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TOEICを活かそう!
この季節はずれの寒さの中、会社の花見に参加し、身体がすっかり冷え切ってしまったサラリーマンTEX加藤です。私はそそくさと帰ってきたのですが、参加者の多くはカラオケに繰り出したようです。これぞ、ザ・日本の会社、って感じですよね。

昨日の、ある問題集のDPについての記事で、「make toastsだとパンを焼くの意味で不正解」と書きましたが、正しくは、「make toast」でした。不可算名詞でtoastが使われると日本語のトーストになるそうです。breadと同じですね。知りませんでした(汗) 新東京都民さんのご指摘でミスが発覚しました。ご指摘ありがとうございました。読者の皆さん、間違わないようにしてくださいね(と自分を棚に上げる植木等ばりの無責任男)。

さて、今日TOEIC SWテストの結果が判明して、改めて感じたのは、TOEICは基本の積み重ね、ということです。スピーキングは満点ではなかったので、都合よくライティングのみで話をすると、はっきりと覚えているわけではありませんが、ほとんど中学校レベルで学ぶ単語しか使わなかったと思います。

例えば、以前の記事との重複になりますが、写真に添えられている2つの単語を使って写真を描写する問題での私の解答は以下のとおりです。

①書類が積まれた机をのぞき込んでいる男性と女性の写真。look for / document
They are looking for a document.

②湖畔のテーブルに座ってたたずんでいる女の子の写真。 near / lake
A girl is sitting at a table near a lake.

③幾つかの袋入りの食材がテーブルの上に置かれていて、そばに男性が立っている food / bag
There are some food bags on a table.

④部屋の中に4-5人の人が立って何かを見つめている。そばには彼らに向かって何かを説明している男性が一人。listen / while
Some people are standing and watching something in a room while they are listening to a man.

⑤田舎道で、自転車を止めて休憩しているオバサンの写真。stop / because
A woman has stopped her bicycle because she is tired.

「これなら誰だって書けるよ」って思われるような簡単な英語ですよね。でもそれで十分です。無理に難しい構文や単語を使うのではなく、できるだけ簡単に書く工夫をして、simple & plainな英語で書くことを心がけました。

この写真描写以外には、メールの応答や、エッセイライティングがありましたが、それぞれシンプルな英文を積み重ね、ロジカルに構成し、必要であればand/but/although/however等の言葉を加えて全体の流れをスムーズにする、といった作業をしたのみです。それでも満点が取れるということですね。

普段のTOEIC学習の際、たとえばパート1を何となく解くのではなく、その描写表現を自分のものにしておけば、SWテストでもそのまま使えますし、日常会話やライティングでも幅が広がるでしょう。パート6や7のメール文も同じです。自分が実際にメールを書いている感覚で自分の中に取り込んでおけば、試験を超え、それは生きた表現になります。今回のライティングの試験では、本当に普段のTOEICの勉強が役に立ちました。接続詞が効果的に使えるようになりましたし、文法的な間違いも以前より減ったと思います。

TOEIC学習を通じて、L/R/S/Wの4つの力すべてが有機的に結びつき、伸びるのが理想ですよね。まあ、私の場合、その結びつきが弱かった分、スピーキングで失点してしまったわけですが。スコアアップのためだけに勉強するのではなくて、生きた英語を身につけるための場としてとらえれば、TOEICはとても役に立つと改めて今回のSWテストを通じて感じました。SWテストは、TOEIC学習の成果がどの程度自分の実になっているかを知る意味でも受けてよかったと思います。受験料が高額なのでそうそうは受験できないでしょうが、皆さんも物は試しに受けてみるのがよいかもしれません。


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TOEIC SWテスト結果
3月8日に受験したTOEIC SPEAKING & WRITING TESTの結果が先ほどネット上で発表されました。

結果は、

スピーキング 180/200
ライティング 200/200

でした。初受験にしてはまずまずでしょうか。よく分かりません(笑) まあ、ともあれ、虚偽報告が必要なスコアではなかったのでちょっとほっとしました。

ライティングは、受験記にも、「もしかしたら満点かも」と書いた通り手ごたえがありました。文法のケアレスミスを無くせば、シンプルな英語で書いても満点が取れますね。スピーキングはよく分かりませんが、写真描写問題とスケジュール表の問題で減点されたと思います。特にスケジュール表の問題は、表に掲載されていないディナーの時間と場所について尋ねられるというちょっと意地悪な問題でしたが、まあそれも含めてスピーキング力が足りないということでしょう。もうちょっと減点されるかと思いましたが、こちらもライティング同様、簡単な英語でもある程度の点数は取れることが分かりました。

再受験して両方満点をとりたい気も少ししますが、正直受験料も高いし、今ひとつ再受験のモチベーションが上がらないので、また気が向いたら折を見て受験しようと思います。ただ、何でもやってみることが大事なので、そういう意味では受けてよかったです。TOEICにちょっと飽きた方は、モチベーションUPのために受験されるといいかもしれません。新鮮な気持ちで受けられますし、試験自体は面白いので。


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There is a broken pair of glasses on the bed.
朝起きて、そういえばシーツをそろそろ替えないとな、と思って入れ替え作業をしていたら、「ボキッ」と足元から嫌な音が。音がした辺りの布団をめくると、眼鏡が真っ二つに折れていました(涙) 眼鏡をかけて作業すればよかったのに、寝ぼけていたのか、布団の脇に眼鏡を置いたまま作業をしたのが裏目に出たようです。とはいえ、悔やんでいても仕方ないので、パート1風のタイトルにしてネタにしてみました。写真撮っておけばよかったですね。

まあ、眼鏡を作ったのが4年前で、ちょっと度が進みつつあったし、レンズにも細かい傷が目立ってきたので、これもいい機会だと、驚異のポジティブシンキングで、さっそく行きつけの眼鏡屋さんに行って新しい眼鏡をオーダーしてきました。プラスチックフレームから、今度は知的な(笑)メタルフレームに変更し、気分一新です。とはいえ、眼鏡ぐらいはオサレにしようと思ったので、○万円の出費です。先日は歯医者で重症の虫歯が発覚し、保険対象外の治療に○万円かかると言われたし、しがないサラリーマンとってにはダブルパンチです。

とそんな財政難はさておいて、給料日以降、あれやこれやと20冊くらい本を買い込んで読み始めました。うち4冊はマンガですけど。今日は、「アメリカ人の半分はニューヨークの場所を知らない」と「オバマ・ショック」を読みました。現代の米国が抱える問題の一端を知ることができて、米国も大変なことになっているんだなあと思っていたら、カリフォルニア州では2万6千人の教員が解雇とのニュースが報道されています。「アメリカ人の半分は~」は読み物としても面白いので、米国の今に興味のある方は店頭で手にとって読んでみてください。「ほんまかいな」と驚き笑ってしまうニュースもありつつ、病んだ米国の根深い問題には考えさせられてしまいます。果たしてオバマさんはボロボロの米国を建て直すことができるのでしょうか。

と珍しくまじめなことを考えつつ、書店でTOEIC本コーナーへ足を運び、平積みされていたあるリーディング対策本を手にとって読んでみました。増刷されているので売れているのかもしれません。で、試しにダブルパッセージの模擬試験を1題立ち読みで解いてみたのですが・・・

私が解いた問題は、結婚式のスケジュール表と、そのスケジュールについての確認メールのDPです。まず、TOEICで個人の結婚式のDPって題材としてありえるのかなあと疑問が頭をよぎります。まったくビジネスとは無関係ですからね。メールの差出人が結婚式場のホテルの人とかならまだ分かるのですが、花嫁のお兄さんでした。完全な身内ネタやん! でもまあ、それはまだいいとして、5問中1問も両文参照型の問題がないんです。これじゃあDPの意味がありません。単にSPを2個縦に並べただけです。本番なら必ず1問は両方のパッセージを読まないと解けない問題があります。

設問自体も、「XXさんは何をするか」って書かれていて、「乾杯をする」って本文に書かれていたので、「Make toast」を選んだら不正解で、「toastは不可算名詞で使われているので、この場合はパンを焼くの意味です」的な解説が。こういう引っ掛けってありなの、と思いつつ、じゃあ、他に正解らしきものがないって思ったら、「乾杯の音頭の後は普通はスピーチをするので、スピーチをする、が正解です」って、そりゃいくらなんでもちょっと強引過ぎるのでは? また、5問中2問の答えが同じ一つの文章の中にありましたが、本番ではこれもあり得ません。全体を読まないと解けないように、通常は5問すべてが別の段落の情報から出題されます。

うーん。いまいちな本のことを書くのは好きではないのですが、もうちょっと頑張って作ってほしいですよね。やらないよりはましとは思いますが、本番で出そうもない問題を解く時間がもったいない気がします。公式問題集が高いからこれでいいや、って買ってしまう人もいるでしょうしね。質の高い対策本が絶版になり、いまいちかな、と思う本が増刷されるというのは何とかならないものでしょうか。営業力やマーケティング力も実力のうちだと言われたらそれまでですが、本当に読者が買ってよかった、役に立った、と思う本がどんどん増えるといいなと思います。「悪本は良本を駆逐する」にならないようにと願うのみです。私ができることといえば、買ってよかったと思う本をご紹介するくらいですが。


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炎のパート2対策(笑)
上級者の方でも、瞬発力が求められるパート2が苦手な方はいらっしゃるのではと思います。「直前の技術」をはじめとして、このパートを攻略するためのテクニックについて書かれた優れた本はたくさんありますので、ちょっと違った視点での対策を考えてみました。

まず、自分がこれまで、どの程度パート2で間違ったのかを改めて振り返ってみます。

139回 ゼロ
140回 ゼロ
141回 1問
142回 ゼロ
143回 1問
144回 ゼロ

もっと間違っている感覚だったのですが、意外と正解していますね。では、毎回ちゃんと全部聴き取れているかというと、そんなことはありません。141回などは、4~5問あやふやな問題があって、途中で頭が真っ白になりかけたのですが、それでも1問ミスだったと思われます。

私の場合は、「直前の技術」に出ている、「WH問題の場合YES/NOは×」「問題文と同じ単語が聞こえたら×」といったテクニックは使っていません。これは初級者のスコアアップには非常に有効な知識だと思いますが、ある程度のレベルを超えると、そうしたテクニックに頼るのではなく、問われている内容をしっかり理解して答えるというレベルにステップアップする必要があると思います。

英語でのコミュニケーション能力を高めるのが試験を受ける目的なわけですから、試験としてではなくコミュニケーションとしてTOEICをとらえた方がいいですよね。オフィスで実際に英語で話しかけられた時に自分が答えているかのような意識で試験に臨めば、実践で使えるかもしれません。

試験対策として、私がこのパートでとても大切だと思うのは、「引きずらない」ということです。パート2ってメンタルの強さが一番求められるパートだと思うんです。30問の中で、1問分からない問題があったとして、「今の何だったんだろう」「今回難しいな」「まずい。いきなり間違った」などと思いだすと、次の問題にも影響し、「しまった。これも聴き逃した」「やっぱ難しいよ今回」などと連鎖的に間違えてしまいます。この負のスパイラルに入ってしまい、実力を出せずに失点してしまうケースが上級者でもあるのではと思います。

私は11月の試験で、このスパイラルに入りかけた時、まず深呼吸しました。人間は緊張すると動作が早くなったり、呼吸が詰まったりします。なので、自分が緊張しかかっていることを理解したら、まずはゆっくりと呼吸するのが落ち着くためには有効です。次に大切なのは、過ぎたことは忘れ、集中することです。ゆっくり呼吸し、問題文の読み上げ時には目を閉じ、集中することのみに意識を向けます。その際、ネガティブな意識はなくすことが大切です。「できるところをしっかり拾っていこう」「間違ったのもいい勉強だ」と前向きな言葉を思い浮かべるようにします。「何やってんだよ」「今日は全然だめだ」「何でこんなにできないんだよ」などのネガティブ思考は絶対NGです。

パート2でピンチになったら、ポジティブ思考で、目を閉じて集中し、呼吸をゆっくりにすると、よい流れに戻れるのではと思います。もちろん、英語力がないとだめですよ。あくまで実力をしっかりと発揮するための対策ですから。

あと、このパートで高得点を狙う上級者には、「英語を英語で理解する」ことがよく求められますよね。それがもちろんベストですが、個人的には、全部英語で理解するのが難しい場合、日本語で考えてもいいと思います。ただし、Where will the conference be held next year? って問題文を聴いて、「えっと、会議は来年どこで開かれますか、だな」って全文日本語訳するのではなく、「会議 来年 どこ」ってキーワードだけを思い浮かべます。特に長めの問題文だとこの方法は有効だと思います。みんな既にやってるかな?

