門長)」って選択肢が、「デパートの店員」に見えたりしました。
リーディングでも、パート5に出てきた「daunt」なんて単語まったく知りませんでした。「Several of the customersかSomeone of the customersか、almost always on timeかalmost completely on timeか」迷いました。英検1級の語彙問題解いたら半分ぐらいしかできません。その程度のレベルだということです。
TBR出演者の、他の990取得者の皆さんと比較しても、神崎さんの総合的な英語運用力、Morite2さんの理論に裏打ちされた文法力、花田さんや常野さん、ウィットロック慶子さんの指導者としての卓越した技量には遠く及びません。まあ、あえて勝っているものと言えば、約20年のサラリーマン経験に裏打ちされたオヤジギャグ程度でしょうか(あ、それすらも負けてるよ、って声がした気が・・・)。
なので、あくまでTOEIC990点は一つのステップであって、もっともっと精進しなければなあと思います。
それから、お知らせですが、今後、日本語の要約によるDPの事前予想はやめます。元々は、「諸事情でどうしても点数が必要な方」の救済措置や、「内容は分かっていたけど、本番ではちゃんと読んで解きました。日本語が頭に入っていたので英文がスラスラ読める感覚がつかめました」といったお礼の声を頂いたこともあり、読者の一助となればと思い、今回も掲載したのですが、「答え丸暗記して10秒で即答した」等、一部で本来の趣旨とは異なる使い方をされているようです。また、私のブログ記事を、個人ブログに転載し、予想問題として公開されている方もいらっしゃいました。
まあ、不特定多数に無料で公開している情報ですから、こうした事態はどうしても避けられないことですよね。どういう使い方をされてもそれは個人の自由ですから。責任は私にあり、私が情報公開しなければ済む話です。ということで、すでに今回のDP予想記事もブログから削除しました。予想問題を、本来の趣旨通りに活用されていた皆さんには申し訳ありませんが、ご了承頂けるとありがたいです。
この件について、TBRの特番にも登場された、「西宮で一番発音にこだわる講師」ことてんまさんが記事にされています。示唆に富んだ内容なので、是非ご一読下さい。で、ブログを訪問されたら、「国産ネイティブ」と言われる発音も聴いてみてください。同じ990といっても「ジャパングリッシュ」の私とはレベルが違います。生徒さんの英語力UPのために熱く真剣にご活動をされているので、ひそかにrespectしている方であります。
あ、てんまさんの記事を見て日本語要約を削除したわけではなく、あくまで私個人の判断ですので誤解なきようお願いします。
解答速報は受験者の皆さんの復習のためにも当面は継続します。間違った箇所を試験直後に理解することは大切ですから。1問1答シリーズも、可能な範囲で継続します。私自身の学びにもなりますから。
今後とも、読者の皆さんのポジティブなエネルギーが集まり、英語学習へのモチベーションが上がる場所にしたいと思っていますので、よろしくお願いします。
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I thought about it, but I didn’t do it because we’re not supposed to do things like that once we’re grown-ups.
と先日のブログでご紹介した文が頭をよぎったのであります。
さて、明日はTOEICです。今日の晩御飯からは消化のいいものを食べて、ゆっくり寝ることが大切です。今夜は、明日に備えて以下確認しておきましょう。
(1) 受験票に写真が貼ってあるか。
(2) 受験会場はどこか。何時に家を出れば余裕を持って到着できるか。
(3) 鉛筆またはシャーペン、消しゴム、腕時計は用意したか。
ちなみに、私の場合の明日の試験開始までの予定は以下のとおりです。
8時起床。目覚ましのシャワーを浴びた後、疲れない程度に軽くリスニングの耳慣らしと軽いリーディングをして英語回路に頭を切り替え。「サンデーモーニング」を見て、眼鏡の唐橋ユミさんのスポーツコーナーを見て癒される。
試験開始2時間前の11時にパスタで軽食。すぐにエネルギーに変わる炭水化物中心の食事を腹八分目程度でこの時間に取るのがポイント。直前に食事をしてお腹を壊したら大変。軽くコーヒーを飲んでカフェインも取る。ただし、お茶やコーヒーを飲みすぎると試験中にトイレに行きたくなるので要注意。
MP3プレーヤーで公式問題集を聞きながら、11時45分の電車で出発。11時51分に会場の最寄り駅に到着。駅を出たところで、栄養ドリンク1本と、キットカットを二切れを摂取。試験中に脳が疲れないよう糖分を補給。
12時過ぎに試験会場に到着。夏服の女性に目を奪われつつ部屋へ。受験票に名前と受験番号を記入したら、貴重品を持って部屋の外へ。受験者の女性の服装に夏を感じつつ、トイレに行ってから、再入室。直前の最後の休憩時に、キットカットの残りを会場の指定の飲食場所で摂取。必要なら再度トイレに行って最終入室。
最終入室後は、お姉さんに気を取られることなく、受験票、問題用紙、筆記用具等、机の周りに視線を固定する「アイ・コンセントレーション」と深呼吸で集中力を高める。試験開始の合図と共に、受験票でスパッと問題用紙のシールを切って試験開始。
とこういうシミュレーションをするのは大切です。ついでに自分がベストスコアを取ったところもイメージしましょう。間違ってもボロボロな自分を想像してはいけません。ポジティブな潜在意識が良い結果につながります。
さっきから、ボンボンと花火のような音がするのでベランダに出てみたら、何と花火が見えるではありませんか。昭和記念公園で花火大会が開催されているようですね。角部屋で周囲に高い建物がないので、きれいに見えます。これはなんだか明日のTOEIC、いけそうな気がしてきました。「え、花火とTOEICって関係ないじゃん」と思われた読者もいらっしゃるでしょうが、この際、無視させていただきます。
では、明日受験される皆さん、頑張りましょう!
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【お名前】
【今回の目標スコア】 L R T
【過去最高点】
【前回受験日】
【コメント】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【今回の目標スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【前回受験日】 2009年6月
【コメント】 前回同様、体調を整え、平常心で試験に臨みます。解答速報&TBRも全力を尽くします。このブログの読者の皆さんの幸運をお祈りしています。Good luck!
上記のようなコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、それぞれの思いを込めた気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。クリックとともにお寺の鐘の音が鳴るような技術は持ち合わせておりませんので、それぞれの頭の中でイメージしてください。
↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。



Hyper Pyper PTL July 2009 K子さん990点おめでとうスペシャル
Sunday, July 26th, 6:36pm – 9:12pm
Topic: TOEIC July 2009
Host: Masaya Kanzaki(TOEIC Blitz Blog)
Special guests:
Yujiro Tsuneno (TOEIC 満点劇場 e-tsune)
Morite2 (TOEIC 満点&アメリカ移住への道)
HUMMER (独学でTOEIC990点を目指す!)
Tommy (TOEIC A GO! GO! 目指せTOEIC990点の道!)
