Thus the present/past talks about things that certainly exist/existed (or that certainly do not or did not exist), whereas the future talks about things that we only expect to exist.
このように、現在形や過去形は、確かに存在する(した)、あるいは確かに存在しない(しなかった)ことについて述べる。それに対し、未来形は、存在するであろうと思うしかないことについて述べる。
つまり、現在形や過去形は、確かなことについて述べる時に使われ、未来形は、不確かなことについて使われる、ってことですね。この二つを対比するのにwhereasが使われています。今回のTOEICで、現在進行形と未来形で、未来形を正解として選択させる問題が出たので、該当箇所を読んでいたら、偶然whereasが出てきたのが上記の文です。
英英辞典では、whereasは、「You use whereas at the beginning of a clause in which you mention something that contrasts with what you mention in the other part of the sentence, especially when the two things are similar in some way.」です。
今回のTOEICでのセンテンスは覚えていませんが、例えば、「競合他社が幅広い価格の商品を扱っているのに対し、TEXコーポレーションはハイエンド商品に特化している」といったニュアンスで使われるとこんな感じになります。
Whereas its competitors sell their products at a wide range of prices, TEX Corporation focuses on high-price goods.
「海外生産に対し国内生産」「養殖に対し天然物」「総合書店に対し専門書店」でもいいですよね。同じカテゴリーに所属する二つの物事を対比するニュアンスがつかめれば、otherwiseやdespiteにまどわされず解けたはずです。TOEICでは、たまに、「even as」「provided that」といった見なれない接続語が出てきますが、英語感覚をしっかり磨けば対応できるはずなので、普段からたくさんの英文に触れるようにしましょう。
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You should tighten your seat belt at all times while driving.
運転中はいつもしっかりシートベルトを締めなければならない。
ですね。過去に出た記憶がないので、なぜこんな夢を見たのかが謎です。明日出たらびっくりですね。何の根拠もないので出ないとは思いますけど。
今日は、午前中に英検1級の問題を解きました。エッセイ以外で71点。まずまずでしょうか。本番の会場では緊張するのでもっとスコアが下がるかもしれませんね。ついでにエッセイを書いてLang-8に投稿したら、200wordsは長すぎて誰も添削してくれません(涙) まあ、いい練習になりました。
午後は、前回だめだったリスニングのパート3・4の練習をしてみたのですが、どうも集中してリスニングの問題を解く感覚が鈍っている感じでした。解いているうちにすぐに勘が戻ったので、明日は大丈夫かなあと楽観的に構えています。
その後、ブックオフで40冊本を処分して、洗濯・掃除をして、さっきまでテニスをしていました。前回のTOEICでは、前日に軽く昼寝をしようと思ったら、平日の仕事疲れもあって、何と3時間も寝てしまい、夜眠れなくなってしまったんです。「TOEICとの戦いは前日から始まっている」とか偉そうなことを書いておきながらこの体たらく。その反省をもとに、今日は昼寝はしなかったので、ぐっすり眠れるはずです。
決意表明のコメント、お手数なのに寄せて頂いてありがとうございます。皆さんの幸運をお祈りしています。明日はいつもと違う会場ですし、Morite2さんが受験されないため、解答速報が遅れたり、カバー率が下がる可能性もありますが、ベストを尽くします。
以下明日の予定です。
17時頃 パート1・5速報UP
18:36-21:12 TBR出演
打ち合わせ後、23時帰宅予定
TBR出演後に打ち合わせが入っているので、もしかすると残りのパートの解答速報のUPが当日はできないかもしれません。あらかじめご了承ください。
では、皆さん、明日は、試験を受けられる幸せに感謝して、持てる力をフルに発揮しましょう。
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【お名前】
【今回の目標スコア】 L R T
【過去最高点】
【前回受験日】
【コメント】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【今回の目標スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【前回受験日】 2009年5月
【コメント】 前回はリスニングがだめだったので、今回は気合を入れ直して、体調を整えてとにかく2時間集中して全力投球します。Morite2さんが受験されないので速報も不安はありますが、ベストを尽くします。Good luck!
上記のコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、「×××点取るぞ」という気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得をせこく狙っています。
↓ベストスコアを祈願するTOEIC神社です。祈願の鐘を鳴らしてください。



リスニング(480) 100 85 95 97
リーディング(495) 100 100 100 100 100
ちょwww リスニングの2つ目の項目ヒドスwww
と某巨大掲示板の方々なら書くところですね。いや、アビメの項目が80台になったのは初めてです。これを見ると、リスニングは5-6問間違ったようです。いやあ、執筆しているリーディングじゃなくてよかったです。危うく出版差し止めになるところでした。