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TOEICの共通問題
今日は、ヒロ前田さん風に、フォーム共通問題について分析(おおげさ)してみます。昨日書いた通り、TOEIC公開テストの問題形式は毎回2種類あり、片方にしか出ない問題と、両方に出る問題があります。このうち、両方に出題されるフォーム共通問題は、受験者のレベルや試験の難易度を判定し、Equating(スコアの同一化)という作業を行うために、良問とされる問題を一定の割合でリサイクルして入れ込んでいるのではと推測されます。私も統計学の知識がないのでこれ以上詳しいことは分かりませんが、せっかく解答速報などでデータが蓄積されてきたので、毎回どの程度共通問題が出ているのかを可能な範囲で調べてみました。

調べ方としては、

(1)私とMorite2さんが唯一違うフォームで受験した昨年11月の答えを合わせる
(2)私がマイナーフォームで受験した1月の答えを、ネット上に出ているメジャーフォームの受験者の答えと合わせる
(3)今回4FIC6で受験されたAzuriteさんYutaさんの情報を参考にする

等の方法で行いました。すると、共通問題は、毎回ほぼ一定の割合で出題されているであろうことが改めて分かりました。まあこれは試験のレベルを一定に保つためと考えれば、当然ですね。以下その割合です。

パート1 10問中4問(毎回一定)
パート2 不明
パート3 30問中12問(今回4FIC6を受験したYutaさん情報)
パート4 30問中12問(同上)
パート5 40問中14~15問
パート6 12問中3~6問(3問×1・2題)
パート7 48問中13~22問(SP8~12問、DP5・10問)

パート1は間違いないです。昨年の6月以降すべて4問が共通です。パート2は覚えていないので不明です。パート3・4は今回Yutaさんから情報を頂きました。このことから、少なくとも3月のTOEICでは4割が共通問題だったと推測されます。

パート5は40問すべてを思い出せているわけではないのですが、上記(1)・(2)の方法でリサーチしたり、3月に出題された過去問の使い回しの数を見ると、ほぼこの数字です。パート6は、1・3月は2題が共通でしたが、11月は1題のみ共通でした。パート7は今回Azuriteさんから情報を頂きました。SP12問、DP10問(5問×2題)が共通でした。1月は(2)で調べると、SP10問、DP10問の20問が共通だったようです。ただ、(1)で見ると、11月は、DPが5問、SPも8問しか共通問題がなかったようです。パート6も1題のみが共通だったようですし、11月は共通問題の割合が低かったようですね。誰も覚えていないような古いリサイクル問題を使ったのか、何らかの調整でもしたのでしょうか。理由は分かりません。

ということで、3月のTOEICに限っていえば、リスニングで4割、リーディングで4割強が共通問題だったことになります。特にリーディングは、1月も3月もDPは20問中10問が共通問題かつリサイクルでした。ということは、次もその可能性があるかもしれません。TOEICで問題が公開されていないのは、受験者が過去問を覚え、英語力とは無関係にリサイクル問題を正解してしまうと、「スコアの同一化」作業に支障が出るからです。私もあまりここで過去問や出るタイミングを積極的に公開するのはどうかと思いますので、ご希望の方には高額で販売します(笑) それは冗談として、試験直前に支障のなさそうな範囲で「予想問題」としてちょこっと公開するとしましょう。

それにしても、リサイクル問題のスパンをもう少し長くするとか、量を減らすとかできないものなのでしょうかね。なお、上記情報や分析に誤りがあった場合は私の責任です。情報を頂いた皆さんには何の責任もありませんこと、念のため記しておきます。毎回情報をお寄せ頂いている皆さんには本当に感謝しています。この場を借りましてお礼申し上げます。


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TOEICのフォームについて
このブログを訪問されている方は皆さんご存知でしょうが、TOEICの公開テストでは、毎回問題が2種類あります。よく試験後にネット上で、初めて受験した方が、「そんな問題出なかった」と書き込んでいるのはそのためです。ヒロ前田さんのブログによると、2006年5月の新TOEIC開始時には3・4種類の問題フォーム(形式)があったようですが、ここ最近は2種類で安定していると思われます(あくまで推測です)。

フォーム番号は、問題用紙が配られた時、表紙の右上に書かれています。例えば、3月の試験では、4FIC5または4FIC6という番号が印刷されていました。ネット上の情報では、毎回、奇数番号のフォームの比率が高く、偶数番号の比率が低いと思われますが、割合は明らかにされていないので分かりません。ちなみに、3月の試験後のTBRでは、参加者9人のうち7人がフォーム5でした。

私は、昨年の7月以降は同じ会場で受け続けていますが、偶数番号のマイナーフォームだったのは今年の1月のみです。後の5回はメジャーフォームでした。ただ、どこの受験会場にどちらのフォームが配られるのか、地域差はあるのか等は謎です。受験の際に特にフォームを意識する必要はありませんが、自分のフォーム番号が偶数だと、「あ、マイナーフォームだ。これで試験後の答え合わせがつまらなくなるなあ」と予測することはできます(スコアUPには何の役にも立ちません)。

ちなみに、私がマイナーフォームで受験した今年1月のアビリティーメジャードの項目別平均点を、メジャーフォームで受験された神崎さんと比較してみると以下のようになります。

リスニング
神崎 73 68 76 61
加藤 77 63 74 64

リーディング
神崎 63 65 55 62 63
加藤 62 65 52 58 66

私も分かっていなかったのですが、平均点が異なるので、これはフォーム別で採点されるということですね(今頃知った)。まあ問題自体が異なるので当たり前といえば当たり前です。ということは、以前ブログで紹介した満点に必要なリーディングの正答数もフォームによって異なることになります。さすがに前田さんのブログにはちゃんと書かれていますね。調べてみたら、Jさんのブログにも詳しく書かれていました(汗) 

2種類の異なるフォームがある理由については、得点調整やデータ収集等の都合と思われます。フォームごとに当然試験の難易度に多少差は出ますが、正答数をスコアに換算する際、「スコアの同一化」という作業が行われ、得点調整が行われるので、フォームでの有利不利は出ないようになっているそうです。問題作成からスコア算出までの流れはこちらをご覧ください。

最初は、二つの異なるフォームでどの程度共通問題が出るかについて書こうと思ったのですが、調べているうちに思わぬ深みにはまってしまいました(笑) この点についてはまた別の機会に書きます。

最後にTOEICトリビアです。

過去のTOEICでは、各パートの最高点が495でないことがあった。今までで最も低い最高点は1980年5月の3CIC1のリーディング450(TOEIC Technical Manualより)

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英語のバカヤロー!
左下の羊マークのカウンターの数字が5万を越えました。2週間で1万カウンターが進んだことになります。もちろん自己最速ペースです。解答速報で一気にアクセスが増えたのはもちろんですが、いつも根気強く訪問していただいている皆さんに感謝です。こうしてたくさんの方にご覧いただけることが、ブログの運営の大きな支えになっています。昨年8月にブログをゼロから始めた時のことを考えると本当に信じられません。ありがとうございます。

さて今日は、英語学習者の皆さん、特に、「自分は何のために英語を勉強しているのだろうか」「英語の発音がいつまでたってもうまくならない」などと悩んでいる方に是非とも読んで頂きたい本のご紹介です。今年読んだ英語学習本の中で個人的ベスト1です。

英語のバカヤロー! 「英語の壁」に挑んだ12人の日本人(古屋裕子編 EARTH STAR BOOKS)

編者の古谷さんは、インドのムンバイにあるクリムゾンインタラクティブという会社のマーケティング部長です。この会社は、英文校正サービスの大手で、日本人の研究者やビジネスマンの英語論文やレポートをネイティブが添削するサービスを手掛けているのですが、この会社に仕事を得て2007年にインドに渡った当時、古屋さん自身、英語が苦手で大きな挫折感を味わったとのこと。

そんな古屋さんが、自分自身が前に進むヒントを得るため、帰国子女ではない日本の著名な研究者12人に、英語の壁とどのように闘ってきたのかについてインタビューし、それをまとめたのがこの本です。よくある「英語の達人」と呼ばれる方々がいかにして英語を学んできたかを語った本ではなく、英語はジャパニーズイングリッシュでも、それぞれの分野で、堂々とネイティブに混じって超一流の仕事を成し遂げてきた方々の話が聞けるので、英語学習者の皆さんなら、読んで必ず得られるものがあると思います。

この本に登場するのは、次の12人の方々です。

養老孟司・解剖学者 
竹中平蔵・経済学博士
中村修二・電子工学者
上野千鶴子・社会学者
坂東眞理子・昭和女子大学学長
浅野史郎・前宮城県知事
明石康・元国連事務次長
本川達雄・生物学者
酒井啓子・中東研究者
松沢哲郎・動物心理学者
古川聡・宇宙飛行士
福島孝徳・脳神経外科医

すごいメンバーですよね。とはいえ、当初はインタビューは難航したそうです。古屋さんご自身が話を聞いてみたいと思った人に片っ端から声をかけたものの、無名の出版社からのインタビューの申し出に、最初の半年間はインタビューを引き受けてくれる人がいなかったとのこと。あきらめかけた彼女に、初めてインタビューOKの返事をくれたのが養老孟司さんだったそうです。

その養老孟司さんのインタビューの中から印象的な部分を抜粋し、ご紹介します。

ニューヨークへ行ったら、子どもでもギャングでも英語をしゃべっている。英語をしゃべるだけなら、たいしたことではないでしょ。忘れてはいけないのは、英語はあくまで自分が語りかけたいことを伝える手段であって、英語をしゃべること自体が目的ではないということ。

今、英語ブームと言われていますが、そんなに英語が上手になって何かいいことがあるのかと、いつも思いますよ。人に話して聞かせたいような中身はそんなにないじゃない。みんな目的をわきに置いて、手段だけを磨いている。そんなに靴を磨いてどこへ行くんですか。行くべきすてきなパーティーもないのに。


自分の中で、英語の壁を感じたり、うまく話せなくて落ち込んだ時、手元に置いておいて読み返したくなる一冊でした。「日本人なんだからジャパニーズイングリッシュでいい。問題はいかに流暢に話すかではなくて、話の中身。日本人なんだから、英語のネイティブスピーカーにはなれないし、自分の言いたいことを100%英語で伝えるのは無理。でも、自分の話している中身が素晴らしければ、相手は話を聞こうとしてくれる」 そう思えば英語を話すとき、気が少し楽になるかもしれません。

最後に、元国連事務次長の明石康さんの言葉を紹介します。

ただ楽しく英会話ができればいいとか、「英語力をつけること」だけを目標として英語を勉強する人たちは、それだけではさびしいと思うんです。人間と人間の相互理解、真剣勝負の対話には、語学力も大事ですが、それは二義的なもので、自分の知識や教養、世界観とか、人生に向き合う真剣さだとか、そういうすべてをひっくるめて、人間としての総合力が問われることを忘れてはならないと思います。

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緑本シリーズ最新刊
以前のエントリーでもご紹介しましたが、中村澄子さんの「緑本」シリーズ最新刊、「1日1分レッスン! 新TOEIC Test千本ノック!2」(祥伝社黄金文庫).から、3月のTOEICではパート5で7~8問が出題されました。このパートの約2割ですからすごいですよね。

恐らくですが、中村さんご自身がTOEICを毎回受験され、過去問を反映されているのでしょう。リサイクルが今のペースで続く限り、少なくとも年内のTOEICでは、毎回この問題集から出題される傾向は続くと思われます。解説は少なめですが、それは他の参考書で補えばいい話ですし、この本は「TOEICっぽい」問題に慣れるには最適な一冊だと思います。安価ですし、持ち運びに便利な文庫という点もポイントが高いです。

この本の中で、細かいことかもしれませんが、1点ちょっと気になった問題があります。「建物 is ------- of 材料. 」という設問で、答えとしてcomposedを選ばせるものです。この例題では正解はcomposedで問題ありませんが、この問題は、昨年10月のTOEICで出題された問題を意識して作られたものだと思われ、その問題ではcomposedは不正解だったんです。

実際の試験では、composedの他にconstructedが選択肢に存在し、どちらも文意には合っている感じで、どちらを正解として選ぶのかが非常に悩ましい問題でした。試験後にも話題なりましたね。ちなみに、中村さんの本の中には選択肢としてconstructedは入っておらず、他の三つは明らかに不正解になっています。

試験時に、私は、constructedは前置詞としてofではなくwithを取るのではないかという感覚と、composed ofがよく使われる表現なのでcomposedを選んだのですが、それは誤答で、正解はconstructedでした。10月のTOEICでは私のリーディングセクションのraw scoreが99/100で、1問語彙問題を間違えたことになっていたので、それがこの問題だったことはまず間違いありません。

実際の問題文は、はっきりとは覚えていないのですが、

Tanton Museum is one of the most popular tourist destinations, which was primarily ------- of marble and limestone.

