1日1問TOEIC1107
「はじめて講師を頼まれたら読む本」(大谷由里子著 中経出版)を読みました。著者の大谷さんは、超人気講師である傍ら、研修会社を経営されている方です。書かれていることは当たり前のことなのですが、豊富な経験に基づくプロの言葉なので、すごく説得力があります。

「伝える」のではなく「伝わる」ことが大切
「これが最後の講演」という気持ちで
あがるのは当たり前のこと

などなど、今の自分にとってすごく参考になる部分がありました。後はいかにして実践するかですね。ちなみに大谷さんは、5分でまとめられるネタを180本以上持っているので、講演時間が突然変わっても臨機応変に対応できるとのこと。プロですよね。時間通りに終わらせつつ、なおかつお客様に満足して頂ける講義ができるよう自分も努力しなければいけません。日々修業です。

では、今日の1日1問です。

Tex Chemical Corp. said their new research ------- under construction will play an essential role in finding clean, sustainable, domestically-produced fuels.

(A) facilitate
(B) facilitating
(C) facilitated
(D) facility

文意は、「Tex Chemical Corp.は、建設中の彼らの新しい研究施設は、クリーンで、地球にやさしく、国内で生産できる燃料を見つけるのに重要な役割を果たすだろう、と述べた」です。正解がすぐにわかったでしょうか?

この問題の正解は、(D)facilityです。「research facility」はいわゆる複合名詞で、「研究施設」の意味です。他の三つの選択肢のうち、(A)(B)は文法的にNGですね。facilitateは他動詞なので、直後に目的語が来なければいけません。(C)を無理やり入れると、「現在建設中の促進された研究」となって意味が通じません。

伊藤和夫さんの著書、「英文解釈教室 入門編(研究社)」によると、名詞が、主語・目的語・補語以外に使われるのは、1.同格、2.複合名詞、3.副詞的用法の三つで、これで英文に出てくる名詞の99%以上の用例をカバーできるのだとか。また、この複合名詞では、必ず、「前の名詞→後ろの名詞」という修飾関係が成立します。この場合も、「研究するための施設」ですね。また、前の名詞が数えられる名詞であっても、単数無冠詞になるのも複合名詞の特徴です。

こうして、いろいろな文法書を読むたびに、先人の残された業績ってありがたいなあと思います。そうした業績のエッセンスを自分なりにまとめて、本当に基礎から分かるTOEIC向けの英文法の教材をいつかまとめてみたいですね。もちろん、オヤジギャグを適所に散りばめながらです。第一章は、「品詞とは何か、が分からないと瀕死の重症」で決まりです。うーむ。売れそうにないなあ・・・


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祝! MVP!
いや、松井選手の大活躍、感動しましたね。観客からまき起こった「MVPコール」を聞くと、これまでの松井選手の道程が思い出されて、感慨深いものがありました。頂点を目指して最強のヤンキースに入団しながらその夢がなかなか実現せず、大きな怪我もあり、そんな中でも不屈の闘志を燃やし続けて、ついにその夢を最高の形で実現した松井選手、本当に素晴らしいです。たくさんの日本人が勇気をもらったのではないでしょうか。私もそうです。松井選手に感謝です。

当然今日の出題は、NYタイムズから、松井選手の活躍についての記事です。TOEICには出そうもないテーマですが、お許しください。

In what might have been Matsui’s final game with the Yankees, he showed that he can still perform professionally and -------.

(A) periodically
(B) exceptionally
(C) reportedly
(D) necessarily

NYタイムズの記事では、「最後の年になるかもしれない」ということを何度も書いているので、松井選手の去就は微妙なようです。個人的には残ってほしいですけどね。さて、この問題の答えは、(B)exceptionallyです。「並はずれた」の意味ですね。exceptionalという言葉は、to describe someone or something that has a particular quality, usually a good quality, to an unusually high degreeですから、まさに松井選手にぴったりですね。

(A)periodicallyは「定期的に」、(C)reportedlyは「伝えられるところによると」、(D)necessarilyは主に否定文で使われ、「必ずしも〜ない」です。どれもTOEIC必須の副詞なので押さえておきましょう。

今回の記事の元記事は、「Matsui Leaves a Lasting World Series Memory」です。読みやすい記事ですので、ご興味のある方は是非読んでみてください。

