模試特急&セミナー
昨日の出版社での作業と、今日の午前中の原稿まとめで、ほぼ「模試特急」の原稿執筆作業が終わりました。後は週末の死の校正作業と、リーディングパートの音声収録を残すのみです。あとひと踏ん張りですね。今のところ、定価が1600円台で、3月のTOEICの前には発売になる予定です。

主な内容としましては、TOEICオタクの二人とダンの三人で練り上げた模試1回分、パート別の攻略法、全問題に二人の掛け合いの解説と詳細な語注、模試の中から必須単語を神崎さんが選んでまとめた単語集と、私が選んだパート5マル秘単語集、それに加え、さらに、Moreover, 「しょうもないオヤジギャグ」、となっております。

TOEICマニアの皆さんにとっての最大の見どころは、神崎さんが三浦の港で寒風吹きすさぶ中で撮影した船の写真がパート1で使われているところと、ダンがパート1に登場しているところでしょうか。原価削減のための著者の涙ぐましい努力が随所にうかがえる一冊となっております。

本の打ち合わせで、昨日神崎さんと話していて判明したのですが、現時点で二人合わせてTOEICの受験回数が80回を超え、990の取得回数が約40回、200問全問正解が5回です。まあそのうちのほとんどは神崎さんなわけですが(笑) IPも含めれば、今年中に二人の合計受験回数が100回を超えますね。いやあ、すごい数だなあ。え、そんなに受けてどうするんですか、って? そういうまじめな質問をする方はちょっと困った方なので、しばらくあっちに行っててください。

2008年の6月に、TOEICを約10年ぶりに受けた時は、それがきっかけになって人生が変わるとは思ってもいませんでした。せっかく英語学習を再開したのだから、モチベーションUPになりそうなTOEICでも受けてみるか、って気軽な気持ちだったのですが、人生何がどう転ぶか分からないものです。

これは全くTOEICとは無関係ですが、そういう人生に大きな影響を与える瞬間って、誰にでも訪れているのだと思います。時にはそれに気付かなかったり、気付いてもそっちにはいかなかったりすることもありますよね。まあ私も生活の不安はありますが、新しい道に進むと決めたのですから、周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、自分のノウハウを周囲の皆さんに還元できるよう、楽しみつつかつ真摯に一歩一歩前進したいと思います。

あ、そういえば、もしかするとセミナーの第二回が緊急開催されるかもしれません。セミナーまであと一カ月以上あるのに定員となってしまったので、参加の機会を逃してしまった方に対して、一回目と同じ内容で行う予定です。日付や時間が決まりましたら、またブログにて報告させて頂きます。いやしかし、まだ一回目も行っていないのに大丈夫なのでしょうか。エッセンスはん、わしは知らんで、どないなっても。


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パート2対策
今日はこれから、朝日新聞社にて、神崎さんとの共著第二弾「模試特急」の校正作業のため、ブログは手短にさせて頂きます。果たして本当に3月のTOEIC前に出版できるのかがにわかに不安になってまいりましたが、「二人が一人、バロローム」の「超人バロム1」の精神で頑張りたいと思います(←誰も分からないネタ)。

さて、昨日はパート1について書いたので、今日はパート2について少し書いてみたいと思います。とはいえ、パート2の基本対策については、「直前の技術」等、たくさんの良書が出ていますので、直接そうしたことには触れません。対策書をご覧ください。

パート2で私が一つ意識していることは、「集中力のメリハリ」です。パート2って、冒頭の一語に全神経を集中させないといけませんよね。ぼーっとしていて、「あ、今の、WhenだったかWhereだったか聞き逃してしまった」といった状態が発生すると、正解が分からなくなってしまうので、かなりの集中力を要求されます。

ところが、これはかなり疲れる作業です。30問連続ですからね。どこかでエアポケットがあったりして、上級者でも数問落としてしまうケースがあります。私もそうしたことが過去にはありました。そこで考案したのが、まずは冒頭に全意識を集中させ、選択肢の読み上げまで集中力を高め、正解が分かったら、次の問題に移るまでの5秒間は、リラックスする、という方法です。