といった形だったかと思います。一見composedでもconstructedでもどっちでも良さそうに見えますが、問題は時制です。which以下が過去形なので、現在とは無関係の過去の事実を表すことになります。つまり、composedが正解だった場合、昔は大理石や石灰岩でできていたが、今はそうではない、ということになりますが、そうした情報はこの問題文にはありません。constructedなら、大理石と石灰岩で建築された、という過去の事実を表すので、問題ないですね。ということで、composedが100%間違いと言い切れない部分もあるのですが、より適切なconstructedを正解として選ばせるという相当な難問でした。念のためググってみると、constructed of というのは割とポピュラーな表現のようです。

この問題は試験時にMorite2さんのブログでも取り上げられていて、そこでは時制が現在形で紹介されていますが、たとえ現在形でも、ネイティブチェックで、composedよりconstructedの方がニュアンス的に適切だとされています。通常、TOEICでは、正解以外の選択肢は明らかに間違いなのですが、この問題は、より適切な単語を選ばせるという珍しい問題だったと思います。

10月に出た問題が5月にリサイクルされる可能性は極めて低く、この問題は高得点者の多くが間違えたと思われるため、リサイクル用の良問とされるかは微妙でしょうが、万が一、リサイクルで9月か10月辺りのTOEICで出現した際、この問題集を解いて、本番でcomposedを選んで間違ってしまうとまずいので、紹介させていただきました。

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990点は満点ではない
英語を母国語としない各国の代表9人ずつが集まり、TOEICの合計点数をチームで競う国別対抗戦「World TOEIC Classic」の今日は決勝戦です。日本対韓国の試合は、それぞれ8人ずつの受験が終了し、何と現在同点で最終戦を迎えました。この試合に勝利した方が、栄えある「TOEIC世界一」の座に輝きます。韓国の最終戦の選手はもちろんこの人、TOEICの受験回数世界最多を誇る、「TOEICを知り尽くした男」キム・デギュンです。対する地元日本の選手は・・・

なんてシチュエーションでTOEICを受けるぐらいの真剣さで試験に臨まないといけなあと、WBCでのイチロー選手のすさまじい集中力を見て思ってしまいました。しかし、あの極限状態で結果を出すというのはやはり超一流選手の証ですね。最後のタイムリーヒットの打席では全身からオーラが出ているように感じ、「これ、絶対打つよ」って思わず会社の同僚に語りかけてしまいました。もうタイムリーの瞬間は、会社中が仕事そっちのけで沸きかえりました。涙でそうでしたね。いや、感動しました。ありがとう、日本代表! スポーツって偉大だなあ。

ところで、もし、冒頭のようなTOEIC日韓戦があったら、キム・デギュンに対抗する日本代表はやっぱり神崎さんでしょうね。私は「神崎さん、みんな、頑張れ」ってPCの前で応援する側がいいです(笑)

今日は、初めて「TOEIC Test プラス・マガジン」という雑誌を購入しました。「TOEICの常識! 非常識?」って特集記事が面白かったからです。素朴な疑問について、TOEIC運営委員会に答えてもらうという企画です。印象に残ったものをご紹介しますね。

Christmasっていう単語は出ない?
TOEICの問題(アイテム)作成時には、「センシティビティーレビュー」という工程があり、たとえば、chairmanやpolicemanといった単語は、chairpersonやpolice officerに修正され、特定の国でしか使用されない表現等は削除されます。ChristmasやThanksgiving Dayはキリスト教徒以外の受験者に不快な印象を与える可能性があるため、出題されないそうです。今日盛り上がった野球もおそらく出題されませんね。野球が盛んでない国も世界にはたくさんあるので。

990点は満点ではない?
TOEICは「英語能力を測定するテスト」です。能力なので、「ゼロ」や「満点」ということはありません。したがって、990点は「満点」ではなく「最高点」と位置付けられます。また、1000点満点でないのは、TOEICの開発時に、最高点を獲得しても完全な英語能力が身に付いていると思わずに継続して学習し、英語能力を伸ばしてほしいという思いから10から990のスコアレンジにしたそうです。まあこれは建前上のことで、統計上の処理の都合もあるでしょうね。10から990なら二桁ですが、0から1000にすると四桁の処理が必要になってしまうので。

TOEICの問題作成者は、アイテムライターと呼ばれ、基本的に英語を母語もしくは公用語とする国籍の人たちで、多くは第2言語もしくは外国語として英語を教える資格を持ち、外国での居住経験や、英語以外の第2言語の学習経験のある人だそうです。また、教育現場以外の企業で働いた経験のある人を積極的に採用しているとのこと。そうした人たちが作成した素案の中から良問だけが選ばれ、ETSの担当者が「テストアセンブル」という加筆・修正作業を行い、問題が仕上げられるそうです。

こうして見ると、まだまだTOEICについて知らないことってたくさんある気がしますね。是非運営委員会には、「受験票Bを使って問題用紙のシールをきれいに切る方法」も説明していただきたいです。あれがスパッと切れると気分よく試験に臨むことができますからね。


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今回のTOEICの反省
実家の妹と話をしていたら、「お兄ちゃんのブログ、今2人見てるね。キーワードはTOEICで入ってきたみたいよ」って、妹よ、いつの間にそんなにIT化していたのか。妹の存在が遠く感じられた一瞬でした。そんなことまで分かるんですね。インターネットってすごいなあ。

さて、解答速報バブルもはじけ(笑)、アクセスも通常のレベルに戻ったので、のんびりと今回のTOEICの反省点などを書いてみようと思います。

まず、リスニング。前回は完全な勘で答えた問題が1問もなかったのですが、今回はパート2で2問聴き逃しました。「What size~?」と「Which part~?」って問題だったと思います。あの問題、何だったのかなあ。分かる方、情報をお寄せください。前者の方は、「larger oneがなんとか」って答えだったように思いますが、後者はさっぱり分かりませんでした。パート2の30問って、集中力を維持するのがなかなか大変です。ちょっとエアポケットに入ったり、分からない問題を引きずるとあっという間に数問ミスしてしまいますよね。

その他、苦手のパート1は何とか全問正解できましたし、パート3・4も山勘問題はありませんでした。大手のホテルから小さなホテルに面接にきた男性の面接理由がちょっとあやふやでしたが、TBRで他の先生方に確認したところ、合っていたようです。パート2の勘が外れたとして、98~99問正解できたと思います。

収穫としては、パート3・4で問題文を読み上げている際、目を開けて解いたら意外と快適でした。問題を先読みしているので、問題文の読み上げの途中でマークできる問題があったらさっさとマークすることで、次の問題の先読みにあてられる時間が増えました。中には、問題の途中で3問とも答えが分かり、後半聴かなくてもいい問題もありました。途中から聴き流したおかげでよく問題内容を覚えていないのは解答速報には問題ですが(笑) ただ、耳で問題文を聴きながら、途中でマークするのは、集中力という面ではあまりよくないかもしれませんし、ややレベルの高い英語力を要求されるかもしれません。自分に合った方法をこうして模索していくしかありませんね。

リーディングは、パート6で2問間違いました。他はおそらく全問正解ではと思います。反省点としては、パート6の集中力が足りなかったことです。問題をよく覚えていないのがその証拠ですね。パート5が終わった時点で時計を見たら、1:58と、いつもより相当早いペースだったので、今から考えると、少し気が緩んでしまったのかもしれません。なんとなくfor example(正解はin addition)やmeanwhile(正解はafterwards)を選んでしまいました。リーディングで間違える典型的なパターンにはまってしまいましたね。20分も時間が余ったのに、いったい何をやっていたのでしょうか(海より深く反省)。

多分今回は980前後ですね。集中力が足りなかったのが今回の大きな反省点です。昨年の11月と同じような感じで間違ってしまったのはいけません。ポジティブに考えると、こうやって受けるたびに反省点が出てくるのがTOEICの面白さでもあります。きっと、今回受験された10万人それぞれに、良かった点、反省点があるでしょう。反省すべきは反省しつつ、頑張った自分をほめて、次なるステップにつなげたいですよね。私の5月のテーマは集中力にします。


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TOEIC研究
今日は雨でテニスの練習がなかったので、家でTOEIC研究をしていました。自分が受けた昨年6月以降のTOEICの問題を整理したり、それ以前の問題について、ブログやネット掲示板を巡回して情報を収集していたのですが、いろいろな発見がありました。

主にリサイクルについて調べていたのですが、私が把握できた範囲でも、今回の3月のTOEICではリーディングは4割程度がリサイクルでした。とはいえ、特にパート5は、リサイクル問題が出てもまず気付かないでしょう。私も試験中には気付かないと思います。ただし、解答速報のデータベースと、自分の記憶とを結びつければ、試験後にはどれがリサイクルだったかはおおよそ分かるはずです。そうして毎回の情報を積み上げ、分析すれば、一定の傾向が見えてきそうです。

リサイクルがどの程度の頻度で、どのタイミングで出るかを、おおよそでも把握しておくことは、教える側にとっては貴重な情報になるかもしれません。例えば、パート6や7でどの問題が出るかが事前に分かっていれば、予想問題を自作で作ってポイントを絞って講義することができるでしょう。「卒業できない」「進級できない」「昇進できない」といった本当にせっぱつまった事情のある生徒さんなら、最後の手段として過去問が使えるかもしれません。

今回過去のデータを拾っていてありがたかったのは、神崎さんのTOEIC BLITZをはじめとする、先人の方々の努力です。神崎さんの解答速報やTBR、その他さまざまなブロガーの方の受験記が本当に参考になりました。残念ながら2ちゃんねるは過去ログの見方が分からないので、一部のログしか見られなかったのですが、それでも貴重な情報がいくつもありました。

インターネットという便利なものが発達したので、こうやって先人の積み上げてきたものに、後から続く人がどんどんと更なる情報を重ねて行きやすくなりました。ネットの世界では、ここ一年で随分とTOEIC熱に盛り上がりがみられます。これはきっと神崎さんやTBRの影響が少なからずあるでしょう。昨年の同時期と比較して、盛り上がり方が全然違うように感じますね。これは今回過去の情報を収集していて改めて気づいたことです。

私もそうした盛り上げに貢献できればいいなと思います。私などより立派な解答速報を出す人がそのうち現れると思いますが、それまでは解答速報や結果報告などのイベントを通じて、TOEICや英語学習についてのモチベーションUPのお役にたてればいいですね。まあ、もちろん、半分自分の趣味でもあるので、楽しんでTOEIC研究を続けたいと思っています。

などと書いていたら、ある読者から今回のTOEICについての問題情報が寄せられました。Tさん、ありがとうございます。嬉しいですね。さっそくデータベースに追加させていただきました!