ところで、今日のNYタイムズのトップ記事は、残念ながら松井選手ではなく、テキサスの米軍基地での銃乱射事件でした。この記事で思い出したのですが、かつて米軍関係の仕事をしていた時、テキサスの基地に行ったことが一度だけあります。今でも覚えているのは、それまでに経験したことのない暑さでした。とにかく、冗談ではなく皮膚が焦げるのではないかと思うくらいに強烈に暑くて、外に出ていられないんです。あれにはびっくりしたなあ。

ということで、今日の記事は、松井選手おめでとう&テキサスは暑い、でした。


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1日1問TOEIC1105
今日の1日1問は、10月のTOEICで出題されたちょっと難しい問題からの出題です。記事は、Financial Timesからの抜粋で、世界第二位の食品会社クラフト・フーズのCEO・ローゼンフェルド女史が、同じ食品会社のCadbury(キャドバリー:クロレッツなどで有名)の買収を提案したことに関しての記事です。

Given ------- evident determination, Ms Rosenfeld is unlikely to be put off by Cadbury’s rejection of Kraft’s initial cash and shares proposal – or by suggestions of a potential culture clash between a US corporate giant and Cadbury’s “British” history and culture.

(A) herself
(B) her
(C) hers
(D) she

文意としては、ローゼンフェルド氏は、とても意志の強い人なので、現金と株式交換による最初の買収提案がキャドバリーに拒絶されたり、米国の大企業とキャドバリーの歴史ある英国の企業文化は衝突すると言われても、そんなことではめげないだろう、ってことです。put offは「延期する」の意味で覚えている方もいらっしゃるでしょうが、ここでは「やる気を削ぐ」の意味で使われています。どちらも「離れて置かれる」イメージですね。

この問題、正解は(B)herです。慣用的な分詞構文で、「〜なので」「〜だとすれば」といった意味で使われます。「Given that S+V〜」の形もありますね。文法的な説明をすると、「As she is given her evident determination〜(彼女は強い意志を与えられているので→意志が強いので)」の理由を表す接続詞Asと、ダブッているshe isが省略された形です。仮に(A)herselfを選ぶのであれば、「As she is giving herself evident determination〜」が元の文ですから、冒頭がGivenではなくGivingでないといけませんが、「今強い意志を自分自身に与えている」だと意味的に変ですね。

元々分詞構文は、接続詞を省略して意味を曖昧にする効果があるので、無理に接続詞を使って文章を分けたりしない方がいいと思います。ここでは、「Given+名詞」「Given that S+V」という慣用表現として頭にインプットし、それぞれが使われている文のなかで、自然な意味を頭に思い浮かべることが大切だと思います。

ちなみに、ローゼンフェルド氏はこの方です。この写真だけでも意思が強いのが分かりますね。映画に出てきそうです。お、そろそろMLBが始まりますね。大学のレポートをまとめつつ、松井選手の活躍を見るとしましょう。5番DHで先発出場ですね。Go Matsui! Go Godzilla!


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1日1問TOEIC1104
ヤンキース、残念ながら負けてしまいましたね。野球に全く興味のない方もいらっしゃるでしょうが、そういう読者の方には他のTBRメンバーのブログを見て頂くとして、今日の一日一問はNYタイムズの記事からの出題です。

いよいよワールドシリーズも大詰めですが、投手の起用法が現地では話題になっています。シーズン中、MLBの投手は、通常最低中四日の間隔を空けて登板します。ですが、短期決戦ということで、このシリーズではヤンキースは投手を中三日で登板させているんです。日本でも楽天の岩隈投手が緊急登板しましたよね。あれと同じです。ところが、一方のフィリーズは、投手に無理はさせられない、ということで中四日のローテーションを守り、昨日の試合では、フィリーズが勝利したので、現地ではこの中三日是非論が話題に上っているわけです。

今日の出題は、昨日の第5戦終了後の記事です。なお、Leeはフィリーズのエース、クリフ・リー投手で、リー投手のセリフの中のhimは監督のマニエル氏を指しています。

The Phillies (1) ------- from using Lee in the fourth game even though he shut down the Yankees in the first game of the Series. Lee was asked whether he (2)------- volunteering for the fourth game, and he said, “It was a pretty quick conversation, him asking me if I had ------- done it and me telling him no and saying that I think I could.”