集中力の高さの流れとしては、「ピーク→ピークに近い高さを維持→一気に落とす」といった形ですね。ここでスタミナを温存して、30問をうまく乗り切りつつ、パート3・4にもスタミナを残しておくんです。2時間の英語の試験ですから、集中力のスタミナをうまく配分しないと、マラソンでたまにある、前半飛ばし過ぎて後半失速、といった事態になります。パート3・4・7と、後半には長い坂が待ち構えていますから、比較的平たんな前半でスタミナをうまく温存することが大切です。

また、これは昨日の記事にもつながりますが、ある程度幅広い答えを予測しておくことも大事です。一つの会話から、たくさんの答えを生徒に考えさせる、というのは、このパートでもいい勉強法かもしれません。レベル次第では、日本語でもいいでしょうね。

たとえば、What time is the seminar tomorrow?(明日のセミナーは何時ですか?)という質問に対し、日本語で考えて、「10時です」「分かりません」「ジョンに聞いてください」「え、セミナーなんてありましたっけ?」「午前と午後、どちらに参加されるんですか」といった答えが考えられますよね。それを生徒に出させて、先生が英訳し、生徒にインプットした上で問題を解かせます。そうすると、生徒の英語力もUPしますし、TOEICのスコアにも直結しますよね。

うーむ。昨日の指導法は、パート2にも使えるなあと思い始めた今日この頃です。では、そろそろ家を出て、出版社に缶詰めになってきます(涙)


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パート1対策
週末は、「TOEIC界のチャゲ&飛鳥」こと、ヒロ前田さん&ロバート・ヒルキさんのコンサート、ではなくTOEIC指導者養成セミナーに参加してきました。参加者は皆、TOEICの指導者をしている、あるいは目指している方ばかりなので、とても刺激になりました。こうして他の指導者の方の授業を拝見したり、話を聞く機会って本当に貴重ですし、自分にとっての学びとなります。駆け出し講師の私としてはありがたい機会です。得られたものを生徒さんやブログ読者の皆さんに還元できるよう、自分の中でしっかりと咀嚼して、モノにしたいですね。

セミナーで学んだことの中から、今回、とても面白いなあと思ったパート1の指導法や勉強法を差し障りのない範囲で1つご紹介します。レベル的には初級者向きですが、上級者にとってもやり方次第では参考になるかと思います。

まず、写真を見て、中に写っている名詞を生徒に挙げてもらいます。独習の場合は、できるだけ自分で考えてみます。例えば、オフィスの中でメガネの女性が席で電話をしている写真なら、telephone, desk, chair, woman, office, computer, glasses, screen, keyboard, receiver, document, book, cabinet, window, door, office equipment, office supply, jacket, shirt, light, trash can, drawerなどが考えられますね。「10個考えてみよう」でもいいかもしれません。初心者なら10個考えるのも大変でしょう。なかなか10個出て来なければ、講師がフォローします。

次に、動詞を考えます。女性が主語ならsit, talk, speak, hold, face, type, use, have等、モノが主語なら、place, situate, hang, open, close, wear等ですね。これを10個考えるのは大変ですから、生徒さんに考えてもらうのは5個程度でいいかもしれません。

名詞と動詞が出そろったら、それを組み合わせて、実際に生徒に例文を作ってもらいます。ペアワークでもいいですし、挙手で講師がホワイトボードに書く、でもいいと思います。

そうした上で、実際に問題を解いてもらいます。そうすると、普段解けない生徒でも、格段に解ける確率が高くなりますよね。「こうやって写真を見て、どんな答えになりそうか予想できるようになると、スコアがアップするので、身近な生活用品とか、動作とか、英語で言えるように練習することが大切です。じゃあ、次の問題、どんな答えになるか、ちょっと皆で考えてみましょう」などとゲーム感覚を取り入れると授業が楽しくなるかもしれません。

これって上級者にとっても結構大切な技術、なんですよね。写真を見た時に、どんなことが問われそうか大体想像がつくと、意表を突くような難しい問題が出ても対応できますから。そうした柔軟性を、ゲーム感覚で養いつつ、英語の勉強にもなるので、なかなかこれは優れた指導法だなあと感じました。