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プレッシャー&TOEIC本
先日、仕事で某競技種目で日本一の方とお会いする機会がありました。その時に、プレッシャーについての話になったのですが、こうおっしゃっていました。

「プレッシャーというのは目標に近づいているからかかるんです。例えば、150cm跳べる高跳びの選手がいたとして、バーの高さが200cmだとプレッシャーはかかりません。絶対に跳べないからです。ところが、これが、152cmとか155cmだとプレッシャーがかかります。跳べるかもしれないと思うからです。つまり、プレッシャーがかかっているということは、それだけ自分がゴールに近づいているんだ、と前向きにとらえることができるんです」

なるほどといたく感心してしまったのですが、これはTOEICでもきっと同じですね。試験で緊張するのは、目標点数に到達する可能性が高いからだ、と思って試験を受けると、もしかするとプレッシャーが軽減されるかもしれません。

さて、今日は、TBRで「TOEIC本」がテーマに取り上げられていましたね。これは神崎さんやヒロ前田さんもおっしゃっているのですが、TOEICの参考書や模擬試験を製作する際、パート1で使う写真が意外と手に入らないそうです。都合のいい写真が著作権フリーで手に入る機会ってそうそうないですからね。個人の肖像権の問題もありますし。などと思っていたら、今日のTBRにも出演されていた三羽四郎二郎さんのブログでパート1がイラストで説明されています。なかなか味があっていい感じですよね。

問題集としてのクオリティの問題はありますが、こうしたイラストを誰かに書かせてパート1の問題として使用すれば、少なくとも著作権の問題は解決しますね。おまけに自分がイメージしているシーンを都合よく再現することができます。あまりに手抜きのイラストはさすがにまずいと思いますが、例えば、西原理恵子さんや、原哲夫さん、小畑健さんがイラストを書かれたTOEICの問題集があったら楽しそうです。日本はマンガ大国でイラスト技術はおそらく世界一だと思うので、写真ではなくイラストを使う選択肢はあるのではと思います。もちろん、一流の作家を使うと原稿料の問題は発生しますけどね。ただ、その作家のファンも買う可能性がありますから、商品価値が上がるかもしれませんし、異色のTOEIC本として話題になることは間違いないでしょう。堅い本が多いので、たまにはそういう本があってもいいのではないのかなあと思ったりします。

参考書と言えば、TBRでも触れられていた中村澄子さんの緑本シリーズ最新刊「1日1分レッスン! 新TOEIC Test千本ノック!2」から、今回のTOEICで、ざっと見たところ7~8問は出題されているようです。パート5で難しいなと思った、主語が不加算名詞のnewsで述語のresultedを選ばせる問題もそのまま掲載されています。著者がしっかりとTOEICを継続的に受け、似たような問題を製作・掲載し、そのうちの一部が翌年リサイクルで出題されるという流れでしょう。7-8問ということは、40問中2割ぐらいなので、大きいですよね。この本では、昨年の11月に出題された問題までがカバーされているようなので、今年のTOEICをこれから受ける人には必須の一冊でしょう。上級者なら1時間で解けるので、試験前に繰り返すのがよさそうです。

今日の昼間、TBRを聞きながら、パート1・5・6の過去問を整理していました。私自身は試験を受け始めたのが昨年6月で、ブログを始めたのが8月、解答速報を始めたのが9月です。皆さんのおかげで、最初は解答をざっと紹介するだけだった解答速報も回を追うごとにクオリティが上がっています。自分の受けたフォームのパート1は6月以降ほぼ全問、パート5・6も9割程度答えがカバーされています。どの程度リサイクルがあるだとか、どれぐらいの期間を置いて出題されているだとか、あまり細かいことはヒロ前田さんに任せるとして、このブログ上で良い形でフィードバックできればいいなと思います。

先日のブログで解説したパート7のDPは昨年5月のリサイクル問題だったことが判明。こりゃ来年はさすがに出なさそうですね(笑)

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TOEICはイベント
TOEICが終わると、ちょっと脱力感がありませんか? 私も日々英語学習は続けつつ、「初恋の人からの手紙」で遊んだりしています。

全国津々浦々のトーイッカーの皆さんのほとんどは、HUMMERさんのようにTOEIC受験直後に新たな参考書を購入して次の目標へ向けて英語学習の炎を燃やし続けるのではなく、「はぁーやっと終わったよ。頑張ったからちょっと休憩しよ」などとしばしの脱力感を楽しんでいるのではないでしょうか。「え、そんなことないよ。私はTOEICが終わったからって学習の手を緩めないよ」っていう人ばっかりだったらどうしよう(汗)

これはTOEICを受け続け、ブログをはじめて分かったことなのですが、TOEICって、一種のお祭り的な要素がありますよね。なので、終わったら脱力感がありつつ、次のTOEICが楽しみだなあ、などと思ってしまったりもします(私だけ?) 受験できなかった人が、「今回は私は受けられませんが、皆さん頑張ってください。ご武運を!」などとブログにコメントするのはTOEICならではの光景でしょう。我々は戦場に向かうTOEIC戦士なのであります(笑)

TOEIC運営委員会はもちろん意図していなかったと思いますが、年八回という多くも少なくもない開催回数、合格不合格ではなく、990点まで5点刻みという受験者の向上心をくすぐる配点、レベルにかかわらず同一の試験が受けられるという公平性、大きく点数がぶれない試験自体のクオリティの高さ、昼食に出るTOEIC弁当の美味しさ(笑)等があいまって、絶妙のイベント性を醸し出しているのではないでしょうか。

私も何度かトーイッカーの皆さんのオフ会に参加させて頂きましたが、そういう場に人が集うってやっぱりイベント性が高い証拠だと思います。大げさかもしれませんが、ある意味、仲間なんですよね。TOEICっていうイベントを成功させるためにチームで頑張っているかのような意識があります。周囲の頑張りを見て自分も頑張れるし、他人のスコアアップが自分のことのように嬉しかったりと、不思議な感覚です。これってきっと他の資格試験にはないメンタリティだと思うのです。これは和を重んじる日本人や韓国人の文化にもマッチしているのではないのかなあと思ったりもします。

全国にこうした仲間意識を持って受験しているトーイッカーがどれほどいるのかは分かりませんが、年間160万人以上が受験する背景にはこうしたイベント性の高さもあると思います。「TOEICで高得点を取ったらさっさと次の英語学習のステップへ進め」というのはもっともな正論ですが、なんか受け続けたくなる魔力がTOEICにはあるんですよね。年をとってもお祭りに参加したくなるのと同じ意識かもしれません。「そんな子供みたいなこと言ってないで、あんたもいい加減TOEICは卒業しなさい」って言われそうですが(笑)

私自身は、決意表明や、解答速報、結果報告といったイベントをささやかながらこのブログで行って、イベントの盛り上げに協力できればいいなと思っています。TOEICというイベントが楽しくて、そのために英語を一生懸命勉強して、結果としてスコアも英語力もUPする方が少しでもいれば、ブログも運営し甲斐がありますね。え、「あんたは好きで書いてるだけなんじゃないの?」って・・・ そういう鋭いことを指摘する方は、ちょっと都合が悪いので、神崎さんのブログの掲示板でTOEIC本についての質問でもして、今日10時からの放送を聞いてくださいね。ちなみに私は一番乗りで質問を書き込みました。

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TOEIC前日
いよいよ明日は第145回TOEIC本番です。決意表明にもたくさんの方のコメントを頂いています。ありがとうございます! 高得点の方が多くてびっくりですが、気楽にコメントを頂ければ嬉しいです。

TOEIC前日及び当日の対策については、何度も書いているので、こちらこちらこちらをご参照ください。

私自身の今回のTOEICについてですが、まずは試験に全力投球です。とにかく200問集中して取り組みます。試験時間が余ったら、しっかり見直しをして、とにかく今の自分にできる100%を出し切りたいです。1月もそうでしたが、私が問題を覚えていなくても、他の受験者の皆さんから寄せられる情報を集めれば形になることが分かったので、問題を覚えようという努力は特にしません。いつも通り、リーディングはパート5を含めて全文しっかりと読み、その感覚と記憶を頼りに解答速報のベースを作り、そこに皆さんの情報を上積みし、精度の高い解答速報を作りたいです。

神崎さん、ヒロ前田さん、Morite2さんをはじめ、TOEIC界にもすごい方がたくさんいらっしゃいますので、優れた解説や分析は他の先生方にお任せして、できるだけ正確な解答速報を作ったり、結果発表の場を設けたりして、皆さんのTOEICや英語学習のモチベーションを少しでも高めることのお役に立てれば私としては嬉しいです。

最後に、明日のTOEICに臨むにあたり、参考にしたい将棋の羽生名人の言葉をご紹介します。よく色紙などに書かれているようです。

八面玲瓏(はちめんれいろう) どの方面から見ても、美しく欠点がない。心中にわだかまりがなく、清らかに澄みきっているたとえ

明鏡止水(めいきょうしすい) 一点の曇りもない鏡や静止している水のように、よこしまな心がなく明るく澄みきった心境

行雲流水(こううんりゅうすい) 空行く雲や流れる水のように、一事に執着せず、自然にまかせて行動すること

さすがにこの域に達するのは無理があるので、私は明日は、「普通」でいきます。自然体で試験を受けられるといいですね。

今日明日はあいにくの雨のお陰で花粉も和らぎそうです。軽い前日調整をして、夜はテニスをして、早寝早起きで試験に臨みます。皆さん、頑張りましょう!


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第145回TOEIC公開テスト決意表明
このエントリーは、日曜日に行われる第145回TOEICを受検される方に、試験にかける決意を表明して頂きつつ、ベストスコア祈願をして頂く用途で設けたものです。以下のテンプレートを使ってコメント頂けるとありがたいです。なお、あくまでベストスコア祈願が目的なので、このエントリーには私は余計なコメントを付けませんので、予めご了承ください。また、4/6(月)に予定している結果報告イベントの際、このコメントと照らし合わせ、「こんな風に決意表明してましたよねっ?」などと厳しく追求することはありませんのでご安心ください。

【お名前】
【今回の目標スコア】 L R T
【過去最高点】
【前回受験日】
【コメント】

記入例
【お名前】 TEX加藤
【今回の目標スコア】 L495 R495 T990
【過去最高点】 990
【前回受験日】 2009年1月
【コメント】 今回も平常心を保ちつつ、ベストを尽くしたいと思います。目標点は満点ですが、スコアよりも、自分のベストを出すことに集中したいです。試験後は、TBRと解答速報に全力投球しますので、問題情報の提供等、ご協力よろしくお願いします。では、受験者の皆さん、頑張りましょう!


上記のコメントを書いた後、ベストスコア祈願のクリックを、「×××点取るぞ」という気合の掛け声と共に下記バナーにてお願いします。皆さんのスコアアップと、私のブログランキングアップ(笑)の一挙両得です。


↓TOEIC神社です。ベストスコア祈願の鐘を鳴らしてください。
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イベントのお知らせ
今日は、昼休みに、中村澄子さんの緑本最新刊「1日1分レッスン! 新TOEIC TEST 千本ノック!2」を購入し、帰りの電車の中で解きました。昨年出題された問題が多数形を変えて盛り込まれていて、中村さんが最近もずっとTOEICを受け続けられていることが分かります。このシリーズは電車の中で手軽に解けるよう工夫がされている上に、最新の出題傾向が反映されているのでありがたいですよね。

車内では、必死に問題を解いている私の前に立っているカップルが、デレデレ光線を放射しつつ、しゃべり通しだったので、集中力を保ついいトレーニングになりました。本番より悪い環境で練習するのはよい本番対策になります。本の内容は、これまでよりも副詞や分詞、語彙問題が多くなっているように感じました。今の時期に新しい教材に取り組むのはあまりお勧めできませんが、上級者の方で、他の参考書や模試を解き飽きた方ならやる価値はあると思います。全部で159問なので、本番同様1問20秒ペースで解けば1時間で終わります。

さて、いよいよ3日後にTOEIC本番が近づいてきたので、今日はそれに関してのイベントの告知です。

(1)今回のTOEICにかける意気込みを表明するエントリー(3/13)
明日の夜(19時予定)、前回の結果報告同様、テンプレートを設置して、今回の試験にかける皆さんの目標スコアや気合のコメントを自由に書いて頂けるエントリーを設けたいと思います。このエントリーに関しては、私は特にコメントを付けません。あくまで決意表明と、ベストスコア祈願の場にしたいと思います。気軽にコメントをお寄せいただけると嬉しいです。書き言葉で決意表明をすると気合が入りますし。皆さんのポジティブな空気が集まれば、それはきっと良い結果につながるはずです。