TEX Kato (TOEIC連続満点サラリーマンのブログ)
Keiko Whitlock (TOEIC990満点講師☆ウィットロック慶子)
Tetsuya Hanada (花田のTOEICブログ)
コメント読み上げ係のコメットさん
放送用URL:
http://203.131.199.132:8180/TBR.m3u
↑
放送時間にアクセスすると聞けます。
BBS:
質問受付用スレッド
↑
Hyper Pyper PTL July 2009というタイトルのスレッドです。TOEIC公開テストに関する質問を受け付けます。
日曜日のTOEICに関する質問は当ブログではなく上記掲示板にお寄せ下さい。私よりトークも教え方も上手な諸先生方が親切に答えてくれるはずです。

さて、今日の日記のタイトルの元は、「Don’t think. FEEL.」という映画「燃えよドラゴン」の有名なセリフです。この場面の動画がYoutubeにあったので、久しぶりに見ましたが、英語で聞くと、子供の頃に見た日本語吹き替えとは違った印象ですね。ブルース・リー、格好良すぎです。DVD買おうかなあ。めちゃめちゃ観たくなりました。明後日のTOEICの府中会場で上下つなぎのカンフー着でヌンチャク首から下げている中年男がいたらそれは私です。
ところで、TOEICでは、ブルース・リーのこの名セリフとは逆に、「Don’t feel. THINK!」の姿勢が大切ではと思います。帰国子女や超上級者で正しい英語感覚が既に自分のものになっている人は別です。解答のベースになる感覚が正しいわけですから、考え込む必要はありません。ですが、特に日本人の英語学習者であれば、正しい感覚を身につけるためには、「考える」ってとても大切なことだと思うんです。
TOEICの問題集を解いていても、答えを見て、「あ、Bが正解なんだ」で終わってしまう人と、「へぇ。じゃあこの場合はどうなんだろう」「なんでCがだめなんだろう」「これ確か公式問題集にもあったな。ちょっと調べてみよう」と、自分が間違えた理由を考えて、それを確かめる作業をする人とでは大きな差がつくと思います。普段から考える癖が付いている人は、本番で応用問題が出ても、「こうだからこうだな」とロジカルに考えて答えを導くことができますが、ただ問題集の答えを覚えているだけだとそうはいきません。
私の本業の企画の世界では、知識ではなく知恵を身に着けろ、とよく言われます。当たり前の話ですが、知識や法則でヒット商品が出せるのなら世の中ヒット商品だらけになってしまいます。そうではなくて、自分なりに情報を咀嚼して、仮説と検証を嫌になるほど繰り返し、知識を知恵に変えることができて、初めてヒット商品が企画できます。TOEICでも同じだと思うんです。ただ漫然と問題を解いたり、参考書を読んだりするのではなく、常に「考える」姿勢を持つことが大切だと思います。同じ時間勉強しても、「考えている人」とそうでない人では結果が全然違うと思います。
また、これは個人的にお勧めの方法ですが、自分が興味を持てて、なおかつ自分のレベルに合った薄めの洋書を購入し、丁寧に読み進め、「あ、これこの間のTOEICで見た表現だぞ」とか、「あ、この単語はTOEICに出たけど、こうやって使われるんだ」と、考えながら読み進めると、特にリーディングのスコアアップには効果的だと思います。
たとえば、私が今読んでいる「AMERICAN BEAT」(講談社英語文庫)では、「初恋の人を探す」がテーマのコラムがあり、こういう一節があります。
All of us have doubtless wanted to go back and see the first girl we loved; we think about it, but we don’t consider doing it because we’re not supposed to do things like that once we’re grown-ups.
「ん、doubtlessって形容詞っぽいけどな。動詞の前だから副詞かな。ちょっと調べてみよう。お、やっぱり副詞で使われるのか」「considerの後の動名詞やonceはこの間のTOEICにも出たぞ」などと考えると、それだけでたくさんの発見がありますよね。
洋書の多読はとても良いと思いますが、少しずつでもよいので、こうした精読も行ってみると、リーディングのスコアアップになると思います。生きた英語をうまく自分の中に取り入れるためのこうした「考える」訓練を続ければ、そのうちだんだん考えることが少なくなり、自然な感覚になり、ブルース・リーに、「Don’t think. FEEL!」と言われるレベルに一歩一歩近づくことができるはずです。
などと書いている間に、DVDがどうしても欲しくなり、アマゾンでディレクターズカット版を注文してしまいました。試験前日にTOEIC対策せずに観てしまいそうです。楽しみだなあ。
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今日は久々の1日1問です。
A ------- of Japanese Foreign Ministry and police agency officials has returned home after an extended fact-finding mission in the North Korean capital.
(A) participation
(B) presentation
(C) reputation
(D) delegation
TOEICにたまに出現する難語です。こういう政治ネタはTOEICでは出ませんが、分かりやすい例文ということで選びました。今回狙われる可能性があるので押さえておきましょう。正解は(D)delegationです。この単語を英英辞典で調べると、「a group of people designated to act for or represent another or others」です。日本語だと「代表団」ですね。「外務省と警察庁の代表団が、期間延長された平壌での事実調査の任務を終えて帰国した」が文意です。
昨年のテスト後には、「participationでも同じような意味だ」「どっちでもOKだから採点対象外では」などという意見もネット上で見られましたが、participationは人ではありませんから意味が通じませんね。もちろん、「採点対象外」にはなりません(笑)
昨夜、共著者の方&ネイティブの協力を得て、本の原稿執筆が終わりました。ここからは、編集者の方を交えた編集・校正作業になるかと思いますが、ひと段落ですね。こういう新しい経験の場を与えて頂いた全ての方に感謝です。
この執筆活動中、TOEICのリーディング対策として、パート7の全文和訳は意外と役に立つのではと感じました。当然ですが、単語はもちろん、英文の構造が分かっていないとちゃんと和訳できませんよね。きついですし、楽しくない作業ですが、語彙を増やしつつ、文法の力も身に付くと思います。公式問題集に出ている比較的短めの簡単なパッセージを選んで、試しにやってみる価値はあるのではと思います。
和訳の際、皆さんの場合は、訳を売り物にするわけではないので、必ずしもちゃんとした日本語の書き言葉にする必要はありません。一つ一つの英文を丹念にチェックして、頭の中でそれぞれの構造を完全に理解する「100%リーディング」でOKです。ただし、「なんとなくこういう意味だろう」ではだめで、文の構造を「完全に」理解することが必要です。やってみると、「分かったつもりだったけど分かっていなかった」ことに気付くと思いますよ。あ、でもとりあえず今週のTOEICが終わってからですね。
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ん? 「あんた以外の参加者で満点の人いたの? それって、一般人のラジコンの大会に、自作の改造ラジコン持ち込んで真剣に勝負しているオヤジと同じじゃないの」って声が画面の向こう側から聞こえてきたような気がしますが、きっと夏のそよ風のいたずらでしょう。などと書きつつも、冷静になってみると、次回から呼ばれなくなったらどうしよう、とにわかに不安になってきたのであります。あわわ。
パート5の早解きに挑戦したのは初めてだったのですが、計算すると1問平均7~8秒で解いた計算になります。感覚的には、本番が正確性10として、「正確性7・スピード3」ぐらいの感覚で解きました。スピードだけを重視して、間違えてもいいからとにかく早く解く、というのは性格的にできないんですよね。どの程度のスピードで解けばどの程度の早さなのかの大体の目安が体感できたので、とてもよい機会でした。主催者のTommyさん、問題作成に協力された花田先生に感謝です。
早解きが終わってから気づいたのは、景品狙いの関西人の厚かましさなのか、解いている間に異常な集中力を発揮していたことです。隣席の方から、「解いている間、この店のBGM気になりませんでした?」って言われたのですが、解いている間はまったく聞こえませんでした。そう言われてみると、結構な音量でアジアンテイストの音楽が流れていましたね。視線を問題用紙に集中させる「アイ・コントロール」で試験に没入していました。
彼のこの変態的な集中力が人生の別の場面でもっと発揮されていたら、彼の人生は違ったものになったろうに(仮定法だけど、TOEICには出ないよ)
最後に、2 Tips for TOEIC(ちなみにtips=suggestionsで同義語問題出たことあります)を。
前回前々回のTOEICを通じて実体験として感じたことは、TOEIC本番では、「体調管理」と「集中力」が一番大切だということです。とにかく体調を万全にして、集中して試験に臨むことで、+-50のスコア差が出ます。特に前日の睡眠不足は大敵です。日々3-4時間睡眠に慣れている方以外は、最低でも6時間、できれば7-8時間は寝るようにしましょう。
最近読んだ脳の専門家の本によると、ねずみを使った実験レベルでは、楽しんでいる時や集中している時に脳内物質のドーパミンが出て、脳が効率的に働くのだそうです。普段の英語学習に楽しく取り組んで、本番で集中することで、自分の脳の働きを最大化しましょう。
あ、全然具体的なTipsでなくてすみません・・・
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では、第147回TOEIC表彰式です。
自己ベスト大賞
マンソンさん
745→850と105点のスコアアップです。「分からない問題は鉛筆を転がして神に祈る」などとおっしゃっていましたが、きっと日々努力されているのだと思います。おめでとうございます!
