(修正前)
A prospective employer will not want to employ someone who has not taken the time to research the company in question, or who appears unsure of -------.
(修正後)
A prospective employer will not want to employ applicants who have not taken the time to research the company in question, or who appear unsure of -------.
修正前も正解をthemselvesとしていたのですが、修正前の文章では、someoneを受けて、動詞も単数で、最後の部分だけがthemselvesと複数形になっていました。
そうしたところ、積読亭さんから、「単数(の再帰代名詞)で受けるのでは?」とのご指摘を頂きました。結論から言いますと、修正前の問題では、TOEIC的には先行詞を複数(applicants等)にするか、someoneを生かすのであれば、受ける再帰代名詞を単数(himself or herself)にしなければいけません(ただし、性差別の観点から、どちらかをsomeoneを受ける再帰代名詞としては使用しない)。someoneやsomebodyは単数で受けなければ誤答です。積読亭さん、ご指摘ありがとうございました。
この点に関し、隠しコメントさんからは次のメッセージを頂きました。
「この場合、れっきとした文法書にも単数 someone を them で受けることは可能としており~」
ちなみに、「FOREST」では次のように書かれています。
someone, somebodyを代名詞で受ける場合、以前はheを用いていたが、言語上の性差別をなくすためにhe or sheという形を用いるようになった。現在ではtheyを使うことも多い。
また、ネイティブにも意見を聞いてみたところ、以下の通りでした。
Singular is correct, however, "themselves" has become an accepted alternative. So, either will do. Personally, I would leave it as "themselves." It removes any sort of gender bias.
つまり、実用レベルでは、someoneをthemselvesで受けても問題ないということでしょう。出題文自体が元々米国のサイトのコピペですしね(笑) 私も全然違和感がありませんでした。以前、英語のライティングの本で、性差別に気を使うあまり、he/she, himself/herselfを至る所に使ってある文章が修正すべき見本として取り上げられているのを見た記憶があるのですが、文章を工夫してそうした表現を使わないようにするか、theyやthemselvesで受けた方が見た目もいいですよね。
ただし、冒頭でもコメントしましたが、TOEIC的には×です。私のチェック不足でした。予想問題としては不適切でしたね。申し訳ありません。問題文は修正させていただきました。積読亭さん、隠しコメントさんメッセージありがとうございました。
いやしかし、勉強になりますね。ちょっと思ったのが、実用英語とTOEICの英語のすみわけを、時には臨機応変に柔軟にしなければ、ということです。文法にとらわれすぎるあまり、英語を話したり書いたりすることに及び腰にならないようにしないといけませんね。今回のTBRのテーマと通じるところがありそうです。
まだまだ英語道修行中のサラリーマンなので、今後とも読者の皆様からのご指導よろしくお願いします。
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昨日の文章は以下の通りだったような気がするのですが、applicantsが複数形だったのが、今回はsomeoneになっているのは、someoneの方が文章的に正しいのでしょうか?
A prospective employer will not want to employ applicants who have not taken the time to research the company in question, or who appear unsure of themselves
あとwho 以下はhave→has appear→appearsだったのでしょうか?
結局本日のsomeoneを使用した場合は"himself or herself"というように表現するのでしょうか?
性表現の差別というのも考えないといけないのですね、奥が深いです。
someoneを使用した場合は、TOEIC的には単数で受けなければいけないので、"himself or herself"が正解です。ただし、このパターンがTOEICで正解になることはないので、先行詞を複数形にして、themselvesで受けるパターンでの出題になります。
TOEICは性差別表現には厳しいので、chairmanもcharpersonですね。先行詞がMr.XXXであればもちろん、himselfで受けますし、これはTOEIC頻出パターンです。
ご指摘ありがとうございました。
今書いている本でanyoneをtheyで受けたのをネイティブにhe or sheに直されました・・・
ちなみに明治大学でtheyで受けたのを間違いとする正誤問題が出題されたときは、文句が集まり結局全員正解になりました
私も、当初の問題文を通常の文章として読んでいれば特に違和感は感じなかったと思いますが、今回は、穴埋め問題の問題文として、変に分析的に読んでしまったので、あれ?と思ってしまったんだと思います。
でも、性差別を避けるために、"themselves"が使われていたとは!! 性差別に関しては、he or she等を使うということまでは知識としてあったのですが、知識が古いところで止まっているせいか(?)、they等も可ということまでは知りませんでした(汗)。勉強になります。
ご指摘のおかげで修正することができました。ありがとうございます!

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