(2)解答速報(3/15~順次)
試験当日は、夜TBRに出演予定なので、帰宅後、随時解答速報をUPする予定です。ただ、翌日の朝から会社なので、前回同様、何日かに分けてUPすると思います。前回のAzuriteさんをはじめとする皆さんの問題情報のご提供にはとても助けられたので、今回もよろしくお願いします。解答速報はMorite2さんのブログでもUPされるはずですし、そちらの方が早いと思いますので、お急ぎの方はそちらへどうぞ。

(3)TBR(3/15) 
以下の番組に出演します。豪華メンバーなので、私はあまり話さないとは思いますが、試験でのご質問があれば、こちらの掲示板に書き込まれるのがよいと思います。私一人ですとフォームが異なる場合がありますし、先生方のうちの誰かしらから解答が得られるはずです。

Hyper Pyper PTL March 2009
Sunday, 15th, 6:36pm – 9:12pm
Topic: TOEIC March 2009
Special guests:
Yujiro Tsuneno (TOEIC 満点劇場 e-tsune)
Morite2 (TOEIC 満点&アメリカ移住への道)
HUMMER (独学でTOEIC990点を目指す!)
Tommy (TOEIC A GO! GO! 目指せTOEIC990点の道!)
TEX Kato (TOEIC連続満点サラリーマンのブログ)
Keiko Whitlock (もうすぐTOEIC990満点講師☆ウィットロック慶子)
Tetsuya Hanada (花田のTOEICブログ)
Aahya (えいごろりん)
pyper (Morite2’s girl friend)

放送用URL:
http://203.131.199.132:8180/TBR.m3u
     ↑
放送時間にアクセスすると聞けます。   

BBS:
質問受付用スレッド
   ↑
Hyper Pyper PTL March 2009というタイトルのスレッドです。TOEIC公開テストに関する質問を受け付けます(日本語可)。

三鷹(東京都)のPTL英会話からお届けします。

では、受検される皆さん、体調を整え、集中し、ベストを尽くしましょう!


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「ここ一番」に強くなれ!
左下の羊のカウンターが4万を越えました。試しに調べてみたのですが、3万から4万は、2万から3万とほぼ同じペースです。ただ、2月にはTOEICがなかったので、そう考えると、解答速報とは無関係に定期的にご訪問頂いている皆様の存在に改めて気付かされます。ありがとうございます! 今後とも、何かしらポジティブなエネルギーを共有できればいいなと思いますので、よろしく変わらぬご支援のほど、お願い申し上げます。

さて今日は、「ここ一番」に強くなれ!(大和書房)のご紹介です。「ドラゴン桜」でおなじみの漫画家、三田紀房さんによる自己啓発本の新刊です。基本的にはビジネスマンに向けた本ですが、英語学習者の皆さんの参考になりそうな部分がありそうなので、抜粋・一部編集してご紹介します。

成長を遂げてなんらかの成功を手にするには、どうすればいいか。答えは簡単だ。「ここ一番」の本番に強くなることだ。人が失敗するとき、その九割は「本番力の欠如」が原因だと考えておくことだ。

人生はイレギュラーの連続だ。自分の思い通りに事が運ぶことなんて、ありえない。不測の事態にどれだけ対応できるか。成功する人間と成功しない人間の差は、ここにある。


三田さんはここで、甲子園の高校野球を例に取り、「ここ一番」の本番に強いチームは、凡ミスを犯さず試合を終えることの重要性、つまり、プレッシャーのかかる場面で「普通に」プレーすることの重要性を理解しているのだと説明しています。これはきっとTOEICでも同じですね。本番ではさまざまなイレギュラーが起こります。自分の体調が悪かったり、会場の音響設備が悪かったり、周囲の人がうるさかったり、苦手な問題が出たり。そういう中で、いかにして「普通に」試験を受けるかが大切になります。「凡ミス」をできるだけなくすこと、当たり前に見えて難しいことですが、これが最も大切です。本書のこの部分は最後、こう締めくくられています。

特別なことをこなそうとする前に、まずは「普通」ができる人間になれ!

練習こそ全力で臨め! 練習だからといってだらだらしているヤツなど、本番で活躍できるはずがない。いま、あなたが英会話スクールに通っているとして、あなたは海外で道に迷ったときと同じような切迫感を持って「練習」しているだろうか? しょせん練習なんだからと、いい加減に例文を読んでいるだけではないだろうか? 普段の練習にこそ、100パーセントの力を注ぎ込む。それができてこそ、本番で力が出せるのだ。

TOEICでも、時には本番同様の真剣さで模試を解いてみることは必要です。TVや音楽を消して、少しの時間でも構わないので、本気で解きましょう。その姿勢は絶対本番でも生きます。

ここ一番の大舞台でとんでもない力を発揮するには、①他者(第三者)を味方につけること ②場の空気をアウェイからホームに変えること、この二つの条件をクリアすればいいのである。他者の「思い」が場の空気をつくり、場の流れを決めていく。奇跡とは自分の力で起こすものではなく、「他者との関係」の中から自然発生的に生まれるものなのだ。

TOEICでいえば、②は可能ですね。普段使い慣れている道具を使って、できるだけいつもと同じ環境で試験を受けることは大事です。①は、さすがに試験官を味方につけることは難しいですが、他のブロガーの皆さんの応援を胸に受検する、っていいかもしれません。「私にはTEXさんがついてる(笑)」みたいに。

奇策に頼っていては実力はつかない。迷ったときは、王道だ。愚直に、実直に、まっすぐ王道を歩け。王道の中には先人たちが築き上げた原理原則が詰まっている。

これはTOEICでも同じでしょう。奇策でのスコアアップには限度があります。「総合的な英語力を上げる」が王道ですね。

成功したければ、出世したければ、成功や出世の「型」にはまることだ。「型」を嫌い、中途半端に個性を出そうとするから失敗するのだ。

TOEIC学習でも「型」って重要だと思います。日々の地道な勉強で、いかにしてしっかりとした「型」を身につけるかがスコアアップのキーになります。

手ぶらで営業してみろ! 山のような資料が必要だということは、結局「なにひとつ頭に入っていない」証拠だ。

これは受験でも皆さんご経験があるのではないでしょうか。試験の時に大量に参考書を持ってきている人に限って点数が低い(笑) 手ぶらで、洋書を片手にTOEICを受ける、なんて格好いいですよね。ちなみに私は解答速報用に大量の参考書をトートバッグに詰め込んで毎回受検しています(笑)

成功の反義語は「失敗」ではない。「挑戦しないこと」だ。最初の一歩を踏み出さないことだ。

いい言葉ですよね。TOEICや英語学習のみならず、人生のいろいろな場面で思い出したい一言です。

TOEIC本番まで残りわずかです。「ここ一番」で持てる力を発揮できるよう、真剣に模試を解き、本番ではとにかく凡ミスをなくすことを心がけましょう。ホームランやファインプレーより、まずはエラーやミスをなくすことですね。私も気をつけたいです。

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TOEIC本妄想
「え、トーイック? 何それ? あ、そうか。あれだよね。ブッチャーの秘密兵器。ピンチになったらさ、レフリーの陰に隠れて、つま先のとがった靴で相手の急所を蹴るやつ。あれってさ、なんでジョー樋口は見逃すのかね。いつも腹立つんだよなあ」

「いちおう突っ込んどくけど、それは、トーキック。俺の言いたいのはトーイック。英語の試験なんだけど」

「ふーん。英語の試験って英検しか知らないなあ。ところでさ、ブッチャーってさ。キラー・トーア・カマタと似てるよね。あれ絶対兄弟だよ。流血大王ブラザーズだよね・・・」

とまあ、昔のプロレスファンにしか分からないネタですが、多分、20年前ならこういう会話が交わされたとしても不思議はなかったと思います。ちなみに20年前の1989年、TOEICの年間受験者数は26万8千人でした。今の6分の1程度です。それを考えるとこの20年でTOEICの受験者数の伸びはすごいですよね。今は恐らく20~30代の認知率は9割を超えているのではないでしょうか。

そうなるとですね。当然、書店には玉石混合、もう嫌になるほどの「TOEIC本」があふれてしまうわけです。素晴らしい内容のものもあれば、TOEICをあまり知らない作者が適当に作ったとしか思えないものまで、くらくらするほどの種類の多さです。初めてTOEICを受ける人なんて書店のTOEICコーナーの前で呆然と立ち尽くしてしまうのではないでしょうか。本当にどれを買っていいものやら分かりませんよね。

この状況下では、新しい切り口のTOEIC本を出すのは至難の業でしょうから、出版社も大変なはずです。実際、公式以外のTOEIC本で10万部以上売れた本ってほとんどないと思います。「スピードマスター英単語」や「緑本」ぐらいでしょう。じゃあ、このままこういう状況がずっと続くのかというとですね、私の業界もそうですが、「もう新商品なんて無理」と思ったところにですね、コロンブスの卵的な商品って出るんですよね。これが。オバマ本などは好例ではないでしょうか。おかげで今は書店に行くとオバマ本の嵐です(笑)

私も昨日の夕食の席で、「パート1の写真を全部グラビアのお姉さんにして、リスニングもセクシーボイスで」と神崎さんに提案したら、笑いながら「じゃあ、TEXさんやれば」と言われてしまいましたが、それは極端としても、ちょっとひねった本があってもいいかもしれませんね。ということでTOEIC本を妄想レベルで3案考えてみました。

1. 「TOEIC TEST TEX’S BOOTCAMP」
ビリー隊長風に、「地獄のパート2特訓500問」という副題にして、一冊丸ごとパート2対策にした本です。表紙には炎をあしらって、見出しも、「地獄のWH問題100問」なんていかにも辛そうな文字を並べます。本の中身の要所要所では、「疲れたら休んでもいい。でもあきらめるな」「自分に負けるな」「痛みなくして得るものなし」等のセリフを散りばめます。当然500問終了したら、「ビクトリー」の文字と音声が流れます。ってまあそこまで露骨にパクルのはもちろんNGですが、そういうイメージの本です。パート2はスコアアップが容易なので、500問解けばスコアアップ効果も実際にあるはずです。

2. 「萌えて覚える TOEIC TEST必須単語」
萌え系の派遣OL(国際花子)さんが、会社の中で仕事を通じて成長するいう設定で、例文も彼女のOLライフに特化したものにしつつ、TOEIC必須単語を学べるようにします。例えば、impending mergerであれば、Hanako is worried about rumors of an impending merger because she is a haken (non-regular) worker and may be laid off. などという例文でストーリー仕立てで覚えられるようにします。もちろん、可愛いイラストを表紙や中身にふんだんに散りばめます。

3. 「小説 夢をかなえるTOEIC TEST」
二ヵ月後に600点取らないと大学二年に進級できない。そんな英語嫌いの僕の前に現れたのは、どうみても「フーテンの寅さん」にしか見えない関西弁を話す怪しすぎる家庭教師TEX加藤だった。疑いの目を向ける僕に、「大体やな、神崎君も、ヒロ前田君も、そうそう、ロバート・ヒルキ君もやな、ワシが育てたんやで。そのワシが教えるんやから、大船に乗ったつもりでええよ。自分そもそも600点目指しとんのやろ。そんなん、楽勝やで」などと自信ありげに言いつつ、いつの間にか僕の母親にもすっかり気に入られたTEXとのTOEIC特訓が始まった。

こうしたストーリーの中に、「パート2のWH問題はやな、YES/NOは不正解。そんなん当たり前田のクラッカー」「リーディングの語彙問題は分からんかったらさっさと捨てる。語彙問題なだけに、“ごーいん”に捨てる」といったしょーもないギャグや、「自分な、時間管理っちゅう考えがそもそもないやろ。それでどないして600点取れるっちゅうねん。無理に決まっとるで」などといったスコアアップのためのポイントを盛り込み、例題を入れ込みます。最後は無事主人公が600点を突破し、更には英語に興味が芽生えるというハッピーエンドにします。

おっと。段々売れそうな気がしてきました(笑) こんな妄想を膨らませるより、今週末のTOEICとTBRに備えて、研修で学んだことの復習でもするとします。

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3月のTOEIC
SWテストが終わったので、ほっとしつつ公式問題集2のパート5・6を解いてしまったTOEIC中毒患者のTEX加藤です。神よ。哀れなTOEICオタクのサラリーマンをお許しください。