英語力UP賞(70点以上スコアアップされた方)
tsubo2voさん、トイッ子さん、櫻井さん、hachiさん
これまた日々の努力の成果だと思います。是非継続学習でさらに英語力に磨きをかけ、この成果を次なるステップアップにつなげてください。おめでとうございます!
自己ベスト賞(自己ベストを更新された方)
mickeyさん、hcさん、ぺたろうさん、tobigeriさん、researcher1980さん、Ricoさん、ペンギン太郎さん、AKKOさん、KAZZさん、Yoshioさん、Ikuさん、積読亭さん、しゅんちゃんさん、middleagerさん、osaさん、プチメタボさん
ベストスコア更新、おめでとうございます。小さな目標を一つ一つクリアすることが次のステップにつながると思いますので、是非次なる目標へ向けて努力を続けてください。
現時点でスコア報告頂いた32名の平均点は859点です。相変わらずの高得点ですね。皆さんの英語学習にかけるパワーが感じられて私も嬉しいし、パワーを頂きました。
7月のTOEICを受験される方もそうでない方も、TOEICをうまくペースメーカーにして、英語学習を続けましょう! 私は取り急ぎ、参考書の執筆活動と、週末のTOEIC頑張ります。
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えー、気を取り直して、この記事は、第147回TOEICの結果を、受験者の皆さんが、喜び、感涙、次への飛躍、出直しの気合い、の言葉とともに綴る用途で設けたものです。私も昼休みを利用してすばやく結果を書き込む予定です。以下のテンプレートを使ってコメント頂けるとありがたいです。
【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【今後の目標(あれば)】
【次回受験予定】 年 月
【感想】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【今後の目標(あれば)】 自らの英語力UPと、TOEICのノウハウの還元
【次回受験予定】 2009年7月
【感想】前回の自己管理不足を反省し、990点に復活することができました。自分なりのノウハウを良い形で読者の皆さんに還元できればと思います。今週末のTOEICも頑張りましょう。
上記のようなコメントを書いた後、良い結果だった方は、喜びの気持ちを込めて、希望に届かない結果だった方は、お払いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。皆さんのコメントとブログランキングの一挙両得を狙っています(笑)
↓喜びの声と明日への飛躍を誓うためのクリックはこちらで。



TOEICでひっかけ問題にやられても、「Thank you.」と笑って言えるオヤジになりたいですよね。間違っても、「ETSの野郎!」「こんな悪問!」「採点対象外だろ!」などと自分の英語力のなさを棚に上げて文句ばっかり言ってはいけません。え、あんたもそうなんじゃないのって? いや、私の怒りのツボはそこではなく、「なんでメガネっ娘をもっと出さないんじゃ!」ですから、パート2以降は怒る場面がありません。
イベント中は、往復の車内や休憩中にいろいろと本を読みましたが、印象に残ったのは英語学習とは無関係ですが、「仕事をするのにオフィスはいらない」(佐々木俊尚著 光文社新書)です。この本で紹介されているのは、ラップトップPCやアイフォンといったモバイルツールに、さまざまな機能をダウンロードして自らをデジタル武装し、オフィスを持たず、自宅やレンタルオフィス、カフェといったスペースを移動しながら仕事をする「ノマド」と呼ばれるワークスタイルです。
ノマドは遊牧民。ノマド・ワークスタイルとはラクダを駆って砂漠をわたる遊牧民のように、ノートパソコンとデータ通信カードを武器としてどんな場所でも自分の仕事場としてしまう新たなワークスタイルのことをさしています。
こういうワークスタイルも自分にとって一つの選択肢かな、とちょっと真面目に考えています。今の自分の仕事内容を考えると、会社とはフリーランス契約にして、自宅から企画を送ったり、進行中の企画について意見を述べたり、市場分析をしたりすることは可能です。会社にとっては、基本給以外の諸経費がかからないわけですから、人件費を削減し、不要なら首を切りやすいといったメリットがあります。
自分にとってのメリットは、会議や管理業務に煩わされず企画に集中できる、時間を有効活用して他の仕事や学習に時間を割くことができる、といった点です。会社の外にいた方が間違いなく良い企画が出ますしね。また、私が道を開くことで、若手が後に続いてくれるかもしれません。デメリットとしては、身分の安定が保証されない、基本給が下がる、厳しい自己管理が必要となる、といった点ですね。
それ以前に、会社がこうしたワークスタイルを認めてくれるか、という問題がありますが、中途入社してからのこの5年間で、社長賞を3度頂く等、意外と会社に貢献しているので、期待値も含め最初の1年くらいは契約してくれるのでは、と楽観的に思っています。まあ、最大の懸念は、果たしてアナログ人間の私が、デジタル機器を使いこなせるのか、という点ですが、まあこれは慣れでしょうから、チャレンジするしかないでしょうね。
会社とフリーランス契約したのに、ろくな企画が出ない、契約更新がピンチ、という事態になったら、契約期間中に英語のスキルを磨き、人様に教えられるレベルに自分自身を向上させて、「メガネっ娘専用TOEICスコアアップ教室」を開きつつ、「品詞問題が解けないとTOEICでは瀕死」「動詞には他動詞と自動詞がありますが、これは関西では他人丼と親子丼があるのと同じようなものです」といったしょうもない解説ばかりのTOEIC本を自費出版するとします。
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この本では、日本人が苦手とする、「willとbe going to」「aとthe」「現在完了形と過去形」「recentlyとlately」「let人V原形とmake人V原形」「mustとhave to」などの違いが、分かりやすい身近なシチュエーションの例文を使いながら説明されていて、非常に勉強になりました。ネイティブ感覚を、難しい文法事項で説明するのではなく、例文を使いながらイメージで伝えてくれるので、読むのが辛くありません。
私は中学生の時、「will=be going to、be going toは近い将来を表す時に使う」と習ったのですが、それが間違いだったことがこの本を読むと改めて分かります。当時はまだ英語を習い始めたばかりの純粋な中学生だったので、何の疑いもなく先生の言うことをそのまま覚えていましたが、まあ、今にして思えば「近い将来っていつまでやねん」って話ですよね。明日なら近いのか、来週は、来月は、来年は、って話です。「近い将来っていつまでですか?」なんて質問したら、きっと先生も困ったでしょうね。
また、この本の中では、「be supposed to」について、「何か間違ったやり方をしているときによく使われます」と書かれています。「What are you doing? You’re supposed to be in bed.」のパターンです。「寝ていなければならないはずなのに、寝ていない」ということですね。
これを読んで、「そうなのかあ」と思っていたのですが、今朝、「AMERICAN BEAT(Bob Greene著 講談社英語文庫)を通勤電車で読んでいたら、以下のようなシチュエーションが出てきました。
新聞のコラムニストである著者が、平日の夕方の閑散としたクラブにふらりと立ち寄り、カウンターでお酒を飲んでいると、突然、トイレの清掃係の黒人の女性がピアノに合わせて歌い始めます。ところが、その歌が素晴らしくて感動してしまうんです。余りに感動したので、彼女に話を聞いてみると、彼女はかつてカーネギーホールで歌ったこともある歌手だったのですが、その後不遇をかこって今はクラブのトイレの清掃係として働いているのだと知ります。彼女の話を聞いているうちに、やがて店内にお客様が徐々に増え始め、それを見た彼女はこう言います。
“It’s going to be crowded soon, and I’m supposed to stay in there.”
