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TOEICのDPについて
明日の指導者研修三日目の前半戦は、またもや模擬授業です。それぞれのグループの他のメンバーに対して、13分の持ち時間で授業をします。私の担当はパート7のDP(ダブルパッセージ)です。今その準備をしているのですが、授業の予行演習も兼ねて、少しだけココで明日の授業の内容をご紹介したいと思います。

ポイント:DPは実はほとんどDPじゃない
「いきなりこのおっさんは何を言い出すんだ?」と思われるかもしれませんね。これは、この研修を受けてはじめて私も教わったことです。DPは、皆さんもご存知の通り、4種類のDPに対して、それぞれ5問ずつの計20問が出題されます。そのうち、両方の文章を読まないと解けない両文参照型の問題(BPQ:Both Passage Question)って何問あると思いますか? 何と4-5問しかないんですよ。つまり、残りの15-6問は、どちらか片方のパッセージを読めば解けるSPQ(Single Passage Question)なんです。

ちなみに1月のTOEICのDPを見てみると、BPQは、4つのDPでそれぞれ、1・1・2・1問の計5問でした。これは毎回ほぼ同じようです。つまり、それぞれのDPで、両方の文章を読まないと解けない問題は1問、出ても2問ということになります。残りの3-4問はSPQです。しかも、DPの場合、「人材募集広告と応募」「セミナーの告知と応募」「研修の案内とアンケート」「レストランのメニューとレビュー」「旅行会社の広告と旅程表」といった比較的分かりやすい内容の文章が多いので、BPQを除けば、SPより解きやすいケースが多いと思います。

ここで何が言いたいのかといいますと、SPの難しい長文を必死になって読んで、設問が3つしかなくて、そのうち1問間違えて2問正解するのも、DPの簡単なSPQを2問拾うのも点数に換算すると同じということです。ですから、DPは難しいからSPを優先して解いて、最後のDPの10問は塗り絵、というのはすごくもったいないと思います。14時半になったら新たなSPに突入するのは止めて、DPに移った方がスコアアップには効率がよいと思います。

ちなみに、SPの問題配分はおおよそ以下の通りです。1月もこの通りでした。

2問×3 3問×3 4問×2 5問×1 計9SP・28問

毎回余裕でパート7が終わる方は別として、毎回終わらない方は、まずは、パート5・6を、20分で14時5分に終わらせてから、パート7は以下の順に解くのがよいかもしれません。

1. SPで設問が4・5問の問題を、文章が一番短いものから順に3つ解く
2. SPで設問が2・3問の問題を、文章が一番短いものから順に6つ解く(14時半になったらDPに移動)
3. DPのSPQを解く
4. DPのBPQを解く
 
その他のパート7の注意点として、4問程度出題されるいわゆる類義語問題(closest meaning to)には時間をかけない方が良いです。語彙問題なので、分からないものはいくら考えても分かりません。文意に合うものを選ぶ努力はしつつ、分からなければ捨てて次の問題を解きましょう。

ただし、これはあくまで一つの方法なので、普段の演習で自分でいろいろと試してみて、一番自分に合っていると思う方法で解くのが一番です。「自分で考える」が基本ですから。

こういったことを学べる指導者研修後に受ける3月のTOEICは、いつもと違った感じになりそうです。またTOEIC狂への道を一歩踏み出してしまった気がしますね。

さ、明日の模擬授業のリハーサルを繰り返してから寝るとします。自分のTOEIC SWテストの準備がさっぱりなのはまずいですが、まあ1回目だし、だめならだめで次頑張ろうと受ける前から思っています(笑)

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偶然って信じますか?
「おくりびと」のアカデミー賞受賞が話題になっていますね。私は映画自体は観ていませんが、この映画の脚本を書かれた小山薫堂さんの著書は何冊か読んでいます。今回の映画についての小山さんのインタビューを読んでいて、その本の中の一節を思い出し、ちょっと感慨深いものがあったのでご紹介します。以下が映画についてのインタビューです。

聞き手:映画『おくりびと』の「生と死」というテーマをまざまざと予感させる、夜のお台場の水際で「蛸」を逃がそうとするシーンがありますよね。「蛸」といえば、薫堂さんはたしか蛸の名産地、熊本県天草の出身だったと思いますが、ご自身の「蛸の記憶」とか何か実体験がこのシーンに反映されていたりしますか?