で、この項目がひょっとして自分は苦手なのではないかと気になって、過去7回のアビメを見ると、古い順に、
96 95 100 100 100 100 100
あれ、得意やん(笑)
ま、今回は事故だと思って次頑張ります。
さて、今回のアビメでまず気になるのが、パート1の10問目がどうだったのかということですが、結論としては、採点対象外だったと思われます。適切な問題ではない、と判断されたわけです。まあ、まじめに受けたネイティブの意見が割れたわけですから当然といえば当然ですね。フォーム9は99問でスコアが算出されたことになります。
私は今年1月のTOEICで、パート1の10問目以外リスニングを99問正解しました。その時減点されていたのは1つ目の項目です。今回は、アビメの1つめの項目は100ですから、パート1の10問目は減点されていないと思われます。ところが、同じフォームのパート1の10番で別の答えを選んだYutaさんもこの項目は減点されていません(ちなみにリスニング全問正解だそうです。すごい!) 異なった答えを選んだ二人がともに100と判定されているので、これは採点対象外になったと考えるしかないでしょう。
今回のリーディングに関しては、フォーム9で490だったMikiさん(情報ありがとうございます)、480だったYutaさん、Morite2さんのスコア等から、下記の通りだったことが判明しました。
100問正解 → 495
99問正解 → 490
98問正解 → 480
97問正解 → 470
96問正解 → 465
フォーム9のリーディングで満点を取るためには全問正解しなければならなかった、ということですね。こりゃ厳しいなあ。まあ私はそれ以前にリスニングがぼろぼろだったわけですが(笑)
アビメが届いたら、しっかり分析して明後日の試験に臨みましょう。
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さて、TOEIC本番が近付いてきましたね。私は特に対策はしていませんが、執筆活動やブログでの問題作成で十分リーディングの対策はできている気がします。あ、季節柄、小泉八雲の「Kwaidan(怪談)」を読みました。面白かったですね。「耳なし芳一」「むじな」「雪女」等、改めて読んでみると、こんな話だったのかあ、って発見がありました。昔、NHKで、小泉八雲についての「日本の面影」ってドラマがあって、すごく感動したんですよね。また見てみたいなあって思いますが、DVDとか出てるのかなあ。
リスニングについては、まずは体調を万全にして集中しないと、ですね。1・3月とほとんど勘で答えた問題がなかったのに、5月はぼーっとしてだめでした。まあ、昨日は珍しく海外との電話会議で英語を使いましたし大丈夫でしょう。
本の執筆活動は今のところ予定通りに進んでいます。私の担当部分は半分くらい終わった感じですね。実際のTOEICに出題された問題をベースに、よく出るタイプの問題文や選択肢を盛り込みつつ、ちょっとした笑いも解説に盛り込めそうです。あまりこれまでないタイプのリーディング本にできそうで自分でも楽しみです。今週のTOEICで良問があれば、それも盛り込みたいですね。時間的に間に合えばの話ですが。
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スコアに関して、念のためいくつか記しておきます。
コメントを頂いた方で、現時点で満点取得者がいらっしゃいませんが、これは、試験が難しかったからではありません。TOEICは相対スコアなので、試験の難易度で得点が左右されないようになっています。例えば、難易度が高い場合、リーディングで97問正解で満点になることもあれば、難易度が低く、全問正解でないと満点が取れない場合もあります。
また、当然ですが、スコアには誤差があります。体調や集中力で+-50の誤差があるとされていますので、「スコアアップ=英語力UP」にはならないことも冷静に把握しておきましょう。一つの目安として、統計上は、70以上スコアが上がると、約67%の確率で英語力が上がったといえます。詳細は以前の記事をご参照下さい。
スコアに一喜一憂しない冷静さが必要ということですが、まあ人間なのでスコアが上がればうれしいし、下がればがっかりするのは仕方ないですね。ちなみに、ゴルフのタイガー・ウッズ選手は、ラウンド中にミスショットした場合、大きな声で、“Good try.” “Next time.”などと自分に声をかけるそうです。スコアがあまり良くなかった方は、自分にポジティブな言葉をかけるのがよいと思います。
それでは、以下勝手に表彰式を開催いたします。郵送組の方には申し訳ないのですが、試験の結果発表の興奮冷めやらぬうちに表彰式を行いたいのでお許しください。では、表彰式です。パチパチパチ(拍手の音)
自己ベスト大賞:たかさん
545→755と、何と驚異の210点UPです。きっとしっかりと継続的に英語学習されているのでしょう。是非この調子で学習を継続してください。おめでとうございます。
英語力アップ賞(70点以上自己ベストを更新された方)
osaさん(+95)、misaさん(+90)、しげろうさん(+70)
この結果は、日頃の学習の成果だと思います。更に英語力に磨きをかけてください。おめでとうございます。
ベストスコア賞(自己タイ、初受験の方を除く)
SINさん、Nemoさん、ももさん、あーママさん、ted1234567jpさん、タナケーさん、pipy!さん、chetさん、匿太郎さん、hyさん、middleagerさん、kennyさん、つんつるてんさん、トイッ子さん、zimtさん、TAKAさん、としさん、joyjoyさん、hideakiさん、OJiMさん、Oliveさん、mocaさん
半数以上の26名の方が自己ベストを更新されました。高得点者が多いので、自己ベスト更新はなかなか大変な中、素晴らしいですね。皆さん、おめでとうございます!
と書いていたら、13年ぶりにウィンブルドンに出場した伊達選手のプレーが放送されていました。38歳の伊達選手の対戦相手の選手は何と18歳です。しかも、現在世界ランキング9位で、ウィンブルドンの前哨戦で優勝した、まさに今の世界のトップ選手で、今大会の優勝候補の一人です。その選手を相手に惜敗したものの、第一セットを取るとは、本当にすごいです。「年だから」なんて言っていられませんね。伊達選手を見習って英語学習頑張りましょう!