「すぐに混んでくるし、トイレにいなきゃいけないから」
ここでの彼女の心境は、「本当はステージで歌っていたいんだけど、そうはいかないから、仕事場であるトイレにいなければいけない」ですよね。その前段として、「トイレの清掃係の仕事はやりがいがある」といった話を彼女はするわけですが、このsupposed toに、彼女の本心が伝わってきた気がしました。今までなら何となく読み過ごしていたsupposed toが、そのニュアンスを知ることで、にわかに生き生きした表現に感じられたので、ちょっと感動してしまったんです。こうやって、本やTOEICの参考書で得た知識を、実際の英語に触れて自分の感覚にして蓄積していくことって大切ですよね。その積み重ねが英語力につながるのだと思います。
余談ですが、この話を読んで、ある無名の黒人女性歌手が、カンザスのバーで歌っていたところ、たまたま客席にいた著名な2人組のバンドに発掘され、彼らが発売したアルバムへのゲスト参加を依頼され、アルバムは大ヒット、彼女もソロデビューし、グラミー賞候補にもなったというサクセスストーリーを思い出してしまいました。私は余り洋楽は聴かないのですが、米国に留学していた時のヒット曲だけはカバーしています(笑)ちょうどその時に流行った曲でした。彼らの歌に興味のある方はこちらをご覧ください。前奏が長い曲ですが、1:27あたりから彼女が登場します。素晴らしいパフォーマンスです。
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試合が始まる前の予想は、テニスファンの大多数が同じだったと思いますが、フェデラーが3-0か3-1で勝つだろう、というものでした。ところが、試合が始まって数ゲームで、いつもと様子が違うな、って感じたんです。ロディックがこれまでになく、非常に落ち着いていたからです。
私は昨年のジャパンオープンでもロディックの試合を観戦したのですが、彼のプレーに対する印象は、「力任せ」「粗い」「メンタルが不安定」というものでした。世界最速のサービスやビッグフォアハンドを持っていて、身体能力はすごいのですが、試合の戦術が単調でメンタルが弱いため、格下の相手に不覚を取ったり、フェデラーと試合をすると歯が立ちませんでした(過去2勝18敗)。
実際、昨年のジャパンオープンでも、審判の判定や自分のプレーに切れて、汚い言葉を吐き捨てたり、審判に罵声を浴びせたり、ラケットを叩きつけて折っていました。日本期待の星、錦織選手と米国で対戦した際、試合中に罵声を浴びせ、ショックを受けた錦織選手が試合後のロッカーで悔し泣きしたのは有名な話です。
そんなロディックが、非常に冷静に淡々と試合を進めていたのと、いつもとは違う丁寧なプレーぶりにも驚きました。これまでは、極端に言うと、サーブを力任せに打ち込んで、リターンが甘くなったところをフォアでエース、というパターンだけだったんですね。なので、フェデラーと試合をすると、サーブのコースを読まれ、リターンがいいところに返球されるので、主導権を握れずにサービスキープに非常に苦労していました。
ところが、今回のロディックは、サーブのスピードに頼らず、丁寧に両サイドにサーブを散らして一本調子になるのを避け、ストローク戦でもチャンスボールが来るまで我慢し、機を見てフォアの強打でポイントを取る、という形で、いわゆるunforced error(凡ミス)がいつもと比べて非常に少ない堅実なプレーを見せていたんです。表情も集中しつつ冷静で、まるで別人のようでしたね。
結局試合は、ウィンブルドン男子シングルス史上最多ゲーム数の死闘の末にフェデラーが勝利しましたが、試合を盛り上げたのは間違いなく進化したロディックだったと思います。調べてみると、今年に入って結婚し、コーチが変わったようです。これが彼のテニスに好影響を与えたのかもしれません。テニスがメンタルと戦術のスポーツであると改めて感じました。
これってちょっと強引ですが、TOEICでも同じですよね。戦術とメンタルでスコアは随分変わると思います。集中して本番で最大限の力を発揮しつつ、冷静に戦略を立てて解く、それができると上級者ですよね。
いや、それにしても、予想を裏切るとても素晴らしい試合でした。あのプレーぶりが続けば、全米オープンのロディックが楽しみです。
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参考書の執筆活動が佳境を迎え、前書きと問題作成、和訳がほぼ終了。解説も半分終わったので、後もうひと踏ん張りです。後は問題を精選して、校正し、ネイティブチェックを入れて完成、でしょうか。本を作ったことがないので新鮮な体験ができてありがたい限りです。この年で新しいことに挑戦できるって幸せなことですよね。機会を与えて頂いた皆さんに感謝です。ってまだ発売されるまで安心できませんね。
ちなみに、解説部分は共著者の方との対談式にしました。難しい解説は他の分厚い対策本にお任せして、新書の手軽さを生かして気軽に読めるよう、会話調にしました。問題を解く際のポイントをうまく会話に入れ込みたいですね。一応関西人なので、可能な範囲で笑いの要素も入れ込みたいところです。
ボツになるかもしれませんが、我々世代にしか分からないオヤジギャグを入れた秘蔵原稿を公開します。出版の際には消えているかもしれません(笑)
私:adって、advertisement「広告」の略ですよね?
共:そう。ちなみにイギリス英語ではadvertという略語も使われる。
私:我々世代だと、「アド」っていうと水森亜土さんなんですけど。読者は知らないだろうなあ。
念のため、9割方はまじめな解説ですのでご安心ください。あるブログの読者の方から、「オカマキャラは登場するんですか」という質問がありました(笑)が、それは分かりません。1か所こっそり原稿に紛れ込ませたのですが、鋭い編集者の方に見つかって削除されるかもしれません。
著書の和訳作業で頭が飽和したので今日は早めに寝るとします。今週末は本業の方のイベントが木・金・土・日と続くため、立ち仕事で疲れてブログを更新する頻度が減るかもしれません。あしからずご了承ください。
気がついたら7月のTOEICまで2週間を切っているので、予想問題もUPしなければ、とは思っています。え、「パート7のDPの予想問題はどうしたんだ」って? 前回のメルボルンの問題ほどははっきりと覚えていないんですよね。昨年の今頃は解答速報もブログもなかったですし。でもまあ、あくまで参考程度ということで、そのうち日本語のあらすじをでっちあげてUPしたいと思います。くれぐれも、「あんたの予想問題と全然あらすじが違った」「微妙に違ったので解く際に戸惑った」などというクレームは無しでお願いします。ノークレーム、ノータリンでお願いします。・・・失礼しました。
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このブログの読者なら皆さんご存知かもしれませんが、パート7の問題構成は以下のとおりです。これはもう最近では固定です。
SP(シングルパッセージ)
2問×3題=6問
3問×3題=9問
4問×2題=8問
5問×1題=5問
SP合計28問
DP(ダブルパッセージ)
5問×4題=20問
パート7合計48問
こういうことをちゃんと把握しておくことって大事ですよね。たとえば、SPの途中で長い文章で4問付のパッセージが出てきても、「うわ、残りが全部こんなのばっかりだったらどうしよう」って焦る必要はありません。4問のパッセージは2つ、5問のパッセージは1つだけで、残りはすべて2問か3問の問題ですから。
また、タイムマネジメントという点でも、3問で異常に文章が長い問題を後回しにして、文章が短めの4問か5問の問題、もしくはダブルパッセージを先に解く、という方法もあるでしょう。
パート7のポイントの一つは時間管理です。時間管理を効率的に行うためにも、しっかり問題数と設問数を把握して、自分の実力に合った時間管理に役立ててください。
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皆さんもご存じの通り、TOEICの問題は、勘による正解が得点に影響が出ないよう綿密に計算されて作られています。勘で答えられないようになっているわけです。
という前提を踏まえ、以下、ちょっとマニアックですが、今日読み終えた本で感じた問題点を列記します。内容は支障のない範囲で修正してあります。コメントはすべて今日解いた本(以下A書)を前提にしています。また、あくまで私の私見です。
※なお、この記事の目的は本の批判ではなく、パート7の問題についてのマニアックな参考情報を提供しつつ、本を買う際の参考にして頂ければと思います。あ、これで私の本をチェックするのはやめてくださいね(汗)
(1)選択肢が矛盾している。
「この会社の特徴は」という問題で、選択肢が、(A)最近できた(B)長年の伝統がある、といったケースです。これはどちらかが明らかに間違いですよね。本番ではこういうことは絶対にありません。
(2)不正解の選択肢がありえない