私の場合、感覚的には、パート1の答えの7割くらいは想定の範囲内です。残り3問は、「そこでそう来るかあ」と思うような答えが来ますが、まあそれはそれで楽しんでいます。「ETSの中の人はさすがだなあ」と感心しますね。「これだけ人が大きく写っているのに、あえて主語にキャビネットを持ってくるかあ」とか。

特に高得点を狙う方にとって、パート1には意外な落とし穴が潜んでいるので、柔軟な英語力を身につけ、「フ、お前の技はすでに見切った」と余裕を持って試験を受けるようにしたいですね。それが自信になるはずです。


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夢をかなえる勉強法
「夢をかなえる勉強法」(伊藤真著 サンマーク出版)をご紹介しようと思ったのですが、あまりに参考になる部分が多いため、第一章の「いちばん大切なこと」の中から、TOEIC受験者の皆さんにとって特に役立ちそうな部分に絞ってご紹介します。¥1000以下で買える本ですので、是非書店にてお買い求めください。

「全体像をつかむ」
何かを学ぶときには、まず全体を意識する。「木を見て森を見ず」ではなく、森から見ていくのだ。


当たり前の話ですが、幾らたくさん問題を解いても、本番では未知の問題に必ず出くわします。そうなった時、全体を俯瞰して見ることができると、その問題が全体としてどういった位置づけにあって、どういうことが問われているのかが分かり、対応することができます。

例えば、TOEICの本番で見たことのない単語の品詞問題が出たとします。品詞問題で問われるのは、名詞・動詞・形容詞・副詞のいずれかです。このうち、名詞は主語、目的語、補語の役割、動詞は主語の動作や状態を説明する役割、形容詞は名詞を説明する役割、副詞は名詞以外を説明する役割をします。

こうした品詞の役割分担が分かっていれば、たとえ単語の意味が分からない未知の品詞問題が出ても、間違うことはありません。空欄がその文の中でどういう役割をしているかが分かれば、例外なく解くことができます。しつこく記事で書いていますが、中学校レベルの基本単語・基本文法が大切です。それが100%分かっているかどうかで未知の問題への対応力が変わってきます。


「つねにゴールからさかのぼって今を考える」
勉強はやみくもにやればいいというものではない。ゴールを意識し、ゴールに向けて着実に力を積み上げていくのが、合理的な勉強法だ。


たとえば、皆さんが990を目指しているとします。そうすると、ミスが許される上限は、回やフォームによっても異なりますが、通常、Lが3問、Rは2問です。つまり、これ以上間違うと990は取れないことになります。そうであれば、自分が今それぞれのパートで何問程度ミスをしていて、どういう問題をどういう理由で間違っているのかを分析し、ミスをしないようにするにはどうすればよいかを考えて対処すればいいことになります。

やみくもに990を目指すのではなく、Lのミスを3問以内、Rのミスを2問以内にするというゴールを設定し、そこに向かって具体的な対策を講じるのが効率的です。990ではなくても、目標にしている点数から、今の自分のスコアを逆算し、何をすればいいのかを考えてみましょう。もちろん、TOEICや英語学習が自分にとってどういう意味があり、何を目的としているのかを考えてみることも大切です。


「試験に関係のない『有効な無駄』も必要」
「有効な無駄」とは何か。それは試験には直接関係ないが、本質を知る上でとても大切で、真のゴールに到達するために必要な知識のことだ。


これはTOEICでも言えますね。日本語の本をたくさん読んだり、英語をアウトプットしたりすることは、TOEICのスコアとは直接の関係はありませんが、スコアアップにつながります。究極的には英語力を向上させることが、TOEICのスコアをアップさせるだけではなく、使える英語を身につけ、人生を豊かにすることにつながりますから、単なる試験勉強だけではなく、「有効な無駄」を積み重ねることも大切ではないかと思います。