さて、昨年度のTOEIC公開テストで、最も受験者が多かったのが3月で、何と、その数107,599人です。全国的に見ると、開催地の数が最も多いのは1・5・9月なので、3月だけが開催地が多いわけではありません。そう考えるとこの受験者数はすごいですよね。ちなみに昨年3月のSWテストの受験者数はといいますと、なんと、209人(笑) 500分の1以下です。これはSWテストがなくなるもの時間の問題かもしれません。今のうちにまた受けようかなあ。

しかし、10万人以上の方が、同じ時間に全国で同じ問題に向かって試験に取り組んでいるってすごくないですか。センター試験のように必須でもないのに。もちろん、学校や職場で一定以上の点数を撮らなければいけない人もいますが、自主的に受けている方の方が多いと思います。母数は少ないですが、昨年5月にアルクが行ったアンケートでも、受検理由を「自己啓発」と答えた方が、「転職や就職のため」を上回っています。やっぱりTOEICにはそれだけの魅力があるということでしょうね。

私は商品企画が本業ですが、6000円の商品が年間160万個売れるってまずありえません。それだけ売れたら確実にヒット商品番付の上位に登場します。つまり、超ヒット商品と同じくらいの商品力がTOEICにはあるということになります。ですから、「TOEICでは英語力を測定できない」「教育界はTOEIC至上主義を改めるべきだ」「TOEICなんて早く卒業して英語力を磨くべき」という意見にはもちろん一理ありますが、なぜこれほどまでにTOEICが日本人に受けているのかについて考えてみる価値はあるのではないかと思うのです。

個人的には、TOEICが10万人それぞれの英語学習に対するモチベーションを高めるための潤滑油、あるいは英語学習への熱意を燃やすための燃料になれば、それはそれでいいのではないかと思います。その上で、英語を仕事で使う人は使えばいいし、使わない人は使わない人で、勉強を継続する過程で得たことを別のところで生かせばそれでいいのではないでしょうか。道に迷っている外国人の方を助けたり、趣味の世界の洋書や海外サイトを楽しんだり、海外旅行で値切ったり、といったシチュエーションで英語が生きるかもしれません。子供に聞かれた質問に答えることができて、尊敬されるかもしれません。あるいは、英語とは直接関係無くても、「努力を継続することの大切さ」は人生のほかの部分できっと生きるでしょうし、TOEIC学習を通じて恋が芽生えるかもしれません(笑) 

とにもかくにも、TOEIC学習が人生を豊かにすることに何らかの形で生きれば素晴らしいですよね。もちろんそのためには、適当に勉強して適当に試験を受けただけでは意味がありません。全力で試験を受けて壁にぶつかって、そこでくじけずに努力を継続して目標を達成する、その過程で得られるものがきっとあるはずです。

ということで、3月の試験では、全国各地で頑張っている10万人のトーイッカーの姿を思い浮かべて頑張りましょう。あの人もこの人も、あのブロガーもこのブロガーも、皆頑張ってその瞬間に全力で試験に取り組んでいるのだと思うと、自分も頑張らなきゃなと思えますよね。例えがどうかとは思いますが、東京タワーの展望台から東京を一望すると、「あ、こんなにたくさんの家があって、ビルがあって、そこで皆、今、この瞬間も頑張って生きているんだなあ。よーし俺も頑張るぞ」って思えるのと似た心境です。

本番まで残り一週間、まずは受験票があるかを確認して、写真を貼りましょう。コレ意外と大事です(笑) 私も試験とTBRに向けてできることはしっかり準備しておこうと思います。皆さん、頑張りましょう(と、SWテストが終わったのでほっとした反動で、一週間前からテンションの高い男)

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SWテスト当日
今日はいよいよSWテストです。朝起きたら二週間ぶりに花粉症の症状がややきつめに出ていて、鼻かみまくりです。昨日花粉がかなり飛んだのでしょうか。環境省の「はなこさん」をチェックすると、それほど飛散したとは思えないのですが。とはいえ、上中下でいうと「中」、あるいは松竹梅でいうと「竹」レベルなので、なんとかなるでしょう。鼻を「チーン」とかむ音を思いっきりマシンに吹き込みたいと思います。クシャミが出たら、「Bless me.」と吹き込む予定です。

試験を受けるにあたっては、以下の教材で準備しました。まあ、準備とはいっても軽く読み流してCDを通勤電車の中で聴いた程度ですし、肝心の点数が悪いとまったく説得力がなくなるわけですけど(汗)

(1)公式ガイドブック
友人から頂いたものです。試験の内容やスコアの基準、高スコアのポイントが記されているのでこれは必須です。ただ、先日のブログにも書きましたが、CDは要改善ですね。ネイティブの模範解答や、日本人のサンプル解答を増やし、レベル別のサンプル解答のトラックを分けて欲しいですね。韓国の方は母語が異なるし、地名などが全く分からないので、聴いていて「?」の部分が多かったです。受験者のサンプル解答は、レベルの把握にはなるのでありがたいことはありがたいんですけどね。使いづらかったので、CDは二度聴いただけで結局ダウンロードするのは断念しました。演習量や解説も少なめです。

(2)Tactics for TOEIC Speaking & Writing Test
オックスフォードから出ている公式本です。演習も豊富ですし、ネイティブの模範解答などもあって公式ガイドよりこちらの方が演習書としてはよいと思います。TOEICでもおなじみのナレーターの皆さんが登場するので、TOEICのリスニングの練習にもなるかもしれません。残念だったのは、スピーキングで最も難しいと思われる「意見を述べる問題」の模範解答が少ないことです。ネイティブによる模範解答は恐らく1点で、後は受験者のサンプル解答が数点だったので、いまひとつ感覚がつかめませんでした。全部英語で書かれているので、初級者だときついかもしれません。

(3)言いまくり!英語スピーキング入門(コスモピア)
これはいいです。スピーキングの時に一問だけ、写真説明の問題があるのですが、その演習書としては、この本と(2)があれば十分だと思います。写真を見て英語で説明することって普段あまりやっていないので、最初はなかなかコツがつかめませんでしたが、この本で少なくとも3語以上で説明することができるようになりました。

(4)Barron's Writing for the TOEFL iBT
スピーキングの「意見を述べる」と、ライティングで最難問の「意見を記述する」の演習用に購入しました。TOEFLで出題されるエッセイライティングのテーマ185それぞれのサンプル解答が1点付いているので、会社関連のトピックを中心にパラパラと眺めました。比較的平易な英語で書かれているので分かりやすいです。

(5)Sample Essays For The TOEFL Writing Test
(4)だけだと、自分の考えと合わない問題もあるので、補足で購入しました。トピックによっては4-5個サンプルエッセイが書かれているので、自分の考えに合ったものを見つけるにはいいと思います。最高レベルのエッセイのみを集めたと書かれていますが、(4)よりはやや語彙や文章が高度で、「これは書けないよ」と思う部分もありますが、ポイントを拾うには良いと思います。

(6)インターネット
TOEICの公式HPに比較的詳細にテスト内容や受検の方法、サンプル解答などが出ているので、もちろんここは要チェックです。ネットの情報で、私が一番参考になったのは、神崎さんの受験記です。さらにはそこにリンクされている日向先生の「すぐ書ける5パラグラフ・エッセー:35553で書くという速攻法」はとても参考になりました。今日のライティングの意見記述では、この「35553」で行きます。

普段英語を話す機会が無いので、ヒトリゴトでスピーキングは練習しました。今の状況を英語で説明する練習です。「I am writing my blog about TOEIC Speaking and Writing Test that I am going to take today. I can't stop blowing my nose because of hay fever. It's really killing me...」といった感じです。果たして効果があるかどうかは分かりませんが、何もしないよりはいいかと思います。

発音練習とか、ライティングの基礎演習は正直あまり行いませんでした。基礎的な英文を軽く音読した程度です。ここは普段のTOEICの勉強で培った感覚に期待するしかありません。良く良く考えると、TOEICのリスニングパートは、SWテストの特にスピーキング、リーディングパートはライティングに間違いなく役に立つはずです。それらが有機的に結びついて、総合的な英語力が向上するのが理想ですね。テクニックに頼ってばかりのTOEIC対策ではなく、しっかり英語力そのものを鍛えている方なら、TOEICの点数が低くても、SWテストでは点数が高くなるかもしれません。そういうあんたは大丈夫なのかよ、と言われると正直特にスピーキングは自信がありませんが、点数が悪かった場合は虚偽報告するので安心です(おい!)。

しかし鼻が止まらないなあ。まあ試験本番になったら緊張感と気合で止めます。いや、止まるに違いない。テストの受験記は今晩にでもUPします。それが終わったら来週の公開テストに向けて久しぶりに公式問題集を流してみようかなあと思っています。3冊とも全て他の受験者に譲ってしまったのですが、疑惑のTOEIC本の内容をチェックするために再購入してしまいました。せっかくなのでパート5を中心に解いてみます。

では、これから洗濯して、朝食食べて、発声練習でもして出かけるとします。「あめんぼあかいなあいうえお(なぜか日本語)」


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TOEICトリビア
ネットで紹介されていた「ちくわパン」が気になるTEX加藤です。コンビニで販売されているらしいのですが、さっき近所のセブンイレブンをチェックしたところ、販売されている様子はありませんでした。食べたことある方がいらっしゃったら是非感想などお寄せください。

さて、先日ご紹介した疑惑のTOEIC本(笑)についてですが、数人の方々より面白い情報を頂きました。かなりマニアックなTOEIC情報なので、TOEICに興味の無い方は軽く読み飛ばして頂ければと思います。

これは私も知らなかったのですが、TOEICの対策本や模試等、関連本を出版する際、「TOEIC」と言う言葉を名詞として単体で使用することはNGだそうです。必ず、「TEST」「Examination」などの一般的な名詞の前に付く形容詞として使わなければいけません。

そこで、書店に並んでいるTOEIC本をよくよく見ると、確かに、「TOEICテスト」「TOEIC Test」などと必ず後ろに「テスト」と書かれています。ところが、アマゾンなどで表紙をチェックすると、たまに、「TOEIC」が単体で使用されているケースがあって、出版元は普段TOEIC本を出していないところだったりします。そうやって表紙を見るとちょっと面白いですね。

この点については、ETSの公式HPにこう書かれています。

The trademark must be used as an adjective followed by a generic term such as "test," "examination" or "CBT" immediately after every reference to any ETS trademark -- e.g., "GRE® test" or "TOEIC® examination," or "TOEFL® iBT."

もちろん、それぞれTOEICという文字には®の表記が必要となります。

他に、ちょっと面白いなと思った規定を以下に列記します。

Do not use ETS trademarks in a possessive or plural form, such as "TOEICs," or "GRE's."
複数形や所有格禁止だそうです。

Do not translate or transliterate any ETS trademark in another language.
日本語で「とーいっく」なんて萌え風に可愛く書くのはNGですね。

Always show ETS trademarks in plain block letters. Do not add designs or stylized typeface. Do not use any ETS trademarks in a transformed style. Do not render ETS's trademarks so that they are significantly more prominent or eye-catching than any other word in the title or description. Typeface color should be the same for all words in the title.