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【お名前】
【スコア】 L R T
【過去最高点】
【今後の目標(あれば)】
【次回受験予定】 年 月
【感想】
記入例
【お名前】 TEX加藤
【スコア】 L480 R495 T975
【過去最高点】 990
【今後の目標(あれば)】 TOEICにこだわらない英語力の向上。
【次回受験予定】 2009年6月
【感想】 いや、再受験を始めて以来の最低点でした。情けない。予想していたとはいえ、リスニングがぼろぼろでしたね。救いはリーディングが満点だったことでしょうか。今週末の試験では集中力を高めることだけを考えて全力を尽くします。
上記のようなコメントを書いた後、良い結果だった方は、喜びの気持ちを込めて、希望に届かない結果だった方は、お払いの意味と次のテストへの飛躍を誓って、「えいっ」と気合を入れながら、下記の人気ブログランキングのバナーをクリックしてください。皆さんのコメントとブログランキングの一挙両得を狙っています(笑)
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どの程度の反響があるかと思って1月から結果報告発表会を始めてみたところ、ありがたいことに前回はなんと50名以上の方からご報告を頂きました。せっかく頂いた結果報告に適当にコメントを返すことはできないので、リンク先のある方はすべてのブログを訪問して内容を見させて頂き、そうでない方は、今回の結果がどうだったのか、1月の結果報告を頂いたか、受験前に何かコメントを頂いたか、などなど、可能な限りの情報を集めた上で、一人一人できるだけ重複しないような形で私なりに気持ちを込めてコメントさせて頂きました。
しかし、これは仮定の話ですが、このままどんどんと人数が増えていくと、物理的に個別にご返事するのが不可能になってしまいます。返事を書いている間に次回のTOEICになってしまうかもしれません(さすがにそんなわけない)。「よかったですね」「おめでとうございます」「次頑張ってください」と機械的に返事をすれば時間はかかりませんが、それではコメントを返す意味がありません。
上記ご了承いただき、たくさんの方に今回も結果のご報告を頂けるとありがたいです。皆さんの結果報告を見るのが私にとっても楽しみなので。あ、前回も行った「勝手に表彰式」は今回も行う予定です。
最後にご報告ですが、10月にTOEICのパート7対策の本を共著にて出版する予定となりました。テクニック的なものではなく、過去問をベースにした本番に近い内容の文章をたくさん読んで、良質の問題をたくさん解いて、1問1分で読んで解く「TOEICリズム」を身につけるための本です。正確かつスピーディーに英文を読み、ロジカルに考えるためのコツをつかむ一助になればと思っています。
TOEIC対策という意味では、通勤電車の中や、試験会場へ向かうちょっとした空き時間に読んで、英語モードに頭を切り替えていただくための一冊になればいいですね。特にうら若き乙女に読んで頂いて、試験会場で「あ、それ私が書きました」っていうセリフから(以下略)
まだあくまで予定で、著者の執筆活動の遅れ等の理由により、出版が延期または中止になる可能性もあります。正式に決まったらまたこのブログでお知らせします。頑張って原稿書かなければ。
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東国原さんの英語に関して言えば、勉強を始めた当時は、「肯定文のBe動詞を頭にすれば疑問文になる」ということすら分からなかったそうですが、5年後には、早稲田の入学試験の面接で英語で堂々と渡り合うことができるようになったそうです。何事も始めるに遅すぎることはない、ってことですよね。まさにアラフォー学習者の鏡です。
では、今日の練習問題です。
TEX Corporation has decided to ------- the number of lectures during the orientation so that the new employees can spend more time on thier group discussion.
(A) reduce
(B) expect
(C) reply
(D) increase
典型的な語彙問題ですね。本番ではいま一つ意味をとらえきれずに間違ってしまった受験者がいたようです。TOEICの問題文って、パート5でもそれ自体で完結して一つのロジックを構成しています。つまり、その問題文だけで解けるようになっているわけです。
この問題でいえば、「新入社員オリエンテーションの間、グループディスカッションに時間を割けるように、一方通行の講義を減らすってことだな」と考えることができれば、比較的容易に正解の(A)reduceを選ぶことができたかと思います。こうやって、考えて解くって大事です。限られた時間の中でいかにしてすばやくロジカルに考えて判断するかというのはビジネスのスキルにも通じる部分だと思います。
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この一年を振り返ると、ブログを通じていろいろな方と知り合えましたし、英語の勉強も継続できています。そう考えると、いろいろと新しいことにチャレンジすることって大切だなあと改めて思いますし、ブログを読んでいただいている皆さんや、他のブロガーの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。これからもよろしくお願いします。私自身も日々向上しなければいけませんね。
では、今月末の試験に向けた練習問題です。
TEX Kato credits his business success to ------- advice he received from his mentor in his first year at the company.
(A) help
(B) helped
(C) helping
(D) helpful
昨年の9月に出題されたパターンの問題です。すんなり解けたでしょうか。まず、credit A to Bで、「AはBのおかげ」「AをBに帰する」を覚えておきたいですね。「attribute A to B」や「ascribe A to B」も合わせて押さえておきましょう。次に、文意を考えると、「TEX加藤は、入社初年度に受けたメンターからの有益なアドバイスのおかげでビジネス界で成功できたとしている」ですね。この文意が分かれば、この問題の正解は(D)helpfulだと正解できたのではないでしょうか。「his business success」は「helpful advice」のおかげだ、という構造ですね。
この文意が見抜けないと、なんとなく不定詞だと勘違いして(A)helpを選んでしまいそうですが、「adviceをhelpする」だと意味が通じません。「mentor」は最近はビジネス界では「メンター」という一般用語になりつつあります。英英辞典で調べると、「A person’s mentor is someone who teaches them and gives them a lot of advice over a period of time.」です。日本語でいうと、「師」がしっくりくるでしょうか。ついこの間も、「身の回りにメンターがいない場合は転職を考えた方がいい」なんて書かれている本を読んで、ぎくっとしたりしました(笑)
ここ一週間、季節はずれの謎の花粉症(イネかカモガヤらしい)に苦しんでいましたが、今日は症状がほとんど出ていません。本番までに体調を万全にしたいものです。
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今日読んだ本に出てきたアップルCEOのスティーブ・ジョブズの言葉です。美しいなあと感動してしまいました。皆さんはどう感じていらっしゃるか分かりませんが、私はTOEICを受験するたびに、特にリーディングパートでは問題文や解答の選択肢に美しさを感じています。ある種アーティスティックなものを感じるんですよね。意味のない無駄な選択肢がないし、配置も工夫されています。問題文から問題への流れがとてもきれいで、問題を作るためにとってつけたような不自然な文章が見られません。
あ、そんなこと感じてる余裕なんてないよ、そんなこと感じてるのあんたぐらいだよって声が聞こえてきた気がするので、マニアックなTOEIC文章論はこの辺でやめておきます。
では、本日の問題でございます。
The healthcare services industry remains one of the brightest spots in an ------- gloomy economy.
(A) unless
(B) else
(C) otherwise
(D) in case
この問題文の意味は、「ヘルスケアサービスは、暗い経済界にあって、依然として明るい産業の一つだ」で、この問題の正解は(C)otherwiseです。この単語はTOEIC頻出ですよね。TOEICでは、副詞のotherwiseの出題パターンには、①「さもなければ」 ②「別のやり方で/違ったふうに」、③「その他の点では」の3つがあります。ちょっと整理しましょう。
① He worked hard; otherwise he would have failed.
② In case of emergency, leave the building as quickly as possible unless otherwise instructed.