今日・明日と終日、アルク主催のTOEIC指導者養成セミナーに参加してきます。昨年参加してからもう1年が経ったとは早いものです。昨年と同じ内容の講義を聞いても、講師になった今は昨年よりも得られる部分が多いと思います。しっかりと勉強して、エッセンスの生徒さん、ブログ読者の皆さん、セミナー参加者の方々にノウハウを還元したいです。


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「継続力」と「基礎」
3/22のセミナーが定員に達したそうです。え、まじかいな。ありがとうございます! いやあ、頑張らないとなあ。上級者の方も参加されるようなので、講師が分からない部分は受講者に振れば大丈夫ですね。フフ。

執筆活動のうちの1つが一段落したので、昨日は以下の三冊を一気に読みました。

「夢をかなえる英語勉強法 ユメ勉」(木村達哉監修・執筆 アルク)
「夢をかなえる勉強法」(伊藤真著 サンマーク出版)
「続ける力」(伊藤真著 幻冬舎新書)

「ユメ勉」は、東大合格者を多数輩出している灘中学・高校の英語講師である木村先生が、主に高校生を対象に、いつどういった参考書を使い、どのように勉強すれば英語力を伸ばせるのかを丁寧に説明されています。TOEICのスコアが伸び悩んでいたり、英語初級者で、これからどうやって勉強すればいいのかな、と思っている方には参考になると思います。中高生に英語を指導されている方、TOEICで初中級者を教えている方にも得るところはあるでしょう。私もとても勉強になりました。

伊藤真さんは、「司法試験のカリスマ」です。学生時代に独自の勉強法で司法試験に合格され、現在は司法試験を目指す人たちに向けた塾を経営しつつ、日本国憲法の理念を広める活動をされています。超一流の指導者なので、上記の二冊は講師の仕事をしている方にもとても参考になると思います。

この三冊の中で、お二人が、目標を達成する人に共通することとして強調されているのが、「継続する力」と「基本の大切さ」です。以下少し抜粋します。

スポーツにしても、愚直なまでに基本を反復してきた人のみが栄冠を勝ち取ることができます。いくら頑張っても伸びないということはあり得ません。時間をかけても上達しなかったのだとしたら、どこか真剣に取り組めなかった部分があるはずです。「ユメ勉」

では、最難関といわれる試験の、合格・不合格を分ける決定的な能力とは何でしょうか? それは「続ける力」です。「続ける力」

すべての短期合格者に共通するのが、「基本を大切にして繰り返し勉強する」という点です。「続ける力」

「夢をかなえる勉強法」は引用したい部分が多いので、後日別記事でご紹介します。

「続ける力」で、伊藤さんは、「継続するためのスキル」として、「例外を原則に替える」「習慣化してしまう」ことを挙げられています。英語学習でいえば、通勤の車内で英語を聞くとか、寝る前に10分英単語を覚えるとか、何でもいいので、ルーチン化してしまうわけです。「今日は電車の中で英語を聞こうかな」ではなく、それを普通にするんです。私もブログを基本的に毎朝書くことをルーチン化することで、何とか続けることができています。毎日書くことを強制すると続きませんが、毎朝の行事にすることで、継続することができるようになりました。英語学習にも共通する部分があるので、是非試してみてください。

また、「ユメ勉」の中で木村さんがおっしゃっているのですが、基礎ができていないのに、無理に高いレベルの教材に手をつけない、ことも大切です。たとえば、TOEICなら、まずは中学校レベルの文法や単語をマスターすることが基本です。その上で、最初は公式問題集のパート1-4の英文を、意味を理解したうえで、CDに合わせて音読・暗唱するといった作業から始め、パート5の短文を訳したり、分からない部分は文法書をあたるといった地道な勉強を重ね、徐々に長い英文にトライしていくのがいいと思います。もちろん、社会人には学生さんほど学習に割ける時間がありませんし、短期でTOEICのスコアを伸ばす必要がある場合は、それと並行してTOEIC対策を行い、効率的に勉強する必要はあります。ここは皆さんご自身の英語力や、英語学習の目的によっても変わってきますよね。

是非お時間があれば書店で本を手に取ってみてください。学習を継続する上で何かしら得るところがあるはずです。


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