「このテレビの特徴は」という問題で、(A)画像が不鮮明、といったケースです。こういう常識で考えておかしい選択肢はもちろん本番では出ません。A書では、「空飛ぶじゅうたん」はおおげさですが、「そんなの今の世の中に存在しないよ」という商品が選択肢にありました。
(3)一つの選択肢だけが異常に長い
A書で、正解の選択肢だけが他の選択肢と比べて倍近く長い、というものがありましたが、これも本番ではあり得ません。また、同様に、ひとつだけ他と比べて細かい、といったレベル差もあってはいけません。(A)地球温暖化 (B)世界平和 (C)アフリカの飢餓 (D)結婚できない四十男、といったケースです。
(4)本文に出てこない数字や時間が選択肢にある
これも本番ではあり得ません。たとえば、10ドルの品を買って、送料が5ドル、でも急ぎだったから更に速達料を10ドル払った、といったケースであれば、5・10・15・25と言った形で、足し引きすれば成立する数字は選択肢として考えられますが、100ドル、という選択肢はあり得ません。明らかに不正解だからです。A書では、思わず数字や時間が出てくるたびに本文に出てくるか確認してしまいましたが、これがまた出てこないんですよね…
(5)不正解の選択肢に正解の可能性がある
たまに本番でも微妙な問題がありますが、不正解の選択肢は明らかに不正解でなくてはいけません。この手の微妙な正解が多いと解く側もストレスを感じますよね。
(6)正解の選択肢や問題文が微妙
A書では、和訳と解説を読んでも意味がよく分からないものがあったり、問題文と選択肢が合っていないものがありました。「なぜ遅刻したことを謝っているのですか」という問題で、答えが、「電車が遅れたから」「寝坊したから」って、それは遅れた理由であって、謝っている理由ではありませんよね。「遅刻したことによって大切な取引先とのビジネスに支障が出た」といった答えでなければいけません。
(7)両文参照型の問題がない
これは純粋に作り手の問題ですね。DPでは、それぞれの大問中1問、両方のパッセージを読まないと解けない問題が出題されます。初中級者には厳しい時間のかかる問題で、DPの特徴です。このタイプの問題を作るのが難しいのは分かりますが、A書ではDPで1問もこのタイプの問題がありませんでした。それではただSPを2つ並べただけで、DPにしている意味がありませんし、本番と全然違う内容になってしまいます。
この他にもチェックポイントがたくさんあると思いますが、そうした問題がクリアされている参考書がよい本なのではと思います。
皆さんはパート7の参考書や模試に取り組む時、選択肢や問題内容がいまいちでも、本文と解説がしっかりしていればOKでしょうか。私はそうは思えないんですよね。良いものだけが読者に支持される受験参考書の世界と比較して、TOEIC本の世界はやや遅れている気もします。確かに「勝てば官軍」なので売れたもの勝ちな面があるのはビジネスなので仕方ないとは思いますが… 「私のTOEIC900点参考書大作戦」(エール出版)のような本があれば役に立つかもしれませんね。
なので、今回の本には、自分のノウハウと気合を注ぎこみ、共著者の方やネイティブとタッグを組んで、できる限りクオリティの高いパート7の問題集にしたいと思っています。これに目を通しておけば、とりあえずTOEICのパート7でどんな問題が出るかは分かる、という一冊にしたいですね。なんだか本を書いたこともないくせに偉そうですが、目標なのでご容赦を。
あ、もちろん一応商品企画が本業なので、落とし所は心得ているつもりです。変なこだわりや自己満足は意味がないですからね。しょうもないギャグもほどほどにしないと、です。締め切りも守らないと。お客様へのサービスなので、できる範囲で100%の力を出さないといけませんね。
最後に、私がお勧めするパート7対策の本を最後にご紹介します。
新公式問題集1-3
TOEICテスト リーディングBOX
新TOEICテスト 直前の技術
他にも良書があると思いますが、私が解いた参考書や模試の中からの推薦本です。
でも、結局のところは、自分の趣味やレベルに合った英文に、とにかくたくさん触れて、英文に慣れることが一番良い対策だと思います。って全然自分の本の宣伝になってないわけですが。
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私、会場を東京国際フォーラムと勘違いしていました(涙)
携帯で調べたら、会場が東京ビッグサイトだったので、セミナーには間に合うはずがありません。とはいえ、国際フォーラムからビッグサイトまでは30分強なので、終了時刻には間に合うかなあと思ってビッグサイトへ出かけることにしました。
会場入り口で怪しいダフ屋から半値でチケットを購入してセミナー会場へ。しかし、神崎さんの姿は見えず、知らないおっちゃん二人が戦争について語っています。おかしいなあ、と思ってスケジュールを確認すると、何とセミナーは15:50で終了しているではありませんか。会場に着いたのが16時だったので、わずかの差で聞き逃してしまいました。ああん、もうっ(なぜかオカマに)。
まあ、会場にはいかにも本が好きそうな知的美人がたくさんいましたし、コンパニオンのお姉さんも見ることができたのでよしとしましょう。もちろんメガネっ娘も(以下略)
往復の車内で、某TOEICのリーディング対策本を読み終えたのですが、ヒロ前田さんの研修なら赤点確実の内容にちょっとがっかりしてしまいました。何度も増刷されていて売れていると思われるのですが、正直本番のTOEICや公式問題集からはほど遠いクオリティでした。どこがダメだと思ったのか、についてはマニアックな内容なので別記事にします。
私が思うに、恐らくですが、パート7対策に特化した本って、パート5の対策本と比較して売れていないと思います。理由として思いつくことを以下列記してみます。
1. 読者にとっては敷居が高い(クイズ感覚で解けないので楽しくないし、疲れる)
2. 数回解くと答えを覚えてしまってつまらない
3. 本番のスコアアップに即効性がない
このうち一番大きな要因は3でしょうね。パート7って、ちょっとした小手先のテクニックを覚えたり、模試を解いたりしても急にスコアは伸びません。なので、受験者もどうしてもパート5の参考書に手が伸びると思います。でも実際には、100問中48問がパート7ですし、上級者にとっては確実な得点源です。「パート7が最後まで終わらない」という中級者とはここで大きな差が付いているのではと思います。
ですから、普段から英文に接するようにして、英語の読解力を磨きつつ、試験前にはわれわれの本を購入して解いてパート7の問題に慣れましょう、という壮大な宣伝でした(笑)
まあ、それは冗談にしても、市場を見ても、パート7対策だけのリーディング本ってほとんどありません。大学入試だと「英文解釈」ってポピュラーなんですけどね。パート7が70問あれば、あの本も初版で絶版にならなかったろうに(なぜか仮定法過去)。
先ほど近所の小学校で都議選の投票を済ませてきました。朝顔の鉢がたくさん校庭に並んでいて懐かしかったですね。今の子供たちも朝顔の観察日記を書かされているのでしょう。
では、参考書の和訳でもするとします。
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TVの取扱説明書についての問題
このテレビのセールスポイントはなんでしょう。
(A) 日本製である
(B) 画質が悪い
(C) 中国製である
(D) たまに火を噴く
ビジネスミーティングについての問題
このミーティングが行われたのはどこの国でしょう。
(A) 北朝鮮
(B) ニューヨーク
(C) 日本
(D) ソ連
銀行に対してのメールについての問題。
差出人は銀行に対して次に何をするでしょう。
(A) 口座を開設する
(B) 強盗に押し入る
(C) ディナーの予約を入れる
(D) 暗証番号を公開する
求人広告についての問題。
応募者はどういった方法で連絡すればいいですか。
(A) Eメール
(B) ポケベル
(C) 伝書鳩
(D) NTTドコモの携帯電話サービス
当然ですが、問題を見なくてもどれが正解かが分かってしまいますよね。これは極端な例ですが、TOEICのリーディング対策本の中には、ここまでひどくはないものの、「え、その選択肢はあかんやろ」「問題読む必要ないやん」というものが結構あるのではと思います。もちろん、質が高いものもたくさんありますが、いろいろ解いてみた経験として、そう感じます。
本番のTOEICや、公式問題集の選択肢って本当によくできています。無駄な選択肢がないんですよね。不正解の選択肢にもそれぞれ意味があります。間違って解釈をすると、他の問題まで間違えるようにうまく選択肢が配置されているんですね。毎回受験するたびに感心してしまいます。もちろん、問題文や設問の質の高さもそうですが、選択肢の質の高さが、いわゆる市販の対策本と本番のTOEICとの大きな違いの一つではと思います。
まあ、ETSのように専門家が多数集まって、時間をかけて問題を練り上げることは物理的に不可能なので、限界はありますが、自分が今せこせこ作っているパート7対策の問題集には、「トンデモ選択肢」や「トンデモ問題」がないようにしたいですね。なので、「メガネっ娘」や「リア・ディゾン」は選択肢には残念ながら入れない予定です。
