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緑本シリーズ最新刊
以前のエントリーでもご紹介しましたが、中村澄子さんの「緑本」シリーズ最新刊、「1日1分レッスン! 新TOEIC Test千本ノック!2」(祥伝社黄金文庫).から、3月のTOEICではパート5で7~8問が出題されました。このパートの約2割ですからすごいですよね。

恐らくですが、中村さんご自身がTOEICを毎回受験され、過去問を反映されているのでしょう。リサイクルが今のペースで続く限り、少なくとも年内のTOEICでは、毎回この問題集から出題される傾向は続くと思われます。解説は少なめですが、それは他の参考書で補えばいい話ですし、この本は「TOEICっぽい」問題に慣れるには最適な一冊だと思います。安価ですし、持ち運びに便利な文庫という点もポイントが高いです。

この本の中で、細かいことかもしれませんが、1点ちょっと気になった問題があります。「建物 is ------- of 材料. 」という設問で、答えとしてcomposedを選ばせるものです。この例題では正解はcomposedで問題ありませんが、この問題は、昨年10月のTOEICで出題された問題を意識して作られたものだと思われ、その問題ではcomposedは不正解だったんです。

実際の試験では、composedの他にconstructedが選択肢に存在し、どちらも文意には合っている感じで、どちらを正解として選ぶのかが非常に悩ましい問題でした。試験後にも話題なりましたね。ちなみに、中村さんの本の中には選択肢としてconstructedは入っておらず、他の三つは明らかに不正解になっています。

試験時に、私は、constructedは前置詞としてofではなくwithを取るのではないかという感覚と、composed ofがよく使われる表現なのでcomposedを選んだのですが、それは誤答で、正解はconstructedでした。10月のTOEICでは私のリーディングセクションのraw scoreが99/100で、1問語彙問題を間違えたことになっていたので、それがこの問題だったことはまず間違いありません。

実際の問題文は、はっきりとは覚えていないのですが、

Tanton Museum is one of the most popular tourist destinations, which was primarily ------- of marble and limestone.

といった形だったかと思います。一見composedでもconstructedでもどっちでも良さそうに見えますが、問題は時制です。which以下が過去形なので、現在とは無関係の過去の事実を表すことになります。つまり、composedが正解だった場合、昔は大理石や石灰岩でできていたが、今はそうではない、ということになりますが、そうした情報はこの問題文にはありません。constructedなら、大理石と石灰岩で建築された、という過去の事実を表すので、問題ないですね。ということで、composedが100%間違いと言い切れない部分もあるのですが、より適切なconstructedを正解として選ばせるという相当な難問でした。念のためググってみると、constructed of というのは割とポピュラーな表現のようです。

この問題は試験時にMorite2さんのブログでも取り上げられていて、そこでは時制が現在形で紹介されていますが、たとえ現在形でも、ネイティブチェックで、composedよりconstructedの方がニュアンス的に適切だとされています。通常、TOEICでは、正解以外の選択肢は明らかに間違いなのですが、この問題は、より適切な単語を選ばせるという珍しい問題だったと思います。

10月に出た問題が5月にリサイクルされる可能性は極めて低く、この問題は高得点者の多くが間違えたと思われるため、リサイクル用の良問とされるかは微妙でしょうが、万が一、リサイクルで9月か10月辺りのTOEICで出現した際、この問題集を解いて、本番でcomposedを選んで間違ってしまうとまずいので、紹介させていただきました。

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