本のタイトルの中で、「TOEIC」の部分だけを色や字体、大きさを変えて強調して表記するのはNGということですね。言われて見れば、書店に並ぶTOEIC本は、公式問題集を除くと、「TOEIC」という言葉を含むタイトルが、見事に全て同じ色になっています。公式問題集が、「TOEICテスト」が黒文字、新公式問題集の文字が白文字なのは、公式だからでしょうね。非公式なら、全て同じ文字色にしなければいけないということになります。

ということは、「国際花子のとーいっく萌え萌え日記」とか「TEX's TOEIC Boot Camp」は本のタイトルとしてはだめかあ。などとしょうもないことを書いている間にSWテストが明後日に迫ってきました。もう今更じたばたしても始まらないので、テスト形式を再チェックして、最難問の「意見を述べる」についてさらっと練習する程度で本番に臨もうと思います。SWテストは教材も少ないし、受験者自体が少ないので、どうやって勉強していいものやら良く分かりません。

基本となる公式本で受験者のサンプル解答を聞いても、韓国の人が多いようで、あまり参考になりません。母語が違うので、イントネーションが微妙に違いますね。地名について話されても全然ピンと来ないし、もう少し日本人受験者のサンプル解答を増やして欲しいところです。しかも、低~高得点レベルの受験者のサンプル解答が全て1トラックに入っているのですごく使いづらいです。ネイティブの模範解答もありません。ただ、「高スコアの条件」は参考になるので、それに添った形で試験を受けようと思います。

まあとはいえ、受験者数が千人単位では改訂版は当分出ないでしょうね。その点では、オックスフォードから出ている「Tactics for TOEIC Speaking and Writing tests」の方が使いやすいです。ネイティブの模範解答もあります。受検される方がいらっしゃったら、こちらがお勧めです。ちなみにこの本は公式本なので、「TOEIC」が単体でもOKです。

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TOEICシミュレーション(L編)
リスニングパートは、私の場合、おおよそこんな感じで解いています。もちろん、人によってやり方はそれぞれですから、自分に合ったやり方がベストであることはいつも書いている通りです。また、リスニングの目標点数や得手不得手によっては参考にならない部分もあると思いますので、参考になりそうな部分があったらツマミ食いしてください。

試験直前
直前の休憩でトイレを済ませ、席に戻った後は、なるべく視線をあちらこちらに散らさず、問題用紙と解答用紙等机の上にできるだけ目線を集中させます。これはアイ・コンセントレーションと呼ばれるメンタルトレーニングの基本です。集中力が高まる効果があるとされています。また、自分が緊張しているな、と自覚があれば、ゆっくり深く深呼吸をします。くれぐれも前後左右の席のお姉さんに気を取られてはいけません。

パート1
ディレクションの間はパラパラと写真を眺めます。モノ(船・車・電車・部屋等)と風景の問題がどの辺に出てくるかを把握する程度です。この間にパート5を解いたりする人もいるそうですが、リズムや集中力が乱されるのと、真っ向勝負で行きたいので、私はそれはしません。

また、私の場合、パート1では目は開けています。「微妙だな」と思った問題の選択肢を忘れないようにシャーペンで押さえておくのと、写真を念のために確認するためです。「これだな」と思った選択肢があったら、シャーペンで押さえつつ、最後まで聞いてからマークします。思い込みで勘違いをしている場合があるからです。「Bかな」と思って最後まで聞いたら、「あ、さっきのは間違いでDが正解だ」って気づくこともあります。

パート2
ここでは最近は、問題文の読み上げ時には目を閉じるようにしています。以前は目を開けて解いたりもしていたのですが、神崎さんの「正解一直線」を読んでからは、聴覚に感覚を集中させるため、目を閉じて問題文を聞いています。問題文を聞いた後に目を開けて選択肢を聞き、パート1と同じく「これだな」と思う選択肢の上にシャーペンを置き、念のために三択を全部聞いてからマークします。マークした後は再び目を閉じて、次の問題の問題文に集中します。

パート2では、途中で分からない問題があったら、とりあえずマークすることと、引きずらないことが大事です。「さっきのやっぱBかなあ」などと考えていると、次の問題にも影響が出ます。「やばい。パート2ボロボロだよ」などとは試験中は決して思わないことです。試験に集中して、できる問題を拾っていくしかありません。あまりの不出来に冷や汗が出そうになったら、途中で深く深呼吸するのも有効です。ネガティブな気持ちになると実力が出し切れない恐れがあるので、分からない問題があったら忘れて次に集中しましょう。

パート3
私の場合、ディレクション中に一問目(Q41-43)の問題文と選択肢、及び二問目(Q44-46)の問題文は先読みします。Q44-46はざっと読む程度です。「Q44-46は、場所、理由と人の問題だな」程度です。それ以降は先読みしても忘れてしまいますし、Q41-43と混乱するのでこの時点では読みません。また、先読みでは、「緩急」をつけるようにしています。特定の日、時間、曜日等、具体的な情報を問う問題は「急」です。必ず問題文と選択肢を読んで内容を頭に入れておきます。「金曜日に何があるかを聞かないといけないな」と頭に入れておきます。そうでないと、余計な情報が多いので、忘れてしまうからです。以前、先読みを全くしない解き方にチャレンジした時は、この部分がすごくきつかったです。満点は取れたものの、数問落としてしまいました。

それとは逆に、概要を問う問題(何についての会話、会話の場所、次どうする等)は「緩」です。ざっと問題文と選択肢に目を通し、大体の内容を把握する程度にしています。全部覚えようとするのは無理がありますし、集中力が続きません。選択肢が文章で長い場合などは、問題文だけに目を通し、選択肢は先読みはしないほうがよいのではと思います。以前、選択肢と問題文を必死に覚えようとしたものの追いつかず、途中で先読みができなくなってしまったことがありました。

このパートでも、会話が読まれている間は最近は目を閉じています。会話が終わったら目を開け、3つの問題をすばやく解きます。この時、「急」の問題を忘れないうちに先にマークします。解き終わったら、41-43の問題文が読まれている途中でもそこから意識を外し、44-46の先読みを行います。一度ざっと読んでいるのでそれほど時間は掛からないはずです。ここでも「緩急」をつけることが大事です。以下、70問目まで同じやり方で解きます。答える際、マークシートを全て塗りつぶさず、答えに軽く印をつけ、その分を先読みの時間にあて、パート4終了後に一気に60個のマークシートを塗る方法もありますが、私は疲れるので普段はこの方法は取りません。ただ、難しい問題があって、先読みが追いつかないな、ピンチだな、と思ったら、そこだけこの方法を使うことはあります。時間稼ぎの奥の手ですね。

パート4
基本的にはパート3と同じやり方で解いています。ここでも先読みの「緩急」をつけることを心がけています。特に、高得点が取れるどうかは「急」の問題を取れるかどうかに掛かってくるので、そこの情報だけはしっかりと集中して解かなければいけません。「Mr.Obamaはこの会社で勤続30年のベテランで、元々はセールス部門に10年いて、その後、国際部門の部門長としての8年の勤務等を経て、現在のポジションの取締役としては勤務して3年になります。私が彼と最初に会ったのは15年前でした」みたいなスピーチがあると、こうした数字を全部覚えるのは大変です。なので、しっかりと事前の先読みでポイントを確認しておいた方がよいです。

と、長々と書いてきましたが、結局一番大切なのは、普段の模試を解く際、自分なりに考えて試行錯誤して、もっとも自分に合った方法を見つけ、それを本番でも実行することです。一度も試したことの無い方法を本番でいきなり試すのは無謀ですから避けましょう。私のこの解き方も、あくまで参考程度にご覧ください。私自身もそのうち解き方を変えるかもしれませんしね。日々まだ修行中です。


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鈴木のこと
私が新入社員時代のまだ紅顔の美少年だった頃、全新人必須でIPを受けたのが最初のTOEIC体験でした。その時は875点で、一年後に再度受けたときもまた875点でした。あれから英語力が劇的に向上したとは思えませんが、社会人としてのビジネスの経験と、日本語の本の多読で身に着けた速読力がTOEIC満点の原動力だったのではと思っています。

などという私の話はさておいて、私のその新入社員時代の同期で、同じ国際部に配属された鈴木という男がいました。当時、その会社では、国際部内の規定で、730点を取らないと昇進できないというルールがあったのですが、鈴木は英語が苦手で、確か初めてのTOEICは500点台後半から600点台前半だったと思います。商学部出身で英語が嫌いなのに、バブルで社員余りの時代だったせいか国際部に配属されてしまい、「なんで俺が国際部なんだよ」ってよく嘆いていました。

ところが、私と一緒に二回目に受けたIPの結果を聞いてびっくりしたのですが、何と鈴木の点数が800点を越えていたんです。一年で200点スコアアップしたことになります。普段地道に英語を勉強する性格ではないことは分かっていたので不思議に思い、劇的なスコアアップの理由を聞いてみたところ、「俺、手品が趣味だから、海外の手品師のビデオ見て研究したり、洋書で手品本を読んでいたら、自然にスコアが上がったんだよね」とのことでした。まさにマジックですね(誰がうまいこと言えと)。

言われてみて納得したのですが、彼は確かに大学時代、手品サークルに所属していて、全国大会にも出場したりと、お金をもらえるレベルのマジシャンだったんです。同期の飲み会で披露されるマジックも本当にすごいものでした。きっと熱心にビデオを擦り切れるくらい見て、本もボロボロになるまで読んで新しいテクニックを習得していたのでしょう。それが全部英語なわけですから、そりゃ英語力も伸びるはずです。

これって理想的な英語力の身に着け方の一つではないかなあと思うんです。自分の趣味についての知識を英語で更に深め、結果としてTOEICの点数もUPするっていいですよね。歌がすごくうまくて、英語はそれほど出来ないけれど、カラオケで洋楽を歌わせたらネイティブ並の発音だった先輩も同じ会社にいました。「英語ではなくて、音で理解してる」って言っていましたが、きっと彼は英語を真面目に勉強する気になれば、歌を聴きまくったり歌いまくればすごいスピードで上達したに違いないと思います。

ということで、「趣味で英語に触れる」っていうのはとても有効な英語の取得法だと思います。私も英語でテニスができます。まあ、試合中に相手との会話はほとんど無いわけですが(笑) 皆さんの中にもきっと、趣味の何かが英語上達につながったり、TOEICのスコアアップに役立った方がいらっしゃるのではないでしょうか。「料理が英語で作れるから、レシピの問題は絶対にTOEICでも間違わない」とか、「飛行機オタクなのでTOEICの空港の問題は簡単すぎる」とか。まあ、あまりにマニア過ぎて、パート1の写真に登場する乗り物自体に気を取られてはまずいですけどね。でも、そういう人って好きだなあ(笑)

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あるTOEIC本について
昼休みに会社の近くの路上で売られているお弁当を購入。最後に楽しみに取っておいたチキン南蛮を食べたら、魚の煮付けだったことにショックを受けてしまったTEX加藤です。名作マンガ「かっこいいスキヤキ」に出てくる、「最後まで取っておいた駅弁のオカズのトンカツが実はタマネギだった」というオチに爆笑したことがまさか自分の身にも起きるとは。なんということでしょうか。

さて、以前「Z会模試」について書いたエントリーに、Z会様からコメントを頂きましたのでご紹介します。

TEX加藤さん、「TOEIC(R)テストZ会模試」についてご意見・ご感想をいただきありがとうございます。 解答の訂正につきましては、申し訳ありませんでした。以後、問題作成にあたりましては同様のミスがないよう努めていきたいと思います。

> 解く側はぜいたくなので、毎回新しい問題を期待してしまいます。6回目以降には是非この辺りをご一考頂けたら嬉しいなあと思います。

貴重なご意見、ありがとうございます。 過去に実施した模試問題の一部をリユースすることで「無料」のご提供ができるという点もありますが、今後の開催にあたって検討をしていきたいと思います。尚、今回の模試解答データを利用した商品化の予定はございません。 よろしくお願いいたします。

Z回様、わざわざブログにまでお越し頂いた上、言いたい放題の一ユーザーの意見にコメントまで頂き、ありがとうございました。出版社の方からこのような丁寧なコメントを頂けると、「レベル判定模試5」が出たら買うぞ、って思ってしまいますよね。

と感激する一方で、今、一部TOEICマニアの間で話題(?)のTOEIC本をご紹介します。

それは、先日の指導者研修で話題に出た本です。ある研修参加者の方が、書店でこの本を手に取り、軽く読んだところ、練習問題の質が高そうなので購入し、じっくり読んでいたら、どこかで見た問題だな、と気づいたそうです。そうなんです。この本の中で使われている例題は、公式問題集のものと問題文も選択肢も一言一句同じなんですのよ、奥さん。あら、やだわあ。などと冗談を言っている場合ではないのであります。

私も早速購入し、調べてみたところ、例えば第一章の例題のうち、6割が公式1、3割が公式2、1割が公式1のパート5からそのまま使用されていました。公式1からの転用が最も多いのは、あまり最近のものから引用するとばれると思ったからでしょうか。さらに驚くべきことに、パート6もそのまま文章と問題を引用して解説を付けています。

あまりに豪快な転用ぶりに、もしかして、ETSの許可済みなのかなと思っていたのですが、表紙にこう書かれています。

TOEIC is a registered trademark of Educational Testing Service(ETS). This publication is not endorsed or approved by ETS.