こんな偉そうなこと書いていて、自分の本に矛盾点が多数発覚したら、ブログのコメント欄を閉鎖して、ほっかむりして夜逃げします。
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「あなたも翻訳家になれる!―エダヒロ式 [英語→日本語]力の磨き方」(枝廣淳子著・ダイヤモンド社)
のご紹介です。
「翻訳とは、著者が差し出したいものを一つも落とさずじょうずに受け取って、そして、何も足さず、何も引かずに、大事に読み手に手渡す作業である」
この翻訳の定義に著者の翻訳に対する真摯な姿勢がうかがえます。私なんて、執筆中のパート7対策本の和訳作業にすら苦しんでいるので、「不都合な真実」を適切かつ流麗な日本語で訳した著者は神としか思えません。
この本の中では、翻訳家になるための道や、そのための勉強法、著者の翻訳テクニック等も紹介されているので、興味のある方は必読です。ただ、このブログの読者の大半は翻訳家を目指している訳ではないと思いますので、一般的な英語学習に役立ちそうな部分のみご紹介します。
まず、枝廣さんが、翻訳力を身につけるためのポイントとして挙げていることの中から、特に印象に残った部分を英語学習に置き換えてみます。
英語学習には「量」と「質」の両方が大切
「4000時間の学習を目指す」ぐらいの意気込みで。ただし、「今は何のためのトレーニングをしているのか」を常に自分できちんと意識しながら進めること。それを意識するかどうかで英語学習の効果と成果は歴然と差がつく。
勝間和代さんは、何かをものにするために「1万時間」を目安にしていますね。私も自分の英語学習にかけた時間をざっと計算してみたところ、概算ですが、中高6年間と大学5年間で1万時間は間違いなく超えています。知らなかった(笑)
ちなみに、この「4000時間」を日々の学習に当てはめてみると、1日3時間で約4年、1日2時間だと約5年半ですね。最低でもそれぐらい勉強しないとプロにはなれないということでしょう。
また、ただやみくもに量をこなすのではなく、その日々の英語学習の中で、常に自分の立ち位置を確認し、今自分がどこに向かって何の勉強をしているのか、を意識することが大切だとか。これはなかなか難しいことですね。
私の場合は、英語のスキルを磨く以外に、いつか英語を教える仕事についたり、あるいはTOEIC本を出版したりするためにTOEICを受け続けている部分はあります。え、そうじゃなくて単なる趣味なんじゃないの、もしくはメガネっ娘にもてるためとか、って? そういう鋭い指摘をする方は都合が悪いのでちょっとあっちに行っててくださいね。
直接英語学習とは関係ありませんが、この本の中で、「Googleで検索力に磨きをかけよう」というコーナーがあって、そこで、「フレーズ検索は“”(二重引用符)で囲む」というものがありました。これ、便利ですね。知りませんでした。たとえば、global warmingと普通に入力すると、globalだけやwarmingだけの検索結果も表示されてしまいますが、”global warming”と二重引用符で囲んで検索するとあら不思議、global warmingのフレーズのみがヒットして表示されます。この方法だと、フレーズや文章検索ができるので、自分が探したい英語表現を見つけるのにすごく便利です。え、そんなの常識?
最後にこの本の中で私が最も印象に残った部分をご紹介します。
「よし、やるぞ!」という熱い気持ちだけで、数カ月も数年も走り続けるのは、かなり難しいでしょう(ちなみに私の場合は、熱い気持ちが持続するのはせいぜい二週間ぐらいです!)。としたら、いっときの情熱がさめても、ほかの仕事や用事が忙しくても、淡々と仕事なり勉強なりを続けていくための「しくみ」が必要です。
これは目から鱗、でしたね。熱い気持ちがなくなるのは自然なことなので、それを責めるのではなく、熱い気持ちがなくなっても続けられるしくみがなかったことを反省しなければいけないってことです。
(予定通りの英語学習が)「できなかった自分を責める」人がよくいます。自分の意志が弱かった、自分に根性がない、気合いが足りなかった…。(中略)「できなかった自分を責める」のは、それが次への原動力にならない限りは役に立ちません。
そうではなくて、「どこを調整すればよいのかな?」と考えます。(中略)計画を実行することが目的ではなく、自分の行きたい最終目標地へ向かって進んでいくことが目的ですから、計画の立て直しや調整もおそれずに、柔軟に進めましょう。
自分マネジメントの評価は、「どれだけ決めたことを実行したか」ではなく、「どれだけ実際に進めたか」ですから!
私もちょっと自分マネジメントの計画を立てなければなあとこのレビューを書いていて改めて思います。TOEIC受けて解答速報を書いて、英語学習のブログを運営して、その先に何があるのか、何を目標にするのか、真面目に考えないといけません。のんきに「パート1に出てきたメガネッ娘萌え」などといい年してにやけている場合ではないのであります。
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まず、冒頭の序文ではこう書かれています。
このWRITE AWAYというタイトルには、うまい英文を書きたいと思ったら、とにかく、書き始めて、さらに書き続けるのがいいというメッセージが込められています。というのは、文章がうまくなるのは、書くという作業(もちろん、読むことも大切ですが)を通してのみだからです。
うーん。いいこと言うなあボブちゃん。これはもう本当にその通りなので、英文ライティングがうまくなりたいなあと思ったら、日々日記なり英作文なり、模写なりで練習するしかありません。私の場合は、大学時代のレポートや、仕事上のメールやFAXでのやり取りを通じてたくさんの英文を書いたことや、こうして日本語の文章を書くこともプラスになっていると思います。まあまだまだ大したライティング力がないので、もっと鍛えなければと思ってはいますが、SWテストで満点が取れるレベルにはなりました。
あ、自分のことはこの辺りにして、この本の中から、幾つか印象に残った部分をご紹介します。
「より具体的に書く」
これって日本語の文章でもそうですが、非常に大切な事です。具体例を挙げてちょっと説明してみますね。例えば、こんな文章があったとします。
Nancy wore clothes.
まあ、さすがにこんな文章を書く人はいないでしょうが、これだとぼんやりしていて全くイメージが沸きませんよね。もう少し具体的にするとこうなります。
Nancy wore a skirt and blouse.
ちょっと具体的になったので、形容詞でさらに味付けします。
Nancy wore a colorful skirt and blouse.
じゃあ、「colorfulって何色なの?」と考えて更に具体的にします。
Nancy wore a bright green blouse and a short pink skirt.
これで随分イメージがクリアになりましたよね。
同様に、
Tex was behaving in a most unusual manner.
と言う漠然とした文章は、
Tex kept standing up, sitting down, and looking nervously this way and that.
ならイメージが沸きます。携帯を手に持ちながらメガネっ娘のメールでも待ちながらうろうろしているのでしょう(笑)
日本語でもそうですが、文章を書く際に、より具体的に書くように意識すると、文章が生き生きして長い文章を書きやすくなると思います。
もう一点、この本の中から「文と文の結び付け方」をご紹介します。例えば、こういう例文が本の中で取り上げられています。
The town was founded in the early 18th century. The hills produced iron that made cannons used in the Revolutionary War. Winsted Green is the oldest public park in the state.
町は18世紀初頭に生まれた。
丘陵では独立戦争に使われた大砲を作る鉄が生産された。
ウィンステッド・グリーンは州最古の国立公園である。
というある一つの町に関する3つの文章がばらばらで、つながっていませんね。こうした文章も、代名詞や冠詞をうまく使ってつなげることができます。
The town was founded in the early 18th century. The hills that surround it produced iron that made cannons used in the Revolutionary War. Winsted Green, in the town’s center, is the oldest public park in the state.