①は、「彼は一生懸命勉強したが、さもなければ失敗していただろう」
②は、「非常時には別の指示がない限り、できるだけ早く建物から避難してください」
の意味ですね。しっかりフィーリングをつかんでください。
この問題文を直訳すると、ヘルスケアサービスのような明るい産業が幾つかあって、それ以外の点では経済は暗い、ってことですね。この意味のotherwiseについて英英辞典では、“to emphasize that a particular event or feature mentioned is an exception to the general situation”と説明されています。一般的に経済界は暗いが、例外的に明るい、ってことですね。
昨年の出題時の問題は覚えていませんが、「~otherwise perfect condition」といった形で出題されたかと思います。「その他の点では完璧な状況だけど、例外的に~」という意味です。中古本を販売する際のコメントでよくありますよね。「表紙にわずかに折れあり、他新品同様」のイメージです。
いよいよ後試験まで10日です。調子を万全にして試験に臨みましょう。
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今日帰宅すると、今月末のTOEICの受験票がポストに届いていました。今回は、会場がいつもの府中ではなく東京経済大です。いつもと同じタイミングで申し込んだんですけどね。なんでだろ。まあ、最寄り駅の国分寺には以前住んでいたことがありますし、初めての会場を楽しむことにします。
良く考えたら、もう試験本番まで二週間切っているんですね。来週の今頃には5月の試験の結果も出ていることになります。私自身は、今回はなぜかリスニングがだめだったので、990点取れたかどうかは微妙です。少なくとも4問は間違えましたからね。6月はリスニングの復活が鍵です。惰性で受けないようにしなければ。
そういえば、公式問題集のDSって出るんですね。知りませんでした。8/27発売で、価格は3990円(税込)とのこと。私はDSを持っていないので購入予定はありませんが、公式1・2の問題が抜粋されているようなので、DS持っている方なら購入の価値があるかもしれません。
さて、今日は、昨年6月に出題されたパート7のDPの類義語問題です。家具を何種類か注文した顧客の注文明細と、うち1つの商品の発送遅れについてのお詫びメール(手紙)のDPでした。この問題は、「ご不便をお掛けして申し訳ございません」という定型文からの出題です。
We are sorry for the inconvenience this poses.
(A) affects
(B) stands
(C) happens
(D) presents
この問題の答えは(D)presentsです。解説は重複するので、以前の記事をご覧ください。2つあるエントリーのうちの下の方です。もう一つのエントリーは「花の子ルンルン」についてなのでくれぐれもお間違えのないように(笑)。
なお、TEXコーポレーションのTOEIC研究所の最新の分析によりますと、このDPが今月出題される可能性は競馬で言えば対抗です(本命ではないけど二番手)。つまり、可能性大なのであります。ところが、昨年の今頃は解答速報も行っておらず、あいにく全問はカバーできていません。なので、覚えている範囲で内容ご紹介しますが、あくまで参考程度にとどめ、本番では自力で解いてください。
「キャビネットの特徴は?」という問題が出たと思われます。注文明細の欄を見ると、キャビネットの商品名だか商品説明に、“カスタムメイド”であることが明示されていて、これが正解でした。
「遅れの対応策は?」が問われました。Reparmanが修理している、という説明があったので、これが正解でした。
続いて冒頭のposesの同義語問題があって、ここまではカバーできていますが、後2問は不明です。遅れの理由か遅れている品物が問われた気がしますが、これは定かではありません。
いずれにせよ、このDPで一番難しかったのは同義語問題だったので、他は高得点者の皆さまならきっと解けると思います(いいかげん)。
6月のDPで出題される可能性が非常に高い問題(本命)は、ETS対策として直前に発表することにしましょう。
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さて、都合の悪いことから逃げるように、昨年9月に出題された問題パターンです。
The president of TEX Corporation wants to change the company policy because he ------- that it is rather out of date.
(A) opposes
(B) concerns
(C) suspects
(D) intends
読者には上級者の皆さんが多いので、きっと(A)と(D)はすぐに文意から外せたでしょう。では、(B)か(C)か、どちらが正解でしょうか。正解は(C)suspectsです。
私も本番ではちょっと迷ってしまいました。「TEXコーポレーションの社長は、カンパニーポリシーが時代遅れなので変えたいと思っている」という意味ですよね。「時代遅れだと心配して」でも「時代遅れだとうすうす気付いて」でも意味的には通じそうです。
ちなみに、このsuspectを英英辞典で調べてみると、“have an idea that something is probably true or likely to happen, especially something bad, but without having definite proof.”などと書かれています。この本文では、「時代遅れなんじゃないかという悪いことに、証拠はないけど気付いている」と考えればぴったりでしょう。
ではなぜ、concernsがダメかといいますと、文法的には、concernsはthat節を取りません。私の場合、こうしたケースでは、何度か頭の中で文章を唱えるようにしています。で、concerns thatという語感が変だったので、しっくりきたsuspectsを選びました。
じゃあ、そういう語感以外に何かthat節を取る動詞かどうかを見分ける方法がないのかと思ってネットで調べてみると、代ゼミのカリスマ講師・富田先生は著書の中でこうおっしゃっているそうです。
『目的語にthat節をとる動詞はすべて、思考・発言を示す。「考える」「言う」を訳の基本にすればよい』
つまり、頭の中で考えたり、考えたことを言う、といったニュアンスの単語がthat節を取る、ということになります。そう考えると、suspectはOKですが、concernsは考えているわけではないのでNGですね。
まあ、本番ではこんなこと考えている時間はないかもしれませんが、山勘で答えるよりはずっといいでしょう。もしこの問題が出たら、自信を持ってsuspectsを選んでください。
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さて、昨日途中まで書いた「TOEICの問題点」ですが、結局のところ、「TOEICというテストがどういう内容のテストで、どういうメリットやデメリットがあるのか、という情報が広く共有されていない」という点が最大の問題ではと思います。