ええっ。おいおい。ETSに認められていない出版物に、勝手にETSの著作物を転用するのはまずいのではないか?

ということで早速TOEIC運営委員会に問い合わせたところ、「内容確認の上、然るべき対応を取る」旨のご連絡を頂きました。

まだ無断転用かどうかは定かでは無いので、書名や詳細は伏せさせて頂きましたが、ETSの許諾を得て問題を掲載しているとの記載が無いので、著作権侵害の疑いが強いのではと思います。

普段私は、このブログでは、読んでがっかりした本のことはなるべく書かないようにしています。もしかしたらその本のよさや作者の意図に自分が気づいていないだけかもしれませんし、できるだけポジティブな空気にあふれたブログにしたいからです。ですが、普段商品企画の仕事をしていることもあり、今回の件は看過できませんでした。オリジナルを作ることに心血を注いだ製作者への冒涜であり、そこにモラルがないからです。また、モラルの問題それ以前に、法に触れることはしてはいけません。

あわわ。随分熱くなってしまいました。その熱さをSWテストや公開テストに向けないとですね(汗) SWテストはようやく問題形式が把握できて、流れが分かった感じがします。後は自分の実力がどこまで通用するかですね。客観的に自分のレベルが測定できる機会なので、有効活用したいと思います。


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満点に必要なRの正答数
今日家に帰ったら3月の受験票が届いていました。受験票が届くと、いよいよ本番だな、と気が引き締まりますよね。SWテストの方は受験票も無いので、いまいち気持ちが盛り上がりません(と点数が悪かった時の言い訳をさりげなく入れる)。会場は今回も本拠地クロスウェーブ府中になりました。家から二駅なので、これで安心して問題思い出し作業に集中できます。夜にはTBR出演なので、前回と同じく、本格的な解答速報はその夜と次の日の夜になるかと思います。

さて、先日の指導者研修でも、「TOEICって何問正解すれば満点なんですか?」と一部の参加者の方からご質問を頂いたので、TOEIC満点達成に必要なリーディングパートの正答数を調べてみました。リスニングは4-5問間違っても恐らく満点が取れますし、私も毎回2-3問は間違えています。満点を目指す方にとっての難関はほとんどの場合リーディングです。

昨年の6月から受け始めたので、それ以前のデータはありませんが、自分自身のアビリティーズ・メジャード(以下アビメ)と、ネットでアビメを公開されている十数名の高得点者のデータを参考にして、ほぼ解明できました。一部の方にしか需要がないと思われるマニアックな内容ですが、以下ご覧ください。

TOEICテストR満点のための必要正答数と平均点

2008年06月 097/100 267.8
2008年07月 100/100 264.0
2008年09月 099/100 265.9
2008年10月 099/100 261.1
2008年11月 097/100 257.0
2009年01月 098/100 259.9

7月以降は、990点と985点の方が共にアビメを公開されている、あるいは、990と980のアビメが公開されていて、985の人がいることがはっきりしている等の理由により、まず間違いなくこの正答数です。6月のみデータ不足ではっきりしませんが、私が97で満点だったのと、96点以下でRが満点になるとは思えないことや、石井辰哉さんが980というスコアを公開されていて、恐らく90点台前半のスコアにはならないであろうことから推測しました。

これを見ると、R満点に必要な正答数は、回ごとに多少ばらつきがあることが分かります。問題の難易度や受験者のレベルとの関係かもしれません。ただ、この直近の6回分の公開テストでは、全問正解が満点の条件だったのは昨年の7月のみです。1問ミスまでは許されるケースが多いということになりますね。また、7月以降の回は985点のスコアだった方の存在が確認できています。つまり、1問の差で、990と985がはっきりと分かれてしまうことになります。そう考えると厳しいですね。

と、こんなことを書いていますが、「1問も落とせない」と考えるとプレッシャーになるので、仮に満点を目指すとしても、テスト中は集中することだけを考えた方がよいと思います。最後は運です(笑) 私も、こうして改めてみると、今年の1月以外の満点の回は、後1問間違えていたら985点だったことになります。もうほとんど綱渡り状態ですね。書いていて今頃緊張してきました(汗)

私の場合、毎回特にリーディングパートは、解くのがすごく楽しみなんです。ETSが作る問題って本当に良くできているので、解き甲斐がありますし、今回はどんな問題が出るかなあといつもわくわくしながら解いています(変態) なので、「ETSさんよ、リサイクル問題じゃなくて全問新作で来いよ」ぐらいの気持ちでいた方が良い結果につながるのではと思います。神崎さんに聞いたことはありませんが、きっと自然体で解いていらっしゃるのではないでしょうか。

ということで、取りとめもなく書いてきましたが、TOEICで満点を取るための秘訣は、ずばり、「TOEICと一体化すること」です(もはや自分でも何を書いているのか訳が分からない)。


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TOEIC言い訳集
Yahooニュースで、

リサイクル会社、未公開株で34億集金 「上場予定」直前 全社員が“失跡”

と言う見出しを見て、ひどい会社だなあと思って記事を読んでみると、何とそこに私の名が!

この会社は、東京都千代田区東神田の「フジソーテックス」。

・・・すみません。ただでさえ風が冷たい今日この頃、皆さんの元へかなりの冷気を運んでしまいましたね。

さて、私はいよいよ今週日曜日がTOEIC SWテストです。もう今考えているのはスコアが悪かった時の言い訳ばかり(笑) そこで思い出したのが、ある本に出ていたソニー社内の言い訳用語集です。会議の席であまりに次から次へと言い訳が出てくるので、大曾根さんという有名な方が、それをリスト化し、「予算が未達成の理由は、1と5と12です」などと言わせたそうです。興味のある方はこちらをご覧ください。

というわけで、私も思いつくままにTOEIC言い訳集を作ってみました。

01. 努力(能力)が足りなかった。
02. 問題が難しかった。
03. 忙しくて準備ができなかった。
04. 時間が足りなかった。
05. 体調が悪かった(花粉症・風邪・睡眠不足等)。
06. 会場の設備がひどかった(冷暖房・CDプレイヤー等)。
07. 周囲の受験者のせいで集中できなかった。
08. マークミスがあったに違いない。
09. マークが途中でずれた。
10. 前の日に飲みすぎた。 
11. やる気がでなかった。
12. TOEICなんて勉強しても仕方が無い。
13. 戦略を間違えた。
14. 隣席の人が美人(イケメン)すぎた。
15. プレッシャーで力を出せなかった。
16. 問題がおかしい。
17. 時計が壊れた。
18. パート7が長すぎた。
19. 私生活に問題があってテストに集中できなかった。
20. 試験監督がセクシーすぎた。

20項目作ってみましたが、まだまだありそうですね。「国際花子が可愛すぎた」とか。とりあえず、私は、今週のSWテストの点数が悪かった場合は、1・3・5でいきます(笑)


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指導者セミナー終了
四日間のセミナーが終了しました。今日は、課題で提出したアイテムライティングについてのフィードバックがあり、“パート5の問題文の長さはMAX22語。TEXさんのは30語で長すぎ”など、「おおっ。そうだったのか」といった知識を吸収。アイコンタクトの重要性やボディランゲージを使った教授法を学びつつ(ヒルキ先生のプレゼンは神業!)、1分間英語で他の参加者に話しかけながらのアイコンタクト演習を行ったりと、あっという間に時間が過ぎました。本当に充実した四日間でした。

何より私が参加してよかったなあと思うのは、先生方はもちろん、他の参加者の皆さんとのつながりができたことです。「偶然力」という記事を先日書きましたが、これだけ英語教育やTOEICを教えることに熱意のある全国の先生方と出会えたことって奇跡的なことだと思うんです。

そもそもこの研修を知ったのは、たまたま何のきっかけだったか、前田先生のブログを訪問した時に、「指導者が学ぶ異様な研修」というエントリーを見つけたのがきっかけでした。研修日程を見たところ、仕事もその時点では入っていませんでしたし、英語やTOEICを教えることにも興味があったので、受講料は8万円と、メーカー勤務のサラリーマンにとっては高額でしたが、思い切って参加することにしたんです。

受講者は30名以上いらっしゃいましたが、九州や四国、関西や北陸、東海など、全国各地から2度に渡って上京されて参加された方も多数いらっしゃいました。先生の中には自腹で地方から参加された方もいらっしゃったようです。既にTOEIC講師として活躍されているのに、自己研鑽のために5年連続で参加されている方、昨年参加された直後に今年の参加を決め、研修日程が決まったらすぐにホテルを予約されて地方から参加された方、教え子のスコアをなんとしてもアップさせたいという思いで参加されている高校教師の方々等、参加者の皆さんのすごい熱意をひしひしと感じました。

この研修が私の人生を変えるものになるかどうかは分かりませんが、参加者の皆さんとの偶然の出会いを必然に変えられればいいなと思いますし、きっと偶然の連鎖が起きて、いつか何かの形で結実すると信じています。少なくとも、参加者の皆さんが、今日も日本のどこかで必死になってTOEICを誰かに教えている、あるいは教えるために頑張っている、その姿をイメージすると、自分も頑張らないといけないなと気が引き締まります。

ヒロ前田先生、ヒルキ先生、他の参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

来週末はTOEICのSWテストです。といいつつ、試験日が土曜だったか日曜だったかすらあやふやな準備レベルですが、全力で頑張ります。今回の研修では、しどろもどろながらも英語でプレゼンする機会があったので、よい予行演習になりました。その翌週はいよいよTOEIC公開テストです。花粉症を撃破してこちらにも全力投球です。

今回の公開テストでは、前回のスコア報告が幸いな事に好評だったので、次なる企画として、受験日前日に、それぞれの受験者が今回の公開テストでの目標スコアや気合を書き綴るエントリーを設けようと思います。どれぐらいのコメントがあるかは分かりませんが、他人に宣言するとやる気が出ますからね。このブログが少しでも皆さんのモチベーションUPの場、熱い思いが集まってよい結果が生まれる場になればいいなと願っています。

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指導者研修三日目
研修の後、参加者の方々や前田先生との懇親会があり、ついさっき帰宅しました。さすがに明日も朝から研修なので、ブログは短めにします。初日・二日目(前編)(後編)の様子はそれぞれリンク先をご覧ください。

今日の午前中は模擬授業だったのですが、ボロボロでした(泣) 昨日のリハーサルで13分で収まりそうもないことが分かっていたのに、つい調子に乗ってしょうもない冗談などを盛り込んでいたら全く時間が足りませんでした。ヒルキ先生が、教室ではハプニングが起こるので、実際のプレゼン時間の8割程度の長さを想定して話した方がよい、とおっしゃっていましたがその通りですね。良い勉強になりました。

明日はいよいよ最終日です。二日目の宿題で出たアイテムライティングの評価があります。ということで、パート5の自作問題のもう1問を公開します。まだまだ改良の余地が多いなあと思いますが、参考までにご覧ください。

Q-2. The 4-day intensive seminar for English language teachers held in Tokyo ------- with final remarks by Robert Hilke.
(A) concluded  
(B) conclude  
(C) concluding     
(D) have concluded

研修内容と絡めて中級者向けに作ってみました。conclude/exclude/preclude/include、あるいは、conclude/conduct/confer/conspireのような接尾辞・接頭辞系の語彙問題にすることも可能でしょうが、もう1問を語彙問題にしたので、こちらは動詞の活用形にしました。文型を把握して、主語が分かれば比較的簡単に解けるのではと思います。これに時を表す言葉を文章に盛り込んで、時制を問う問題にすれば更に難易度が上がりますね。last Sundayってあるから、concludedが正解で、concludesやhas concludedが間違いであることを問うタイプです。

気合を入れて研修を受けて、有意義な情報をこのブログでも皆さんにフィードバックできるよう頑張りたいと思います。まあおっちゃん頑張れや、と思って頂けましたら、励ましのクリックを頂けると嬉しいです。おっちゃん頑張りまっせ。

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