長めの英文を書く際、接続詞や代名詞、冠詞等をうまく使うことでキーワードを結びつけ、文章の流れを作ることができれば、読みやすい文章になります。情報のつながりを読み手が追うことができますからね。この例文で言えば、「the town → it → the town’s」と言う流れです。
この本では、「単語を選ぶときの弱点」「単語を並べるときの弱点」「文と文をつなぐときの弱点」「いっぽん調子にならないように」「効果的な段落の作り方」の5つの項目に分けて、日本人が英文を書く際に苦手としているポイントを分かりやすく説明しています。
絶版なのが残念ですが、アマゾンだと中古本が送料別で¥1(笑)で購入できますし、ブックオフなどにも置かれているのではないでしょうか。手軽に読めるので、英文を書くのがいまひとつ苦手な方にはお勧めの一冊です。
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(1)
(A) invited
(B) invite
(C) will invite
(D) would have invited
(2)
(A) has transformed
(B) has been transformed
(C) will transform
(D) will be transformed
(3)
(A) day
(B) month
(C) quarter
(D) year
雑誌の定期購読者に対し、雑誌の年間購読もう一年更新してくれませんか、今更新してくれたら割引しまっせ、という内容のお手紙ですね。
まず、(1)の正解は(B)inviteです。「雑誌の年間定期購読更新のお誘いです」ってことですから現在形ですね。(C)の未来形が正解になるとしたら、Tex Design Magazine will send you a notice if your subscription is near expiration and will invite you to renew your subscription.等、「定期購読が切れそうになったら更新のお願いをさせて頂きます」といったケースですが、ここでは今更新依頼をしているわけですから現在形または現在進行形が正解です。
続いて(2)の正解は(C)will transformです。「テックスデザインマガジンは、あなたの部屋の見た目をすっかり変えてしまうような刺激的な色彩設計のアイデアを多数提案します」ってなんかすごい雑誌ですね(笑) 仮定の話ですから、推量を表すwillが入ります。
最後の(3)の正解は(D)yearです。冒頭の一行目に「annual subscription」とあるので、年間の定期購読の更新だな、って分ります。
いや、さすがに答えだけしかメモしていなかったので、問題作るのが結構大変でした。なので、「本番と違うじゃねえか」っていうクレームはなしでお願いします(笑)
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さて、今日は、昨年出題されたパート6タイプの問題です。答え以外の問題文の記憶が曖昧な上に、無理やり答えを盛り込もうとしたので英文がちょっと不自然で、内容も本番と違うかもしれませんが、問われているポイントは同じなのでご了承ください。
As we informed you, in our last e-mail, we (1)------- our office supplies for the next quarter. If you want to make any changes on your last request, please let me know by the end of tomorrow. We will place our order based on your last request, (2)------- you notify me otherwise. Keep in mind that we place our order only once in every three months. For the order form, along with the (3)------- list of items available, please refer to the files attached to this e-mail.
(1)
(A) ordered
(B) have ordered
(C) had ordered
(D) will be ordering
(2)
(A) even if
(B) despite
(C) unless
(D) whereas
(3)
(A)conductive
(B)comprehensive
(C)considerate
(D)comparable
まず、各社員に対して、四半期に一回の文具の発注をするから、この間出してもらったリクエストに修正があったら連絡ください、明日が締め切りですよ、っていう最終確認のお知らせなんだな、っていう全体像を把握することが大事です。そこが分かれば、(1)の正解は(D)will be orderingだと分かります。文具の発注がこれからであることを読み取って下さい。文章としては、未来形ではなく、未来進行形にすることで、意思が感じられない近い将来の成り行き示す印象ですね。
続いて(2)の正解は(C)unlessです。「特に別の指示がなければ、前回のリクエストに基づいて発注します」ってことですね。本番では、(A)even ifと誤答してしまった受験者がいたようですが、これだと、「たとえ別の指示があったとしても、前回のリクエストに基づいて発注します」というつじつまの合わない意味になってしまいます。「変更できないんだったらメールしてくんなよ」って思われてしまいますよね。お知らせの意味がありません。
最後の(3)の正解は(B)comprehensiveです。これはもうTOEIC定番の単語ですね。「comprehensive list of items」で「アイテム一覧」です。It is common for merging companies to undergo comprehensive review of the merger process guidelines. (合併する会社は、通常、合併過程のガイドラインの包括的な見直しを行う)。といった文章でreviewを空欄で問う問題も今年出題されました。「comprehensive list of」「comprehensive review of」といったコロケーションで覚えてしまいましょう。
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(A) Completely
(B) Largely
(C) Altogether
(D) Nevertheless
昨年出題されたアイテムです。ネット上の情報では、昨年の出題時に誤答してしまった受験者が結構いた様子なので、再度出題されるかもしれません。
まず、(D)は、前文を受けて「にもかかわらず」の意味ですから、前文のないパート5の文頭からは外せます。で、似たような意味にも見えなくもない残り三つの選択肢ですが、正解は(C)Altogetherです。
まず、空欄の後にコンマが来ているので、この時点で(A)と(B)を外すことができます。文頭に置かれて文全体を修飾するような用法がないからです。Completely exhausted after the TOEIC test, TEX Kato decided to cancel his tennis lesson in the evening. や、Largely due to his intensive efforts, TEX Kato succeeded in achieving Manten on the last TOEIC test.といった形は考えられますが、あくまで後ろの語句を修飾していて、文全体を修飾しているわけではないのでカンマはありません。
「だいたい300人だからlargelyだ」なんて意見がネットで見られましたが、「約300人」といいたいのなら、「Almost」か「Nearly」が使われるのが普通ですし、カンマはもちろん不要です。
文意から考えても、(A)と(B)は意味が通じませんね。日本語で考えてしまうとありそうですけど。念のため、Altogetherにはcompletelyの意味もあります。It is not altogether clear how TOEIC score is calculated.といった形ですね。ただ、ここでは、文頭でカンマと一緒に使われているので、「全体として」「全体的に」の意味です。「TEX Kato氏が、35年間の勤務を終えて退職するのを祝う会に300人の従業員が全体として参加した」ですね。「総計300人」の意味ならカンマがいらない気がします。
7月、この問題がもし出たら、涼しげな表情で自信を持って「フフ。こんなの簡単だわ」と微笑を浮かべつつAltogetherを選んでください。
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Dear Mr. TEX Kato:
Thank you for taking the time out of your busy schedule to talk to me about the Marketing Manager position at TEX Corporation. I truly (1)------- our conversation about the job.
After speaking with you and the group, I believe that I would be a perfect candidate for this position, offering the quick adaptability that is needed for a diversified position.
(2)------- my enthusiasm for performing well, I would bring the analytical skills necessary to get the job done.
I am very interested in working for you and look forward to hearing from you once the final decisions are made regarding this position. Please feel free to contact me at anytime if further information is needed. My cell phone number is (555) 111-1111.
Thank you again for your time and consideration on (3)------- candidacy.