「TOEICはアウトプットの力を測定するには適していない」「TOEICに特化した勉強ばかりでは英語力は伸びない」という議論がありますが、少なくともこれまでの私のサラリーマン経験では、一般的にはそのことすら分かっていない人が大半です。「TOEICの点数=英語力」という程度の認識しかないんですね。
なので、人事担当者が、「TOEIC満点ってネイティブですよね」って私に話しかけてきたり、ブログのタイトルに「TOEIC連続満点」を打ち出すことで、「この人すごい」って勘違いした乙女との交流が生まれることを、四十過ぎのただの英語好きのおっさんが画策してしまうわけです。まだ目立った成果が生まれていないのは誤算でしたが。
採用する側がTOEICのことをよく分かっていないのに、TOEICの点数が社内の昇進規定に組み込まれたり、新卒採用の際の基準になっているケースがあるのは悲劇です。また、「彼はTOEIC900点なのに英語が話せないじゃないか」といった、企業の求める英語力とTOEICの点数のミスマッチも当然生じます。
「英語力の高い人のTOEICの点数は高い」は言えても、「TOEICの点数が高い人の英語力は高い」にはならないことをあらかじめ企業側が理解していないからですね。
じゃあ、どうやってその正しい認識を広めるかというと、これは難しいですね。それこそ以前ブログで紹介したミリオンセラー講師の細野真宏さんあたりに、「TOEICの点数が高いと英語力が高いは嘘!」って本でも出してもらうしかないかもしれません。ネームバリューのある著者が書けば、本もそれなりに売れて世間の認識が少しは変わるのではと思います。
私の場合は、ふだんの仕事で英語を使う機会はそれほど多くはないのですが、海外でのビジネスチャンスは大きいので、時折プレゼン資料を英語で読み書きします。その際、TOEICは役立っていますね。特にライティングの際は、以前より質の高い文章が書けるようになった気がします。表現に迷った際、「あ、あのTOEICで出てきた表現が使えるな」って判断の基準になっています。
今のビジネスシーンではとにかくスピードが求められます。すばやく相手の意図をつかみ、資料に目を通し、こちらの要求をスピーディーかつ効果的に伝える、というスキルが必要です。また、ビジネスチャンスを見つけたら、海外でもすぐにメールでコンタクトできます。TOEICに特化した勉強だけではそうしたスキルは身につかないでしょうが、うまくTOEICを活用すればよいのではと思います。
まあ、TOEICを受ける理由は人それぞれですから、自分がよいと思うTOEICとの付き合い方ができていれば、個人レベルではそれはそれでいいのではないでしょうか。ただ、やはり、企業や学校レベルでは、TOEICという試験に対する正しい認識を広める必要はあると感じますね。
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きっと有意義な議論はほかの先生方の間で交わされるでしょうし、TOEICを受けるメリットはこれまでにもブログで再三書いてきたので、今回は、サラリーマンとして感じているTOEICの問題点について書いてみます。
一番大きな問題点として実感しているのが、「TOEIC=英語力」と勘違いしている人が、意外と多いように思われることです。以前いた会社で、「加藤さん、うちの会社に入社希望の新卒で、TOEIC満点っているんですよ。すごいですよね。もうネイティブですよね」って人事の人に真面目な顔で話しかけられたことがあります。国際本部の昇進規定がTOEIC730点だった会社にいたこともあります。TOEIC730点取れないと、どんなに仕事ができても昇進できないわけです。
などと書いていたら、「プロレスの三沢選手死亡」のニュースが飛び込んできました。これはTOEICの問題点とか書いてる場合ではありません。十数年前、仕事関係で一度パーティーの場でお会いしたことがあるのですが、陽気で気さくな方で、人間離れした身体の分厚さに圧倒された思い出があります。三沢さんご自身の試合は生で見たことはないのですが、2代目タイガーマスク時代を含め、TV中継でその芸術的な技の数々に興奮した日々を思い出します。いや、信じられません。まじですか。
本当に、日本一いや世界一美しいプロレスの試合を見せられる選手だったと思います。総合格闘技の影響もあってプロレス人気に陰りが出ている中、唯一独自の路線を突き進んでいる姿は本当に格好良かったです。銭の取れる数少ない真のプロレスラーで、唯一無二の存在でした。
いや、ただただショックです。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。ショープロレスの時代の終焉にならないことを祈るのみです。
途中から英語に関係ない記事になってすみません。何せ昭和プロレス世代なもので。

(修正前)
A prospective employer will not want to employ someone who has not taken the time to research the company in question, or who appears unsure of -------.
(修正後)
A prospective employer will not want to employ applicants who have not taken the time to research the company in question, or who appear unsure of -------.
修正前も正解をthemselvesとしていたのですが、修正前の文章では、someoneを受けて、動詞も単数で、最後の部分だけがthemselvesと複数形になっていました。
そうしたところ、積読亭さんから、「単数(の再帰代名詞)で受けるのでは?」とのご指摘を頂きました。結論から言いますと、修正前の問題では、TOEIC的には先行詞を複数(applicants等)にするか、someoneを生かすのであれば、受ける再帰代名詞を単数(himself or herself)にしなければいけません(ただし、性差別の観点から、どちらかをsomeoneを受ける再帰代名詞としては使用しない)。someoneやsomebodyは単数で受けなければ誤答です。積読亭さん、ご指摘ありがとうございました。
この点に関し、隠しコメントさんからは次のメッセージを頂きました。
「この場合、れっきとした文法書にも単数 someone を them で受けることは可能としており~」
ちなみに、「FOREST」では次のように書かれています。
someone, somebodyを代名詞で受ける場合、以前はheを用いていたが、言語上の性差別をなくすためにhe or sheという形を用いるようになった。現在ではtheyを使うことも多い。
また、ネイティブにも意見を聞いてみたところ、以下の通りでした。
Singular is correct, however, "themselves" has become an accepted alternative. So, either will do. Personally, I would leave it as "themselves." It removes any sort of gender bias.