小山:鋭い指摘!まさにその通りです。そもそもあのシーンは自分の経験を元に生まれています。今から十数年前、うちでバーベキューをやったことがありまして、その時、友人が湘南で活サザエを買ってきました。食べようと思っていたのですが、すっかり忘れていて、食べ損ねてしまいました。一晩、同じ屋根の下で過ごすとなんだか情がわいてくるもので、翌朝も生きていたので、その日のうち、車で湘南までサザエを海に返しに行った・・・そんなことがありまして、あのシーンを思いつきました。サザエをタコに置き換え、あのシーンを作ったわけです。東京湾にプカプカと浮かぶ哀れなタコと、主人公・大悟の心情(都会の汚れた海に漂う情けない人生)を重ねました。

小山さんの著書、「考えないヒント」(幻冬舎新書)には、「偶然力」について書かれたこういうくだりがあります。

僕は「偶然」という言葉が好きです。「偶然」って、すべては「必然」だと思うからです。多分、何の意味もない偶然というものは、実はありえない。すべては必然に向かった偶然なんだと思うんです。偶然が偶然を呼び、つながっていく。この「偶然の連鎖」を起こす力が、「偶然力」です。

さらにはこうも書かれています。

偶然を信じるというのは大切だと思うんです。僕はいろいろなところで、驚くような人との出会いをよく経験して、人に話すと作り話だろうと言われるんですが、これも僕が偶然の力を信じているからなんです。今目の前で起きている偶然に思えることを、すべて必然と思えるかどうか。偶然力を一番鍛える方法は、自分には偶然力があると思いこむことだと思います。

偶然を必然にするために、小山さんは普段からいろいろなところで種を撒いて水をやる作業をしているそうですが、まだ芽が出ていないエピソードとして、上記のインタビューに出ているサザエのエピソードが紹介されていたんです。そこには最後にこう書かれていました。

「元気でな」と言いながら、サザエを一個ずつ海に投げた。そのとき僕は、きっとサザエが将来、何かの姿を借りて恩返しに来るような気がしたんですけれど、まだそれらしいことは起きていません。

これってすごくないですか? サザエがアカデミー賞を運んできた(笑) まあ、それは大げさとしても、私は冒頭のインタビューを読んで、慌てて家にある「考えないヒント」を読み直し、「おおーサザエの恩返しだー」とすごく感動してしまいました。

偶然って皆さんにもきっとあると思います。私もつい先日、偶然がありました。うちの会社の女の子が、「TEXさん、この人知ってますか?」って名刺を見せてきたのですが、それを見てびっくりしたんですね。自分が十数年前にダブルスを組んで良く試合に出ていたテニス仲間だったんです。彼が海外駐在になってから疎遠にはなってしまったのですが、忘れるはずがありません。

聞いてみると、名刺を見せてくれたその女の子が、自分の担当商品のプロモーションの相談に出かけた相手の会社の担当者だったそうです。たまたま私が数年前にTVに出演した時に、それを見ていて、「あれ、これTEXじゃん。今こんなことしてるんだ」って思っていたらしく、商談の席で名刺交換して社名に気付き、「ところで、御社にTEXっていませんか?」「え、いますけど」って話になったそうです。もちろん、彼にはすぐにメールを送り、早速飲み会を開催して十数年ぶりに再会しました。嬉しかったですね。

とまあ、英語学習にはあまり関係の無い話になってしまいましたが、こうして皆さんとブログを通じてつながりができて、それがいつか何かの形で花咲くことがあるかもしれないなあと思うと、ブログを書くのがちょっと楽しくなりますね。え、あまりあんたとは関わりになりたくないって? それは失礼しました。皆さんも、「偶然力」を信じて鍛えれば、いいことがきっとあると思いますよ。「偶然だな」で済ませずに、そこで一歩踏み込んで行動してみれば思わぬ幸運につながるかもしれませんね。

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