Sincerely,
Meganekko
(1)
(A) enjoy
(B) enjoyed
(C) will enjoy
(D) had enjoyed
(2)
(A) In addition to
(B) Because of
(C) In spite of
(D) Except for
(3)
(A) your
(B) my
(C) our
(D) their
面接後に応募者が送るいわゆる「サンキューレター」ですね。「面接のお時間頂き、ありがとうございました。私は必ず御社のお役に立てるので、何卒採用をご検討ください」っていう内容です。先月のTOEICでは、「他の会社に入社することにしました」っていう、ちょっとひねったお断りレターが出題されましたが、オーソドックスなのはこのサンキューレターです。
まず(1)は、面接は既に済んでいるわけですから、正解は(B)enjoyedです。続いて、(2)は、「御社のお役に立ちたいという熱意に加えて、仕事をする上で必要な分析能力もあります」というアピールですから、正解は(A)In addition toです。本番では、「面接時にお話した内容に加えて」という文意での出題だったかと思います。この表現もサンキューレターやカバーレターでは常套句ですから押さえておきましょう。最後の(3)の正解は(B)myです。「candidacy(立候補、応募)」がやや難しい単語ですが、「私の応募をご考慮頂ければ幸いです」ってことですね。差出人は応募する側ですから、当然「my」が正解になります。「Thank you for ------- consideration on my candidacy.」と空所の位置が変わればyourが正解になります。考慮するのは会社側ですからね。行為の主語が誰かが分かれば解ける問題です。
この他のパート6の予想問題につきましては、こちら、やこちら、をご参照ください。
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リーディングパートの時間を節約するため、リスニングパートのディレクションの間にパート5を解く人がいるようだけど、リズムが崩れるし、正攻法で試験を受けたいので、それはしない。ある程度の英語力があれば、そんなことをしなくても時間内に終わるように試験は作られている。パート7でいつも時間が足りない人のための非常手段だろう。積極的には勧められない。
シールを開封したら、まず見るべきはパート1の10問目。細部が問われる可能性があるので、今のうちに写真にしっかり目を通しておかなければ。と思ってページをめくったら、何と10番は昨年出題された問題のリサイクル。昨年の出題時に間違ったので忘れようがない。答えが(C)で、Diners have been seated outside.だということまで分かっていたので、ちょっと拍子抜け。
パート1は、当たり前だけど目を開けて写真を見ながら音声に耳を傾ける。今回の会場は30人ほどの小教室で、ラジカセも最新型なので聴きやすい。1問目で「remove」という難し目の単語が出たが、ここ数回よりは難易度が下がった印象。
パート2のポイントはとにかく集中力。目を閉じて、問題文の冒頭に聴覚を集中。今回は、選択肢の読み上げ時にも目を閉じ、答えが分かった時点で目を開けて、うっかりミスがないよう、Cまで聴いてからマーク。次の問題の読み上げまで一旦集中力を下げてリラックス。これは、パート4の最後まで集中力のスタミナを温存するため。集中力の緩急をつけることが大切。前回とは違って最後まで集中して解けた。「勘マーク」はなかったと思う。万が一分からない問題があった場合、「忘れる」「引きずらない」こともこのパートでは大切。
続いて難関のパート3・4。今回、集中力を最優先するため、先読みは最低限にした。「何時」「何曜日」「何年」といった具体的な情報を問う問題のみ軽く頭に入れ、後は会話文やナレーションに意識を集中し、全体の意味をとらえるようにした。パート3・4とも、今回は目を瞑って問題文に集中するようにした。解答の際は、余裕を持って解けたらきれいにマーク。余り余裕がない場合は軽く解答用紙に印のみつけ、余裕ができた時点で随時きれいに塗りつぶし。一気に数十個マークシートを塗りつぶすのは疲れるので、小分けにして塗りつぶすのが自分には合っている。ここも完全な「勘マーク」はなかった。「部分先読み+部分マーク」がうまくいった感じ。
これはあくまで私個人の解き方なので、普段から模試で自分に合った方法を見つけるのが一番だと思いますが、参考になればと思います。
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今日は参考書用のDPの和訳をしていたのですが、レストランのメニューで知らない単語がたくさん出てきました。まあ、外国のレストランのメニューで、地元の素材をたくさん使っているので当然ですよね。日本では見たことない魚や野菜、料理の名前が出てきて訳すのが一苦労でした。TOEICでもたまにレストランのメニューが出てきますが、知らない単語がたくさんあっても焦る必要はありません。「Quesadillaはどんな料理ですか」なんて問題は絶対に出ませんから。焦らず営業時間や割引などの情報をしっかりとらえれば解けます。間違っても、「この単語の意味は」なんて1つ1つ考え込まないように。
今回のTOEICのフォーム12、パート7の1つ目のパッセージのレストランの問題はちょっと難しくて意表を突かれました。「デザートが半額なのは何曜日ですか?」って問題だったんですが、直接その情報が書かれていませんでした。「夜9時以降はデザートが半額→夜9時以降も営業しているのは木・金・土→選択肢が、日・火・水・金なので、正解は金曜日」というひねった問題でした。いつもは1つ目のパッセージは簡単なんですけどね。パート1みたいに次第に難しくなったりするかもしれません。それにしても夜9時以降にデザート半額って、食べる人いるんでしょうかね。今話題の「見切り販売」かな。
取りとめのない話になりますが、パート5のwhoseは、昨年の11月に私が受けたフォームで同じ問題が出ました。どこかで見た問題だなあと思ってTEXファイルを調べたらちゃんと記録されていました。なので、新TOEICになって初めて出題されたっていうTBRでの話は間違いでしたね。それと、今回も、3月に出題されたpleased to、1月に出題されたbenefitがリサイクルで出題されました。数は少ないですが、直近の試験からも出題される傾向にありますね。
パート7のDPの問題が的中した、とのご意見をいくつか頂きました。ちょっと嬉しかったのは、私の予想問題と同じだと気付いても、しっかり自分で文章を読んで解いた、という方が複数いらっしゃったことです。どうしてもスコアが必要な方以外は、答えをまる写しするのは意味がないので、日本語の大意を頭に入れつつ、文章を理解しつつ解いてみてください。いつもよりすらすら読めるはずです。
改めて分析しても、パート1・6・7(DP)は毎回同じパターンのリサイクルですね。パート5でも4割程度、パート7(SP)も今回は確実に7問はリサイクルでした。あいにく去年の今頃はまだブログも始めておらず、解答速報も行っていなかったので、精度は低いのですが、少なくともパート6と7のDPは高確率で今月も出そうな問題は予想できます。とはいえ、丸暗記等の弊害もあるので、特にDPはどうしようか思案中です。まあ私のブログの訪問者は数百人レベルなので、数万人が受験するTOEICでは誤差の範囲ですけど。
ちなみに今回のTOEICでは、パート5:15分、パート6:5分、パート7:35分の計55分でリーディングを終えました。私は毎回全文読んで解いていますが、今回は20分余った計算です。残り時間は見直しをしていました。私の場合、試験中は、「問題を覚えるぞ」って意識はほとんどありません。将棋の対局と同じで、流れで覚えています。「こうだからこう」って考えて解いているので、その思考パターンが記憶に残っている感じです。TOEICの問題はロジカルにできているので、ある意味頭の体操にもなりますね。
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そのTBRで、「今回の難易度はどうだったでしょうか」という質問が毎回あるのですが、答えるのが結構難しいんですよね。TOEICって、受験者全体で自分がどの位置にいるのかをスコアで示す相対比較なので、テストの難易度はスコアと比例しません。なので、「できたと思ったら意外にスコアが低くてショック」とか、「だめだとおもったら自己最高でした」などといった事態が起こるわけです。
例えば、5月のリーディング(フォーム9)は、495を取るためには全問正解が条件でした。私が受けたフォームで100問全問正解が満点の条件だったのは昨年の7月以来のことです。これは、高得点者にとって難易度が相対的に低かったからですね。問題が難しかったから満点が取りづらかったわけではありません。問題の難易度にスコアは左右されない、ということを基本として覚えておくとよいのではと思います。
今回のTOEICで改めて感じたことは、集中力と体調管理の大切さです。私は前々回までリスニングは8回連続495だったのですが、突然前回480に下がってしまったんですね。睡眠不足もあってか、試験中も頭が重くて、なかなか英語が頭に入ってきませんでした。リーディングは読み返せるので何とかなったのですが、リスニングは集中力が要求されるので、集中力の欠如が結果に表れたのだと思います。
じゃあ、今回はどうだったのかというと、試験前の体調管理に気を付けて、本番でも集中して解けたので、たぶん495に戻ったと思います。リスニング全問正解だった前々回と同じように解けましたし、勘で答えた問題はほとんどありませんでした。この結果で改めて実感したのは、いかに本番での体調管理が大切かということです。特に前日は遅くまで寝たり、昼寝をせず、試験と同じ時刻の13-15時にはしっかり起きていることが大事ですね。
また、今回、集中することを意識してリスニングに臨んで感じたのですが、パート2で問題文を聴いている時、なんか日本語を聞く時と脳の違う部分で英語を聴いている気がしました。脳の特定の部分に英語が入ってくる感じです。そういう感覚って皆さんにもあるのでしょうか。前回はこの部分がうまく作動せず、日本語脳が必死に英語を理解しようとしていた感じがしましたね。英語モードに頭が切り替わらないんです。まったく理論的な根拠のない感覚の話ですけど。
まあ本当は、体調などに左右されず、ぱっと英語モードに頭を切り替えられる実力があればいいんでしょうね。でもちょっと不思議な感覚でした。
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