つまり、実用レベルでは、someoneをthemselvesで受けても問題ないということでしょう。出題文自体が元々米国のサイトのコピペですしね(笑) 私も全然違和感がありませんでした。以前、英語のライティングの本で、性差別に気を使うあまり、he/she, himself/herselfを至る所に使ってある文章が修正すべき見本として取り上げられているのを見た記憶があるのですが、文章を工夫してそうした表現を使わないようにするか、theyやthemselvesで受けた方が見た目もいいですよね。
ただし、冒頭でもコメントしましたが、TOEIC的には×です。私のチェック不足でした。予想問題としては不適切でしたね。申し訳ありません。問題文は修正させていただきました。積読亭さん、隠しコメントさんメッセージありがとうございました。
いやしかし、勉強になりますね。ちょっと思ったのが、実用英語とTOEICの英語のすみわけを、時には臨機応変に柔軟にしなければ、ということです。文法にとらわれすぎるあまり、英語を話したり書いたりすることに及び腰にならないようにしないといけませんね。今回のTBRのテーマと通じるところがありそうです。
まだまだ英語道修行中のサラリーマンなので、今後とも読者の皆様からのご指導よろしくお願いします。
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A prospective employer will not want to employ applicants who have not taken the time to research the company in question, or who appear unsure of -------.
(A) them
(B) their
(C) theirs
(D) themselves
就職対策のHPの文章からの抜粋です。「将来の雇用主は、検討中の企業のことを調べようとしなかったり、自分に自信がないように見える人を雇おうとはしないでしょう」というのが文意です。”prospective”という単語は、potentialの意味で、prospective customer(見込み客)といった単語でも出題されるので覚えておきましょう。”in question”は、in dispute(問題の)という意味でも使われますが、ここではunder considerationの意味ですね。海外の人から見ると、自分が受ける会社のことをろくに調べもせず、とにかくたくさんの会社を受けまくる日本の学生が不思議に見えると聞いたことがあります。
前置きが長くなりましたが、この問題の答えは(D)themselvesです。英英辞典で調べると、If you are unsure of yourself, you are lacking in confidence.と書かれています。自分に自信がないってことですね。ちょっとひねったパターンの出題ですが、英辞郎でしっかり用例を覚えてしまいましょう。
今週の日曜日、TBRの特番があります。私は出演しませんが、神崎さん、ヒロ前田さん他のすごいメンバーが、TOEICの可能性について話されるとのことなので、これは要チェックです。
TOEIC その可能性の中心
Sunday, 14th, 2:00pm – 5:00pm
Topic: TOEIC
Special guests:
Hiro Maeda (TOEIC対策 疑問ひたすら100連発)
Hiro Ohashi (ヨコハマ英会話)
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TOEICについての皆さんの思うところを掲示板にコメントとして寄せられてはいかがでしょうか。え、そういうあんたはどうなのって? うーん。あまり気の利いたことが思いつかないので、偽名で書き込もうかな(弱気)。
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Japan will try to cut greenhouse gas emissions (1)------- 15% from 2005 levels as its midterm target for 2020, Prime Minister Taro Aso announced Wednesday, claiming the goal is bolder than those put forward by Europe and the U.S.
The government had (2)------- aimed for a 14% cut, but Aso added a percentage point after Environment Minister Tetsuo Saito pushed for a more aggressive target.
(3)------- Saito urged Aso to aim for a 21% to 30% cut from 2005 levels, Minister of Economy, Trade and Industry Toshihiro Nikai argued that the government should set the target with caution, taking into consideration the financial burden on the nation.
(1)
(A) to
(B) in
(C) for
(D) by
(2)
(A) original
(B) originally
(C) origin
(D) originated
(3)
(A) While
(B) However
(C) Nevertheless
(D) In spite of
「麻生総理は、温室効果ガスの2020年までの中期削減目標として、2005年比で15%削減すると水曜日に発表した」が文意ですから、(1)の正解は、(D)byですね。「2%増」なら、increase by 2%です。これ以外に、sales have exceeded (expectations) by 2%(売上は予想を2%超えた)と、expectationsを問うパターンで出題されたこともある要注意表現です。押さえておきましょう。
(2)は品詞を問う問題で、正解は(B)のoriginallyです。「元々は14%削減を目標にしていた」という意味で、動詞のaimedを修飾する副詞が入ります。
(3)は、文の流れを見ると、「斉藤環境相は2015年比で21-30%削減するよう総理に迫ったが、二階経産相は、国の経済的負担を考えて慎重に目標を設定すべきだと主張した」って意味ですよね。ということで、ここに入るのは文意に合う(A)whileだと分かります。「Aは~したが、一方Bは~した」って意味ですね。「with caution」のcautionの用法も出たことがあるので注意してください。
こうして見ても、英字新聞はTOEIC頻出表現の宝庫ですね。知識も身に着きますし、興味の持てる記事を継続的に読むと力が付きますね。
あ、書くのを忘れましたが、(1)・(3)は昨年9月に出題されました。覚えておいてください。
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さて、私が、今回のTOEICでちょっと驚いたのが、パート5の問題で、1月の試験と同じ答えが2問あったことです。具体的には、detailedとextensiveです。新TOEIC移行直後には、こうした短期間でリサイクルされるケースがあったようで、ネット上でも、「先々月出た」等の書き込みが見られたのですが、最近は少なかったのではないでしょうか。某サラリーマンのブログ対策でしょうかね(そんなわけない)。
とはいえ、正直本番中はこのリサイクルには全然気づきませんでした。自宅にあるTEXファイルをUPDATEしていて、「あ、1月に出てたのか」って分かったんです。問題まで同じだったかどうかは不明ですが。ETSが過去問リサイクルの幅を広げる作戦に出てきたのでしょうか。このことで気付いたのですが、パート5の問題って、よほど印象に残る問題でないと、意外と覚えていませんね。たった2回前に出たばかりで、解答速報まで書いていても覚えていないんですから。
しかし、こうやってリサイクル問題の対象範囲を散らされてしまうと、予想問題が的中しなくなってしまいますね。さすがにそこまで範囲を広げてブログで紹介することはできませんから。でもまあ、過去問をランダムに出題すれば、1年前の過去問をちょこっと試験前にチェックした受験者に有利にはならないでしょうから、これはこれでよい傾向でしょう。
とはいいつつ、相変わらずパート7のDPは同じパターンでリサイクルが続いています。このパターンが6月も続くと、また10/20がリサイクルになりますし、このおっさんの素人研究でも、フォーム違いを考慮に入れても、相当の高確率で5/10は的中させることができてしまいます。ちなみに、最新の研究(笑)では、冷蔵庫はたぶん今年は出ません。まあ、今回のパート5のように意表をついて最近の問題からリサイクル、という可能性もなくはないでしょうが、パート7の場合はさすがに覚えているでしょうからね。いつものパターンのリサイクルになるかもしれません。せめてパターンぐらいは変えてほしいですよね。
パート7の問題を作るのは、キャパの都合上難しい可能性があるので、その場合は、試験前に、ざっと出そうな問題のあらましをご紹介します。どうしても時間が本番で足りなくて、その予想問題が出たら、最終手段としてご活用いただければと思います。日本語で説明するのはどうかと思うので、本当は英語で問題を作ることができればいいんですけどね。あまり期待しないでください。
最後に、5月TOEICのパート5に出題された問題の復習です。てんちゃさんから情報を頂きました。ありがとうございます!
