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ある英国の動画
皆さんは、「Britain’s Got Talent」という英国のTV番組をご存知でしょうか。

Wikipediaの説明を抜粋すると以下のとおりです。

Britain's Got Talent is a British television show. It is a search for Britain's next best talent act featuring singers, dancers, comedians, variety acts, and other talents of all ages. Anyone who believed they have talent was encouraged to audition. The winner of both series received £100,000 and are given the opportunity to perform at the Royal Variety Performance in front of members of the Royal Family.

つまり、歌手でもダンサーでもコメディアンでも、「自分には才能がある」と思っている人なら誰でも参加できるオーディション番組ですね。優勝者は賞金以外に、ロイヤルファミリーの前でパフォーマンスするという栄誉が得られます。2007年から毎年放送されていて、今年は第3回です。

この番組が一躍日本でも有名になったのは、ご存知の方もいらっしゃるでしょうが、第1回の2007年に、ポール・ポッツという見た目はさえない携帯電話販売員が出場し、一夜にしてスターになったこのパフォーマンスです。その後の彼のサクセスストーリーに興味のある方はネットで検索してみてください。

この番組のことはすっかり忘れていたのですが、QPさんの記事で、スーザン・ボイルという新たなスターが誕生したことを知りました。彼女のパフォーマンスについてはこちらをご覧ください。このyoutubeの動画再生回数やコメント件数、すごいですね。北極南極以外の全世界からコメントが寄せられているようです。ありきたりな表現ですが、これこそまさにシンデレラストーリーですね。※日本語字幕付きの動画はこちら

正直私も審査員と彼女との会話や、歌詞が全部は分からないのですが(特に歌詞は全然)、絶妙なカメラワークとドラマチックな演出、何より彼女の個性と歌声にすっかり感動してしまいました。実は、歌詞と彼女の人生が見事にリンクしていて、それが一層の感動を呼んだことが、こちらのブログを読むと分かります。

彼女の人生や、歌詞の意味を理解してから再度先ほどの動画を見ると、より一層の感動が得られますね。こういう動画を見て、日本語に頼らずに理解して感動できるレベルになりたいものです。そのためにも日々英語学習を継続しなければ。

この動画を見て、私がふと思い出したのが中学校の時のある音楽の先生です。当時担当だった先生が産休に入られて、代わりの先生が来たのですが、2-3人続けてあっという間に辞めてしまったんですね。クラスが荒れ気味で誰も先生の言うことを聞かず、歌も歌わないし、授業が崩壊していました。クラスメートも、「次の先生はどれくらい持つかなあ」なんて楽しみにしている状態でした。

で、そんなクラスにやってきたのが、小太りで髪の毛はぼさぼさ、前歯が抜けていて、着なれないスーツのシャツがパンツの上から出ている、どう見ても「太った金田一耕助」(笑)のY先生です。当然クラスの反応も、「なんだか変な先生が来たなあ」と馬鹿にしたものでしたね。

Y先生は、教壇の上からじっと皆を見渡すと、いきなり一言、「じゃ、教科書の○○ページ、歌います」と言うと、教室の片隅に置かれたピアノに座りました。皆、「この先生はいったい何をするんだ」という感じでしたね。虚を突かれたというか、何の話もしないでいきなりだったので。

で、先生が弾き語りで歌ったのは、ロシア民謡の「花の季節」という歌だったのですが、

「暗い夜道をただ~ 馬車は過ぎてゆく~」

と先生が歌った瞬間、もうクラス中がさっきの動画の観客状態に(笑) あまりの歌声の素晴らしさに皆度肝を抜かれてしまったんですね。歌い終わった瞬間、自然とクラス全員が拍手していました。あんなに感動した授業はほとんど記憶にありません。

Y先生はポールポッツと同じくオペラの修行をされていて、生活が厳しく、短期で学校に教えに来られていたようです。1年ほどして、元のオペラの世界に戻ることとなり、残念なことに学校を去られました。ですが、あれから30年たっても覚えているのですから、それほどのインパクトがあったということですね。

英語に関して言えば、私は、発音よりも何を話すかが重要だと思っていますが、学校で教えるとなった場合、最初の授業で素晴らしい発音で教科書を読んだら、生徒の尊敬が得られるかもしれませんね。教える立場ならそれも必要な要素の一つなのかもしれません。まあもちろん、それよりも人間性や総合的な英語のスキルの方が重要であることは間違いありませんが。


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