(1)
(A) prevented
(B) permitted
(C) refrained
(D) recovered

(2)
(A) considers
(B) has considered
(C) would consider
(D) had considered

(3)
(A) ever
(B) while
(C) only
(D) always


まず、(1)は、先日のTOEICで出題されましたね。正解は(C)refrainedです。初戦でヤンキースをぴしゃりと抑える好投を見せたのに、リー投手を中三日で第4戦に使うことを差し控えた、ってことです。本番では、fromとくればpreventだろうと、これを選んでしまった受験者の方がいらっしゃったようですが、preventは他動詞なので、後ろに目的語が必要です。「prevent+人・モノ+from 〜ing(名詞)」という形です。たとえば、The pitching coach prevented Manuel from using Lee. (投手コーチはマニエルがリーを使うのを防いだ)という形なら使えます。

続く(2)の正解は、(D)had consideredです。第4戦に志願して先発することを考えたかと、第5戦終了後に聞かれたわけですから、こういう場合は、過去の特定の時点よりさらに前の行為を表す過去完了が使われます。(C)を選んでしまうと、もう第5戦が終わっているのに、第4戦で先発することをこれから考えることになってしまって意味が通じません。その後のセリフの内容からも、決断が既に終わったことであることは明白です。

最後の(3)の答えは、(A)everです。「簡単なやり取りだったよ。これまで中三日で投げたことがあるかって聞かれたから、ないけど、やろうと思えばできるよって答えたんだ」ですよね。いわゆる「経験」のeverです。今月のTOEICでは、強意のeverが出題される可能性があるので要注意です。The residents doubt that the construction of the bridge will ever be completed.(橋の建設が本当に終わるのか住民は疑問に思っている)のパターンです。


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「バッファー」と「棚上げ法」
友人とメールでやり取りをしていて、今日が祝日だということを知ったTEX加藤です。大学院は普通に授業があるので、曜日感覚がありません(笑) TVでMLBを副音声で聞きながらこのブログを書いているのですが、ヤンキース松井選手の初めてのワールドシリーズ制覇なるか、楽しみです。

ちなみに、相手チーム・フィリーズの監督は、かつて猛牛軍団近鉄バッファローズの主砲を務め、「赤鬼(すごいニックネームだなあ)」と呼ばれたマニエル氏です。ベンチで監督が映るたびに、懐かしいなあと思うのはアラフォー世代のおっちゃんですね。

また、私は音楽に疎いのですが、ヤンキースの守護神、リベラ投手の入場テーマ、ものすごく格好いいです。調べてみると、メタリカの「Enter Sandman」という曲だそうです。この曲に合わせて彼が走りながら登場すると、なんかもう勝負が決まったかのようなオーラが球場全体に漂います。メタリカファンは終盤でヤンキースがリードしていたらチャンネルを合わせましょう(笑)

あ、ちょっとは英語学習のヒントになることを書かないと(汗) 昨日、「知的生産な生き方」(鎌田浩毅著 東洋経済新報社)を読みました。鎌田さんは、TVでもちょくちょく見かける、おしゃれでユーモアのある京大の火山学の教授です。鎌田さんが「理系の思考法」として紹介していることの中に、いくつかTOEIC対策のヒントになることが書かれていたのでご紹介します。

空間的な、そして時間的なバッファーを日常生活に差しはさむ方法は、非常に有効な戦術です。

TOEICで高得点を取得している人は、「バッファー」をうまく確保していると思います。リーディングで時間に余裕を持たせて見直すこともそうですし、パート3・4で先読みの時間を確保したり、2時間の持ち時間を最大限に活用していますよね。また、「バッファー」を持つことで、ピンチになった時に、焦らず対応できます。時間内ぎりぎりに終わらせるところからさらに発展し、上級者を目指すなら、どこでどうやって「バッファー」を持たせるのかという戦略を立てたいところです。そうすればさらに解答の精度が上がります。

棚上げ法とは、何かを調べていて分からないときに、一時的に分からないことを棚上げして先に進むことを言います。新しい内容を理解しようとしてもどうしてもできない場合に、この方法は威力を発揮します。何かを作り上げようとして行き詰った場合でも、ひとまずブラックボックスを置いて次の仕事に取りかかるのです。

これ、是非TOEICで活用しましょう。私の場合、例えば、迷った問題があったら、解答用紙の問題番号の横に、軽く印をつけて、とりあえずマークして次に進みます。そうしておいて、「バッファー」の時間でその問題を優先して見直すようにしています。パート7なら、他の問題を解いている間に、いったん棚上げした問題の解答が分かることもありますよね。この「棚上げ法」は、TOEIC対策としてもとても有効だと思います。ただし、あまり棚にたくさん上げていると、棚自体が落っこちてくるので注意が必要です。しっかり解く問題と棚上げする問題のメリハリをつけることが重要です。

ということで、今日のTOEIC対策のポイントは、「バッファー」と「棚上げ法」でした。


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