The manual is provided for small company owners who are trying to expand their business into more (profitable) market.
語彙問題でしたね。「このマニュアルは、より収益性の高い市場へ事業を拡大しようとしているスモールカンパニーのオーナー向けです」っていう文意を把握して、適切な形容詞profitableを選ばせる問題でした。しっかり覚えておきましょう。
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This letter ------- a guarantee and certification that all TEX Corporation products are compliant with the Restriction of Hazardous Substances (RoHS) regulations.
(A) makes of
(B) reaches to
(C) serves as
(D) comes out
この問題も、それまであまり出たことのないパターンだったと思います。初中級者の中にはどれだか分からなかった方もいらっしゃるのではないでしょうか。正解は、(C)serve asです。他の三つは実際の選択肢に近いと思いますが、どれもまったく意味をなしません。どれも見たことないから勘だ、と自暴自棄にならないで、しっかり文意をとらえれば正解できる問題です。
「この手紙は、TEXコーポレーションの製品がRoHS(危険物質使用制限規定)を遵守していることを保証および証明するものである」という意味ですね。「guarantee and certificationとしての役割を果たす」というのが文字通りの意味です。正式な許可証が出るまでの一時的な証明書として、責任者のサインの入った手紙が使用されることってありますよね。そうした場合に使われる定型表現です。Compliant withもTOEIC頻出ですから覚えておきましょう。こういう問題はぱっと解けるようにしたいですね。
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さて、
「夢をかなえる勉強法(ポケットブック版)」(伊藤真著 サンマーク出版)
「数学嫌いでも数学的思考力が飛躍的に身に付く本!」(細野真宏著 小学館)
の2冊の本を読みました。
伊藤さんは司法試験界の「カリスマ塾長」、細野さんは、「経済のニュースがよくわかる本(日本経済編)」が経済本として日本初のミリオンセラーとなった「カリスマ講師」と、ジャンルは違いますが、勉強法に関しては日本でも屈指の実績とノウハウを持っています。
この二冊の本の中では、それぞれが、ご自身の勉強体験や指導経験に基づく効果的な勉強法についての持論を展開されていて、とても興味深く拝読したのですが、中でも驚いたのが、お二人とも同じことを勉強法として「最も大切なこと」として挙げている点です。
「それが何かと尋ねたら~」って歌のフレーズが急に浮かびましたが、あれは何の歌だったでしょうか、ってそんなことはどうでもよくて(汗)、この二人が勉強の際に大切だとしているのは、「全体像を把握する」ということです。
細野さんの著書の一部を抜粋します。
例えば、「数学ができない人」から「数学ができる人」に変わるためにも“全体像の把握”ができるのかどうかが重要な分かれ目になるのです。
具体的には、“全体像の把握”ができると、問題を見た時に「あ、これは実質的にあの問題と同じだな」というように、問題の本質が簡単に見抜けるので、飛躍的に問題が解けるようになるのです。
伊藤さんは、自分の塾での指導法についてこう述べています。
基本は簡単だ。まず全体から考えることを徹底して教えている。
どういうことか?
全体像をつねに意識するのである。
考えてもみてほしい。木ばかり見て、森を見ないから、道に迷うのだ。目的地にたどりつきたければ、木を見ながら、森全体を見ておかなければならない。
徹底的に「全体像を意識すること」によって、道に迷わなくなるのだ。
英語学習やTOEICでも同じことが言えるのではないかなあと思います。全体像が見えると、たとえばTOEICで初めて出題された表現(今回だとso ~as toとか、rather thanとか)が出ても、あ、これだな、と、特に問題なく解けると思います。この手の問題が多数出たり、極端な話、本番でいきなり問題形式が変わっても大きくスコアは下がらないでしょう。
じゃあ、どうやって全体像を把握するのかというと、細野さんは、“分かったつもり”にならないで、“素朴な疑問”を持ちつつ、仮説と検証を繰り返すこと、を挙げています。英語でも同じですよね。TOEICの問題集を解いて “分かったつもり”でいたのに、本番で間違ってしまうのは、分かっていなかった、ってことです。“分かったつもり”のレベルは人それぞれなので、一つの目安として、「セルフレクチャー」、つまり、自分で自分に説明できるかどうかが伊藤さんの本の中で挙げられています。
「これはなんでこうなんだろう?」「こうだからじゃないか?」「やっぱりそうだ」といった思考パターンをひたすら繰り返すことで、全体像を把握するのに必要なベースができるわけです。伊藤さんは、「脳を錯覚させるまで、繰り返し反復する」と書かれています。さすがにそこまでやるのは難しいでしょうけど、それぐらい基礎の反復が大事ってことですね。
ご興味のある方は、特に伊藤さんの本は薄くて一気読みできるのでおすすめです。英語学習に壁を感じている方なら得るところがあると思います。
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As a new company benefit, we are going to start paying the tuition costs for our employees who want to take night classes at ABC University after September 10. (1)------- is interested in signing up for a class should call the accounting office. They will send you the forms to fill out. You will have a week to (2)------- classes and the forms must be completed and submitted by June 8. (3)------- you have any questions, please contact the personnel department by sending an e-mail to texhuman@tex.co.jp. Your active participation would be encouraged.
(1)
(A) Anyone
(B) Everyone
(C) Whomever
(D) Whoever
(2)
(A) choose
(B) have chosen
(C) be chosen
(D) choosing
(3)
(A) Would
(B) Shall
(C) Should
(D) Will
すんなり解けたでしょうか。(1)は自作で、(2)・(3)は昨年問われたものと同じパターンの問題です。(1)は(D)のWhoeverが正解です。「クラスに登録したい皆さんはアカウンティングオフィスに電話してください」って意味で、Anyone whoに置き換えられますね。(2)の答えは(A)のchooseです。これは素直に考えれば解けますね。「クラスを選ぶのに1週間、時間があります」ってことです。(3)の答えは、(C)のShouldです。If you should have~の仮定法のifが省略されて倒置が起こる受験の定番のShouldの用法ですね。覚えておきましょう。
何か早くも予想問題が底をついた気がするので、明日からは雑談になると思います。
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さて、今日は、昨年7月のパート6で出題された問題を簡略化した問題です。出題される可能性はわずかながらありますので、解いてみてください。
This is a reminder of our system (1)------- procedure. When the transition (2)------- on July 1, all company employees will be (3)------- to access the current system. The procedure is planned to be done by July 2, so please do not log on to your PC for those two days.
(1)
(A) conservation
(B) consumption
(C) conversation
(D) conversion
(2)
(A) began
(B) beginning
(C) begins
(D) will begin
(3)
(A) unable
(B) subject
(C) expected
(D) obliged
いかがだったでしょうか。全体の文意をとらえれば比較的容易に解けると思いますが、実際の問題はもう少し長いので、いかにして必要な情報を素早く読み取るかがカギになりますね。
全体の文意は、「新しいシステムへの移行作業が7/1に始まります。7/1には今のシステムにはアクセス不能になります。7/2までに作業は終わりますが、7/1-2の二日間はPCにログインしないでください」ってことですね。そう考えると、(1)は(D)のconversion、(2)は(C)のbegins、(3)は(A)のunableが正解になると分かります。
パート6は、全体のストーリーの流れをとらえることができると正解できる問題が多いと思います。流れに合った接続詞や語彙を入れ込んで、パズルを完成させるイメージですね。
私の場合は、こうして、パート5や6を解く際は、パズルを解く感覚で解いています。そう考えると、TOEICの対策問題集ではあまり取り上げられていない語句整序問題を解くのは有効なTOEIC対策になるのではと思います。旧TOEICの間違い探しも、英語の構造を理解する意味ではよかったのではないでしょうか。そんなことはあり得ませんが、パート5の空所補充が、急に本番のTOEICで語句整序や間違い探しになっても、余裕を持って対応できる柔軟な英語力を身につけたいですね。
今後、1日1問シリーズは、不定期にお届けすることにします。毎日続けるキャパがないので、ご容赦を。
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ソニーといえば今や世界を代表する国際企業ですが、その先鞭をつけたのは間違いなく盛田さんです。盛田さんは、伝統ある造り酒屋の長男として生まれ、留学経験はおろか、初めて渡米されたのは30歳を超えてからです。それが、「ソニーをグローバルな企業にする」の使命に燃えて、自らの足で自社の商品を世界中で売り歩き、ジャパニーズイングリッシュを駆使して世界と渡り合い、「東京通信工業」を「世界のソニー」にするまでのストーリーは圧巻の一言です。
英語という視点でみても、「ケネディ議員から電話です」「サッチャーさんに連絡してみるか」って、ビッグネームが普通に出てくるのにびっくりしてしまいます。海外のバイヤーや要人を相手にしても、まったく臆するところがなく、自説を英語で主張して、尊敬を集めてビジネスに結び付けてしまうのですから、まさに我々英語学習者のロールモデルの一人であることは間違いありません。こんな日本人めったにいませんよね。
ソニーと言えば、「英語でタンカの切れる日本人募集」という広告が有名ですが、それを身をもって証明してくれた盛田さんの生き方を見ていると、「日本人英語でいいんだ。それより話の中身を磨かないと」って本当に元気が出てきます。
最後に、盛田さんが、自社で開発したトランジスタラジオを持って米国を営業で行脚した際の有名なエピソードをご紹介します。ブロークンイングリッシュで米国の販売代理店を求めて盛田さんは全米行脚をしますが、無名だったソニーの商品は当然見向きもされず、苦戦します。そんなある日、その商品のよさを認めてくれた時計メーカーのブローバという会社から、10万個もの注文をオファーされます。以下その部分の抜粋です。
そんなに大量に買ってくれるのか? 盛田はその数字が信じられなかった。しかしその次に続く言葉のほうがもっと驚きだった。
「ただし、ブランドは当社のものをつけてもらいます」
つまり、ブローバ社は、商品はいいけどOEMでないと注文は出せない、と言ってきたわけです。資金繰りに困っていたソニーとしては、喉から手が出るほど欲しい注文ですが、ブローバのブランドで販売したのでは世界のソニーを目指すためのこれまでの努力が無駄になってしまいます。困った盛田さんはホテルに帰り、本社に電報を打つと、すぐに返信がきます。
「断るのはもったいなし、注文を受けよ」
盛田さんは悩みぬいた揚句、この申し出を断ることに決めます。すべてはソニーを世界のブランドにするためです。その結論を伝えると、先方の若いマネージャーは、信じられないといった表情でこう言います。
'Our company is a famous brand name that has taken over fifty years to establish. Nobody has ever heard of your brand name.'
ここで盛田さんは今では伝説となっている言葉で切り返します。
Morita replied, 'Fifty years ago your brand name must have been just as unknown as our name is today. I am now taking the first step for the next fifty years of my company. Fifty years from now I promise you that our name will be just as famous as your company name is today.'
いや、格好良すぎ、ですね。50年後、この2社のブランド名がどうなったかは言うまでもありません。ちなみに、このときの決断を、盛田さんは、It was the best decision I ever made. だったと後に述べられています。
私も英語を使ってどんどん海外にビジネスのオファーをしなければ、と思わされる一冊でした。世界中で大ヒットする商品をいつか生み出してみたいものです。
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